特別な存在』の作文集

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特別な存在』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/24/2023, 8:42:22 AM

#61 水槽の人魚姫

透明の大きな水槽に居る
特別な存在の私は
何の不満もなく
ずいぶん前からここで過ごしている

「かわいそう....」
水槽の外から見学者の声がした

バシャッ!

尾びれで水面を叩いて激しく水しぶきをあげると
さっきまで私を不憫に思っていた人たちは
眉間に皺を寄せ離れていく

自分の物差しで測れないものを
「かわいそう」と思うことで
自分の不自由さを曖昧にしている
君らの方こそかわいそうだよ。

私は去っていく人間を見送りながら心の中で呟いた。

実はこの水槽は海と繋がっていて
自由に行き来できるけれど
私は自分の意思でこの水槽にいるのだ。

「ほどほどに頼むよ。今日も元気かい?」

私の特別な人の声がした。
施設の作業着を来たその人は
水槽越しに優しく笑っている。

私は嬉しくてその人の近くに寄った。

水槽から海に続くゲートを開いてくれたのはこの人なのだ。逃してくれるつもりだったらしいけれど、
逃げない私を不思議に思いながら、毎日こうやって水槽のガラス越しに私を気遣ってくれる。

....

この人と出会い
海の魔女と契約して
約束の40年が経とうとしている

魔女に声を預けた40年間
彼との「縁」が切れなければ
私は声を一時的に取り戻し
自分の気持ちを伝えることができる。
そして、思いを受け止めてもらえれば
尾びれが足となり私は人間になれるのだ。

歳を重ねた彼は頭に白いものが混ざり
笑うと顔がしわくちゃになってしまうけれど
美しい瞳は40年前と同じ

何も変わらない。

彼はもうすぐ「テイネン」というものを迎えて、この場所を去らなくてはならないらしい

そして、最近、「リコン」というものをしてひとりぼっちになってしまったそうだから
今、お相手はいないに違いない。

ちなみに、リコンの原因は性格の不一致というものだそう...

寂しそうに話してくれた。

最初で最後の
そして、最大のチャンスが来ようとしている

初めて会った時から好きでした。
これからもずっとそばに居させて下さい。
あなたは私の特別な存在です。

時が満る今夜
40年分の思いをあなたに伝えよう。
思いが通じなかったら
この水槽の中で泡となって消える覚悟は
とっくにできている。

お題 特別な存在

3/24/2023, 8:40:14 AM

朝日が昇り温かな一日の始まりに思い出す人。
綺麗な花を見てはその人を思い愛おしい気持ちが込み上げてくる。
お月さまの明かりに切ない気持ちが混じる人。
それは僕の愛する人。

3/24/2023, 8:27:00 AM

お題・特別な存在
タイトル 【博愛主義者と特別】

「特別」という言葉は、良い意味だけではないのかもしれない。
特別、それは 数ある内の中から選ばれた存在。
選ばれた者がいるのなら、選ばれなかった者がいる。
選ばれた責任、期待、嫉妬。
特別になる、選ばれるということは、他者からの評価の結果なのだ。

そしてそれが恐ろしいと感じる僕は
「特別」を選ぶことを嫌う。

特別を作ることを嫌ったのは何時からだろうか?
特別になることに恐れるようになったのは何時からだろうか?

3/24/2023, 8:26:26 AM

特別な存在



崇高な存在


高僧のような、仏や神とも違うけど
ほかに言い表せられない



あなたは自己犠牲を厭わず、私を守り育ててくれました

あなたに恩返しがしたい

心配をかけたくない

不幸せなことはたくさんありますが、

あなたと同じ世界に生きていることが、幸せです


恋しい


いつも見ていた

いつの間にか、あなたのようになりたいと思うようになった



いろんなものを手放して、得たのだと思う

その菩薩のような微笑みを



もしも、私もあなたのように行きてゆけたら

来世でも、お会いできますか

生きている間にどれほどの徳を積めば

また、あなたのもとへ生まれることができますか

3/24/2023, 8:24:09 AM

大人の夢


大人になれば、何でもできると思っていた。
誰もがたくましく生きていけると思っていた。
大人は本来完璧なはず。

でも、そうじゃなかったみたいだ。

憧れていた酒は気持ち悪くて飲めなかった。
憧れていたタバコは何もカッコ良くなかった。
免許を取っても車になんか乗りたくなかった。
異性と恋をしても疲れるだけだった。

鏡を見てみろ。
目の前のやつれた、弱々しいその姿がお前が夢見ていた『大人』だ。
日々のストレスを引きずり。
引きこもるようになり。
何もかもが破綻した今のお前は。
今のこの自分が、大人だって?

悪い冗談じゃないのか?
本当の自分はまだ幼い子供で、きっと悪夢を見ているに違いない。

なあんだ、ただの夢だったのか。

こんなヤツが、ぼくのはずじゃない。

ぼくはまだ、こども。
そうだよね。
そうだといってよ。
ああ、はやくがっこうにいかなきゃ。
せんせいが。ともだちが。
ぼくをよんでる。

だれか、たすけてくれ

3/24/2023, 8:11:28 AM

君はボクにとって何にも変え難い
特別な存在
だけど僕は君の
特別な存在になのかな

3/24/2023, 8:08:55 AM

No.39『一輪の花』
散文/140字小説

そこにいるのが当たり前で、そこにいないと息苦しくて。よく、空気のような存在だと言うけれど、まさしく君がそれだった。
もう少し早く気づいていたら……、いや。いまさら言っても遅いか。手を伸ばせばそこに君がいて、その状況に僕はあぐらをかいていた。
君の席には今、一輪の花が咲いている。

お題:特別な存在

3/24/2023, 8:01:00 AM

私の特別な存在。
それは仲間だと思う。
苦しい時も楽しい時も気持ちを

3/24/2023, 7:43:47 AM

ふらりと帰ってきたおまえは
声を失っていた
どこかよそよそしくすらある
ここはおまえの居場所だからと
ずっと守ってきたけれど

じっとこちらを見つめる
おまえの緑の目が物言いたげで
だがわたしにはわからずに
おまえのまるい身体を引き寄せて
温度をたしかめて
こうやって
撫でることしかできない

去り際にこちらを向いて
口を二度あけて
だが声はきこえなくて
それは挨拶のつもりかい
帰ってゆくおまえの姿が
とても猫らしくて切なかった


#特別な存在

3/24/2023, 6:45:28 AM

特別な存在
君だけを優遇してしまうとか、
君の為に行動するとか、
そんな関係ではないけど、俺の特別な存在。
緩やかに日々が進んでいくのは、
何気ない会話や一緒に作業することで、
対等な関係を維持しているから。

君は俺の特別だから、
ずっとこのままでいたいな。

3/24/2023, 6:36:28 AM

我が国では天皇は我々とは違う
特別な世界の中で生活している
国において大事な存在であり
庶民には考えられないような難解な
局面に遭遇する
それをうまくやりきっていく
毎日が大変そうだとしかわからない

3/24/2023, 6:05:32 AM

あなたの嫌いなところなんて何一つなくて、ひとつだけあげるとすれば僕の前からいなくなるところだ。

私のそれは幼い子のこねる駄々みたいなものだから。

と自分の感性と正義感を、肩を竦めて笑いながらあなたは呟く。そんなことないなどと言う権利は僕の体のどこにもなかった。

そういう自傷的なあなたの心が、キラキラとボロボロになっていくのが僕は一等美しいと思ってしまっているからだ。

日本海側のこちらはまだ寒くて桜は咲かない、木々が静かにこれから花が咲くのを待っている中に梅がちらちらと混ざりこんでいる。

淀んだ曇りの空に冷たい湿度が重たく体にのしかかってくる。

多分、この世にこの人より弱い人も美しい人もいないだろうなと思う。恐らくそんなことは無いと分かっているのに。

目の前で見せるこの人の言葉が振る舞いが僕にそう思わせる。この世界に晒されてボロボロになっていくのを横で見ていたいと思う。
この世界に慣れないで、普通の人間に成らないで。ずっと誰かのために傷付いていて、お願い、おねがい、おねがい。

霧のような小雨が降り始めた、並木沿いを通って帰ろう。

(特別な存在)

3/24/2023, 6:04:35 AM

もうクソ面倒だから鞄にはいつも入ってる。
 ほらな午後から雨とか、なげーやつ持ち歩くの嫌なんだよ。テッテレー。おりたたみがさー。

3/24/2023, 5:53:52 AM

割りと沢山在る
増えたり減ったりもする
唯一無二 て人もいるかもかもだけど
私には膨大に在る

今はSKZ
少し前はバァバ(デグー)
うん 後少しで猫も仲間入りする予定
愛車もだし、エアジョーダン(靴)も
もちろん家族だって、同じ目標を追いかけてる仲間だって特別な存在

特別な存在の為なら
怠け者な私も行動的になれる
(黄砂が降ったからって洗車に来てるしね)

誰が何と言おうと私には特別な存在達
私が納得していれば良いのです

3/24/2023, 5:49:46 AM

特別な存在だった人…私の大好きな先輩。

3月14日。先輩は卒業した。久しぶりに見た先輩は増々かっこよくなっていて私の自慢の先輩だった。最後に先輩と話をしたかった私は最後まで粘っていた。最後の勇気はどこからもでてくるわけなんかなく、悔いを残したまま先輩を見送ることしか出来なかった。帰り道、先輩との思い出が1つ1つ蘇った。走る姿、勉強する姿、歌う姿…笑う姿。そうだ、先輩は最後まで笑顔だった。私はそんな先輩が大好きだった。私の特別な存在だった。もう、会うことさえもなくなってしまうのかな、先輩。


「ねぇ君、こっちから一緒に帰ろう…」

「えー、めんどくさい」

とか言いながらもついてきてくれる幼馴染くん。できる女のさしすせそって知ってる?と尋ねる私に

「騒がない・静か・素直・背伸びする・掃除上手」

と幼馴染くんは口を挟んだ。違うよと苦笑する私に幼馴染くんが尋ね返す。

「なんで今日、こっちから帰ってなんて言ったの?」

「ん〜…ただ単に一緒に帰りたかったから」

じゃあねと私は歩き出す。家に着くと後ろから幼馴染くんが走って来た。

「あのさしすせそって…何?」

「流石・知らなかった・すごい・センスいい・そうなんだ」

それだけのために走ってくるなんて…

「また家まで着いてきちゃったね。前にも追い払った記憶があるんですが?」

「知らねーよ…」

「もう遅いから帰りなよ」

「クソが…」

そう言って幼馴染くんは私の腕を優しく殴った。言葉が出ない私を置いて幼馴染くんは帰って行った。君が特別な存在になるなんてことこの先あるのかな。


先輩の優しさが染み付いた髪…幼馴染くんとの思い出が残る髪…私は髪をバッサリ切った。元々そう長くはなかったけれど。少しでも楽になりたいがために刈り上げまでしてツーブロックになった。鏡に映るのはもちろん、男の子みたいな私。春風になびく髪なんて残ってもいなかった。私は今、恋と言うものを諦めた。好きという感情さえも捨ててしまった。残る髪に触れて改めて実感するんだ。

ーあぁ、私…失恋したんだー と。

3/24/2023, 5:40:17 AM

灰色のこの世界の中で、
ただ1人、キラキラ輝いてる君。
僕の、"友達"。
でも、ただの"友達"じゃないんだ。
この灰色の世界から、僕を救ってくれた。
君は僕の"特別な存在"。

3/24/2023, 5:29:00 AM

〈特別な存在〉

偶然にもいろんなところで
出会う人がいる

しかも何度も・・・

目には見えない
つながりを感じる人は
やはり「特別な存在」なのだと思う

3/24/2023, 4:53:03 AM

彼は特別だ(✿´꒳`)ノ°+.*
いつも隣にいて、いつも側にいて
でも、いないとイライラする
だから彼は特別だ
──────⭐️✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。
今日も彼が来た
来なくてよかったのに
彼は特別だ

3/24/2023, 4:51:32 AM

泣いていると思ったんだ。もしかしたら光の反射でそう見えただけかもしれない。それでもきみが今にも消えそうなくらい透き通って見えたから。

「……どうしたの?」

頬にならいいだろう。これ以上は触れないから、このくらいは許してくれないか。

「チューするなら唇にすればいいのに」

わかってる。その言葉は冗談なんだよな。
きみはいつもそうだ。そうやって俺のきもちを知りながら手のひらでくるくると踊ってる。

「……しないよ」

残念だと言うきみの瞳はやっぱり潤んでいて、きみを泣かせたやつをぶん殴ってやりたいと思った。
きみは俺のことでは泣かない。いつも俺以外の誰かに傷付けられて泣いている。
そんなにつらいならやめればいいのに、もう何年も……それは俺も同じだけど。
そう、だな。やめられたら楽なんだよな。楽なのにやめられなくて苦しくて。

「私、ね……告白……しようと思う」

頭を鈍器で殴られたような痛みだった。
俺はきみの肩に触れると、力強く握り締めた。
なぁ、なぁ、わかるだろう?
俺がどんなにきみを想っているか。
もういい加減、知らないふりをするのはやめてくれないか。
平気なふりして脆いきみを大事に守ってきたのは俺だ。どんなきみでも傍にいる。絶対に離れない。初めてなんだこんなきもち。初めて人を好きになった。
好きだ、大好きだ、好きすぎる。俺の瞳を見ればわかるだろう。きみを見ているとこんなにも瞳に力が宿る。
きみの言葉ならなんでも聞くよ。一文字すら聴き逃したくないんだ。
俺の名前を呼んでくれ。俺を視界に入れてくれ。俺の言葉を聞いてくれ。頼むから……行かないでくれ。

「い、痛いよ」

痛くても離してとは言わないんだな。それだけ心が救われた。
でもだめだ、まだ足りないよ。もっと俺を受け入れてくれ。もっと、もっとだ。

「……す……きだ」

それは小さな声だった。こんな声量では聞き返される。そう思ったのに。
表情に歪みが生じる。間違いない、聞こえたのだろう。俺は唇を噛み締めた。
触れてごめんな。だけどきみが悪いんだ。きみが意地悪を言うから。

「ど、して今言うの?」

きみの瞳が揺れている。

「私、告白しようと思うって言ったじゃん……きみにじゃないよ」

抉れる。
でもいいんだ、俺はまだ立てるよ。

「うん、わかってる」
「わかってない……わかってないよきみは……わかってない」

窓から差し込む夕日が眩しくて、きみが余計に綺麗に見えた。きみは隠すことなく涙を浮かべながら俺を見る。俺はきみを……綺麗だと思った。
ごめん、ごめんな。もう一度だけ。
俺はきみの頬に口付ける。唇にすればいいのにとはもう、言われなかった。


#14 特別な存在

3/24/2023, 4:44:50 AM

「特別な存在」

それは人によって違う。
それは物だったり、人だったり、動物だったり。

「特別な存在」を人に教えて
もし
『なんで?』と言われても理由なんか考える必要なんて無い。

だって
「特別な存在」なんだもん。

理由なんていらない。

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