澄んだ瞳』の作文集

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澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/31/2023, 7:09:19 AM

美しく澄んだ瞳でいつも君は私を見る。
その瞳が硝子細工のようで私は少しだけ怖く感じる。
だけど、目を逸らすことは出来ない。
だってその美しさに私は恋をしているのだから。
ああ、また君が私を見る。
ねえその瞳に私はどんな風に映っているの?
知りたい。けれど知るのが怖い。
でもそんなことは言えずに、今日もただ君の瞳を逸らすこともできず見つめ返す。
願わくば、少しでも綺麗に君の瞳に私が映っています
ように。


『澄んだ瞳』

7/31/2023, 7:01:13 AM

澄んだ瞳(2023.7.30)

俺は犬だ。「名前」とかいう人間が他の犬と俺を識別するための呼び方はいくつかあったが、そのどれもしっくりこないから、自分のことは「犬」と呼んでいる。
一口に犬と言っても種類があるじゃないかと抜かす奴がいるが、基本的に目鼻口耳尻尾があってワンと鳴く奴はみんな犬だ。まぁ、俺を見た人間は大体「なんかふてぶてしい顔をした犬だな」と言うから、そういうもんなんだろう。
俺の一日は狭っ苦しいガラスケースの中で始まり、そして終わる。そのケースの目の前をいろんな人間が通って、こっちを指差したりガラスを叩いたりと好き勝手やってくれる。昔、隣のケースにいたじいさんの犬に聞いた話だと、人間はここで俺たち犬やら猫やらを、「カネ」とかいうやつと交換しているらしい。「カネ」はたまに人間が持っているのを見るが、どう見たって食えも遊べもしなさそうなあの紙っ切れやら石ころやらをもらって何が嬉しいのやら。頭のよろしい人間様の考えることは全くわからない。
さて、このなんともつまらない毎日だが、もちろんいつか終わりはある。人間様に不人気な奴は、いつしかケースから出されて、どこかに連れていかれるのだ。まぁ、十中八九殺されるのだろう。そしてその条件は、俺にもピッタリ当てはまっていた。いつも俺にエサを運んでくる人間が、やたら憐れみを込めた目で俺を見ながら、コソコソと人間同士で話している。もうすぐ俺にも順番が回ってくるってことだろう。特に悔いもないが、クソッタレな生涯だったな。
そう思っていた次の日、俺のケースの前にメスの人間の子供が来た。大体の子供は俺に興味を持たないか、俺の見た目について可愛くないだのなんだのと騒ぎ立てるが、こいつは違った。ただただ、俺の方をじっと見つめていた。あの人間とは思えない、澄んだ瞳だった。
そのとき、メスの人間の子供の親らしき人間二人がこちらにやってきた。この二人はどちらも人間らしい、というか人間の中でも特に濁り切った目をしていて、全く子供と似つかなかった。親のうちのメスの方はオスに媚びるように寄りかかっていた。
「サキ、こいつがいいの?こんなのやめとけば?」
「……このこがいい」
「そ。じゃあ店員さん、この犬でお願いします」
親子は何やら会話をすると親の方は俺に興味を無くしたようで、手に持っている薄い板をいじり始めた。子供の方はまだ俺の方を見ていて、どうやら自分は「買われた」らしいと俺が気づいた時も、俺にじっと付き添っていた。
「…ごめんね、ママはとってもこわいけど、わたしがちゃんとまもるから。おせわもするから」
人間の言葉は俺には理解できないが、その子供の言葉は、なんだかあたたかいような気がした。

7/31/2023, 6:51:24 AM

あなたの澄んだ瞳は、キレイな泉のよう。

あまりにキレイだから、あなたの瞳に私の醜い顔がくっきり映ってしまう。

私はまるで鏡を見ているような気分になって、あなたの顔を見ることが出来ない。

「どうして顔を逸らすの?」
だなんて言わないで。

あなたのそのキレイでまっすぐな眼差しは私の汚い心をグサグサと刺すの。

あなたがキレイであればあるだけ、私は自分の醜さを痛感してしまう。

お願いだから、キタナイ私をこれ以上見ないで。


/7/30『澄んだ瞳』





ガタガタと荒い風が窓を鳴らす。
小さな君は怖がって僕のひざの上で震えている。

――こわい、こわい、嵐がくる日は誰かがいなくなってしまう。  

そう言ってガタガタ震える君を、僕はなだめるように背中を撫でる。

大丈夫。今日は僕が隣りにいるから大丈夫。
たとえどこかで誰かがいなくなったとしても、君の前からは誰もいなくならないよ。

僕が隣りにいるよ。

寝るのがこわいと泣き渋る君。
二人きりの家から誰かが――僕が――いなくなるのがこわいと
外の雨のように涙をこぼす君。

濡れるひざがすっかり冷たくなった頃、君はようやく眠りについた。

だけど、僕は君から離れることはしないよ。
雨がやみ、夜が明けるまで。


/7/29『嵐が来ようとも』

7/31/2023, 6:32:49 AM

クラスで優しいあの子は、澄んだ瞳をしていた。
けれど蓋を開けてみれば、部活でいじめられていたらしい。
「目は口ほどに物を言う」か。
私は見る目がないらしい。

「澄んだ瞳」

7/31/2023, 6:31:28 AM

澄んだ瞳───

私は、これの意味が分からなかった。

調べてみると、言い換えや類義語ばかり。

純粋な瞳、無垢な瞳、少年のような瞳など……

つまりは、何も知らない綺麗な瞳ということだと
私は結論づけた。

汚らわしい物を知ってしまったら、彼らの瞳は純粋な瞳とは言えないだろうか。

だが、知っている少年、少女だっているはずだ。

でも、彼らは言わず純粋な瞳をしているだろう。

そうなると、何も知らない綺麗な瞳ということじゃなくなる。

澄んだ瞳とは何なのだろうか。

7/31/2023, 6:27:11 AM

澄んだ瞳


貴女の瞳 世界を包む空の色
私はずっと見ていたい 
その瞳が夜明けの恵みを浮かべるのを
その瞳が煌めく星を瞬かせるのを
その瞳が雨を降らせる時は 私が一番近くに居たい
空から降った貴女は私に起こった奇跡
澄んだ瞳が真っ直ぐに私を見た日から 私の世界は輝き始めた


あなたの瞳 世界を癒す森の色
私はいつも救われる
その瞳が私を受け入れて木漏れ日の光を浮かべる時
その瞳が私を受け止めて太陽の光に輝く時
その瞳に雨が降る時は 私があなたを癒したい
優しさで私を包むあなたを 私は必ず守り抜く
澄んだ瞳が優しい光を浮かべた日から あなたは私を導く光

7/31/2023, 6:00:29 AM

澄んだ瞳……
僕は勇気のない男だ

片思いの彼女は今日結婚する

初恋は実らない……
そんなのはめいしんかと思っていたけど

家に帰った僕は……
落涙(らくるい)した

7/31/2023, 5:57:52 AM

私は嫌いです

純新無垢を形容するあなたの瞳
私の欲に塗れた胸の内を暴かれるようで

無邪気な笑顔に隠れる確信的な眼差しは
私の白を見透かすのでしょう?

あなたが嫌い
何も言わない、隣にいる片割れが嫌い



#澄んだ瞳

7/31/2023, 5:57:27 AM

澄んだ瞳の奥には、何が見えていて何が隠されているのだろうか。ゴミや泥がない湖のようなものが見えているのだろうか。けれど、誰かにとっての、影は誰かにとっての光かもしれないと考えると、一概にこれが正しいなんて言えないのかもしれないと考える自分がいる。
現に政治や戦争でも、国のためにといった言い訳をつらつらと並べてはそれっぽく演説しているのを見て、こいつらは高い給料貰っておいて何言ってんだって事もあると思う。そういう奴に限って、狂気的な何かに取り憑かれてしまっているのだ。
結局、澄んだ瞳の奥に何が写ってるかなんて本人にも分からないのかもしれない。

澄んだ瞳の奥には、自分にとって希望という名の逃げ道があるのだろう。

お終い

7/31/2023, 5:57:14 AM

#60「澄んだ瞳」


 君が僕のことをじっと見ていたことがあった

 しかし僕は見つめられるのが苦手だ

 なにがそんなに気になった

 だからとりあえず君に声をかけてみた

 「君はなにを見ているんだい?」

 「ボクは君を見てる」

 「なぜ僕を見ているんだい?」

 「君が頑張る姿を見るのが好きだから」

 特別なにか難しいことをしている訳でもない

 単なる作業をしているだけなのだ

 それなのに君は

 難しいことをしているかのような目をする

 君にとって僕のこの仕事は

 きっと凄いことなのかな

7/31/2023, 5:40:30 AM

幼馴染みは、息をするように嘘をつく。
彼女の目は澄んでいる。
澄んだ目も良し悪し。

7/31/2023, 5:38:31 AM

芸術少女


人生は壮大なアートだと彼女は言った
アバンギャルドというらしい
僕はよくわからない
ピカソ
ダリ
マグリット
とてつもない才能を有した偉人たち
彼らにはこの世界がどう見えていたのだろう
僕にはそんな感性はないのが残念
色彩で溢れる
真っ白なキャンバスに筆を走らせる
そんな君が好きだ
君が描く絵の世界に連れていってほしい
理解されなくてもいい
僕のエゴで、君の才能を一人占めしたいのだから

7/31/2023, 5:33:43 AM

「......任務完了。」
私は前にある血塗れの肉塊を見ながら言う。


私は殺し屋だ。殺しをしながら生き永らえる。それ以外はただの人間。高校にも通ってるし、親は居ないもののまぁまぁ裕福な暮らしをしているし。.....ただ、少し人肌寂しいと思う事はあるけどな。
「.....帰るか。」
時間を見ればもう日が登りかけている。学校に遅れる前に家に戻らなくては。


そして、学校。いつも通りつまらない。どうせなら居眠りでもしてしまおうか。次は昼休みだし、別にいいだろう。そうして私は目を閉じた。

「......お、おーい.....」
目が覚めた頃は、誰かが私に向かって呼びかけていた。顔は伏せていたため、相手の顔は見えない。......はぁ、めんどくさいけど、起きるか。
「......何。」
顔を上げる。その瞬間、一瞬体が固まる。何故なら目の前にいる少女はエメラルドグリーンの瞳の色をしていたからだ。それもただのエメラルドグリーンではない。何だかその瞳は澄んでいて、宝石の様だった。私みたいな、どす黒い赤の瞳ではなく。
「.....」
「......っあ.....ご、ごめんなさい。目の色、気持ち悪いですよね......寝起きにこんなの見せて、本当にすみません....」
そういいながら、少女は謝る。なんで謝ってるんだ?私より綺麗で澄んでいて、むしろ自慢になる事なんじゃ.....
「......いや、別に気持ち悪いとか思ってないけど。」
「あ......そ、そうですか.....すみません。」
謝ってばっかだな。にしても、私以外に特殊な瞳の色している人居たんだ。.....いいなぁ。こんな色に生まれたかった。
.......悪魔の子とか言われずに。
「......私より綺麗でしょ。」
「え、はぇ.....?」
.....驚く事か?
「で、用は?」
「あ.....そ、そうだ.....!い、一緒に、お昼ご飯でもどうかなって.....!」
......ん?この子私誘ってんのか?馬鹿なの?......でも、少しだけならいいかな。
「......うん。いいよ。」
「ほ、ほんと....!?あ、ありがとう!じゃあ行こう!」
「うん。」
......澄んだ瞳は、本当に綺麗だ。

7/31/2023, 5:32:53 AM

澄んだ瞳も何もない。

常に冷めた瞳はしていないが、心は冷め切っているんだよ。

常にディスって周りに言いふらしてる人がいるから。

直接話もせずに見た、聞いた、だけで勝手に解釈して他人に言いふらす最低極まりない人を見た瞬間吐き気と頭痛に悩まされる。

子供ならまだしも、立派な大人がディスって周りに言いふらしてるんですよ?

それが子供の成長を妨げている原因の一つになっている事も知らないで。

それが犯罪になっている原因の一つになっている事も知らないで。

だから、最近漢方処方をし始めた。

私も被害者の一人になっているから。

あからさまにわかるような伝え方をしているから。
イライラするのも当たり前だと思うんだよね。

というか、私の部屋内に飾ってあるプルメリアの花を何を見て知っているのか知らないけど、

それが何か?

報道されるような話題でしょうか?

そんなに有名な方が描いた額の絵なんでしょうか?

その描いた方に失礼だと思うのですが。

それを、ハワイとかフラダンスとか、関連付けするの辞めてもらいませんかね?

私は殺風景な部屋だから、この花が好きだから、購入したのですが。

それが何か?

7/31/2023, 5:32:06 AM

お題 澄んだ瞳 

赤ちゃんの目は大人とは
違って少しだけ紫だそうです。
でも大人になるにつれて黒く、
紫が消えていくのです。
その現象を大人たちは大人になるにつれて汚いものを見ることになるから、と笑って言いました。
私も最初は嘘だと思いましたよ。
でも私は今はそれを本当のことだと思っています。
私は大人たちがいう汚いことをされました。
詳しくは言えませんが父からの虐待、DVという物です。
殴る蹴る、他にも痛いこと、嫌なこと、そんなことを毎日のようにされました。
私は大人たちのいう子供です。
保護対象です。
でもその代わり言うことが嘘と判断されやすい。
子供だから何もできないから助けが欲しいのに、大人は嘘だと思う。
酷いことですよね。
私の小さい頃の写真はあまりありませんが、暴力を振るう父に嫌気がさして出て行った母からは生まれた時は目は紫だったんだよ、そう言われていたので私も生まれた時の目は紫だったのでしょう。
でも今の私の目は真っ黒です。
澄んだ綺麗な黒とは違う、どす黒く、汚い黒なのです。

7/31/2023, 4:22:22 AM

澄んだ瞳で見えるのは幸せなのか不幸なのかはっきりしない。

神様

これ以上

私から

何も

奪わないで

下さい

7/31/2023, 4:22:05 AM

お題:澄んだ瞳

息を呑んだ。
たった一瞬、瞳が輝いて見えた。
澄んでいるのは潤んでいるから。
涙が潮風にさらわれて飛び散っている。

7/31/2023, 3:59:00 AM

こおおんこおおん
と木の鳴る音がしてあの子が目を覚ました
ただ朧にどこかを見つめて
「いい空気ね」
と歌うように言った

テーマ 澄んだ瞳

7/31/2023, 3:41:51 AM

澄んだ瞳


あなたは澄んだ瞳をしている。
まるで全てを透き通すような
あなたは私に
「なにかあったらいつでも相談にのるからね」
と言った。
私はそのとき「ありがとう」と言ったけど本当は
「相談して解決できるような問題だったらとっくに相談してた」と言いたかった笑

7/31/2023, 3:36:00 AM

【澄んだ瞳】

「ねえ愛斗!」
「!?」


高校生の部活で
オレは美術部に入った。

「絵、上手いね!
好きなアニメとかあるの?」

いきなり細身な女の子がきさくにオレに話しかけた。
その子はジト目で『澄んだ瞳』をしていた。

名前は『アスカ』。
圧倒的に オレの好みの子だった。

話すととても気が合う子で
オレ達はすっかり仲良くなった。

アニメの話、漫画の話、コスプレの話…
とにかく趣味の話をたくさん話した。

たまにプライベートな話をしたりもした。
恋愛、勉強、友達…

ある日 いつからかオレとアスカと話していた時
チラホラと疑問に思うことがではじめた。

何故か話が噛み合わないのだ。

「あたし、男装したら周りの女子が
キャーキャー言ってたの!」とか、
「あたし、彼氏とホテルに行って
全部の部屋コンプリートしたの!」とか…
アスカは嘘だとわかる自慢をつくようになった。
嘘だとわかっても「へー そうなんだ」と
話をかわしていた。

そしてアスカへの好感度が打ち砕かれる
衝撃なことがあった。

オレがいつものように絵を描いている時、
部活の後輩がこちらに駆け寄ってきた。

「うわっ?!めっちゃ絵かっこかわいいですね!
これ、愛斗先輩が描いたのですか!?」
「ああ、はい
こんな感じで日々気楽に描いてます」
「いいですね ちょっと見せてもらってもいいですか?」
「どうぞ」
「ありがとうございます!
………あれ?この絵見た事あるな」
「え?」
「すみません、この絵も愛斗先輩が描きましたか?」
「はい この絵はオレが描きました
…どうしました?」
「実は…」

なんとアスカが「自分で描いた」と言って
オレの絵を見せびらかしてたのだ。

オレは衝撃を受けた。
まさかアスカがそんな子だったとは…。

他の友達や初元カノからもアスカの評判は悪く、
授業中に小説を書いていたり
授業で使うものが机に出てなかったり
嘘や知ったかぶりばかりしていたのだ。

どうりで部活でやたら図書室に行ったり、
漫画読んでたり、絵を描かないわけだ…

アスカは1度も部活で絵を描かずサボっていたのだ。

親密な関係だったので
素質を知るまでは『彼女』にしようかとも考えてた。
…なのにそんな子だったなんて

オレはそんなアスカの素質に失望して
関わるのを控えた。

それからオレはアスカの他にも
親しい友達がいたのでその友達と仲良くしていた。
もちろん
話しかけてくれた部活の後輩とも仲良くなった。

「なあ愛斗、
あの女が廊下でお前のこと待ってるぞ?」
「ああ、アスカ?
いいよ アスカはオレにとって『玩具』だから」
「『玩具』ってw」

オレはアスカを利用するようになった。
アスカはオレのことが好きで自分のことを
『彼女』だと思っている。
でもオレそんなに好きではないので
『玩具』として好きなように使った。

パシリ、課題、🔞処理…とにかく都合のいいように
アスカを利用した。

「アスカ、聞いてくれ
君にしか頼れないんだ…」
「愛斗のためならなんでも…//」

そんなことも知らずにアスカは目を輝かせながら
オレからのどんな頼み事にでも応じてくれた。

やがてオレには本当の『彼女』が出来た。
彼女は後輩で可愛いらしくとてもいい子だった。

当時、その時にオレはハーレムを
いつの間にか作っていた。
クラスに3人、他クラスに4人、後輩に3人ぐらい居た。
その中でも1番の『彼女』だった。

ホームルーム前、休み時間、放課後
オレに暇はなかった。

ある日、

「愛斗?」

アスカだ。

その時は
放課後、彼女と帰る約束をしていた。

「アスカか。なに?」

オレは素っ気なく返事をした。

「ちょっときて…」
「うーん…いいけど手短にね」

何事かわからずアスカについて行った。
その場所は人気のない別校舎だった。

「…それで、どうしたの?
彼女待たせてるから早く帰りたいんだけど」
「『彼女』!?
あたしが『彼女』じゃないの!?
あんなに愛し合ってたのに!」
「『愛し合う』…?
なあアスカ…勘違いしてるんじゃないのか?
なんなら抱いただけでキスもしてないじゃないか。」
「…じゃあここでしてあげるわ」

アスカはオレにキスをした。

オレはびっくりして逃げようとしたが
アスカはオレを首を腕でガッチリと抱え
唇に舌を入れた。
そのキスはいままでしてきたキスで
唯一に気持ちが悪かった。

そして一瞬だけの悪夢を味わった後
オレは急いでその場から離れ、トイレで吐いた。

吐いた後、
気持ち悪さで意識がもうろうとしてるにも関わらず
オレはクチをゆすいで彼女のもとに向かった。

「あ!愛斗!」
「はあ…やっと彼女に会えた…」
「ちょっと遅かったね
もしかしてお残り勉強してた?」
「え?あ…うん…今回赤点とっちゃって…」

もちろんアスカとキスしたなんて言えなかった。
ただオレはこの時、ひたすら「彼女とキスがしたい」と思っていた。

「なあ…良かったらオレの家に来ないか?」
「え…?//あっ…うん!//いいよ?//」

そしてその日の夜はずっと2人で愛し合った。

翌日
アスカがオレの知らないところで
彼女に突撃したらしい。

「なんであんたが愛斗の彼女なのよ!?
彼女はあたしなの!彼氏を返して!返せよ泥棒猫!」
「嘘よね。」
「え…?」

もちろん彼女もアスカは嘘つきな女だということはわかっていたのでスルーしていた。

そして誰もアスカに近づく者はいなくなり
孤立していた。

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