『無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何もない世界。ちょっとずつ歩くと森林があった。その森林の前に公園があった。遊具がある。滑り台、ブランコ、砂場、ジャングルジム。ブランコに女の子がいました。長ズボンにティシャツ。女の子はソワソワしています。そのうち女の子は森林に入りました。
僕は女の子の後をつけました。
女の子は森林の中にある湖で
その湖に入っていきそのまま消えていきました。
無色の世界
学校に持たすお弁当を作る。
友達と一緒に笑顔で食べてほしい。
赤いトマト
緑のブロッコリー
黄色の玉子焼き
茶色のミートボール
ピンクのたらこスパ
黒い海苔ふりかけの白いご飯
今日一日、ベッドで過ごした娘に
少しでも色付いたお弁当を。
余談_φ(・_・
ベッドから起きれたのは21時過ぎ。
冷蔵庫に入れておいたお弁当を
私の前で笑顔で食べてくれました。
詩『無色の世界』
君の無色は、暗闇ですか?
それとも神秘な、透明ですか?
白黒シネマは、無色でしょうか?
色は概念、こころの手錠
恐竜の色も、時代で変わる
それでも色には、影響…受ける
辞職(クビ)に失恋、病気にいじめ
無色の世界は、こころの雨戸
閉じこもったなら、音まで消える
無色と自由が、類義語ならば
色など無くても、いいのだけれど
無色の花屋は、とっても淋しい
人の個性や、感情などが
世界をいろどり、華やかにする
無色も1つの、色にすぎない
君の無色は、何色ですか?
ホントの自分を、わかってますか?
その花言葉を、伝えてみよう
視界から色が消えた⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯らしかった。
らしい、なんて曖昧な表現を使った理由はごく簡単で、『ユートピア』というこの世界自体にそこまで色はなかったからだ。
だけどもよくよく見てみれば、そこら辺に咲いている花に色がない。濃淡が辛うじて分かる、そんなレベルならまぁそういうことだろうと思うしか無かった。
色がなくなってもまぁあんまり不自由しないだろうなんて思った時、彼を見かけた。
なんてことない顔で演奏者くんが歩いていて。
彼はそもそも灰色の服しか着てないから特に何も無くて。
なのになぜだかとてつもなく寂しくなってふと近づいて裾を掴んでしまった。
「⋯⋯! ⋯⋯⋯⋯⋯⋯けん、りょく、しゃ」
たどたどしく言葉が紡がれ、驚いているのが分かる。
「⋯⋯⋯⋯何を」
「いや、うん、なんか」
そう言いながら慌てて手を離して微笑んだ時、顔に手を当てられた。
そのままじっとボクの方を見つめる。
距離感やら手の置き方やら色々と心を乱す要素が多すぎる中、彼は口を開いた。
「⋯⋯⋯⋯色が判別できないのかい?」
「⋯⋯⋯⋯え!?」
なんで分かったのか、なんて思ったボクの心を察したのか彼は笑いながら言った。
「目を見れば分かるよ。一日程度で治る。心配なら今日はなるべく早く寝るといい」
優しく微笑みながら彼は手を離して去っていった。
少しだけ彼に触れられて色が戻ったような感じがしたのはきっと気の所為だろう。
もしもこの世が突然
無色の世界になってしまったら、
この世が退屈に見えてしまうのだろうか
物が何色だったのか忘れてしまうのだろうか
色の存在すら消えてしまうのだろうか
そして、当たり前のことが当たり前ではなくなり、
いつの日かまた当たり前になるのだろうか
テーマ「無色の世界」
きみがいるから世界は色づく
珍しく少年と青年が別々の人と組み依頼を受けていた時のこと。
少年は先に終わり青年の帰りを自室で待っていた。青年と一緒にご飯を食べたかったのもあるが依頼でのことを話したかったからだ。
待てど待てど帰ってこない。少年がなかなか帰ってこない青年に内心やきもきしていると、廊下が騒がしくなった。
何ごとかと思ったのと勢いよく自室の扉が開いたのは同時で。
血相を変えた上司が入ってきたのを見て心がざわついた。
―・-・-・-・―
ところどころ包帯を巻いている青年がベットで眠っていた。依頼中に迷い込んだ子供をかばうため無茶をしたと。
何か言ってるような気がしたが少年は青年しか目に入らず。よろよろと近づいた。
意識はなく、顔色も悪い。左手を両手で包む。冷たくて、いつも少年をやさしい声で呼んでくれるのに意識はなくて。
暖かくて鮮やかだった少年の世界は、寒くて青年のいない無色の世界へあっという間に侵食された。
あれから青年の目が覚めるまで少年は一人だった。周りは少年のことを心配して声をかけてくれていたが、少年は大丈夫と空元気で返すだけ。
毎日、青年のベットへ行き一日の事を話し手をずっとつないでいた。
ご飯のこと、天気のこと、依頼のこと道に咲いていた花、義妹が心配していること。毎日、青年が起きるまで言った。
このまま起きなかったらどうしようとは思わないようにした。そうしないと少年の気が狂いそうだった。
いつの間にかペットに突っ伏して寝ていたみたいで。
慌てて起きると、青年と目が合った。
少年は夢かと一瞬疑ったが、青年がガラガラの声で少年の名を呼んで見て、それがうれしくて。
青年に飛びついた。生きていると、目が覚めたと実感したくて、青年がやさしく手で背をたたくのに思いがこみ上げて。
無色の世界が再び暖かくて鮮やかか世界に戻って、少年は声を張り上げて泣いた。
『無色の世界』6/44
目を開ければ、また退屈な色が私を迎える。
ただでさえ無機質な空間に舞い散る灰を吸いながら、カーテンを開ける。
太陽は鈍く輝き、くすんだヴェールが地に下りる。
黒い風になびく木々は梢まで色を失った。
鉛のような水を進む魚の鱗ももはや岩石と化した。
遥か彼方で白煙が昇りやがて薄く雲を覆う。
絶えず降り注ぐ灰に塗りつぶされたこの世界。
カーテンを閉めて、ひとつ、灰を吐き出す。
帰ろう。灰も光も白も黒も存在しない、無色の世界へ。
目を閉じれば、また退屈な色が私を迎えるだろう。
『無色の世界』に生きていたら、周りだけじゃなく、自分自身も無色に見えるのかな。
自分だけ無色じゃなかったら、色々と考えちゃいそう。
自分も皆と同じように無色になろうと、無理に周りと馴染もうと頑張ったりするのかもね。
無色じゃないことを"個性"として受け止めて、のびのびと生きる人も中にはいそうだよね。
貴方なら、前者と後者どっちになると思いますか?
無色の世界✨
すべての始まりは無色で
どう描くかは あなた次第で
あなただけに与えられた
無色の世界を
どれだけの色彩で どれだけのスケールで
描き続ける事ができるのか
この世に生を受けている限り…永遠と
完成を見ることの無い自分だけの世界に
どれだけ強い思いを込めて
描けるだろうか
俺はここにいると…強く
問題です!
地球は何色ですか?
多分緑と青だよねー
じゃあ世界って何色だと思う?
私はねー無色かな
だってこの質問、聞いて同じ色を答えた人は少ないと思うし正解なんてないじゃん?じゃあ何色にもなれる無色が正解だと思わない?_
ここはどこだ。
目覚めたのは、無色透明の謎の空間だった。
昨日は、お酒を飲み家に帰って眠った。そこまでは覚えているのにその先が見えない。
でも、居心地がいい。
ふわふわと浮いているようないい気持ちだ。
でもこの空間なんなんだ?
当たりを歩き回り手のひらで触ってみたが温度はちょうどよく、触った時に少しベタついた。
「うわっ、最悪だ。」
もしかして、これは夢の中で今触ったのって俺が…それ以上は想像したくなかった。
でも不思議なことがまだある。
それは無色と思っていた空間だが、たまににじいろの光が入るのだ。それに風にあおられてるのか空間が歪む時がある。
ここはどこなんだ。
俺は一体どうなるんだ。最初の好奇心は消え去り、不安と恐怖が募っていく。
俺はどうなる。どうしてこうなった。
俺はこの空間をどんどん叩いていく、その時。爪が当たったのかその場所から全体がパンっと弾けたのだ。
なんだ
そう思った時には、床がなく下に落ちていくだけだった。
無色の世界からいっぺん。青々と茂る芝生に落ちる。
そこで目が覚めた。
あれは一体なんだったんだ。
起き上がり体を触るとびっしょりと汗をかいているのではなく夢の中のベタついた感触があった。
気分が悪くなりベッドの横にある窓を開ける。
そこには、小さな公園がありこどもがシャボン玉で遊んでいた。
丸くて、無色でふわふわしててそんなことを思っている時に気づいた。
もしかしてあれは夢ではなくて実際にあの中にいたのでは…
シャボン玉の中だったらこのベタつきも分かるかもしれない。
俺はキッチンで簡易的なシャボン液を紙コップに作り、ストローの先を少し切って作った吹き棒をシャボン液に刺して、窓の外に向かってふく。
無色の世界はシャボン玉の中。
でも、太陽や風のおかげで虹色になる。少しのきっかけで人生は楽しく生きられるんだ。
『無色の世界』
子どもの頃はいろんなことが新鮮で、色彩豊かな世界はなんでも輝いて見えた。
なりたい夢もあった。
成長するにつれ、世界は色を失っていった。
毎日代わり映えのない一日が過ぎていく。
夢なんてとうに忘れた。現実と向き合うだけで精一杯だ。
無邪気な子どもたちを見ると少しうらやましくなる。
俺の世界にまた色はさすのだろうか。
少しの色を求めながら、まだ色のない一日が始まる。
【無色の世界】
世界から色がなくなった、というかモノクロになってしまった。まるでモノクロテレビの世界にいるみたいだ。
朝ごはんのトーストにジャムを塗ってみても、色は全く美味しそうじゃないし、お父さんの飲むお酒と僕ののむ三ツ矢サイダーとの違いがつかなくなったり、新学期早々最悪なことが起こった。
世界がモノクロになった時のメディアは大騒ぎで、いつテレビを見ても世界に色を取り戻す方法を探ってばかりだった。ニュースも速報だらけで、いつもの犯罪のニュースなんかあの日は見れなかった。
けれどあの日から数週間した最近は、みんなモノクロの世界を受け入れるようになってきている人もいたり居なかったりしている。
元青い鳥のSNSでもよく言い合いしていて、ついこの間まで多様性多様性と世界中の人が発言してたのが嘘みたいな光景だった。
この間は違う意見の人同士でも対立することが少なくなって、そういう意見もあるよねで済ませられていたクセに、今では意見が違うとすぐ押し付け合いになる。押し付け合いになった時はどちらかが折れるまで終わらないし、折れたとしても数日後すぐに意見が戻ってるから結局何も解決出来てない。矛盾の嵐だ。
けれどこんな光景が広がっている間は、世界がモノクロでも十人十色なんて言葉はまだ使えるきがする。
無色の世界
何にも染まらないその世界は、無垢でもあり無知でもあり、限りない有でもある。
無限に広がるその空間は、限界なく広がり、しかし手のひらの中、見えるほどしかなくもある。
決めるのは『私』。
少しでも希望のある、世界でありますように。
粒子だか波の反射で見える世界無垢だったここは色に塗れる
無色の世界
自分が今どうしたいのか分からない。
眠いのか空腹なのか。
でも、ただ1つ分かることは。
君がいなくなった世界はこんなにも無色になるんだな。
色どころか、音もないや。
嗅覚も少しずつ失くしてゆく気がする。
君の匂いをいずれ忘れてしまうのが、つらい。
「無色の世界」
一緒に笑って過ごして
時には喧嘩して、泣いて。
あなたのいない世界を想像すると
怖くなるくらい、あなたが大切なんだ。
だから、好きの二文字が言えずにいるの。
忘れただけなのか 知らないだけなのか
見えなくなったのか 見たくなかったのか
無色の世界
あなた-推しに出会うまでは
私は無色の世界にいた
学校に行きたくない
家に帰りたくない
生き甲斐がなかった
なんのために生きているのか
分からなかった
辛いこともある人生
でも死ぬ勇気がないから
今日も生きとく
ただそれだけだった
そんななか あなたに出会った
あなたは私の日々に彩りを与えてくれた
学校から帰ってあなたの声を聴く
生きる糧となった
勿論今だに辛いことはあるし
推し活が辛いときだってある
けど私の日々は
あなたのメンバーカラー
ピンク色に染まっている
生きる意味がみつかった
多分元々何かの色に染まっていたら
あなたに出会えてなかったと思う
きっと無色だったから
あなた色に染まれた
無色って悪いことじゃない
可能性がまだまだあるということ
ないくん いれいす -私の推し
これからもよろしくね
俺は、貴女と出会うまで、世界に色があることを知りませんでした。
貴女と出会って、心を通わせて、そうしてようやく自分が生きてきた世界の色を知りました。貴女が与えてくださった時間が、あまりにも美しい色に満ちていて、俺は初めて、自分が腐った沼のような色の世界で生きていたと分かったのです。
貴女を喪ったと分かった日、俺の世界は色を失いました。
どれだけ泣き叫んだところで、悲しさや恋しさが募るばかりで、貴女は帰ってこない。俺はもう二度と、貴女に会えない。
それを理解した時、俺の目は色を映すことを止めました。
貴女を守る役目を与えていただけた日、俺の世界は色を取り戻しました。貴女のためなら、どんなことでもしよう。貴女のゆくところ、どこまでもお供しよう。そう思うだけで胸が弾み、あらゆるものが輝いて見えました。それはあれから何百年も経った今でも、同じです。
俺の愛する貴女。
誰より愛しい貴女。
俺に世界の美しさを教えてくださった貴女の瞳に映る世界は、今どんな色をしているのでしょうか。