『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
狭い部屋
小さく
じっと
縮こまって
蹲って
そんな私には
これで十分なのである
「相変わらず足の踏み場も無いなぁ」
「崩すなよ」
「分かってるって。こっちは本格推理、こっちはファンタジー、この山はノンフィクション。ちゃんと決まってるんだよな」
「分かってるならいい」
「で、誕生日なのに祝ってくれる友達が僕しかいない君の為に持ってきたピザとチューハイはどこ置きゃいい?」
「ん」
「あははっ、テーブルあったんだ」
「まぁ、一応」
「充分だよ、さ、ハッピーバースデー!」
◆◆◆
「·····孤独死、というのかな、これは」
「でもあまり悲壮な感じはしませんね」
「この狭い中にこれだけ本があるんだからなぁ」
「お、ピザの空き箱。一人で食ってたのかな? にしては量が多いな」
「レシートがありますね。孤独死と言っても不審なところは無いのかな。交友関係も意外と分かりやすいかもしれないですね」
「·····こないだのホトケの方がよっぽど孤独に見えたな」
「ああ。タワマンで死んでた男ですね。何にも無い部屋で寒々としてたなぁ」
「本や映像は全部PCに入ってたからな。この部屋とは真逆だ」
「あっちは広い部屋でしたもんね」
「·····どっちがいい、とかじゃないんだろうけどな」
老刑事のその呟きには、微かな哀愁が漂っていた。
END
「狭い部屋」
狭い部屋は怖いから嫌いだ
本当の意味で1人になってしまったような
異様な空気がとても苦手だ
まるで水だけで描いた風景画のように
違和感があるようで実はどうってことのないような
そんな空気がたまらなく怖い
ぼくは孤独はどうってことない
だがひとりだと感じるのは嫌いだ。
『とあるワンルームの妄想』
なんとも手狭いこの部屋は 電車が通る度に揺れるのだ ひらひらと舞う 邪な感情が乗客にばれないように 私は幾らか気遣いする 初夏だというのに 毛布が健在 朝方それに包まって 思考が早朝ランニング
卵が割れた 目玉焼き 世界で一番美味しくなぁれ
#狭い部屋
高校生までは家族と
広い一軒家に住んでいて。
高校を卒業した頃、一人で
アパートに引っ越してきた。
最初の頃はまだ慣れず
この部屋が狭く感じたり、
初めての一人暮らしということもあって
不安が募っていた。
けれど隣人の君と仲良くなり
恋人になれた頃には、
君に会いたくなったら
すぐ会える。
そう考えると自然と
口角は上がっていた。
立ち上がって大股で三歩くと壁に触れられる。普通の歩幅だと六歩くらい。触れた壁に背を預けてずるずると身体をずり落とし、床にぺたりと座り込んだ。真正面の窓からは夜の空と街灯のあかり。月は見えない。
電気を消した部屋の中は薄暗いけれど、何がどこにあるか、全てを知っているから別にそれでも良かった。だってほんの数歩で全てに触れられるのだから。なぜなら、ここは私の、私だけのお城で、私だけの宝箱なのだ。
「狭い部屋」
権力者用に用意されてる部屋ってのがある。
めちゃくちゃ狭い。
ベッドがあって、机と椅子があって。それで終わり。
お腹も減らない、のども乾かない。寝る時間だって必要はない。必要ないんだけど寝たいから寝てる。そういうのだっていっぱいいる。
とにかく権力者用の部屋というのはとにかく狭い。家具が少ないんじゃなくてとにかく置けない。
本棚とか置きたかったけど全然置くとこがなかった。そのレベル。
そんなわけで部屋で出来ることが全然ない。寝るか報告書を書くかの二択。
でも、ボクは結構な頻度で机に座って真正面にある窓に目を向ける。めちゃくちゃ明るい陽の光がさんさんと差し込んでくるけどボクは演奏者くんのことを考えて微妙に憂鬱になってる時しかそんなことをしない。
彼のことが好きという気持ちがある。それは一目惚れから始まって、彼のことをどんどん知ってくうちに更に好きになった。
でも同時にボクは彼のことを全く読めてない。何を考えてるのかも、なんでここにいるのかも、ボクといる時にどんな気分なのかも。だからそれが少し怖い。
ボクと話して彼はどう感じたのかを表情とかから予想して、ボクへの好意がないことを再確認する。それによってボクの恋心を無理やり消そうとする。
それが、いつものルーティンだった。
「狭い部屋」
家の出費を減らす為、私は住み慣れた公団を引っ越した。 世間的には高物件。
だけど母子2人では重荷になった。
母は施設、私は狭い部屋に引っ越した。
今まで住んでいた部屋は親のもの。
私は単なる居候、扶養者。
今までやりたい事はやれなかった。
基本的に親は何も言ってこない。それでも、変わったことをしたら、何か言われるのがとても嫌だった。 それが例え、好奇心で聞かれてもだ。
広い部屋はなくなった、昔のものはなくなった。 必要なものしかなくなった。
でも私は自由になった気がする。
何十年も一緒にいた母はいない。
少し寂しい。けど、この開放感は忘れない。
狭くて広い私だけの家。
「狭い部屋」
お金はあまり無い。
家族もいない、友達、心から愛する存在もいない。
孤独死確定。
ならば、せめてこの狭い部屋の中で、好きな物に囲まれて楽しい思い出を、思い出しながら死んで逝きたい。
現実現在で、叶えられそうで少し無理がある、
わたしの小さな野望。
テーマ・狭い部屋
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狭い部屋と言われると、とても身近な物が一つあった。
それは今まさにこうして住んでる私の部屋だ。
たったの1Kしかない中に家具や日用品、生活用品等が、びっしりと置かれているのですごく狭いのである。
色々レイアウトを変えてみたりはしている物の、それでも歩いてる時によくぶつかったり、物を増やしたりした時に新しい置き場所が決まらずに困ったりしているので、いずれはもっと広くて余裕のある部屋に引越したいけれど、生憎現在の私は現状で手一杯でそんなお金も余裕もないので、急に石油王の友達でも出来ない限りは叶わぬ夢である。
『狭い部屋』
独り...
真っ暗で、カーテンも締め切り
灯りは一切入らない
勿論僕の呼ぶ声も聞こえない
いや、僕が喋ってないだけ
狭い部屋も案外悪くは無いと思っている
#40
狭い部屋
私の名前はくもり。
学校に通う、普通の高校生。
曇)今日も頑張るぞー!
春)くもりーおはよー!
曇)はるおはよ〜
春)くもりぃ彼氏と喧嘩したんだけどぉ
曇)喧嘩しちゃったの?どんな喧嘩ー?
春)なんかね?デートしてる時にほかの女見てたの!
曇)そうだったのかぁ
春)そうなの!ひどいよねぇ、くもりは彼氏作らないの??
曇)私に彼氏なんかできないよぉ
春)いやいやいや、そんなことないて、(くもりモテてるやん)
曇)ん?はる?どした?
春)んーん!なんでもない!部活今日もがんばろーね!
曇)うん!
〜部活終わり〜
ブーン🚕
くもりさまお待ちしておりました。どうぞお乗り下さい。
曇)……はい?人違いじゃないでしょうか、、、
春)この学校に曇って名前あなたしか居ないw
?)たくっ早く乗れよくもり
曇)……え、やだ
春)曇知り合い??
曇)知らない!!!こんな人!!!
蓮)おい!くもり!忘れたなんて言われねぇよ!
曇)だれですか?やめてください。さよなら。春行こ
春)う、うん曇待ってぇ
曇)ただいまー
蓮)おかえりくもり^^
曇)なんでいるの。
蓮)俺から逃げられると思うなよ
曇)なんのようなの?
蓮)俺と付き合おって
曇)?え?はい?やだ
蓮)は?なんでだよ!!
曇)無理なものは無理、蓮のこと好きだけど友達としてだもん!
蓮)はぁ、なんでいつもお前はそういう態度なんだよ
曇)もう帰って!
蓮)俺諦めねぇから!お前が俺を選ぶまで。
曇)もう知らない!!!
蓮との喧嘩の後は狭い部屋が落ち着く。
狭い部屋に閉じ込められるのは勘弁だぜ
俺は孤独の辛さを知っている
だから誰も一人にさせないみんなが楽しく生きれる街にするんだ!!!
この狭い部屋で数年ほど、ほとんど外に出ることもなく仕事に忙殺されておりましたが、ついにこの鳥籠から羽ばたける日がやってまいりました。
新天地へ飛び立ちますが、そこでやっていけるかは正直なところ分かりません。なんせ初めてのことばかりなのです。怖いです。右も左も分かりません。信用してもらえるかも分かりません。ですが、もう行かなければなりません。
この狭い部屋で過ごした時間と同じくらい時が経った後のわたしは、新天地できちんと笑えているでしょうか。心が摩耗することなく、大事な人を大事だと、きちんと想えているでしょうか。
誇れるわたしに、なれているでしょうか。
ひとりでのんびり暮らしていた部屋は
ゆったりしていて好きだった
君と暮らし始めた部屋は
前より狭くなって忙しくなった
でも今はこっちの方が、好き。
#狭い部屋
私は広い部屋より狭い部屋の方が好きだ
周りの物が視野に入りやすいから
突然なにかに襲われることも無いし
ものの管理もしやすいのが変化を嫌う私に
ピッタリだ
私の友好関係と一緒
広がり過ぎると怖いし
ちょっとでも変化すると落ち着かない
「狭い部屋」という語句から
友好関係まで連想し
友好関係の狭さに病むという
己の大いなる想像力と
メンヘラの素質に驚愕した
うあっ!!??くっそなんなんだよ
お前誰なんだよくそっ放せ。
あ、、ちょっとウソ。ウソです。
はなさないで待って。ここなんも見えないから怖いんだよ。ごめんて。
あ?待て上から砂かけてるような音しないか?
お前も聞こえるよな??
何??声ちっせえよもう少しハキハキ喋ろよ
…………もうここから出られない…?
「そう。もうここからは出られないよ。僕たちはこれから生きた神様になるんだ。ずっと一緒。嬉しいなあ
お父さんに頼んだんだ。僕が神様になる条件に、君と一緒ならいいよって。僕はこの敷地内から出られないから。窓からいつも見てた。君が小学生の頃からずっと。君と友達になって同じ高校に通って、放課後一緒に遊んで…、お母さんのアップルパイ食べて欲しかったな すごく美味しいんだ。あれ?ふふっ悲しいよね、もう食べられないなんて。君は何が好きなの?好きな人はいる?いても、もう会えないね。ふふふ
大丈夫。僕がずっと一緒にいる。2人で神様になろう。神様になるまで少し苦しいかもしれないけど、一緒だからね」
「なんだこれ」
独自の神を崇める信仰宗教の信者が次々と震えや筋肉のこわばり、歩行困難。肺炎などで死んでいき、ついには信者がほぼ亡くなり壊滅した。
自然に囲まれた教団跡地を新しいリゾート施設にするために、開発が始まった矢先、大きな棺桶のような箱が出てきたのだ。
凄まじい異臭を醸し出すその箱を蹴ると中で「からころ」と何かが転がる音がする。
こうしていても埒が空かないと、意を決して開けた。
箱の中は二体の…おそらく、二体の人間の遺体があった。埋めてからどれくらい経ったのかわからないが、ここの宗派では土葬のようで、まだどこか生々しさの残る、てらてらとぬめり気がある状態だった。もう1人は半分ほど白骨化していた。……いや、先ほどの遺体の爪がその遺体に食い込んでいる。歯も突き刺さっているようだ。
まさか……「食った」のか?この遺体の人物は半分白骨化した遺体を食った…?生きていたのか?
「うボエっ…そんな、げえっ……うっぷ。ゲホゴホ」
私の脳は思考をやめ、その場にうずくまって吐くことしかできなかった。
初めはベッドと、ソファと、テーブルしか置いていない簡素な部屋だった。
住めれば良いと言うか。
最低限生活出来れば、家具のデザインは気にならないし、悪趣味な置物があろうが動線が悪かろうが、正直寝るだけの部屋に求める物はとても少なかった。
それが、何時からだったか。
『おい。なんだ、これは』
『茶葉だな』
『何種類あるんだ。必要ないだろ』
『味は当然、同じ種類でも状態によって香りは全く異なってくる。お前には同じに見えても、私の気分に合わせて用意してあるんだ。下手に構うものならシバくぞ』
『花瓶?』
『お前から貰った黒薔薇を飾る場所がなくてだなぁ』
『何処から見つけてきた』
『暇だから片手間に作った』
『童話に幻想小説に、何の役にも立たない本ばかりか』
『想像力の欠如した阿呆の言い分だな』
『役に立たないのは事実だ』
『なら一冊読んでみれば良い。よぉく考えながら、な?』
『………………なんだ、この、ファンシーな…………』
『可愛いだろう?』
『どこの世にいい歳の男の部屋にぬいぐるみを大量に置く馬鹿がいる? 貴様か? 貴様だな!? 幼女のような趣味をしているからに!!』
『可愛くないお前には特別に鳥ぬいを譲ろう』
…………………………上げればキリがない。
おかしな女の酔狂に付き合ってやっていれば、殺風景なんて言葉すら烏滸がましかった部屋も、何時しか賑やかに所狭しと物が並べられた部屋になっていた。
大概はガラクタなのだが。
見慣れてしまえば、捨てるのも気が引ける。
何なら勝手に動かすと後が怖い。
彼の女の好き勝手を咎める者も中には居たが、当の本人は何処吹く風で気にした素振りも見せない。
当然その者達は憤慨するが、今に始まったことではない。
故に彼らの抗議を遮って一言こう口にする。
「あれの好きにさせておけ」
どうせ言った所で聞きやしないのだから。
彼らを困惑と共に置き去りにし、戻った部屋に投げておいた鳥のぬいぐるみを潰すように撫でる。何とも気の抜けた呆れきった笑みを浮かべた顔なんて、だぁれも知らないのである。
【題:狭い部屋】
いつもこの狭い部屋にひとりぼっち。
孤独を感じた時もあったけど気づけばこの狭い部屋は癒しをくれる場所になっていた。本にテレビにお菓子、好きな物だけが並ぶ私のお気に入りの部屋。
休日まであと少し。今週はこの狭いお気に入りの部屋で何をしよう。
約4,5畳の狭い部屋。
2人の成人した、日本人の平均よりも
少し背が高い、男が2人。
その狭い部屋の中にいた。
何故狭いにもかかわらず,一緒に居るのだろうか。
部屋は,他にも相手いる部屋があり、
そちらの方が5畳以上あって
この部屋よりは断然広い。
俺らは一言も喋らなかった。
外は少し強い雨が降っていて、
俺らの「沈黙」の時間を、強調しているかのように、
外のアスファルトに打ちつけていた。
そして狭い部屋というだけあり、
壁も若干薄く、外の雨の音を響かせていた。
「なぁ。」
「ん?」
少しだけ声を発しただけで、
相手には全部が聞こえる距離。
好き
と言ったとしよう。、、
これは、雨の音で消し去ってくれるのか。
「……やっぱ、なんでもない。」
「?、そっか。」
俺は、
雨でも、しっかり通るこの
狭い部屋で、たった二文字の言葉を
伝えることは出来なかった。
この狭い部屋には、
疑問符が残った。
私の狭い部屋
大きな部屋もいいけれど
ここには
私の愛するものが
全てある