『無色の世界』子どもの頃はいろんなことが新鮮で、色彩豊かな世界はなんでも輝いて見えた。なりたい夢もあった。成長するにつれ、世界は色を失っていった。毎日代わり映えのない一日が過ぎていく。夢なんてとうに忘れた。現実と向き合うだけで精一杯だ。無邪気な子どもたちを見ると少しうらやましくなる。俺の世界にまた色はさすのだろうか。少しの色を求めながら、まだ色のない一日が始まる。
4/18/2024, 1:38:30 PM