『現実逃避』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今までに何度も書いているけど、趣味の小説執筆は現実逃避でもあるんだよね
どんなに辛くても寂しくても、小説の世界に浸っている間は幸せでいられるんだ
夜眠りにつく前に、頭の中で登場人物たちを動かしてみたり、会話させたり
それがあるから、味気ない現実をなんとか生きていけるんだ
これは誰かから与えられるものじゃなく、自分自身で作っていくものだから、いくらでも自分の好きなようにできるし、ホントにこれがあってよかったなってつくづく思うよ
自分に感謝だよw
明日なんて来なくて良いと思うから
そっとビオラを髪に挿し笑む
題目「現実逃避」
前を
「エレナ。お前は二ヶ月後にルビリオ公爵家に嫁ぐことになった」
それは寝耳に水の話だった。突然、執務室に呼び出されお父様から聞かされたのは縁談の話。
「お父様……なぜ、急に」
「決まっているだろう。政略結婚というものだ。最近、南部の背教者の動きが鈍くなっている。我らが背教者の筆頭格ではあるが、このままでは教会を打倒することは厳しい。そこでだ。同じ反教会派であるルビリオ公爵家と手を組むことにした。お前はその架け橋となるのだ」
「………」
話が終わった後、私は目の前の現状に絶望していた。私は元より身体が強く無い。お母様も私を産んですぐに亡くなってしまった。お父様は娘である私を道具としてしかみていなかった。これまでに縁談の話が一つも上がってこなかったのは、私という道具を最も重要な場面で使いたかったからなのだろう。
(……でも、ルビリオ公爵のご子息は……もう三十になるお方よ。私とは十五歳の差があるというのに)
何処にも逃げ場が無い。身体が強く無い私では、何処へ逃げようとも必ず連れ戻されてしまう。逃げたい。逃げたい。この現実から。
思わずペンダントを握りしめる。お母様が遺してくれた唯一の形見。今までもこのペンダントには何度も助けられた。でも、今回ばかりは……。
(お母様……私は一体、どうしたら……)
その後も結婚の話が頭の中を駆け巡った。何をするにもそのことばかりが頭から離れなくて、碌に食事も喉を通らなかった。
ベッドに入った後も、何度も寝返りを打つけれど。眠れない。どうしようもなく不安だった。
(誰か、誰でもいいから……助けて)
その時だった。廊下の奥から何かが割れる音が響いた。
「え……?」
遠くから屋敷の騎士たちの怒号が響く。しかし、それはすぐに金属がぶつかり合う音と断末魔へと変わった。そして、こちらに近づいてくる足音。
「この向こうかな?」
「開けてみれば……分かるかも」
男女の声だった。私は慌てて起き上がり、サイドチェストに入れた短剣を取り出す。扉が開くと、黒い外套に身を包んだ一組の男女がいた。
赤と青のオッドアイをした男性が小さく頷く。
「金の髪と緑色の目……うん、この子だ」
「スピカの情報が当たったね〜」
「な、何ですか……あなたたちは!」
「あぁ、ごめんごめん。そう警戒しないでよ」
そう気さくに話しかけながら、気がつくと女性は私の側まで来ていて短剣を取り上げられる。髪と同じ色をした目が、優しく私を見ていた。
「大丈夫。私たちは君の味方だよ。君のことを助けに来たんだ。私はミル。こっちはスピカ」
「み、かた……?」
「そう。あなたのことを保護するのが、俺たちの役目」
「なら、お父様は……?」
私の問いにスピカさんは少しだけ眉を下げた。
「残念だけど、彼は、背教者の筆頭格の一人。俺たちとは別の部隊が彼を処断しに向かった」
「!」
「……どうする?今行っても、きっと亡骸の状態だと思う。お別れでもしておく?」
「その必要はない。我が娘は、この手で殺してから私も死ぬからな」
ミルさんの言葉に答えたのは、扉の前に立つ血まみれのお父様だった。
「お父様……!」
「……リーファス公爵。よくもその血塗れでここまで来たね」
ミルさんが私を引き寄せ、冷めた視線をお父様に向ける。私とミルさんを庇うように、スピカさんが短剣を構えて前に出る。
「どうして、実の娘を手にかける必要がある?彼女はあなたの活動に手は貸していない」
「貸していなくとも、そいつは計画を知っている。口外されては困るからだ」
「それはルビリオ公爵と手を組むっていう話?」
「な……」
「残念だけど、君たちの計画はこっちに筒抜けなんだよね。だから、エレナを殺しても何もならないよ。それに、ルビリオ公爵家も反逆罪で別の騎士団が弾圧に向かっている。どちらにしろ君たちは詰みだ」
淡々とミルさんはそう言った。お父様は顔を真っ赤にして、何か叫んでいたけれど、スピカさんに胸を深く突き刺されてその場に倒れてしまった。
「……もう息は無い。心臓を刺したから」
「いつの時代も実の子を道具のように扱う酷い親はいるんだね。気分が悪いよ、まったく」
私はそのままミルさんとスピカさんに保護された。そして、聖光教会の本拠地であるガルシア大修道院にて、心身ともに療養を受けることになった。
私は、あの日お父様が目の前で殺されるのを見た。でも、スピカさんとミルさんは私の恩人。殺されたお父様に対して何も思わない訳ではないけれど、私はここにいる間はせめてお二人に何か恩返しが出来ればと考えている。
「エレナ!」
「調子は……どう?」
「はい!もうかなり良くなりました!」
現実逃避はしない。辛いことはあったけれど、前を向いて生きていかないと。
前を向かなきゃいけない
進まないといけない
乗り越えないといけない
耐え時だ
そんな時に限って
こいつはやってくる
窮地に立たされた時
それでも逃げない人間は
人間じゃないと思う
もはや格上の存在
窮地に立って うまく躱して うまく逃げて
適当にやりこなせるのが
なんだかんだいちばん身軽なんだよ
適当やっても死にはしない
丁寧すぎるといつか崩れちゃうんだから
みんな 適度に 現実逃避、しなさいな。
_ ₁₆₀
現実逃避か。さて、「どの現実」から逃避?
これまでに長らく、「現実とはコレ。この現実ひとつだけ。あとは妄想か幻妄。くだらないユメ見んのもいいかげんにしなさい、現実は甘くないんだからね」という「観」が引き続いてきた。“現実は全員がもれなく同一に認識し、決して揺るがぬ事実であり真実”…という考えだ。
ところが、量子を扱う科学者達が、こんなことを言い出した。
「なんか実験(観測)する奴が変わると結果(観測される事象展開)も変わるぞ。公正な実験でだ」と。
紛う方なきこの現実でのことだ。
いわゆるところの「現実逃避」は私もよくやっていた。よくやっていたからわかる。逃避しても根本課題がなくならない。それどころかクルシイ時間期間がダラダラと間延びするのだ。私はドMじゃないから、早く楽になりたい。早く楽になるには、課題に取っ組んでクリアするしかない。正面突破だッ!かかって来いやゴルァー!!
もちろん、「今はそれムリ。戦略的撤退するんだもん」という選択が最良のときもある。そんなとき、とりあえず逃げることを実行できたなら「よくやった自分。自分で自分を守ることができたぞ」と、自分を褒めて労るべきだ。それはしばしば、“生きるためにできること”を尽くす行動に他ならないからだ。「百聞一計逃げるに如かず」とかいう文言を何かで見たが、これくらいしたたかでもよきかな、だ。
ところで、「現実逃避(課題の先延ばし)ができる現実という場所」は、どうやら「この現実」だけらしい。近くにある「他の現実」では“問答無用の容赦なし”の傾向があるようにも見える。この現実は「まだ優しいところ」みたいだ。
現実逃避しようと目を瞑っても、
冷え切った心は温まり方を忘れたようだ。
いやはや随分とはしゃいじゃってまあ。
今回は何があったんだ。聞かないが。
そんなの金の無駄だやめたまえよと言いかけたが
どうせやめないのでそこはぐっと飲み込んだ。
クレーンが空を掴んだところで
さて次はどうすると聞けばあれ、と指をさす。
あれとはゾンビを撃つあれだ。
先に言うが足手まといになったらすまないな。
今のあれこれも過去や未来のどれそれも
ゾンビのようにこっちへやって来る。
奴らしぶといんだ。何度も何度も起き上がる。
何で私を襲うの。暇なのかよ。
こっちは忙しいんだっての。もう。
弾数無制限の銃で全てぶち抜いてやれれば良いのに。
ねえほら100円おごるからコンテニューして。
現実逃避
「現実逃避」
現実逃避した日があったっていいじゃない
少し目を逸らしたり見なかったことにしてもいいじゃない
取り返しがつく範囲なら
今無理に現実とぶつからなくてもいいじゃない
明日からまた、現実に挑むんだから
現実がつらくなったら一度現実逃避をする。そしてエネルギーが補給できるまで、私は逃げ続ける。
現実が現実である保証ってどこにあるんだろう
頭打ったりなんだりしたらその人にとっての現実なんてすぐ変わっちゃうんだから
現実なんてそこまで絶対的ではないのではないだろうか
現実なんてなくて、あるのはその人の目に映る景色だけなのでは無いのだろうか
この思考も現実逃避かな
夢の中で死んでも次があるのに
現実の中で死んだら何もかも消えてしまうっていうのがたまらなく恐ろしい
私にとって現実世界との絆が切れる事は、世界が消えてしまうことに等しい
コーヒーはいい。
気分を落ち着かせてくれる。
実にいい。
私、本当にコーヒーが好きで豆から入れるくらい好きで効きコーヒーなんてのもできますしコーヒーとつくスイーツは片っ端から食べてきました。
それくらい好きです。
そんな私は今日もコーヒーを淹れました。いい出来です。
そう、染め物に使えばきっと素敵なんでしょうね。
手元のコーヒーびたしになった本日提出の書類をゆっくりと摘みます。
うんやっぱりいい色ではありませんか。
彼氏に別れを告げられた。
本当に納得できない理由で別れを告げられた。
私の束縛が強いだとか、自由に行動出来ないだとか、LINEがうるさいだとか。そんな理由。
束縛を強くしたつもりは無い。強くしていたとしてもそれは嬉しいはずだ。
だって束縛されるほど愛されてるのだから。何がいけないんだ。
彼に自由に行動させなかったのは外は危険がいっぱいだからだし、LINEをうるさくしちゃったのはそれほど心配してるからだし、全部愛情表現なのに彼は受け入れてくれなかった。受け止めてくれなかった。何が悪かった?何も悪くないじゃん。私はただ、彼に愛を伝えてただけ。なんで受け入れてくれないの?考えても一向に思考がまとまらない
あ゙ーーーー。現実逃避したい。
『現実逃避』
ねえ、逃げようよ。
そういった君の瞳は真剣味を帯びていた。短い前髪は歪に切られて、髪はぐちゃぐちゃに結ばれている。彼女はそういう可哀想な人だ。
私はそれに困った顔をするしかできない。私は今日も彼女と2人屋上にいて、私は頬杖をついて、彼女はぐうぐうお腹を鳴らしていた。その音は真剣な声色とは対照的で、私は笑みが溢れそうになる。
彼女は可哀想だ。今日もご飯を与えられてない。お昼を購買で買う金もない。だから、屋上に来て、私に向かってあれこれ話す。
だけれど、「逃げようよ」なんて言われたのは初めてだ。
無理なことを言うなあ。
私は長い髪をくるくる指でいじりながら、そんなことを思う。
彼女の可哀想さと私の可哀想さはイーブンか私の方に少し天秤が傾くレベルだ。そんな私はがんじがらめで、どうにも逃げ出すなんてことはできないのだ。
彼女の眉間には汗が伝っていた。緊張の度合いはそれで押し計れる。その一言を言うまでに、海を身一つで超えるか否かを悩むような、そんな苦悩があったかもしれない。
だけれど、私はやはりそれに首を横に振った。長い髪はパサパサ揺れて頬に当たる。
すぐ彼女が泣きそうな顔になる。黒くツルツルとした瞳が濡れて、ポロリと雫をこぼす。それは青春ドラマの1シーンのように、劇的だった。
それでも私は顔を横に振るしかあるまい。そもそも、私には体がないんだし。
私は死にたかったんだけど。こんなことになってしまって、誠に残念だ。私はなんと可哀想なのか。
私は自殺しようとしてちゃんと後遺症とか何もなく死ねたっていうのに、神様はそれだけじゃ許してくれなくて、私をここに縛りつけた。挙句こんな少女の世話までさせる。
彼女は案の定わんわん泣き出してしまった。涙が滝のように頬を伝って、屋上の床をべしゃべしゃに濡らす。
汚いなあ。私、他人の体液ってあんまり好きじゃないんだよね。
確かにこの子は可哀想なんだけど、可哀想ってだけでそんな逃げ出そうなんてできないことにトライするほどには思い切れないっていうか。
別に私、この子の友達でもなんでもないわけだし?
私はそんなことを考えたのだけれど、指は地面を通り抜けるし足は透けてるし声は出せないしで、そんなことを彼女に伝えることはできなかった。
あーあ。だる。
現実から逃げるのにはたくさんの方法がある。
だから逃げるのは簡単だ。
でもそれが現実なのかもしれない。
レンガの家の窓から外を見つめる少年。
その背後から忍び寄る少年の友達。
彼が声を張って脅かすと
少年は田舎のカエルの如く響く裏声で驚いて
即座に窓を閉めた。
少年は焦った表情で
「おい、外に聞こえるだろう?」
と怒鳴ったが
友達はヘラヘラして何の後悔も反省もしていないようだった。
でも、少年はそんな友人でも産まれてからずっと過ごしてきた。あまりにも意見が違うことがなかったからだった。
愛と金なら金、秩序か混沌なら混沌、
目玉焼きなら醤油、ラーメンも醤油
ポテトはからし。
二人がこれは自分だけと思っていたことが
同じだった。
生年月日等は違ったけれど
まるで運命だった。
少年と友達はお互いを、周りもその二人を
「前世が同じ二人」なんて言ってた。
ある日、トロッコ問題について二人は話した。
「このトロッコ問題ってタチ悪いよな」
少年は顔をしかめて言った
「分かる」
続けて友人が言った。
「どちらも死ぬんだろ?俺ならどちらでも報われないと思うんだが」
「あー、つまりは」
「『死んでも嫌だし、自分のために他人が死ぬも嫌』」
「ほらな」
「本当に」
「いつか来たりしてな」
「俺とお前か?」
「そうだ。前からトロッコが来て、第三者が勝手に俺とお前の生死を分ける。」
「俺、どっちでも死ぬかも」
「生憎、俺も。」
「なんでこんなにも現実って逃げるのが楽なんだろう」
「それが現実なんだろ」
「ちょっと何言ってるか分からない」
「ごめん」
私は今日もかっこいい彼と二人でお出かけをする。
一緒に買い物に行って、一緒に帰って、一緒に同じテレビを見て、
今日もそうやって一人この世界から現実逃避を続けている。
⌜現実逃避⌟
たまに私が誰だか分からなくなる
周りにいる人たちも
本当にこれが現実なのか
みんなもそんなときない?
ぼーっとしている時とか
誰かの体の中に入ったみたいになるの
私はだれ?
でもこうなこと思っても
現実からは逃避できない
私はこの作られたのか本当の世界か
はっきりしていない馬鹿げたところで
生きていくしかないんだ
私は現実逃避できない
今これを書いている時も
自分が自分じゃないみたい
怖い
私は現実から逃げたくないんじゃない
逃げれないんだよ
現実から逃げてもいい
現実だけじゃなくてもいい
学校や仕事でもいい
逃げ場は必ずある
だから逃げてもいいんだよ
じゃあ今日は終わり
また明日
いっそのこと徹底的に
現実逃避し続けたら
それはもしかしたら
自分の世界を守り続け
誰にも何にも
絶対に手出しさせない
完璧な防御形態であり
自分の心を大切にして
進み続けること
現実逃避(げんじつとうひ)で思い付く事は何です
か?
そう今の自分から逃げ出して、違う自分になりたい
この現実から逃げ出したい。
妄想でもいいから架空空間で空を飛んだり魔法が使えたり出来ないかな?
はたまた異世界へ転生して違う自分になりたい!
そんな事が思いませんか?
例えば、好きなキャラクターになって真逆な人格
になりたい。
それが今現実にメタバースとかで簡単になれる。
バーチャルで可愛いキャラクターになり
そのキャラクターで配信なんかしたりゲームで
仲間で遊んだりと簡単に出来る時代だけど?
それができなかった時はどうして居たのでしょう
か?
小さい頃に好きなアニメの魔法少女になりたいと、魔法少女のキャラクターになりきり
|杖(つえ)を持って訳のわからない呪文を唱えたりして遊んだ記憶がありませんか?
小学校の低学年ならいいけど中学生になってもそのキャラクターのままで居るのは|正(まさ)しく
中二病ですよね。
そんな黒歴史を経験した事はありませんか?
もしかしてある?
人は誰しも、違う人格になりたいと言う
心の奥底にあるのかもね。
そう現実逃避は仮面を被ったもう一人の
自分なのかもしれません。
めぐみより
テーマ「現実逃避」
ざんばら髪の若い力士に 自分を投影する
見慣れた顔のベテラン達を 涼しい顔で投げとばす
力でチャンスを引き寄せて 今日から三役力士に挑む
お前が俺に合わせろとばかりの 立ちあいのリズム
怖いものなど 今もこれからも何もない
ふと窓を見ると つるっぱげの爺
若さなどない 髪など結えない
何も成し遂げずに 年をとった自分
148円の鍋つゆで作った ちゃんこ鍋を食っている
4.『現実逃避』
今、すごく現実逃避したい。
テストに追われる日々
勉強は学生の仕事だが
テストとなると話は変わる。
テストの日休みたいと感じる。
成績のためそんなことは出来ないが
そんな時は現実逃避したくなる