#60「澄んだ瞳」
君が僕のことをじっと見ていたことがあった
しかし僕は見つめられるのが苦手だ
なにがそんなに気になった
だからとりあえず君に声をかけてみた
「君はなにを見ているんだい?」
「ボクは君を見てる」
「なぜ僕を見ているんだい?」
「君が頑張る姿を見るのが好きだから」
特別なにか難しいことをしている訳でもない
単なる作業をしているだけなのだ
それなのに君は
難しいことをしているかのような目をする
君にとって僕のこの仕事は
きっと凄いことなのかな
7/31/2023, 5:57:14 AM