相合傘』の作文集

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相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/19/2024, 4:02:05 PM

相合傘

 午後から雨が降ることは朝の情報番組で知ってはいた。玄関を出る瞬間に傘立てを気に掛けたが、マンションの扉は強い日差しによってすでに熱くなっていたため、すぐに傘を持つことをやめてしまった。
「いってきます」
おそらく朝の支度の真っ只中であろう母に向けて口にしたが、届いてはなさそうだった。

 待ち合わせの階段の下、ほんの半日ぶりの幼馴染がスマホを片手に元気よく振り向いた。
「はよ」
「おう」
マンションの隙間から差し込む光が彼の明るい髪をよりきらめかせるので、思わず眩しくて目を細める。雨よりも夏の気配を感じた。
「ねえねえ、小テストの予習やった?」
「俺がやったと思うか?」
「よかったー、俺だけじゃなかった!でもやばいから問題出しながら行こ」
「おー」
ところでさ、と彼は言う。
「今日雨降るよ?」
「あー…」
自分よりも少し背の高い彼を見上げると、少し心配げにこちらを向いている人の好い柔らかい瞳とぶつかる。その手には長傘。その柄を小突いて言った。

「けど、お前傘持ってんじゃん」

「へっ?」

6/19/2024, 4:00:37 PM

相合傘


なにより
君がいないと成り立たない
ちょっぴり肩が濡れ
それでも
背の高さのバランスを気にし
君が濡れないように君寄りにさし
歩幅を合わせて

相合傘って
ちょっぴり窮屈で不便だけど
思い遣りの空間

6/19/2024, 3:59:24 PM

相合傘はロマンの塊だ。
 だが実際にやってみたらがっかりする。
 傘をさしているのに濡れるし、歩幅を合わせるのにも苦労する。
 夢は夢のままがいい。

6/19/2024, 3:52:04 PM

初めての相合傘が君だった

その頃は何も意識してなくて

雨に濡れるからって君がいれてくれた

懐かしいね

6/19/2024, 3:49:59 PM

肩濡らし 傘傾けた 酒涙雨
織姫たちに 申し訳なく

砂浜に 相合傘を かいた恋
時間とともに 海に消え行く

                  【相合傘】

6/19/2024, 3:47:55 PM

相合傘


小さなその手で傘を持ち


仲良く歩くその姿


今は相合傘で嬉しそう


ずっとこれからも一緒だよね❤️

6/19/2024, 3:47:17 PM

「濡れた右袖」



みんなの前では、うっかり者を演じているから、毎度毎度、傘を忘れても怪しまれない。
どうせ隣の家なんだし入れてくれよ、と君の傘を奪う。

いつもより、近い距離。
君の方に少し傾けて長傘を持つ。

「今日午後から雨だって天気予報で言いまくってたのに。ニュースくらい観たら?」
「んー、それより寝ていたい」
「もー」


君の自宅に傘ごと押し込み、雨の中に飛び出す。
濡れた右袖を君に気付かれないように。






────相合傘

6/19/2024, 3:46:09 PM

「相合傘」

思い出した。
思い出すのは君とのエピソードばかり。

にわか雨だったな。
すぐ止んだ。

忘れられん。

こじれちゃって。
素直になれず。
会いたいな。
ごめん。

6/19/2024, 3:44:23 PM

「これ使って。」
彼はそう言い、傘を差し出す。お願いだから優しくしないでよ。

「ごめん。」
彼は悲しそうに言う。私は今、人生初の告白をし振られた。恥ずかしさから彼を見れない。
「こっちこそ、ごめん。迷惑だよね。」
私はそう言って、早足でその場から離れた。

彼と出会ったのは、雨の日だった。傘を忘れた私に、彼は傘を差し出してくれた。私は申し訳ないからと断ったが、彼は傘を置いて走っていった。小さくなっていく後ろ姿をずっと見つめていた。次の日、傘を返そうと早めに学校に行き、校門前で待っていた。学年もクラスも名前も知らない彼に会うにはそれ以外に方法が思いつかなかった。私が待ち伏せをしていると、後ろから声を掛けられた。
「昨日の子だ。風引かなかった?」
後ろには彼がいた。
「昨日はありがとうございました。これ傘です。」
言葉を交わすだけで、心臓が早くなる。
「敬語じゃなくて大丈夫だよ。僕、隣のクラスだし。」
笑顔で言う彼。私は気付いた。私は彼が好きだ。きっとこれが一目惚れというものだろう。私達は、この日から毎日のように会話をした。距離が縮まっていくのが分かる。しかし、その事に浮かれていたのは私だけだったようだ。

本当に最悪だ。廊下ですれ違う度に、気まずさが走る。こんな辛い気持ちになるなら、告白なんてしなければ良かった。暗い事ばかり考えていると、涙が出てくる。
「まだ君の事が好きだよ。」
「僕も好きだよ。」
声がした方へ顔を上げると、そこには彼がいた。
「本当はずっと君が好きだった。あの雨の日よりも前から。でも、君には僕はふさわしくないって。だから、告白はすごく嬉しかったけど振っちゃったんだ。ごめん。」
「そんなの良いよ。君の本心が聞けて嬉しいよ。」
「これからは僕が君の傘になるよ。だから、僕の傍で泣いて欲しい。僕がその涙を笑顔に変えるから。」
「何それ。チャラ過ぎ。でも、よろしくお願いします。」
私達は笑い合った。
「お詫びに何かさせてよ。彼氏としてさ。」
「じゃあ。今度の雨の日は、相合傘がしたいです。」

6/19/2024, 3:40:47 PM

(現代パロ・高校生設定)
 雨が降っていた。それはもう、酷いほどに。
 そして僕は傘を持っていなかった。
 そんなわけで、昇降口まで降りてなんなら靴まで履いてしまった僕は、教室で時間を潰すか、ここで雨の降るさまを待つかを考えていた。
「⋯⋯⋯⋯何してんの」
 声がかかったのは、諦めて教室に戻ろうという気持ちが固まりかけた時だった。
 赤い傘を持って隣列の下駄箱から現れたのは、幼なじみで前世からの知り合いである彼女だった。
「⋯⋯⋯⋯傘を、忘れた」
「昨日から天気予報で言われてたけど」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯知ってるよ」
「その上で忘れたと?」
「⋯⋯⋯⋯まぁ」
 呆れたように彼女はため息をついて、昇降口の扉をくぐる。大きな音を立てて落ちる雨にむかって傘を開いた彼女は言った。
「やまないよ、今日中に」
「⋯⋯⋯⋯それは、困ったな⋯⋯」
「入れてあげるから、何か弾いてよ。『演奏者くん』」
 彼女は言った。
「⋯⋯仕方ないな」
 彼女の隣へと立った僕はそっと彼女の手から傘を奪う。僕の方が身長が高いから、持ってあげた方がいいだろう、なんて気遣いといえるかも分からないことをする。
 彼女は少し驚いた顔をしたあと、僕の腕を掴んで自身が雨に濡れないようにしていた。
 なんだか僕に全てを任せてしまっているようで、ひどく愛おしく見えた。

6/19/2024, 3:39:23 PM

相合傘をした。彼が傘を忘れたから、同じマンションに住んでいる私が声を掛けられたのだ。背の高い彼が傘を持ち、自分が濡れてまで私が濡れない様にしてくれた。そこに他意はないのだろう。残後なまでに優しい彼は、私の身を焦がす太陽だった。そんな帰り道こそ最初で最後の青春だった。

6/19/2024, 3:35:05 PM

【相合傘】

最近もあったなぁ~
何度か今までにもあるんだけと…どーも私は相合傘にはそこまでドキドキしないみたい笑




相合傘はやっぱり片想いの時にやりたいな♪


今日は1日中雨予報〜
コッソリ(相合傘のチャンスですよっ♡)

6/19/2024, 3:28:41 PM

貴女は、甘い恋について夢想することがありますね。
 
 相合傘でしとしと降る雨の中を寄り添って歩いたり、浜辺や草原でじゃれ合ったり、褥の中で大切なところを優しく暴かれ、悦びに身を震わせたり。

 貴女が恋に身を焦がす姿も、俺たちには愛しく思えます。激情に身を任せるのも、人生の中の一興です。

 貴女が人のためと言って、ご自分の心を殺すのは見たくありません。どうか貴女の思いに嘘をつかず、貴女の幸福な人生を歩んでくださいね。

6/19/2024, 3:21:07 PM

突然の雨

どうしよう…と悩んでいると

「一緒に帰ろう」

振り返ると君がいた

少し照れながら歩いた帰り道

“雨もそんなに悪くないかな”

なんて、思いながら

6/19/2024, 3:20:24 PM

「降ってきましたね」
そう言って傘を差し出すと、相手は綺麗な瞳を数度瞬かせた。
「男二人では少し狭いですが、どうぞ」
「あ·····、ああ」
言葉の意味を理解するのに若干のタイムラグがあったらしく、それがなんだかおかしくてクスリと笑う。
彼は少しバツが悪そうに唇を尖らせると、
「用意がいいんだな」
と呟いた。
「天気予報で言ってましたよ。〝五時以降に帰宅する方は傘をお忘れなく〟って」
「そうだったか? 覚えてないな」
傘の中で聞く彼の声は、いつもよりよく響く。
雨の日に傘の中で聞く声が、人間の声の中で一番綺麗に聞こえるらしい。共鳴がどうの、という理由だったが彼の声は普段から綺麗だと私は思う。
「相合傘なんて初めてだよ」
私を見上げる、少しはにかんだ美しい眼差し。
鼓動が跳ねる。彼が私を見上げるたび、背が伸びたことを嬉しく思う。
「私もです」
「嘘だ。一人くらい傘を差してあげた子がいただろう?」
「それはこっちの台詞ですよ。昨日も経理の子に話しかけられてたでしょう?」
「ただの世間話だよ」
「それでも嬉しいんですよ。現に私がそうだから」
「君がそういう事を言うなんて、ちょっと意外だな」
彫りの深い横顔が僅かに戸惑っている。
雨は徐々に激しくなる。傘からはみ出した互いの肩はもうびしょ濡れだ。信号が赤になった。横断歩道で止まったのは私達だけ。
「ちょっといいシチュエーションですよね」
「なにが」
「雨の夜、傘の中で告白なんて」
「――」
少し屈んで、耳元で囁く。私の声も彼の耳に美しく響けばいい。この日が来るのをずっと願っていた。

「好きです」

信号が青になっても、私達は歩き出せずにいた。


END


「相合傘」

6/19/2024, 3:18:26 PM

どんなふうに傘を差し出すかで、
それをどう受け入れるかで、
図らずとも相手との距離感がわかってしまう。

生じる機微をお互いに悟られぬよう、そっと息を潜める。
二人には狭い、ひとつの傘の中で。

6/19/2024, 3:13:31 PM

相合傘

とある三兄弟のお話。

三男より。

ぽつり、と頭に何か当たった感触がして、下を向いていた首を持ち上げる。今の今まで気付いていなかったが、随分と黒く染まった雲が眼前の空を埋め尽くしている。やっと今日のノルマを終え、後は事務所に戻り報告して仕事を終えるだけだったはずが、このままではその報告すらも危ういかもしれない。
 さっきまでとは打って変わり少し小走りに道を急ぐ。しかし降っているかどうかも怪しかった先程とうって変わって目に見えて雨足が強くなっていくのが分かってしまう。どこかでやり過ごすべきだろうか。そう思い悩んでいたところで、ふと自分を呼ぶ声が聞こえた気がした。
 後ろを振り返ると、通り過ぎたばかり建物から兄の一人、下の方の兄が出てくるのが見えた。『傘、ないだろ。』眼鏡に降ってきた水滴がつくのを不愉快そうに睨みながら、その右手に持っている物を掲げる。『ないけど...。』見えるそれは彼の手にあるその一つのみ。『...一緒にってこと?』それがなんだと言わんばかりに、目を眇め、首をすいっと降る。どうすべきか悩んでいると、早くしろとばかり睨みつけてくる兄にどうすべきか悩み、ひとつ嘆息を吐き兄の方へ歩を進める。
 洒落っ気のない黒い傘を広げた兄の懐に入り、兄が歩き始めるのに合わせて自分も歩き始める。兄とは身長差が酷くあるのだが、それでも遅れたりしないのはいつもの彼なりの気遣いだ。自分は濡れていないのに、兄の傘を持っていない方の袖口は少し湿り始めている。これだから相合傘は嫌なのだ。自分が役に立つ事ができないから。彼が気を遣ってくれるから。そう思いながら、彼の優しさを今日も享受している。

6/19/2024, 3:11:36 PM

#相合傘


学校の授業が終わったので

家に帰ろうと正面玄関を出た時、

雨が降っている事に気がついた。

「どうしたの?」

声を掛けられ、後ろを振り向くと

片思いの相手がいて。

『え、あ、傘、忘れちゃって』

好きな人を前に緊張しオドオドする私。

「あー、じゃあ、送って行こうか?俺傘あるし」

『え、いいの!?』

「ん、入りなよ」

好きな人との帰り道。

いつも通っているはずの道が違う世界に見えて。

好きな人と相合傘をするなんて夢のまた夢で、

もしかしたらこれ夢なんじゃない?と頭の中で考える。

「じゃあ、また明日ね」

『あっ、うん!』

気づいたら家についていた。

好きな人と過ごす時間はあっという間で名残惜しいな。

そんな事を考えながら、家のドアを開けようとした時

視界の端で見えた好きな人は肩が濡れていた。

どこかで聞いた事がある。

[相合傘をした時、濡れている方が惚れている]

……まさかね、気使ってくれただけだって。誰にでも優しいし。

ただそういう言葉があるだけで、本当にそうなのかなんて分からないんだから。

自分の中でそう思いながら家の中に入った。

スクールバッグの中に入っている折り畳み傘に

知らないフリをしている私はとっくに彼に惚れ込んでいるのだろう。



「っあー……緊張した……俺変な事言わなかったかな…」


私を家に送ってくれた後、こんな事を呟いている彼の思いを知るのはまた別の話。

6/19/2024, 3:07:41 PM

君が右側で、僕が左側
いつの間にかそうなって
じゃないと落ち着かなくなった
町を歩くと
僕らは恋人同士のように見え
そこに運よく雨が降れば
僕らは相合傘になる
君が右側で僕が左側
いつの間にかそうなった

6/19/2024, 3:05:54 PM

相合傘

轟焦凍と相合傘をしたい

わたしは、轟焦凍に好かれていると最近思う


今日も、ガチャポンをやって、
轟焦凍が出た


カプセルラバーマスコットガチャでも、轟焦凍が出て
一番くじでも轟焦凍が2〜3回当たった。


嬉しい限り


1ヶ月前ぐらいに、違う店でヒロアカヴィランおねむたんガチャをして轟焦凍の兄、荼毘が出てコレクション
として飾っている。轟兄弟が揃った。

今日は、運が付いている。
ドトールでも最近のドリンクが出てて、
あと一つしかないデザート[モンブラン]を
頼めれた。

今日は、とても運が良い日。

努力してきて良かった。

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