相合傘』の作文集

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相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/20/2023, 4:20:16 AM

相合傘

早苗「僕らが相合傘を試そうと思ったら、体格に差がありすぎてどちらかが悲惨な目にあいそうだな」

翔吾「傘を大きくするにも限界があるしな」

早苗「そうだね。なんにしても身長と横幅の関係で、絶対どちらかが雨で濡れるだろう? それで風邪を引いてしまうのは僕にとって面白くない。と、言うわけで、日傘で相合傘をしてみるのはどうだ? これなら誰も濡れなくてすむぞ!」

翔吾「別にいいけどよ、それするならでかいパラソルか屋点傘用意しねえ?」

早苗「その心は?」

翔吾「パラソルなら海にいく。屋点傘なら茶を立てる」

早苗「……ショーゴくん。君、なんて面白そうなことを言ってるんだ! 海にいくのも茶を立てるのもいいな! 絶対楽しいやつだ!」

翔吾「気に入っていただけたようで何より」

一ノ瀬「……なあなあ。あいつらああ言ってるけど、それじゃあ相合傘じゃなくね?」

栢山「と、思うけど……だめだな。あいつらもう自分の世界に入ってやがる」

6/20/2023, 4:17:54 AM

今日は雨が降るらしい。そんなことを思いながら外に出た。数十メートル歩いて、傘を持っていないことに気づいた。まだ雨も降っていないし、遠くまで行かないし、いいか。傘を取りに行くのを諦めた。

帰り道、案の定降る雨を、かろうじて見つけた軒先の小さな屋根の下でしのいでいた。自分はいつもこうだ。そうやって責めていると、主様、と聞き慣れた声が雨音に紛れてした気がした。下を向いていた顔を上げると、手に閉じた傘を持って、なぜかずぶ濡れになっている執事の姿があった。
お迎えにあがりました。雨も降っていましたので。そう言う執事の濡れた服を慌てて引っ張って、屋根の下に入れる。びちょぬれじゃないかと伝えると、雨が降っていましたので、いても立ってもいられず傘もささずに走ってきてしまいました。と目を細めて微笑まれた。息も上がっていないのに、よく言う。この人はきっと、必死になって主に尽くす自分を評価されたいのだろうと思った。せっかく迎えに来てくれたのに、酷いことを考えてしまう。また俯いた。
下を見続ける主をみて、執事は心配しているようだった。どうされたのですか?お体が冷えてしまわれましたか?早く屋敷に戻りましょう。パッという音と、ボツボツという傘に雨が当たる音が聞こえた。どうぞこちらへ。と執事は肩に手を置き自分の方へ引き寄せた。雨に濡れてひんやりしている執事は冷たい。距離を取ろうとすると、離れた距離分寄ってきた。
雨が傘に当たる音と、執事の息の音が聞こえる。下を向いて執事に身を寄せて(寄せられて)ぎこちなく歩きながら顔が赤くなっているのがわかった。それに、体もだんだん暑くなってきた。だって、彼と傘の下で2人きりなんだよ。ひんやりしていた執事の服は、主の熱で温かくなっていた。

相合傘について

6/20/2023, 4:09:54 AM

生まれてこの方、自分の気持ちに向き合って論理的に思索する機会を得られなかったのか

髪が抜け落ちるほど頭を抱えた経験がなかったのか

この現代日本でよくも、どうやって生きてきた?

そんな人間がいるなんて、そんな人間が幸福だなんて

6/20/2023, 3:39:27 AM

デスクの上に置き忘れてある消しゴムを見つけた

 先ほどの会議で誰か忘れて行ってしまったんだろう

 しかし、珍しい

 このご時世PCとボールペンと手帳を持っていれば

 仕事ができるというのに

 私も、もう何十年も使う事もなかった

 デスクの上にある消しゴムに手を伸ばす

 子どもの頃は色々なおまじないが流行っており

 消しゴムを使うおまじないもあったなぁ

 ケースから取り出し、消しゴム本体に自分の名前と

 好きな人の名前を書き、最後に相合傘を書く

 それを誰にも見られずに使いきれれば、その人と両

 思いになるって

 あぁ、なんだか本当に歳を取ったなぁ

 消しゴムをポケットに突っ込み

 さっきまで会議していたチームメンバーの顔を

 思い浮かべ、部屋を出た


                  『相合傘』より

6/20/2023, 3:29:47 AM

「わ、雨」

 それから、

 「傘忘れちゃった」

 なんてテンプレ。
 ……それをかましたのはぼくだけれど。

 出先で雨に遭遇した。ぼくが屋根の隙間から覗くように言えば、きみも釣られて上を見る。きみのアップデートが済んだときでよかった。まあ、済んでなかったらきみはお留守番だっただけだけれど。
 きみは肩にかけていたカバンから折りたたみ傘を取り出す。バサバサって予備動作。

 雨に濡れたきみを見たことがないから、いつも持ち歩いているんだろうなぁ。そもそもきみは忘れ物をしないし。

 「出かける前に言ったじゃあないですか。雨降りますよって」
 「言われた。それでね、ちゃんと傘持った」
 「どうしたんです、その傘は」
 「たぶん玄関。靴履くときに手、放した気がする」
 「ストラップに手を通す癖をつけさせたほうがいいでしょうか」
 「やだぁ、なんか耄碌してるみたい!」

 するときみは肩を軽く落として、まるで肺から空気を抜くようにした。それからバンッて傘を広げると、ぼくに差し出したの。

 「わたくしは走って帰りますから、ゆっくり帰って来てください」
 「へ」

 ぼくに傘を押しつけたきみが走り出したの。雨粒がアスファルトを叩きつける白い滝の中に消えていっちゃう。
 慌てて追いかけるけれど、え、待って、きみってば結構足速い…っ! うそ、ぼくといっしょにラボに篭ってるくせに。

 「待って待ってぇ!」

 振り向いたきみが呆れた顔で駆け寄ってくる。逃げないように腕を掴んで傘の中に引き入れた。

 「ゆっくり来てと言ったでしょう」
 「だって、きみ濡れちゃう」
 「もう濡れてます。それに、防水加工は完璧なのでしょう?」
 「そりゃもちろんだけれど…。濡れないに越したことはないよ。けどね、ぼくだって雨に強い」
 「風邪をひくくせに」
 「む。気持ちの問題!」

 雨の中に出て行かないように捕まえたまま少しだけ早足。傘はあるけれど折りたたみ傘だから、ぼくもきみも肩が濡れちゃう。
 けれど、ひとりだけ世話を焼かれちゃうのも何だかいや。それに、

 「カギはぼくしか持ってないでしょ?」
 「……」
 「きみだけ先に帰ってもぼくが来るまでお家に入れない。それに、きみが支度してるあいだにぼく、風邪ひいちゃうかも」

 むーーっ、てお顔。
 いいお顔。そういう表情ってすっごくだいじ。

 「だから一緒に帰ったほうが、きみはずっと雨に濡れてなくていいし、ぼくのこころも救われちゃう。ね、こっちのがいいでしょ?」
 「……そう、ですね」

 きみは諦めたような声色で言った。だからとびきりのスマイルをして肩を寄せたの。きみの頬も緩まっていいかんじ。
 でも、きみがすぐにこう続けた。

 「それはそれとして、やはりストラップの癖はつけましょう」
 「んぇ、なんで⁉」
 「そもそも、あなたが忘れなければいいのですから」
 「ゔぁあ」

 いい雰囲気で意識を逸らせたと思ったのに、こういうところはしっかりしてるんだから!




#相合傘

6/20/2023, 3:28:04 AM

黒板に、ふざけて書いた相合傘の落書き。
まさか本気にするなんて、馬鹿げてる。
でも、真剣な目で前から気になってたとか言われたら。
一緒に帰るくらいならしても……いいかな。

6/20/2023, 3:25:54 AM

友達と恋バナをしながら、
ノリで砂浜に相合傘を書く。

書いた相合傘は、あっさりと波で消えた。
でも、楽しかったこの時間、この想いは消えない。

航海中の相合傘は、あの人には秘密。

6/20/2023, 3:10:23 AM

空が憎い
憧れのあの子が、僕の友人と
肩を寄せ合って一本の傘で帰っていった
早く雨が上がればいいのに

6/20/2023, 2:51:22 AM

今日は雨か。折り畳み傘を鞄の中に入れておいて正解
だった。そう思いながら教室を出る。
廊下では傘を持って来ていないという誰かの困った声や
持ってきておいて良かったという安堵の声が聞こえて
来る。玄関で靴を履き替えているとあの子がため息を
ついて空を見上げていた。
「なあ、もしかして傘忘れたの。」
「えっ、うん。まさか急に降ってくるなんて思わなくて。はぁ、これからどうしよう。」
彼女は災難だとでもいうように眉を下げている。
俺は傘を持っている。どうする、言うか言わないか。
断られないだろうか。不安を抱えながら口を開く。
「丁度いいことにここに傘を持ってる奴がいるんだけどさ。」
「うん? 何がいいたいの。」
「つまり一緒に帰らないかって言うこと。まあ相合い傘になるんだけどさ一緒に帰れば濡れて風邪引かないだろ。」
声が震える。ああ、今彼女はどんな顔をしているんだろう。怖くて見られない。
「いいの?ありがとう。」
「う、うん。じゃあ行こうぜ。」
今日のことは一生忘れないだろう。顔がニヤけそうになりながら学校を出た。

『相合い傘』

6/20/2023, 2:39:34 AM

1人で泣いていた。
外は土砂降りで、何も見えない。
ああ、傘を差し掛けてくれたあなた。
今度は、相合傘、一緒に歩いて行けたら。
いつの間にか、雨は止んで、空には虹がかかっていた。

6/20/2023, 2:38:27 AM

ひとりより余計に濡れた雨でした肩寄せ合えない相合傘で
#jtanka #短歌

6/20/2023, 2:09:15 AM

顔を上げて見えるあなたの横顔が
雨の日の憂鬱を吹き飛ばす
歩調を合わせてくれる優しさが
心地よくて温かい

生まれて初めて
雨の日が楽しいことを知ったから
あなたが差してくれるこの傘に
ずっと入っていたいと思ってしまう

6/20/2023, 1:39:13 AM

相合い傘。高校生の時の梅雨の時期にひとつ年上の先輩と一緒に傘一本で相合い傘してイチャイチャしてた思い出がありました。

6/20/2023, 1:34:01 AM

濡れる肩先に触れる指の波打つ脈拍
傘は静かに眠る




「相合傘」

6/20/2023, 1:33:14 AM

実家の裏にある山は、お天気雨がよく降る。


必ず傘を持って遊びにいった。
広げてくるくる回して歩く。
太陽に照らされた雨粒、すごく綺麗。
この時間が好きだった。


気付くと隣に知らない子がいて、傘にいれてあげた。
2人で静かに眺める景色は、幻想的で美しい。


「ありがとう」
声が聞こえたと思ったら、その子はいなくなっていた。




そういえば、昔、祖母が言っていたのを思い出した。
「あの山にはねぇ、神様がいるんだよ」

あの子はたぶん神様だった。

6/20/2023, 1:29:44 AM

相合い傘。相合い傘なんてしたことないな。というか今日は色々やる気がしない。

 接客業というのはメンタルを削られますな。今日ネットでしか見ないようなつまらないクレームをつけられて気分が悪い。

 客に領収書を片手で渡したみたいで態度が悪いとか言われちまった。その領収書が切り離して渡すタイプだったから無意識で片手で渡しちゃってたみたいだ。

 言い訳になるけど商品とかおつりとか基本両手で渡してるんだよ。確か接客マニュアルにそうあるからな。普段はそうしてる。

 ただその時はあがる直前で気が抜けて疲れが出てて、つい無意識で片手で渡してたみたいだ。そっちのほうが効率的に作業ができるからついやっていた。そんな感じ。

 あとその客が色々うるさいくそ客だったというのもある。客の態度が悪いとこっちも相応の対応になってしまうのは仕方ないだろう。そんな大層な金をもらって仕事してるわけじゃないしな。

 適当に謝って終わらせたけどあんなくだらないクレーム言ってくるバカが本当にいるとは信じがたい世の中だよな。こっちはコンビニアルバイトだぞ。一流のホテルの対応でも期待してたのかあのバカは。

 ああいうしょうもないクレームをつける人間が店や従業員からやる気だとか時間を奪って日本を衰退させているのだと思うわ。

 理屈やマニュアルばかりで現実的でないことばかり言ってくるアホにはうんざりする。一流の接客をしてほしいなら一流の場所に行けや三流が。

6/20/2023, 1:28:41 AM

相合傘

へぇ~相合傘ってこういう漢字なんだ。
まず、そこから。
というくらい、なかなかご無沙汰しているシチュエーション。

だって、一人用の傘で相合傘しても、どちらも中途半端に濡れる。

最近の土砂降りとなると、確実にどちらも一部びしょ濡れ。

となると、傘をお持ちでないどなたかに
「よろしかったら、この傘でご一緒しませんか?」
って、言おうものならかえってご迷惑になるんじゃない?

だったら、適切な距離をとってどちらも自分にあった傘を使った方が気が楽。

という思考パターンになって久しい。

だから、恋愛小説なんて書けないんだなぁ。私。

6/20/2023, 12:39:50 AM

小雨が降る中、安産祈願に訪れた相合傘の二人。そのうちの一人、懐妊した妻に甲斐甲斐しく傘を差し向ける男の声に、わたしは聞き覚えがあった。
──かつて、妊娠したわたしの腹を無慈悲に蹴りつけ、流産させた男。
 そんな男が、別の女と幸せになろうとしている。わたしの子供たちは、あの男のために生まれることさえ許されなかったというのに、あの女の子供は同じ男に生まれることを望まれている。

許せない……許さない。

──────

「あっ、」
「ん?どうした?」
「今、黒猫が横切ったの。」
何か不吉~、と私はごく軽い気持ちで言ったが、夫はなぜか、何か後ろめたい事でもあるかのように、奇妙に顔を歪ませて言った。
「…そんなの、ただの迷信だよ。」

(相合傘)

6/20/2023, 12:28:19 AM

#相合傘

      朝は降ってなかったのに...

    厚めの雲にしばし止みそうにない予感

         〖相合傘〗

        キョロキョロ

         人影なし!!

      もうしばらく時間を潰そう

6/20/2023, 12:04:35 AM

傘を持っていない人がいたら差し出したい

何のためでもなく


/相合傘

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