『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
詩(テーマ)
『真夜中』
それは銀河にレールを架けて
煙を上げて走る機関車
人はベッドのホームで待って
誰かに会うため乗り込んでゆく
愛を失くして泣いてる僕は
トンネル入り顔は真っ黒
なぜか耳には聞こえてくるよ
あなたの高めの笑った声が
真夜中という車窓の向こう
別れた者たち灯籠を持つ
朝陽昇れば終着駅だ
車掌のマイクが目覚ましに変わる
#16『真夜中』
明かりを消した部屋、揺れるキャンドルの灯り。
透明な氷のグラスを揺らして音と香りを愛でる。
よるはひとりで過ぎていく。
さあ、今日もボクたちの時間のはじまりだ
星と月のスポットライト
くるくる踊る
そこのキミも一緒に踊ろうよ
参加したら帰ることはできない
楽しい楽しい
真夜中のダンスパーティー
真夜中
真夜中
夕日がおちていく
オレンジのような空を建物の中で眺めながら
夜になるのを待つ
日が完全に落ち外に踏み出す
産まれてからずっとこの生活
「おはよう」
「ああ」
ある建物に10代の子供が集まっていく
学校だ
授業を受け学び
真夜中に
「いただきます」
輸血を頂く
都会の田舎の町
ここは禁忌を犯した先祖を持つ人間の町
午前中0時の鐘の音で解ける魔法といえばシンデレラ。お話の最後は「王子様と末永く幸せに暮らしましたとさ」となるのだけれど。
彼女は彼女の望む幸せな暮らしを本当に手に入れたのだろうか。
ガラスの靴のサイズと、魔法の豪奢なドレスを着飾った偽りの姿とだけで、金と権力とルッキズム万歳のボンボンを騙くらかした事に、まったく罪の意識はないのか。
虐げられてるからといって、悲劇のヒロインの立ち位置を守ったまま、手段を選ばず逆襲するような女は正直怖い。
それに表向き「素敵な王子様」だけど、ほんのちょっと踊っただけで見た目しか知らない女に執着するような男だ。自力では探さず命令するだけ。おまけに自分が望めばすべての女が自分にかしづくと思ってる。こちらもまた恐怖しかない。
残念なことに、とても幸せに暮らしていけるとは思えなくなってきた。
おやおや、何だか2人が望む幸せを掴むよう、心から祈らずにはいられなくなってしまったよ。
お題「真夜中」
真夜中に君に逢いに行く
さあ真夜中となった
我らの宴の
開幕じゃ
瞳をギラリと光らせて
夜と戯れる
遊戯の始まりじゃ
互いの尾をぬめりと
絡ませて
艶めかしく体を揺らす
真夜中は我らの領域
仮面舞踏会の始まりだ
真夜中に
見上げる星たちは
静かに私に語り掛ける
どうしたの?眠れないの?
眠らなくても
キミと夢の話するのも
いいんじゃないかな?と言うと
ふふっと笑うキミ
それじゃあ夜明けが来るまで
お話しましょうか
永遠にも感じられる
不思議な夜のおはなし
真夜中
真夜中の中にずっといたい。
…もう何も見ていたくない。
(真夜中)
真夜中に、駆ける、、
想い。。
携えて、明日へ、、
進む。。
ね、あのさ、
好きな人っている???
いつもより少しだけハイなテンションに身を任せて。
「真夜中」
田舎の真夜中は静かだ。雨が降っている時は雨の音が響くし、セミやかえるの鳴き声だって響く。そんな響く音を聴きながら眠りにつく。季節を感じるこのいろんな音が私は好きだ。今は季節は春だがもう少しで梅雨。梅雨にどんな音が真夜中に聞けるのか今から楽しみだ。
多くの人が、夢に沈んでいる時間。
その夢が明けてしまう事を恐れて、夢に沈めない私。
---二作目---
酷く寂しい夜。
酷く静かな夜。
彼奴らと出逢って、酷く怖くなった夜。
そんな、冷たい夜に溺れながら、夜明けを願い目を瞑る。
#真夜中
302作目
一周年記念まで...あと63日
深夜は孤独に支配されがちだから、時に厄介
模様替えしたり、お菓子作ったり、映画観たり
どうせなら有効に使いたいよね
朝方、強烈な睡魔に襲われて
後悔するのも、また一興
#真夜中
真夜中
学生の頃、夜中に起きて寂しくなってラジオつけた。
夜中の2時前だったのか、
明るい声で
「良い丑三つ時を~♪」って
あれは怖い。
丑三つ時を楽しみに待つ人が居るんだろうか…
[真夜中]
真夜中、僕は今使われなくなったバス停にいる。
僕はここからみる夜景が好きで毎日夜中2時に家を抜け出して、ここに来ている。
僕の両親は毎日喧嘩ばかりしている。
もううんざりだ。
だから僕は家を出ることにした。
1年くらい前には家を出ると決めていた。
そのためにお金を貯めていた。
僕は今日家を出る。
だからこの場所ともお別れだ。
またいつか来れる日があるなら…
その時はまた…
ふと、目が覚めた
大きくて綺麗な満月の夜だった
もう真夜中だと言うのに勝手に体が縁側えと動いた
そこには月の光に照らされ輝く沢山の花と蝶達がいた
これが私の見た最後の夢だった
真夜中は月の魔法がかかるから聖母月なら尚さんざめく
ジージーと真夜中に鳴る虫を聴き草を踏み嗅ぐ少し汗ばむ
題目「真夜中」
ベッドの下には大きな熊がいるの
そう言って夜を怖がってたあの子
ぼくがギターを弾いてあげるよ
熊はきっと聴きながら眠ってしまうよ
きみがぐっすり眠る夜更けまで
小さな音で そっと ずっと弾くよ
「真夜中」
#423
真夜中
ここ数年眠れない
だいたい真夜中午前二時睡眠
丑三つ時って何時かな
逢魔が時って何時かな
真夜中は怪しい何かがいるような、、、
羊が1匹、2匹、、頭の中に浮かべるのは
とうにやめた
誰か眠れる方法教えて欲しい
真夜中眠れないのは怖いよ
何か得体のしれないものに出会いそう
猫がいつも眠れない私の足元で
平和に眠っている
救いはこれかな
真夜中
おやすみなさいと言ったのは何時間前のことか。23時前には夢の世界へと旅立ったであろう友達とのトークを眺めながら、ぼんやりとまろやかな布団のなかで微睡んでいた。ただ肉体がどこかに放たれたようで、意識だけが、ぽつねんとそこにあった。壁の染みを見ることさえできないような靄がかった脳を、少しでも起こさないように、健気に画面の光量を絞っている。眠気特有のガンガンとした頭痛が襲い掛かってきて、このからだ、意識、ぜんぶを包み込まれているようだった。寝なければ。明日は休みだけれど、そう、健全な人間として、寝なければならない。おそらく。
ずっとなにか思い出して、そのたびに幸せと絶望をまぜこぜにしたような感情に駆られて、余計に目が覚めてしまう。相手から見れば取るに足りないような、物語にはあまりに陳腐な日常が、あまりにも甘やかで幸せたらしめる出来事のように見えていた。たとえば「そうだね」と肯定されるだけで嬉しくて堪らなかったし、「そう思わない」と否定されるだけでこの世のすべてに絶望した。けれども、ずっと友達であり続けている。夢みたいな思い出だけをバスタブに溜めて、そこの中にざぶんと浸かってしまえたらいいんだと思う。でも溢れてしまうから、それは名案ではないかもしれない。
目が冴えてきた。ベッドサイドのミニテーブルに置き去りにした箱を手にとって、シートからひとつカプセルを取り出す。転がしたジュースで流し込む。いい夢が見れそうだと言い聞かせる。天井の染みは、どことなく、ハートのかたちをしていた。あのとき揃いで買った、ストラップに似ていた。