『澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
真っ直ぐ単純に
景色を切り取って
本能の赴くまま
感情にまかせて
ふたつの目の中には
あなたがいる
―澄んだ瞳
澄んだ瞳には
何が映っているだろう
私から見たその目には
光も景色も人も 何もかも
映っていないように見える
澄んでいる=美しい綺麗
とは限らない
私の'澄んでいる'は
真っ暗な絶望から来る暗闇だった。
_ ₉₉
赤子特有の澄んだ純粋な瞳が、私を見つめる。
愛しい我が子。その瞳は何を見て、何を見て育つのだろう。
成長するにつれ、きっと穢れてしまう場合もあるのだろう。
私はそれを想像してしまい、我が子はこのままであって欲しいと願うのみである。
澄んだ瞳だねって言われながら、
顔を覗かれた。
ゾッとしながら、身体がのけ反った。
口説くなら、もっと他にあっただろ!
好きな人だったとしても、引くかも。
転校してきたその時から、彼女の青空の瞳は僕の心を捉えて離さない。寝ても覚めても僕は彼女のことばかり考えている。
そして夏休み目前のある日、僕は勇気を出して彼女を遊びに誘った。ダメ元だったけど返事はまさかの「いいよ」。初めての放課後デートは浮足立って失敗ばかりだったけど、彼女は気にせずに僕と遊んでくれた。
海岸線に沈む夕日を見ながらふと彼女の方を見ると、彼女は僕のことをじっと見ていた。青空の瞳が夕焼けに赤く染まる様は本当に綺麗で感動的だった。
僕はとても幸せだけどわからないことがある。
――どうして僕なんかとデートしてくれたの?
「キミの目、澄んでて綺麗だから」
そう言って、彼女は儚げに微笑んだ。
完
お題:澄んだ瞳
澄んだ瞳
その瞳を前にすれば嘘も付けない。
多くの男子達に告白されている貴女を
ずっと見ていたけれど貴女は断ってばかり。
「どうして、断ってしまうの?」
そう口にすると彼女は
「ずっと貴女と居たいからよ。」
と顔を真っ赤にしていった。
百合の花を添えて。
この世界は残酷だ。
自分さえ良ければいいと思ってる人が多すぎる。
誰かを裏切り、誰かを傷つける。
そんな世界に生まれてきたせいで私は『私』が嫌いだ。
そんな私でも信じられる人はいる。
彼はウサギみたいな小さな口、いつもは白いほっぺなのに時々ピンクになるほっぺ、そして・・・澄んだ青い瞳。
彼はいつも言ってくれる言葉がある。
「君はとても可愛い瞳をしてるね。」
「僕君の瞳大好き。」
そんなこと言われても家族の中、そして学校では私は澄んだ瞳というより、曇っている瞳なのだ。
ある日私はいつも通り学校でいじめられる。
でもいつもと違ったのは
「何してんの」
彼がその現場を見つけてしまったのだ。
「・・・・・いない。」
「え?」
「あなたには関係ない!!!」
せっかく助けてくれようとしてくれたのに、突き放すような言い方をしてしまった。
それから、彼と話すことは無くなった。
あれから5年。高校も卒業し、大学進学もした。
今でもあの時の出来事を後悔している。
でも、もし、また彼と再会することがあれば、
彼が好きだと言ってくれたこの目を・・・澄んだ瞳を彼に、彼のために見せて、今度は私が助けようと思う。
『澄んだ瞳』 歌花
今日の放課後時間ある?話したいことあるんだけど。
そんなメールが送られてきた。相手は家が近所の幼馴染。家が近いけど、お互い部活の朝練があって顔を合わせるのはごくごくたまに。中学生の頃はもっといっぱい会ってたけど、なかなか今は難しい。それでも、同じ高校に進学できただけでも感謝しなくては。
何を隠そう、僕は彼女が好きだ。かれこれもう、7年くらい片思いをしている。高校生活も残り1年をきってしまった。そろそろ行動に移さないと。今度こそ彼女は遠いところへ行ってしまうかもしれない。
そんな、仄かな心の焦りを抱いている時に彼女からのメールを受信した。僕は約束通り放課後自分の教室で彼女を待つ。10分位経ってから、息を切らした彼女が教室へ飛び込んできた。
「ごめん!待った?」
「いや、全然」
こうして向き合って話すのが何週間かぶり。それだけでこっちは緊張をしてしまうというのに。彼女は僕の向かい側の椅子に座った。距離がとても近い。
「ねぇ、お兄ちゃん元気?」
「え?別に普通だけど」
僕には5つ年の離れた兄がいる。もう社会人になり東京で働いている兄は、幼いころは僕と彼女とよく一緒に遊んでくれた。とても面倒見が良い兄だ。彼女も慕って、今でもお兄ちゃんと呼んでいる。
「兄さんがどうかしたの?」
「その、あの」
なんだか彼女は口をもごもごさせている。目配せまでして、僕を見つめる目が、心なしか色っぽい。思わずごくり、と唾を飲み込んだ。
「この夏、帰ってきたりするのかなあ、って」
「え?あぁ、うん。夏休み取ったら帰省すると思うよ」
「ほんと?そしたらさ、私にも教えてほしいの」
「別に……いいけど?」
「ありがとう」
僕の返事に彼女はホッとした表情を見せた。なんだか、やな予感がする。
「もう、当たって砕けてやろーって思ってさ」
立ち上がると彼女はその場で伸びをした。
「告白しようと思うの。お兄ちゃんに」
はにかんだ顔で、彼女はそう言った。すごく可愛いと思った。瞳が澄んでいて綺麗だと思った。僕に向けられた笑顔であり瞳であるのに、僕によく似た兄を思い浮かべて笑っている。笑いそうになった。無論、勘違いした僕自身に。
彼女はじゃあ行くね、と言うとさっさと帰ってしまった。一緒に帰ろうとも言われない僕は、最初から眼中にないんだ。
「あはは」
ようやく笑いが出てきた。
乾いた虚しい笑い声が、誰も居ない教室で響いた。
創作)3話
今日は流麗と遊んだ。
とっても楽しかった。流麗と話して居ると、
もう自殺はやめるらしい。
その翌日、一本の電話があった。
どうやら、流麗が亡くなったようだ。
昨日の夜、帰っている時に、刺されたようだ。
刺したのは、ストーカー。
つまり、彼氏だった。
彼氏は何日か逃走して、捕まったらしい。
彼氏は殺したことを認めた。
そして、
「彼女は、刺した時まで澄んだ瞳だった」
と、言ったらしく、私は
「もう自殺はやめるって言うのはホントだったんだ」
って泣いてしまった。
【予測変換遊び】
①澄んだ瞳を変更しても逆に1位の戦いが始まる前に連絡するね👍
②澄んだ瞳で出てくるから大丈夫ですね❓
③澄んだ瞳の戦いはなくなった( 'ω')?
④澄んだ瞳という事になっています(* 'ᵕ' )☆
⑤澄んだ瞳に関してはよくないと思うけど今日は雨予報ではなくなった💦
#澄んだ瞳と,うったあと…予測変換で出てくる字を適当に選んで文章作った結果こうなりました🤔意味不明
テーマ【澄んだ瞳】
テーマ:澄んだ瞳
高校生の頃は酷いイジメを受け、俗に言う引き籠もりだった。
そんな私だが今では考えられないほど外出する事が増えた。
「お爺ちゃんには感謝してもしきれないな。」
何とか卒業できた私にこのカメラをくれたのは祖父である。
祖父は写真家で世界中を飛び回っていた人だ。両親はあまりそれを良く思っていなかったのか、事ある毎に「あんな人にはなってはいけないぞ。」と私に言ってきていた。
しかし私はそんなお爺ちゃんが大好きだった。
祖父とはなかなか会えなっかったけど、会った時は色々な場所に連れて行ってくれたり、世界中の話をしてくれた。
今でも覚えているが、お爺ちゃんは口癖のように
「写真を撮る時で大切な事はよく観察し、味わうことだ。」
と話してくれた。
まだ小さかった私はその意味がよく分かっていなかった。単に見て楽しむ事だと思っていたからだ。
今、こうして自分の足で世界を巡り、写真を撮るようになってから初めてその意味が解った。
その少年は、琥珀色の澄んだ瞳をしていた。
太古の足跡を眺めていた。
澄んだ瞳。鮮度の悪い魚は目が濁ってるって言うな。あんま魚を買わないしまして丸のまま買うことはほとんどないから目で鮮度はわからんね。
見ればわかるんだろうけど自信はないな。昔はサンマを買って焼いたりしてたけど最近は焼き魚なんてめんどくさくて食わなくなったし。
そんなことより昨日ニトリに行って温度計を買ってきた。湿度もわかるし熱中症の危険があるかどうかもわかるやつ。
早速使ってみたらエアコン18度設定で部屋の温度が30度で熱中症の危険あり。これやっぱエアコン買い替えないとあかんやつですね。
古い物を大切に使うといっても限度がある。明らかに環境に性能がついてこれていない。今年は今ので乗り切るとして来年までには絶対に買い替える。
できれば大家に交換してもらいたいけど故障以外だと交換する義務はないみたいなんだよな。自腹で買うしかないけど一応不動産屋に相談してみるか。
ほんで今日はジャンプの発売日。数少ない生きる意味ですよ。いや毎週鵺が楽しみでね。早速鵺を読むかと思いきや先に呪術があったから呪術読んじゃう。
呪術面白いけど領域とかを強くしすぎたせいで無効化ばっかで結局ステゴロなのは地味よな。最強対最強なのに格闘漫画みたいになっとるわ。それでも面白いからいいけど。
で鵺を読むわけだ。この作品はデフォルメがかわいくていいね。ラーメン食うのよすよす。シリアスとギャグがいい感じの配分で好みだ。
あとはキルアオとアスミカケルか。この二つ地味に好き。さらさらと嫌味なく読める作品だ。
読んでない作品も多いけどやっぱりジャンプは安定して面白い作品を提供してくれるな。次のジャンプの看板ってなにになるんだろ。逃げかあかねあたりなのかね。
そういやアンデラのこと忘れてたわ。今週はちっとあれだったな。いわゆる俺つえー系の描写だけど少しくどかった。もう少しさらっとした読み味のほうが俺は好き。
僕は、君の澄んだ瞳を改めてまっすぐに見つめた。君もまた、僕の瞳をまっすぐに見つめている。
茶色い瞳の中の瞳孔まで遠慮なく見つめていると、魂まで同化したような、不思議な一体感を感じる。
僕は君の柔らかい頬にキスをして、それから僕たちはひとつになった。
【澄んだ瞳】
そんなに澄んだ瞳で僕を見ないで
僕の汚い部分が映し出されてしまうから
僕を澄んだ瞳に映さないで
僕を綺麗なものだと思ってる君に
こんな姿見て欲しくないから
澄んだ瞳で僕を見て
綺麗な僕をいつか見せに行くから
─────『澄んだ瞳』
【澄んだ瞳】
私の友達は、優しかった。
いつも、私に気をかけてくれていた。無理するぐらい、私に寄り添ってくれていた。
あの子は、私の幼なじみ。
喧嘩するときもあったけど、考えてみれば、それは仲を深める機会だった。
そんな友達は、目がきれいだった。
宝石のように。
笑うと、宝石がキラリと光った。
その宝石のように透き通った澄んだ瞳は、その子しかいなかった。
優しくしてくれるたびに、瞳が輝く。
私は、必ずではないけれど、澄んだ瞳を持っているのは、心が広い人だと思う。
少しは欲があり、でも、優しい人は、そんな澄んだ瞳をしている。
同じような空に同じような雲が同じように流れてゆく。寝て起きて働いて空腹を抱えながらまた眠る。毎日同じことの繰り返しで、自分も世界もなんとつまらないのだろう。
「そんなことないわ」
自分の言葉に不思議そうに首を傾げた少女は手入れの施された綺麗な爪の指先ですいと頭上の空を指し示した。
「今日はいつもより雲が少なくて昨日よりも空が青く感じない?流れ方はなんだかゆっくりかしら」
ね、と同意を求められて空を見る。自分にはいつもと変わらない空と雲が広がっているように見えたけれど、もし少女の言うように毎日自分が見逃していたような些細な変化が積み重なっているのだとしたら。
それは、ほんの少しだけ素敵なことのように思えた。
「……そうかもしれない」
「きっとそうよ」
自分には色褪せて見えるこの世界も、この硝子球のような瞳には色鮮やかに映っているに違いない。それは羨ましくも妬ましくもあり、そして憐れでもあった。
こうして空を見上げる少女は足元で広がる現実を知らない。もし空を見上げるのに疲れてその足元を見てしまった時、空の青さに慣れた少女のこの瞳は何色に濁るのだろう。
興味はある。けれど。無垢に無邪気に笑う疎ましくも愛しい少女の笑顔に、そんな日は来なければいい、と少年は思った。
/澄んだ瞳
君とすれ違うたびにドキドキしていた。
君の澄んだ瞳に恋してるから
強がりで男まさりで
意外と涙もろい
あなたを好きになれないかもしれない
それでも・・・いいの??
そう言って始まった
それでも良いと思った
自分の手に収まるのであれば
そんな関係でも
最後はそうじゃなくなると
信じてた
あの日
大きくて澄んだ瞳は
泣いて真っ赤に染まった
「もう一緒にいる意味がない」
こんなはずじゃなかった
そう思いながら別れを選択したあの日
4年後
再開した時
そこには
あの時の変わらない澄んだ瞳があった
嬉しくもあり
苦しくてもあって
複雑な気持ち
はっきりしたことは
その瞳には
他の誰かが映っている
君たまに 猫のようだな
宙を見て 止まったままだ 考え中かい
#短歌 #書く習慣 20230730「澄んだ瞳」