涙の理由』の作文集

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涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/11/2023, 8:31:47 AM

大切な人を亡くした。
駆けつけたときも
次の日も涙は出なかった。

そしてその瞬間まで一滴も出なかったのに
湯灌の時
突如涙が溢れた。
溢れて溢れて止まらなかった。
イヤだ、イヤだ、イヤだしか口から出なかった。

その後は、もう何も出てこなかった。

涙が
出なかったのも止まらなかったのも
理由は分からない。

10/11/2023, 8:06:20 AM

カタカタと押し上げられ
隙間から伝い落ちて
初めて蓋の存在に気づく

溢れた心を拭いながら
私たちは理由を探し出す

また蓋をしながら
その矛盾を理由に変えていく

10/11/2023, 7:35:25 AM

食堂に行くと、何故か後輩が沈んでいた。
あまりの沈み具合に、いつもは毛嫌いしている苦手な野菜を口に入れている。
あ、呑み込んだ。

「大丈夫か、おまえ」
「…………っ」

話しかければ、こっちを見ないままぼろりと涙を流した。
突然のことにいつも元気のいい後輩の現状を心配していた周りの人間もとたんに騒ぎ始める。
いったい何があったと言うんだ。

「どうしたんだよ……」
「うぇ…………」
「とりあえず擦るな、腫れるぞ」
「うー」

ゴシゴシと目を擦るから、慌てて止めさせる。
面が良いこいつが明らかに泣き跡を残していたら学年どころか学校中が大騒ぎだ。

「で?」

落ち着いたタイミングで泣いた理由を問いかける。
けれど、後輩の返事に早々にこの場を離れたくなるとは思わなかった。

「オレの…好きな人が……」
「おう」
「昨日ご飯作ってくれて」
「あぁ、うん」

後輩の好きな人。
話しやすいのか牽制か、この後輩はよくオレのところに話をしにやってくる。
まだ想いを告げていない片想い状態なのに。
しかもその状態で、世話好きな奴の部屋に入り浸っているのだ。
だから、こいつが誰を好きなのかは知っている。
ご飯を作ってくれて、という言葉に、簡単にその時の状況を想像することができた。

「その時の鼻歌が……」
「あぁ、あいつよく鼻歌歌ってるしな」
「失恋の歌だったんです〜」

帰っていいかな。

びゃああと泣き出した阿呆から、心配していた周りの人間が目を逸らす。
とりあえず話を続けよう。
意味が分からないから。

「…………なんでそれでおまえが泣くの」
「ひぐっ、失恋の歌ってことは失恋したってことでしょ?オレ以外にぃぃ」

残念ながらあの器用貧乏型多才バカはその時の気分関係無しに流行りの曲を歌ってるぞ。
リズムが好きだからとかいう理由でキャットファイトする洋楽歌ってたバカだからな。
カラオケのストック増やすために聴いた新曲が頭から離れなくなったとかだろ、それ。
とうとう食堂のテーブルに突っ伏してベソベソし始めた後輩を見下ろす。

人の気持ちを考えない傍若無人の言動を天然でする後輩の涙の理由は、心底くだらないものだった。

お題「涙の理由」

10/11/2023, 7:27:02 AM

わーかったー
わーかったってー

よしよし
ムリに言わんでいい

何か食べに出かけようか
そうだ、それがいい そうしよう

おなかすいたし

笑ってるほうがいいよー

こんど聞くね

10/11/2023, 7:21:07 AM

『涙の理由』



目の前にいる知らない女性が泣いていた。

何故?どうして?
どうして僕の目の前で泣いているのだろう。

分からない。

何か言葉をかけるべきなのだろうか?
涙を拭うべきなのだろうか?
その泣き顔を隠すように抱きしめるべきなのだろうか?

分からないのだ。

泣きながら彼女が吐き出す言葉も理解が出来なかった。

気がつくと周りに人が集まっていた。
それぞれコソコソと何かを囁きあっている。

ただ突っ立って黙っていても埒が明かないのは分かっていた。
深呼吸をして意を決して彼女に言った。


「君は誰だい?」


さっきまで涙を流していた彼女は目を大きく見開いて固まってしまった。
周りに集まっている人達も同様に固まっている。



思い出せないのだ。

何故こんな場所にいるのか
目の前にいる女性が誰なのか
どうして女性が泣いているのか

そして

〖僕自身が誰なのか〗

冷静に考えてみても何も思い出せなかった。



「君には申し訳ないが何もかもが理解できていないのだ。」

「君が誰なのか、僕が誰なのか、どうしてこうなってるのか」

「もし、僕がなにかしてしまっていたら謝罪しよう。すまない」

ゆっくり目を見て伝えると固まっていた彼女が周りに聞こえないように小さく、それでもはっきりとした声で言った。

「そう。じゃあもうあなたに用はないわ」

そして静かに彼女は涙を拭うふりをしながら去っていった。

呆然と立ち尽くす僕は他人から見れば滑稽だろう。

彼女の姿が見えなくなった頃、ボソッと周囲の人間達が言った。

「君、良かったね」

「運がいいなお前」

「救われてよかった」

何故かその人達は喜んでいた。

彼女は一体何者で、僕は一体何者なのか。
そして周囲の言う«良かった»とは。
思い出せないし、理解が追いつかない。


「そういえば…」
「彼女の涙の理由はなんだったんだろう?」

10/11/2023, 7:20:24 AM

涙の理由
朝、目が覚めたら、涙が出ていた。
鏡の中には、目元を真っ赤にした自分がいる。
なんで泣いたのかわからないけど、とても悲しかったんだと思う。

「なんで、泣いているの?」

私を見て、そう聞いてきてくれる君がいる。
もしかしたら、涙の理由は悲しみではなく、嬉しさかなと思うことにした。

10/11/2023, 7:14:32 AM

"どんなに頑張ったって人は人じゃないか"
"さあね、僕も僕で頑張ってるんだから働いてもらわないと"

そして世界の主導権は……

10/11/2023, 7:12:01 AM

『涙の理由』

 「怖い」
 ただ、それだけだった。

 人間 自分 幸せ 
 車、バイクのエンジン音 人の声、目線
 街の騒音、ざわめき 電話
 電車、飛行機 人混み 
 路上でチラシ配ってる人 店員 募金 選挙
 救急車、消防車、パトカーのサイレン
 人間の感情 期待
 物音 誰かが傷つくこと 怒り 不満

 怖くて、怯えて、疲れて。でも、涙なんて出なくって。
 「たすけて」ってずっと言ってた。でも誰も気づいてはくれなかった。
 当たり前だ。声に出してるわけではないのだから。
 この世界の誰も、相手の心の中を見通すことなどできないのだから。

 でも君は、気づいてくれたね。
 「大丈夫?」って聞かれて。
 「大丈夫だよ。」って反射的に答えてて。そしたら。
 「大丈夫じゃないでしょ。」って。

 君は、私から目をそらさなかった。
 怖かった。
 (気づかれた。誤魔化さないと。)って。
 
 気づいたら、泣いていた。

 
 君は優しくて、温かくて。
 あの日、私が泣いた日。
 隣にいたのが君でよかった。

10/11/2023, 7:06:58 AM

思えば、親友が涙を流したのを見たのは、初めて見たその時一回きりだったかもしれない。

当時、私は技術面ではなく、様々な込み入った理由があっての部長に選ばれてしまったことがある。また、優勝連覇を目指していた。

親友も副部長としてチームの皆を引っ張ってくれた。私はどちらかというと、一歩引いて皆を俯瞰的に見守り、何かあれば自ら声掛けてコミュニケーションを取るタイプである。

ただ、肩書きだけとはいえ自分には荷が重すぎた。
相談はされやすいけれども、自分は深刻であればあるほど誰かに相談するといったことを昔からした事がなかった。相手が家族でさえも、今でも深い相談はできないでいる。

大会が目の前まで迫っていたある日、練習中に親友の姿が見えないのが気になった。トイレでも行ったのかと様子見にいくと、顧問の先生と2人で突っ立っていた。

私からは背中を見せていてわからなかったのだが、側まで近寄ると親友は泣いていて目が赤かった。

「えっ!どうして泣いてるの?何かあった?」

顧問の先生から、口を挟んで彼女に「話していい?」と許可を得てから、話してくれた。

「あなたが、ここ最近ずっと笑顔が無かったんだって。」

「………え?」

何を言ってるのか、その意味がすっと分からなくて固まってしまった。笑顔が無い。

「…えっと、友達が?」

「彼女はその事で、自分があなたの力になれていないことが悔しくて泣いてるんだよね。」

親友は一言もこぼさない。小さくコクンと頷いた。

「私…私、笑えていなかったんですか?」

ハッと我に返ったような気分だった。自分では、全く気付かなかった。私、いつからなのか笑顔が消えてたんだ-

そして、気が強くて明るい親友が泣いたのを見たのも初めてだった。

その事があってから、手の空いた教師が2人来て3者面談することになった。
カウンセリングのようなもので何があったのかと色々と聞かれたが、親友の涙を見るまでは自分でも自覚は無かったのだから、原因も何なのかも実のところは分かっていなかったのだ。

きっとキャプテンのプレッシャーと、後輩からの悩み相談を一緒に背負ってしまったのもあり、知らず知らずのうちに自分に余裕が無かったのだろう、ということになった。

親友には感謝している。自分でも気付かなかったことを、彼女には見抜いていて、そして自分事のように泣いてくれた。

その事を思い出すだけでも、心がいっぱいになって涙が出てくるのは歳のせいでもあるだろう。

10/11/2023, 6:53:18 AM

どうして。

どうしてお前は……。

俺は既に冷たくなった彼女の体を抱き寄せた。

「最後は何を想ったんだ……」

少しだけ濡れてる彼女の頬を優しく撫でる。

教えてくれよ。

今度は俺も背負うから。

だからどうか、目を覚ましてくれよ。



"涙の理由"

10/11/2023, 6:48:53 AM

涙の理由。
何かの衝動で涙が出る。今までにない事が起こった時に出る。誰かの立場になって考えられた時に涙が出る。
悲しくなった時に涙が出ると思っているが、悲しい状況になって自分の心が空っぽになった時、その空っぽを埋めるようにして涙が出るのではないか。
恋をした。けどまだ相手との今は乗り越えられていない壁を感じて悲しくなった。ただまだ涙は出ない。悲しくて疎外感を感じた。涙が出る。私は少しだけ落ち着く。

10/11/2023, 6:46:41 AM

涙の理由


それはブタクサの花粉です。秋の花粉症なんです。

スギ花粉よりはマシです。くしゃみ鼻水も出ますが、目も少し痒くて涙が出てきます。

10/11/2023, 6:22:52 AM

唐突に、前触れもなく流れる涙の理由が分かったなら、あたしたちはもっと幸せになれたかもしれない。
でもそれはきっと寂しくつまらないことだと、そう思うのは、あたしがここを漂っているせいだろうか。

10/11/2023, 6:05:30 AM

「涙が涙腺から出てくる仕組み、その涙が出た経緯、そもそも涙が目から出ることによる体への効果……」
まぁ、まぁ。ひねくれて考えれば、今回のお題も、誤解曲解多々可能よな。某所在住物書きはスマホを凝視しながら言った。
画面にはソーシャルゲームのガチャ画面と、「石が足りません」の無慈悲。
約250連であった。すり抜けであった。

「大丈夫」
まだ泣く痛みではない。物書きは無理矢理笑った。
「数年前溶かした有償石より傷は浅い」

――――――

私の職場に、そこそこ長い付き合いの先輩がいて、その先輩はなかなかに低糖質低塩分料理が上手。
食材とか電気代とかを、半々想定で払ったり持ってったりすると、ヘルシーなわりにボリューミーな、ランチだのディナーだのをシェアしてくれる。
いつから始まったか、どうやって始まったかは、不思議とよく覚えてる。
コロナ禍直前。先輩の、個チャのメッセージだ。

『飯を作り過ぎた。食いに来ないか』

当時私は職場に来たばっかりの1年生。
転職先が、ブラックに限りなく近いグレーな職場だって少しずつ気付き始めて、
私も正規雇用になったらノルマ課せられるんだ、
私もあと数ヶ月したら、売りたくない商品無理矢理売らなきゃいけなくなるんだ、
って、ドチャクソに、疲れて、参ってる頃。

副業禁止のくせに、非正規は安月給。
アパートの家賃とか電気代とか、その他諸々でキッツキツだったから、
後先考えないで、食費とガス代節約の目的で、先輩に教えてもらった住所の部屋を訪ねた。
それが最初のシェアごはんだった。

「ウチの仕事は、人間関係はつらいか」
たしか、一番最初のメニューはチーズリゾット。
お米の代わりにオートミール、牛乳とかコンソメとかの代わりにクリームポタージュの粉末スープを使った、簡単に作れる低糖質レシピだ。
「お前の代わりも、勿論私の代わりも、ウチの職場には大勢いる。部下を消耗品程度にしか思っていない上司は事実として居るし、使い潰されて病んで辞めていく新人など、何人も見てきた」
味も香りも、心の疲労のせいで覚えてない。付け合せも何かあった気がするけど、記憶にない。

「過剰で長いストレスは、本当に、科学的な事実として、頭にも体にもすごく悪い。
無理だと思ったら、長居をするな。遠くへ逃げて、次を探せ。心の不調が体に出てくる前に」
ただ、
参っちゃってる私を見通した先輩の、言葉の平坦だけど優しい透過性に、ちょっと、興味を持ったのは確かだった。
「私が言いたいのはそれだけだ。……悪かったな。突然チャットで呼びつけて、美味くもない自炊飯に付き合わせて」

で、リゾットをスプーンですくって、とろーり溶けるチーズを眺めて、口に入れて、
美味しい、あったかい、
これをわざわざ、私のために作ってくれたんだ
って思った途端、突然、ぶわって涙が出てきて。
「席を外した方が良いか?それとも、ここでこのまま、私が一緒に飯を食っても構わない?」
ボロボロ泣いた理由は、正直よく分かんなかった。

「ここに居て」
これが、先輩とのシェアランチだの、シェアディナーだのの始まり。最初の最初。
「また、ごはん食べに来ても、いい?」
それから数年、悩み相談にせよ生活費節約にせよ、何回も何回も。
先輩の部屋に現金だの食材だの持ち込んで、低糖質低塩分メニューを作ってもらっては、一緒に食べてる。

「次回からは100円から500円程度、材料費の半額分、別途負担してもらうが」
その先輩がどうも、ちょっとした勘でしかないけど、近々東京を離れて、雪国の田舎に帰っちゃう、かもしれなかった。
「それでも良いのであれば。ご自由に」
原因は、先輩に最近やたら粘着してくる、8年前先輩の心をズッタズタに壊した元恋人。
いつの世も、ヨリ戻したい縁切りたいの色恋沙汰って、唐突だし、理不尽だと思う。

10/11/2023, 6:04:11 AM

朝起きたらいつも泣いている

目が腫れているから学校に行く時はめんどくさい

なんで泣いているんだろう

夢で泣いていたんだと思うけど

いつも夢を覚えていない

でもこれだけはわかる

誰かに会いたい

その誰かはわからないけど

会いたい

なぜだ

思い出せ

思い出せ


なぜか今日は涙が出なかった


〈涙の理由〉

10/11/2023, 5:59:23 AM

弱さなんて見せたくない

それでも涙が零れることがある

涙の理由は聞かないで

恥ずいから

悔しいから

黙る私を許して

いつかちゃんと話せる日まで待っていて

10/11/2023, 4:58:22 AM

涙の理由。今日なにか忘れてるなと思ったら日記を書くの忘れた。

 で涙の理由ね。なんかそういう歌があったな。涙の数だけ強くなれる、って理由じゃなくて数だった。

 年を取るとどうでもいいことで涙が出るようになるんだよな。涙腺が脆くなってるってやつだ。単純に肉体が劣化している。年を取るって悲しいね。

 ただ肉体面だけじゃなくて精神面でも脆くなってるんだよな。労働に老後の不安。もう生きてるだけで涙が出ますよ。

 そんな生きてるだけで死にたくなる状況でも泣かずに生きていかないといけない。辛いけど耐えないとな、なんて言ってると鬱になりそう。

 適当に感情を発散させることは大事だよね。泣きたいときは泣いていいってのは誰のセリフだったか。

10/11/2023, 4:40:58 AM

君が泣いていた。理由を教えてと言っても、泣きじゃくるばかりで教えてはくれなかった。
 自分が不甲斐ないとか、頼りないとか思わないで、泣いている君も綺麗だなと思う自分は多分ずるい性格をしている。
 だって分かりようがないじゃないか、お互い違う人間なんだから。
 ……って考え方も、大分ずるいかな。

10/11/2023, 4:29:54 AM

お題:涙の理由

 涙の理由はきっと人それぞれだ。
喜びの涙に、悲しみの涙、怒りの涙だってきっと色んな涙のがあるだろう。

 でも君が流す涙は悲しみや怒りより、喜びで流す涙だと私は嬉しい。
願わくば悲しい涙は流さないでね。

 私の涙にはどうか気づかないで…

10/11/2023, 4:22:19 AM

涙の理由

これを読んでいる皆さんへ。

こんにちは。 または、 こんばんは。
Rです。
まぁ、今回も僕の事?について話していきたいなと思います。
また長くなるかもしれませんし、誤字脱字が目立つかもしれませんが、よろしくお願いします。

僕は趣味で作曲しています。
ですが、上手くいきません笑
まぁそうですですよね、初心者ですし、言葉も上手く表せられない。
ですが、やっと自分らしい曲が出来上がりました。
誰に聞かせるようなものでは無いですし、自分で納得が出来るまでやり直したりしてます笑

とある日の朝...

朝目覚めて窓を開けました。
朝日で目を細めていたら、心地良い秋風と共に秋の匂いが鼻にかすめました。
ふと部屋に人の気配がしましたので、振り返ると男の子が椅子に座っていました。
僕は驚きました。
ですが、どことなく昔の僕に似ているなと思っていました。
男の子が僕に「ねぇ、あれ聞かせて?」と指を指していました。
なんの事だろうと男の子が指している方を見ましたら、1つのレコードでした。
それは先程申した僕が作った曲が刻まれているものです。
僕は男の子に問いました。
「レコードなんて今時の子が聞くものなの?」
男の子は言いました。
「僕は前から聞いていたよ?」
やっぱり僕に似ています。僕も昔からレコードで聞くのが好きでした。なんというかレトロな感じが好きだったので。
僕は男の子の願いを聞きました。
少し恥ずかしいなと思いながら、レコードを再生しました。
レコードは僕が、紡いだ音を優しく奏で始めました。
男の子は目を閉じ僕が紡いだ音に耳を澄ましていた。
レコードは僕が紡いだ音色を奏終わった時、男の子は口を開いた。
「めっちゃ良い!これいつ出すの?!」
男の子は興奮気味に僕に問いかけた。
「残念ながらそれは出さないよ。」
男の子はムスッと頬を膨らませた。
「めっちゃいいのに...」
僕は男の子に言いました。
「この曲が良いって言ってくれて。良かったらもう一個のレコードにとってあげようか?」
僕の問に男の子は答えた。
「大丈夫!このレコードはお兄さんの大切な人にあげて?」
僕が困惑していると男の子は続けて言った。
「もうそろそろお家に帰らないと!」
と言い、男の子は部屋の扉を開け「じゃあね。未来の僕。」と言い扉の向こうへ行ってしまった。
僕はすぐに後を追ったが、男の子はそこにいなかった。
僕は部屋に戻ってレコードをかけながら電話をした。
「あ。もしもし母さん?今元気にしてる?」
レコードは僕が紡いで作った曲を静かに流し続けた。
















すいません💦
また長くなってしまいました。
ここまで読んでいただき有難うございます。
また読んで頂けると、作者もRも喜びます。
ではまたの機会に会いましょう。

※この物語はフィクションです

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