『澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『両目』
まったくおなじ視界で まったくおなじ想像を 真っ直ぐ過ぎて 心地良い このまま伸びてけ アルバニアまで線路が伸びる 卑屈になってもいいけど 腐ったままでいるなよ 叔父さんがくれたチケットがひらひらと道を示してくれる 私はそれを両目でしっかりと見つめていた
無邪気な子どもの頃
きっと 澄んだ瞳をしていた
その瞳で
たくさんのものを見つめた
ワクワクするもの
きれいなもの
優しい人たちの笑顔
成長するにつれ
見えてくるものも
増えていった
ドロドロしたものも
汚いものも
不機嫌な人たちの顔も
見えてくるようになった
そして
あんなにも澄んでいた瞳の輝きも
薄れていった
時には
子どもの頃のように
透明な澄んだ瞳で
物事を見つめることも
必要なんだと思う
澄んだ瞳って、現実的にあるんだろうか。そう思っている私は、きっと濁った瞳をしているに違いない。
キミが僕に汚れてないとか…
言うから…
僕はキミに出逢うまでに
汚れて汚されて…
知ったんだよ…
見た目や気持ちの見える場所だけでなくて…
内心からキレイな気持ちでいることをね
僕はキミの眼が好き
眼鏡をしていても
コンタクトしていても
キャップを被っていても
酔うと涙瞳で可愛いし
疲れて( ゜o゜)としてても可愛いし
ビール飲むと笑顔可愛いし
僕の気持ちが澄んでいるなら
それはミーチャンの可愛いところが
理由だと思うよ
これから2人で澄んでいるなら…
その笑顔の理由は尚更です
いっそのこと…
これから澄むなら
明日から2人で住みますか(笑)🍀
真っ直ぐ見つめてくるその美しく澄んだ瞳が、まるでこちらの心を見透かしているようで、とても居心地が悪い。
こっちを見るのをやめろ。その純粋な瞳が、俺をとても惨めな気持ちにさせるのだ。
だから殺した。
澄んでいた瞳は濁った瞳に変わった。相変わらず真っ直ぐ見つめてきているが、もう光が宿ることはない。あの瞳に悩まされることはない。
これで安心だ。今日からゆっくり眠れると、本気で信じていた。
それなのに、あの瞳は呪いのように頭から離れなかった。
宝石のように美しく、穢れを知らない、ただ真っ直ぐに俺を見つめる。どこまでも俺の心を捉えて離さないあの瞳。
『澄んだ瞳』
真実はどこにあるの
平等はどこにあるの
何を大切にしてるの
どうして我慢するの
泣いてはいけないの
悲しいのに笑ってる
つらいのに黙ってる
普通とはなんですか
誰の基準なんですか
わたしはどこですか
『澄んだ瞳』
インドア派なので家でゆっくりするのが好き。
読書したり、ゲームしたり、音楽を聴いたり。
家には犬と猫もいる。
彼らのつぶらで澄んだ瞳、
その瞳には猜疑心など一片もなく、
ただただ飼い主に対する深い愛情を滲ませている。
毎日癒しをくれる彼らはメンタルセラピスト。
お家、最高だな。
なにせ一歩そとに出たらエナジーバンパイアだらけ。
怖くて汚い人間サマのお通りだ。
まるで百鬼夜行だね。
て、言い過ぎたかも笑
ただ、本当に、澄んだ瞳を持った人間と出会える確率は絶望的に低いんだよな。
【澄んだ瞳】#33
昨日は初めて投稿を休んだ。
まあ、私の投稿なんてただのひとりごとようなもの。
待つ人なんて少なかろう。
今日のテーマは〝澄んだ瞳〟だと言う。
人は歳を重ねるごとに色眼鏡をつけ始める。
偏見をしたり、物事に過剰になったり。
純粋無垢な人間はどれほどいるのだろう。
この世に生まれ、親・友人・恋人などと過ごす中で色々な考え方の相違で苦しむことがある。
私のこの投稿を貴方は初めてだろうか。
それとも割と読んでくれている人なのだろうか。
私は鬱だ。
それ自体が既に色眼鏡で見られる対象だ。
【心が弱い】【甘え】【やれば出来る】【頑張れ】
私の父も例に漏れず、こういうことを平気で言ってきた。
私はもう限界だった。だから言った。
【これ以上、死ぬ気で頑張らなければならないのなら、私は死を選ぶ】
そう言った時の両親の顔はかなり引きつっていた。
そして、父は本で理解した気になっている。
私が歌をうたえば
【鬱だからこんな歌が好きなんだ。】
私が本を読めば
【鬱だからこんな本を読むんだ。】
そう言ってくる。
私はその【鬱だから】が嫌いだ。
私は私だ。
鬱だろうか鬱でなかろうが。
私は1人しか居ない。
その私が好きな物を病気だからと決めつける。
それの思考がどんなに愚劣極まりないか。
〝澄んだ瞳〟を持つ純粋無垢で優しい人は
誰も否定せずに、優しく接してくれるのだろう。
嗚呼、これも偏見なのだろうか。
猫は澄んだ瞳で私を見つめると、一言にゃあ!と鳴いた。
飼い猫だろうか、やけに毛並も体格もよい。おまけに人懐こいときてる。
その白黒ハチワレ猫は、私の脚にまとわりついて離れない。
「人懐こいのね」
私は猫の頭を撫でながら、笑みを浮かべた。
猫もまたにゃ!と短く鳴き、その問に応えるかのように返事をする。
背筋をピンと伸ばし(それでも猫背なのだけど)、クリームパンのような手を上手に揃えて座る猫。
私だけでなく道行く人、それぞれに愛嬌を振りまいている。
皆口を揃えて「可愛い」と言い、頭を優しく撫でていく。猫は目を細めると、恍惚とした表情を浮かべた。
そのハチワレは、暫く同じテリトリーに居た。1日に数回姿を見掛けたが、いつもヒトに囲まれ可愛がられていた。世渡り上手…猫の世界にもこの言葉は存在するのであろうか。
生まれ変わったら猫になりたい、ふと、そう思った。
お気に入りに追加して下さった皆様、本当に有難うございます。
誰にでも読める、分かりやすい文章を心掛けております。
エッセイストになりたく投稿もしているので、応援して頂けると幸いです。
拙い文章ですが、今後ともどうぞ宜しくお願い致しますm(*_ _)m
澄んだ瞳
娘は目が一重だといつも気にしていた。
私はくっきり二重だけど、お父さんはいつも半分寝ているような一重なんだから仕方ない。
娘は高校生の時も大学生の時もアイプチで二重にして通っていた。
大学を卒業し働き始めると、貯めたお金で二重瞼にするプチ整形がしたいと言う。
今の世の中、プチ整形を反対する人も少なくなり、
「自分で貯めたお金ならいいでしょう」
と心の広い親を演じ整形を許した。
お父さんはもともと自分の遺伝であることを気にして、特に反対はしなかった。
整形は凄い!綺麗に二重になった。娘も嬉しそうである。
「整形して良かった!毎朝、アイプチしないでいいし、楽ちん!
これでお父さんだけだね一重」
と言って出掛けて行った。
お父さんは哀しそうに娘を見送り。
「お母さん、一重だって子供の頃、あの子の目はキラキラと澄んだ瞳だったよなぁ〜」
お父さん、もうあの子は子供じゃないし、お父さんより彼氏の方が大事なのよ。
お父さんだって若い時、私のぱっちり二重が好きだって言ってたじゃない。諦めなさい、、、笑。
ある猫がいた。
濁ったような重苦しい瞳をしていた。
だが、最近は見かけなくなり心配していると、数日後には澄んだ瞳をしていた猫がいた。
あぁ、善い人と出会えたのだな。
そう思い、今日も私は澄んだ瞳をしながら歩いていく。
〜澄んだ瞳〜
あれは蝉の鳴き声がうるさかった夏の最中
養護施設の実習を受けた時のこと
家庭環境に問題があり施設で暮らす
小学4年生の少年の瞳が
20年経った今でも忘れられずにいる
その少年は一緒に暮らす他の子どもたちに
暴力を振るってしまう問題児だった
普段は屈託のない笑顔で無邪気に遊ぶ彼だが
感情が昂ると衝動を抑えられないところがあった
その彼が数日後に一時帰宅するらしい
あいにく、その一時帰宅は実習の最終日だったので
彼が一時帰宅から戻ってくる姿や感想は聞けていない
普段はシャイで自分から
私に話しかけることのなかった彼が
駆け寄ってきて一時帰宅することを伝えてきた
その瞳は純粋無垢そのものだった
彼の喜び様を思い出すと今でも微笑ましくなる
実習最終日、彼を施設から送り出すと
担当教員にそのことを伝える
すると思わぬ返事が返ってきた
実は一時帰宅は初めてではなく
今までに何度もあると言う
その度にアザを作って帰ってくる…と
それでも彼は父親、母親、兄妹が
暮らす場所へ行くことを喜び望んでいた
彼は今、どうしているだろうか
君の其の綺麗な目には何が見えているのかな。
きっと私と違ってカラフルに見えているんだろうね。
# 79
澄んだ瞳
私の瞳は、黒々として
いつも死んだ魚の目。
貴女が黒曜石のようと
言ってくれた目。
貴女のおかげで、私の瞳は
沢山の夜を吸い込んで、
澄んで微かに光っている。
夜
嵐の夜
風呂に入る
庭の薔薇が揺れている
野犬が鳴いている
その頃
産院の新生児室では
まだ目も見えぬ赤ン坊が
じっと宙を見つめていた
それは木漏れ日の綺麗な午後、屋敷の庭園に用意されたお茶会の席でのこと。
「なんだか楽しそうね」
淹れたての紅茶が飲みごろになった頃、私はようやく楽しげに微笑んでいる彼に声をかけた。
「うん、とても楽しいよ」
「まだ楽しいお話はしていないと思うのだけど?」
使用人たちを屋敷へ戻し、文字通り二人だけのお茶会を始めたものの、彼は一言も話さずニコニコと笑みを浮かべて私を見ているだけだった。
「君の澄んだ瞳、それを見ているだけで楽しいんだ」
ありふれたブルーの瞳だと思うけれど、そう心でつぶやきながら続く声を待つ。
「その澄んだ青がほの暗く陰る時はいつだろう? 僕と同じ感情の色を宿す時はいつだろう? って考えて、待ち遠しく思う、それがとても楽しいんだよ」
「同じ感情ってなにかしら? あなたを好き、愛してるって気持ちでいいの?」
何を言っているのこの人は、という気持ちは不思議と浮かばなかった。瞬時に浮かんだ同じ感情への疑問を問いかければ彼は小さく首を振って、また私を見つめる。
「もっと黒くてドロドロしている気持ち。君を誰にも渡さない、誰にも見せたくない、とか……早く君にもそういう感情が芽生えないかな」
うっとりと歌うように言葉をつむぐ彼に問いかける。
「あなたにとって私の瞳はどう見える?」
「穢れを知らない、とっても綺麗に澄んだ瞳だよ」
返された答えが子供のように純粋なもので、私はほほ笑む。
「あなたの方が純粋で綺麗な澄んだ瞳をしているわ」
「どうして?」
「私の瞳が宿している、ほの暗さに気がつかないのだから」
嫉妬も独占欲も、はじめて出会った時から芽生えてる。ずっと気づかず、純粋なあなたでいて欲しかったけど……
「ねぇ、あなたはいつ私と同じ色を宿してくれるの?」
一途な想いは狂気にも似て。
お題【澄んだ瞳】
お題《澄んだ瞳》
どんな悲劇もそこには、存在しない。
夜の果てさえも、人は必ず越えてゆける。
前を向こう。
その命で、やさしさを繋いでいこう。あなたのやさしさがいつか荒れ果てた場所でそっと、、花開くように、そう信じて。
「澄んだ瞳」
羨ましい。
そう、思ってしまった。
澄んだ瞳できみは何を見ている?
明るい未来と希望か?
それとも期待と好奇心か?
そんな目をできる生き方をしたかった。
未来は見えず。
希望は絶望に。
期待は責任に。
好奇心は無関心に。
変わってしまったなぁ
【澄んだ瞳】
未来の話をしよう!
そう提案したその時、春歌の頭の中は確かに、希望と期待に満ち溢れていた。
高校卒業したら進路どうする?
ヨウは頭いいから、イイトコの大学も狙えそうだよね。わたしは成績よくないし、そしたら別々になっちゃうね。小学校も中学校も高校も、ずっと一緒なのにね。……もっと勉強しとけばよかったかなぁ。でもわたし、勉強嫌いだしな。
違う学校行ったとしても、会わなくなるわけじゃないもんね。
仕事はさ、どんなのしたい?
わたしは、人といっぱい接するヤツがいいなー。ショップのスタッフとか。テーマパークのキャストとかもおもしろそう。
ヨウは逆に、あんまり人と話したりするの好きじゃないもんね。凝り性だし、なんか専門的なの似合いそう。専門的が何かって言われたらわかんないけど。
住むトコも重要だよね! 駅が近い方が便利とか、ちょっと郊外ぐらいが静かで広い! とか。
わたしはね、一軒家よりマンション派だよ。何年かに一回引っ越して、ガラッと環境変えたり。でもヨウは環境変わると体調くずしちゃうから、おんなじトコでもいいよ。
こどもはね、いっぱいいたら楽しいよね! でも、大変な生活させたくはないから、ムリのない範囲の大家族が理想かな。
たくさんたくさん語った春歌に、夜雨はただ黙って聞いて、時々頷いた。それだけだった。
だから春歌は訊いた。
ヨウは?
春歌はなんの恐れもなくただただ夜雨の未来を聞きたかった。そこに自分が存在することはとても自然なことだったので。
当然と思うことすらなく、春歌の未来に夜雨が存在するように、特別でもなんでもないことだった。
夜雨は腕を組み、首を傾げて少し考えた。
「この歳で将来のこと決めるのって難しいよな……。その辺はまぁ、おれは追い追い。とりあえず目標は、他人様に迷惑かけることなく生きて、他人様に迷惑かけることなく死ねれば、それで十分だわ」
未来の話をしよう!
そう提案したその時、春歌の頭の中は確かに、希望と期待に満ち溢れていた。
春歌は良い人生送るよ。目に見える。
そう優しい顔で、柔らかな声では言えるくせに、そこに自分を置けないひとの目を見るまでは。
普段は伏せがちに光の少ない目をしているくせに、こんなときばっかり真っ直ぐ、澄んだ瞳をする。
曇りのない、澄んだ瞳。
私はあと何年この力強い瞳を見ていられるのだろうか。
君はまだ知らないだろう。
何年後かにその澄んだ瞳が復讐の炎に燃えることを…。
「澄んだ瞳」