『海の底』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
海の底
ついに辿り着いた海の底。
滑らかな、足触りの良い、平らな、
何の障害もない底だ。
光が射さない真っ暗な底だけど、
なぜか安心する。
これ以上、沈む事はないし、
暗闇の僕を見つけられないから。
ただ水圧は強い。
重い水圧をエネルギーにして、
さあ、ここから、海面に向かうかな。
日差しを浴びに。
生まれ変わった僕をみせる為に。
さあ、僕と一緒に行かないかい?
ゆっくりでいいから。
一緒に行こ!
永遠でいたいですか
波間に消える月明かりを
君が手に入れてしまった
海底に未来を忘れたままの
ふたりでいようね、とか
死ぬまで手を繋いでいよう、とか
譫言に飲まれて濁ってしまうね
なあ、深海
純粋な美しさに泣くなよ
透き通るほどに濁っている海の
君が消えた波間にぼくは
夢を見ていたいよ
海の底の砂に、しがみつく
永遠でいたいだけで
目を逸らしているわけじゃ
ないんだけどね
#13.海の底
わたしはここでまっています
泡になって
海にとけて
水底に降り積もって
あなたをずっとまっています
この歌声が聞こえたなら、いつかまた会いに来て
海の底に、1人の少女が沈んだ。
200年前のことである。
青いドレスを身に纏い、沈んだ。
まるで不思議の国のアリスが穴の中へと
落ちていくように、ゆっくりと。
そのように、安らかならば良いのだが。
彼女の名前は知られていない
今や、彼女は魚の住処となっている。
誰も憐れまなかったが、魚たちは、
知る由もなく、住んでいる。
海が彼女を受け入れたとでも言うのだろうか。
それは彼女自身すらも、知ることはない。
海の底
時々科学番組でみる、深海の世界…光もなくて、何処迄も続く闇の世界…
雪のような物が落ちてくるが、プランクトンの死骸らしい…水圧も強く、水温も低くて、生物が生きていくのには適さないらしい…
でも、そんな世界にも、蝦のようなものや、魚らしい生き物もいるらしい…
地上にはない、想像出来ない世界が、この同じ地球に存在するなんて…自分の知らない世界にも、違う日常があると思うからと、不思議な気持ちになる…
深い海の底の魚達は太陽の存在を知っているのだろうか。
緩やかな静けさの中
必死に底めがけて潜っていく私の手に
そっと、何かが触れた
もう少しで掴めるのに
息が、保たない
ごめんね、ごめんなさい
暗くて黒いそこに、不自然な白を見た
最後まで私に優しく触れた、君の指先だった
いきなり光が見える
徐々に聞こえてくる換気扇の音
天井からの水滴が、紅色の頬に冷たく落ちて
私は深く、ため息をついた
頭がガンガンする。
この感覚に、まだ生きていると実感させられるのだ
そうして毎回、絶望する。
のぼせて眩む視界の中、浴槽から立ち上がり
床に転がった瓶を拾って洗面台に置いた
まったく、空瓶ばかり増えて処分に困る
しかたないからこれに花でも飾ろうか
そしたら君はとんでもなく怒るだろうな
まだ寝ぼけた脳みそで
そんなくだらないことを考える
ー海の底ー
海の底
深く沈んでいく
何も聞こえず
何も見えない
ただ私独りきり
どこまでも堕ちていく
「海の底」
太陽の光も届かない、暗い暗い海の底。海が時折、潮を渦巻くだけでそこには冷たさと孤独だけが広がっている。
そんな場所に長いこといると、何もかも分からなくなっていく。私は誰なのか、どうしてここにいるのか、記憶が薄れていく。
でも、一つだけわかる。私は待っている。人なのか、物なのか、具体的なことわわからない。けれどそれが私の使命だということだけははっきりと覚えている。
いつか訪れるのなら、早く来てほしい。私が何もかも忘れてしまう前に。私という存在が暗い海の底で静かに泡となり消えてしまう前に。
「海の底」 #253
遠いのよ
楽になるには少し
遠すぎるのよ
ただ、揺蕩って
ほんのりあの子の香りが混ざった
吐息を見送るだけ
最期まであの子を想うくらいなら
海なんかじゃなくて
恋に溺れて一生苦しみなさい
「海の底」
光の届かないところで
ばれないように泣いているんでしょう
〇都々逸
小さなあぶくが潰れるほどの気圧で生きてる深海魚
〇短歌
サンゴ礁足に刺さって痛いからサンダルを履く沖に流される
〇俳句
秋の海ガラス細工に閉じ込める
〇詩
『消息不明』
自殺の定番って海だよね
そう言って君は消えていった
行方不明、その実海に消えたのかもしれない
けれど、浜辺に君の気配を見る
深海にいるような気がする
ベニクラゲにでも、なってくれたらいいのに
永遠に私は貴方を愛したい
だから、海の底で待っていて
私が藻屑と化すその日まで
テーマ:海の底
真っ青な海。
塩分濃度が高い海では
クジラは500kmまで
会話ができるらしい。
海の底では
ゆらゆらと
水面の光が泳いでた。
クラゲは流され、
ウミガメは呑気に、
シャチは力強く泳いでいた。
プラスチックゴミがどうとか
そういう話はしないけれど、
ただのんびりとした
この海の中での時間が
私は好きだった。
夜には海が月を反射させ
キラキラと輝く。
真っ暗な海では
星屑さえも浮いてくる。
今夜は寒い。
水が冷たくて
肌に染み込んでくる。
それでも私は
ここにいたいと。
"Good Midnight!"
真夜中の海は
驚くほど静かで
私の独り占め。
「海の底」
夜の海へ出かけると、人魚に魅入られて海底へ連れ去られてしまうらしい。
「だから夜に出かけてはいけないよ」
父や母は子守唄のようにそんな言い伝えをよく話してきた。
上半身は人の姿で、下半身が魚の尾。嵐の前に現れ、美しい歌声で人を魅了し、船を沈ませる。厄災の象徴。
しかし、そんなものはただの言い伝えに過ぎない。
なぜなら僕は知ってるからだ。
8月の夜、海沿いに面してる窓からその姿を見た。
人が、女性なのか男性なのかわからないほど、辺りは暗くて。それでも、海の水面にキラキラと反射する尾が美しく。ここらでは見慣れない青い瞳が、暗闇でもわかるほど怪しく輝いていたことを、よく覚えていた。
おいで、おいでと優しくあやす様な歌声に、気がついたら眠ってしまっていたけれど。
あれが人魚だと云うのなら、厄災の象徴と云うのならば。それはなんて…
言い伝えの船乗りは、人魚に魅入られ海の底へ落ちたらしい。
美しい歌声に包まれながら。
でも、きっと。
海の底へ落ちるのは人魚に魅入られるからではない。
人魚に魅了されるから落ちるのだ。
あの人魚のいる海底へ連れ去られてしまったのは、僕自身ではなくて、僕のちっぽけな恋心だった。
戻れなくなるとわかっていても、僕は。
あの美しい歌声に、包まれて死ぬのを望んでしまうんだ。
「海の底」
「私、死んだら水葬がいい」
ある日、デートで行った水族館で君は言った。
海の底に行きたいなんて、君があまりにも冗談のように言うから、僕は君の悲しそうな笑顔を見ないふりした。
「だからね、君が弔ってよ。海に行くたび、潮の香りを嗅ぐたび、私のことを思い出すの。約束だよ。」
そう言う君は、無邪気な笑顔を浮かべていて、やっぱり気のせいだと思った。
だから僕は、
「じゃあ、僕が死んだら、海の底から迎えに来てね」
なんて言ったんだ。
でも、青白い顔をした君は、波に揺られて浮かんでいて、ああ、海の底にはいけなかったんだとぼんやりと思った。
すっかり小さくなった君を抱えて船に乗って、白いかたまりになった君は再び海の底へと向かった。
約束は、守ったからね。
だから君も、守ってよね。
ああ、僕も一緒に海の底に行かせてっていえばよかった。
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
なんだか気がそぞろで落ち着かない
家事を頑張ったら軽くめまいがした
だらけたくらいが体にはちょうど良いみたい
そんな体は嫌だなぁ…
オレ浦志 真太郎!
いじめられてる亀助けたら海に連れてかれて、スッゲー綺麗な城に招待されたぜ!
綺麗なちゃんねーとか、踊る魚とか、えげつないくらいでけえ鯨とか、マジで最高だったぜ!1番良かったのは最新型のVRゲームだったな。
海の底なんか暗くて怖いところだと思ってたけど、案外落ち着くし、その暗さがちょうどいい所だ。
いじめられてる亀見たらお前も助けろよ!
ゼッテー後悔しねえから!!
お題:『海の底』
「覚悟したほうがいいかもね」
帰ってくるなり、ルビンが言った。片手にパン屋の袋を持っている。ポーズのボタンを押してゲームを停止させ、口に押し込まれた何かしらのパンを片手で支えた。甘い。
「あ、それレモンクリームパンね。パイじゃなくてパンなの珍しいよね」
「はふほっへあんあお」
「え、なに? 口に入れたまま喋らないほうがいいよ」
とりあえず足蹴にした。言葉の通り、足を蹴り飛ばしたという意味で。いたあい、と悲鳴をあげて床にうずくまるルビンの胴体に肘をついて、とりあえず口の中のパンを飲み込んだ。うわ、飲みもん欲しい。
「覚悟って何」
「何って、シンヤに関すること以外にある?」
こく、と無意識に喉が動いた。クリームがべったりと水分を飲み込んでしまっている。吸血鬼を自覚する時と感覚が似ていて、すこし嫌になった。生意気な人間の首筋に無意識に目がいって、無理やり引き剥がす。
「……なに?」
床に横になったまま、ルビンは袋から小さく丸いパンを取り出す。真ん中の窪みに茶色いソースが収まっていて、わずかにカレーの匂いがした。それをひとくち頬張る。いや寝転がりながら食うなよお前という俺の目を無視しながら。
「さっき駅前に行ったらシンヤに会ったよ。買い物行くとかいって途中で別れたけど」
「駅前?」
ずいぶん遠くだ。俺はこの町に来た時以外、そんなところ行ったことがない。あの子だってそうだろう。用なんてないんだから。
ざわり、胸の辺りがさざめいた。
「女の子と一緒にいたよ」
女の子。
そう聞いて最初によぎるのは、あの夜に会った、もう会えない、カリカリに痩せたあの子。
ぱち、と時が止まったような感覚があった。それを、いつの間にかパンを食べ終えたルビンが静かな目をして見ていることに遅れて気がつく。ユキ、と静かに呼ばれて、とりあえず敷いていたその体を解放した。ゆらりとルビンが座り直して、俺に向き合う。
「ね、そういう歳だよ」
「……そういうって」
「あの子の母親と同じ。ていうか、この国の人間はだいたいこれくらいの時期なのかな? ちょっと遅いくらいだと思うけどねー」
「何の話してる」
「だから、」
独り立ちだよ、という言葉を半ば信じられないような気持ちで聞く。だってあの子、俺の腕の中で浅く息をしていた、一緒に眠った、歩いた、言葉を覚えさせ、食べさせ、着替えさせた、あの子だ。ここ数年は、自分で洗濯して、掃除して、飯を作って、本だって自分で調達して読んでいたけど。それでも。
あの子。
「だからね、ユキ」
「ダメだ」
「そう、ユキがそう思うのは勝手だけど、シンヤにも意思はあるって話」
「まだ子どもだよ」
「もちろん、最初のうちはサポートがいるだろうけど、それは私でも誰でも、できるよ」
「だからって」
「前にも言ったけど、どこにでも行ける子を囲い込んで閉じ込めるのは傲慢だよ、ユキ」
「……別にいいよ」
「ユキ」
「別にいい。傲慢でいいよ」
「そういう話じゃないでしょ」
「そういう話だよ!」
「ユキ」
声を荒げた俺の顔を、パチンとルビンの両手が挟んだ。まるきりこんなの、子どもにする仕草じゃないか。バカにするな、と突き飛ばす。体制を崩したルビンがこたつにぶつかって、机に置いてあったゲームのコントローラーがこたつ布団に落ちた。
ルビンが立ち上がる。俺より、シンヤより、昔からこいつはずっと大きい。腹立たしい。昔からずっとムカついていた。
「あの子は俺のだ」
「違うよ」
冷たい目だった。ルビンのそんな目、初めて見るような気がした。
「シンヤの人生はあの子のものだよ」
そんなことわかっている。理屈ではわかっているのに、この手の中に大切に持っていたあの子を取り上げられるようにしか思えなかった。
孤独っていうのは感じ方次第で、心地よさもあれば、寂しくて仕方のないこともある。
心地よさを感じている時はまるで自分が波の一部になったような軽々しさと美しさがある。
だけど、少しでも不安を感じてしまったらそれは一気に荒波となり深く深く沈んでいく。
どっちに行ってもどこを見ても暗闇で、必死にあがけど息が続かなくなってゆく。
やがて海の底にたどり着く。でも、海の底ってなんだか少し安堵を覚える。もう沈まない、底に足をつける。
そんな時、きっと上を見上げたら美しい星々が散らばってまたたくのだ。
孤独を感じるのは生きている証拠。
海の底
昔、底に沈んだと言う宝剣を探しに行きたいと思ったっけ
瀬戸内海の水底の
そこへ眠る
草薙の剣
剣の墓場かも知れないよ
源平の合戦どころか
戦国時代や海賊や第二次世界大戦で
色んなものが沈んだで
武器の墓場みたいになってるんじゃないか
巨大なタコが金属製品を収集してさ
持ってるかも知らんぞ
妖怪 刀集めタコぉ〜
みたいな
五条大橋に出没した弁慶に足が六本生えたようなタコ
えーなんでタコ?
タコってさ
釣り上げられるとき側にあるもんとかしがみついてたり
側にあるもんの中に入ったり
って修正あるらしいんよ
ナウマンゾウの歯にしがみついて釣り上げられるタコがいるって
子供向け考古学本に書いてた。
タコ釣り上げると
考古学的な発見できるんやって
ほんまかいな?
海の底ってロマンの塊よね~
でも、言いしれない恐怖を感じて潜れないのよ
なんか
怖いの。
死の恐怖を感じてしまうの
もう何度も来てるのに
言いしれない
説明出来ない恐ろしい気持ちになって
見てるだけなのに
キュッと心臓を握り潰される恐怖を覚えるの
私もこの海で死んだ1人なのかな?