『生きる意味』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
生きる意味
生きてたら、生きる意味を考えている暇はない。
毎日生きるのに必死だ。
『生きられる意味』
私は
生きていていいんだよと
根っこから認めてもらって
苦しい青春を過ごしたの
どんな私でも存在していいと
植えつけられた
私がこの世を生きられる意味が
ここにある
別に生きる意味なんか分からなくていい
今はがむしゃらに生きて
後から、見つけたらいい
もし死ぬまでに見つけられなかったら
その時は、最期を見届けてくれた大切な人のために
生きてたんだと思えば
それでいい
僕が生きていたいと思ったのは君のおかげだ。
疲れた僕を何時でも君は癒してくれる。
「はぁ〜〜〜…まさに至高…」
その柔らかい毛並みに顔をうずめながら、思いっきり息を吸う。
我が家の同居猫、サクラちゃんそんな僕を見ては不機嫌そうに僕の手を引っ掻いた。
サクラちゃんが大きくなってから明らかに怪我の回数が増えてきたけど、そういう所もとてつもなく愛おしい。
君との生活を守るために、僕は明日も仕事に行く。
それが僕の生きる意味だから。
『生きる意味』
『生きる意味』
心臓が動いている
目は開かないけれど
この体に付いている沢山の管
それが君の命
君はずっと目を開けない
でも、心電図は動いている
だから生きているんだよ
君が目を開けたとき
僕は最初にこう言うんだ
「おはよう、寝坊助さん」
僕の生きる意味とはなんなのだろう。
そもそも、なぜ人間は生まれてきたのだろう。
何千年、何万年ものとてつもない時間をかけて僕達は生まれてきた。
少しづつ、少しづつ。
単細胞の時から刻まれた、40億年ほどある“記憶”の遺伝子。
奇跡の積み重ね、偶然が必然となり、我々は今も尚この地を歩いている。
人はみな記憶こそは無いが魂の循環が起こっているのかもしれない。
この宇宙、星、世界で考えた時、僕の悩みなど本当にちっぽけな存在だ。
宇宙から見れば世界恐慌なんてきっと歯痒いもクソもないだろう。
きっと、僕たちは本当の生きる意味は見つけられないだろう。
だが、神様のいたずらでも、この奇跡を憎んでも、僕達は存在している。
アリが道際にできた水溜まりの広さを知らないように、僕達は宇宙の広さを知らない。
苦しく、辛く、死にたいと思った時も、本当に世界が滅亡してしまった時も、神様のいたずらなんだ、と思っておこう。
きっと、僕たちのこの存在も神様のいたずらから産まれた不完全な存在なのだから。
「生きる意味、ねぇ」
チラリと紙を見やって、少女は呟いた。黄色のウルフボブの毛先を指で弄りながら、座っていた椅子から降りる。
意味、いみ、イミ…
「んー、分かんないや!」
少女は持っていた紙を放り投げ、歩き出した。
行った先には、扉が一つ。開けるとキィと音がした。開けた先には、エメラルドの髪をした人が一人。
「君の生きる意味ってなぁに?」
「私の?私の生きる意味は君だよ。君は私の神様だから。」
その答えを聞くと、また少女は歩き出した。
行った先には、また扉が一つ。開けた先には、白い髪の人が一人。
「君の生きる意味はなぁに?」
「アタシの生きる意味なんて聞いて楽しいことはなぁんにもないよ。」
「知ってる。けど聞きたいの」
「ふーん、まぁアタシの生きる意味はね、気に入らないヤツを殺すこと!どう?素敵でしょう?」
その答えを聞くと、また少女は歩き出した。
行った先には、また扉が一つ。開けた先には、背の高いナニカが一つ。
「君の生きる意味ってなぁに?」
「あ”ーあ”ぅ”あ”ぇあ”あ”」
その答えを聞くと、また少女は歩き出した。
行った先には、また扉が一つ。開けた先には、黒い髪の人が一人。
「君の生きる、」
少女は言葉を呑み込んだ。
「ね、君の生きる意味は何だと思う?」
黒いウルフボブの少女は聞いた。
「そういう質問って困るね。なんて答えれば正解?正解なんてない!とか言う?まぁ何でもいいや。生きる意味だっけ?まぁアレじゃない?生まれたからじゃない?これであってる?」
「大正解!君の生きる意味はそれだ!」
そう言うと、黒い髪の少女は消えた。
残された黄色の髪の少女は、紙を拾い上げた。
『生きる意味って人それぞれやけんね!あんま考えても仕方ない!聞いて回って分かったやろ?あ!ちなみにボクの生きる意味(?)はとにかく楽しむことやよ!』
「文字だけで良くここまで五月蠅くできるなぁ」
そういうと少女は椅子に座り、目を閉じた。
『生きる意味』
誰も何一つ持たないで
生まれてきたのだから
其処に一切は無いのだ
だから我々は
この足を進める他はなく
この手で探る他はない
行き倒れる程の荒れた道も
旅の終わりには愛おしい
なんて
そんな夢想の欺瞞も許せるなら
きっとおまえは見つけたのだね
守護霊や前世や引き寄せの法則を信じてやまない母に育てられました。
「人は必ず今世での目的があって生まれてくるの」「どんな出来事も魂の修行」母の目に映れば人生の何もかもに意味があるようでした「きっと前世で」「導かれた」「霊的なメッセージだ」「あなたはAB型だから神経質ね」「こんな事が起きるのはマイナスの波動に引き寄せられているから」意味意味意味意味意味意味意味が横溢する。
苦しむ人を目にしたとき母は言うのでした。「みんな修行の為にそういう人生を自分で選んで生まれてくるの。だから可哀想なことなんてないのよ」
マルチ商法にセミナー商法に心霊商法に疑似科学に陰謀論に騙されそうして周りの人間の尽力と幸運からギリギリ手遅れになる手前で引き返したあと母は言うのでした。「全ては学び。必要があるから導かれた、無駄な経験ではなかった」
母は何もかもわかっているかのように穏やかな微笑みを湛えています。間違いも偶然も無駄も理不尽も世界の複雑さも目に入らず、起きる事全てに納得のいく意味がある美しい世界に生きているのです。一本道の迷いない人生。一片の後悔もない人生。
ソレを見続けて些かうんざりした自分は、自分が生きていることに何か意味を見出しそうになると、反射的に吐き気を催すようになったのです。母の満足気な微笑みが思い出されて。
(生きる意味)
心を探してる
見えないから探してる
一緒だったけど
はぐれてしまって
みんなは
「消えた」と言うけれど
心を探してる
会いたいから探してる
私は忘れはしないから
太宰治
生きるなんて行為に価値があると本気で思っているのかい。
お題 生きる意味
生きる意味について
この話については広すぎて、深すぎて、話が尽きることはない。
・まず、好きなことがあること自体が生きる意味である。
人は誰しも好きなものや好きなことが絶対にある。好きなものや好きなことがないとしても、それは思い出せないだけだ。人の言うことや世間の風潮に流され、好きと思ってはいけないと思い込み、忘れてしまっているのだ。
でも、落ち着いて紙にひとつずつ楽しそうなことを書いていれば、必ず好きなものや好きなことは思い出せるし、生きることも楽しくなる。そしてそれが生き甲斐、生きる意味へと繋がる。
・また、スピリチュアルな話になるが、生きるというのは、魂を成長させるためという考えがある。
なんでも、宇宙を作るための経験と知識を積むために生きているのだとか。あの世で500年かからないと得られない経験や知識が、生きていることで1年で得られるらしい。
本当かどうかは分からないが、本当だとしたら、これほど貴重な経験をさせてもらえているのかと感謝したくなる。限りのある人生をどう生きるか考えて行動する難しさの理由はそれかもしれない。
他にも色々あるが、生きる意味は、それだけたくさんあるということである。
『生きる意味』
生きる意味は人それぞれ違うけれど
結局のところ答えなんてものは無いわけで…
自分自身の生きる意味は
何も無い
ただ朝起きて、ご飯を食べて
お仕事をして、帰ってきて、お風呂に入って
寝るだけ。
あとはもう、人に迷惑をかけてるくらいしか
特に何も無い
この時点で生きている意味が
あるのかどうか疑ってしまうところだけれど
少なくとも誰かしらには需要があるのだろう
それでも意味も価値も自分には無いと思って生きている
どうせ消えていく生き物なのだから
考えたって仕方がないのだろうけれど
否定していないと生きていることを実感できないのだと思う
体に傷を付けるより
見えないところに傷をつけてしまえば
誰も気にしない心配しない
迷惑もかからないのだから
静かに消えていけるでしょう?
生きる意味は。意味は。
ただ生きているだけの身からすると、難しい。
お腹が空くから食べて、眠いから眠る。
死ぬのは怖くて痛くて苦しいと思うから現状維持。生きている。
それでも、そんな自分でもお風呂は入るし体も頭も顔も洗う。出掛けるときには服を選んだりする。
例えば外に出て、深呼吸。
見上げた空は月がキレイで――――月は私が死んでもキレイだろうけど、キレイな月を見て幸せな気持ちになったのは生きているから。
四季折々の景色も楽しみだ。
私の生きる意味は、そんなところ。
生きる意味ねー
知らん
完
「とは?」
「……とは、と言われましても」
「こう言うのはだな、定義をまず決めるのが大事だよ。最初にすり合わせを怠ると、同じ話をしているのにもかかわらずどんどんずれていってしまうのだ。そうしてこう思う……『あいつはバカのわからずやだ』と」
「ええと、でも定義つってもなあ。理由?……なぜ生きるのか?」
「どうして生きることを続けようと思うのか。私個人の考えを聞きたいと言うことかね」
「そんな感じになりますかね」
「ならそうだな、この瞬間は辛くないからかな」
「辛い時は?」
「その瞬間が過ぎ去ることを信じていれば、生きようと思える。辛い時間が死ぬまでは続く……と、思った時は、生きる理由があやふやになる」
「なんか違う気がするなあ」
「なんかとはなんだ」
#生きる意味
「生きる意味」
あなたと少しでも
たくさんの思い出を作りたいから
生きる意味
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早苗「哲学的なことを言うようだけれど、僕は面白いことを見聞きするために生きているんじゃないかと思うんだ」
翔吾「ほー。で、急にどうした?」
早苗「いや、こう、つまらんから言ってみただけだ」
翔吾「そうか。じゃあこの話はおしまいだな」
早苗「いや、そこで止めるんじゃない! 俺の話を聞き給へ!」
翔吾「もう聞くものねえだろ」
早苗「ちょっと今から哲学じみた話をしようとしたのになんだその態度は! もうちょっとこう親身になってくれてもいいじゃないか!」
翔吾「読書中に相手してやってんだ。十分親身だろうが。ていうかお前、哲学じみた話とかできるのかよ?」
早苗「……」
翔吾「おいそこ、黙るな」
早苗「いや、よく考えたら哲学じみた話とはなんだと思ってね」
翔吾「自分で言っててわからなかったのかよ」
早苗「わからなかったわけじゃないさ。でも、そうだなあ。退屈だったんだよ。わかるだろう? 退屈になったら人は生きる意味を考え出すんだ。それで私は面白いことさえあれば生きていけると気がついたんだ」
翔吾「そうかよ。で、もう気はすんだか?」
早苗「このくらいで気がすむと思っているのなら俺の退屈は苦労しない」
翔吾「じゃあ何すりゃいいんだよ」
早苗「そうだなあ。僕のためにコーヒーをいっぱい用意してくれたまえ。あ、ミルクと砂糖は多めで」
翔吾「割と楽な解決策がある退屈だな」
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(本日は地の文を書く余裕がなかったので会話文でお送りしました)
「生きる意味」
病院の真っ白な病室で
独り静かに呼吸する父
その周りでは母と私と妹と。
父の手を握り、足をさすり
声をかける
おとうさん! おとうさん!!
息を吸って
吐いて
吸って
吐いて
吸って
吐いて
……
もう、父は息を吸うことがなかった。
皆一様に涙を流した。
誰がいった言葉だったろう
人が生まれてくるときは
泣きながら生まれてくるけれど
周りの人は笑顔です。
人がこの世を去るときは
穏やかに目をとじるけれど
周りの人が泣くでしょう、と。
最期を送った病室の
小さな物入れの中から
父の身の回りのものを出してカバンに詰める。
古びた小さな携帯が出てきた。
父は指が大きかったため
メールを打つのにいつも苦労していた。
新聞をもつてきて だの
おちやがほしい
だの。
開いてみると 私宛の未送信メール
たんじょうびおめでとぅ
これからも
これからも、 なあに?
なあに? お父さん
これからも
その父の言葉が
私の生きる意味になった。
生きる意味
気がつけば人間として生まれていた。
なぜ私は、人間なのだろう。
鳥や猫、犬、花や虫、命ある生物、植物に
生まれて来ても良かったのに。
この地球の命に生まれて
生きる意味を考えたりするのは、
人間だけかもしれない。