『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
想像のなかでは、流れ星に願い事をすることも可能だ。
あの人と一緒に、ねるねるねるねを練れますように。
そういう願い事も、想像では、可能だった。
つまり、現実では、残念ながら、不可能だったのだ。
明日がいい日になりますように。
ただ、それだけを願う木曜日。
*流れ星に願いを*
ルビーのような輝く深紅で、街が包まれる。
一瞬にして、ある国はオニキスの黒に染まった。
私は、学園に通っていた。長い一日が終わり、いつものように孤独な帰路をたどっている時、あとからつけられていることに気がつく。足をはやめても、つきまとう視線と足音は途切れることがなく、私は仕方なく振り向く。と、そこには息を切らした彼が立っていた。逃げたことに対しての避難もそこそこに、彼は焦った様子で今日の夕刊を見せてきた。
『隕石衝突!』
そんな見出しの下、長々と述べられていたのは、今日の夜、この街に隕石が降ることだった。天文学者達は、この事態は予測不可能で突然観測されたものだという。可哀想に、今頃、街の者から非難を受けているのだろう。
彼は、新聞をしまったあと、逃げるか、と聞いてきた。その瞳は不安に揺れ、唇はぎゅっと引き結ばれていた。
私は、そこまで生きることに興味がなかった。なんなら、隕石に潰されるならどこにいるのが最適か、などと不穏な考えをめぐらしている始末だ。
彼につこうか、このまま成り行きに任せるか、一瞬考えているうちに、仲間から連絡がはいる。
かなり長い文章だったが、要約すると、こうだ。
「アレが中央広場に現れた。」
彼の表情が固まり、フクロウが届けた季節外れの封筒を握りしめる。私は一瞬、隕石が落ちる前にアレを片づける事はできるだろうかと胸を躍らせた自分に、いらだった。いつもの無表情の瞳の奥底に、暗い光が灯った。
きっと、私達はアレを倒すことができるだろう。
もちろん、自分たちの命も道連れになるだろうが。
今日くらいは、いいだろう?
流れ星に、願いを。
今夜降る隕石に、願いを。
どうか彼らだけでも、逃がしてやってはくれないか。
おやすみなさい
おほしさま
おほしさまは、いまからおきるの?
おひるも、ずっといるんでしょう?
みえないだけで、いるんでしょう?
おほしさまは、ねむくないの?
ねむいなら、ぼくといっしょにねてよ
よるはくらいから
ひとりぼっちで、さみしいから
おほしさまといっしょなら、あかるいよ
おふとんも、あったかいよ
ぼくのよこでおやすみなさい
えほんは、まだよめないけど
おもしろいおはなし、がんばってかんがえるからね
お題『星に願いを』
流れ星に願いを伝えるなら、皆が幸せになれる国にしてほしいと伝える。皆が幸せになれば誰も辛い想いをしなくていいからだ。 【流れ星に願いを】
ずっと辛く苦しかったけど
今はその必要ないよ!
幸せなんだもん(/ω\)
ありがとぅ流れ星さん◊ ( ∩"◡"∩) ◊
どうかもっと苦しんでる人たちを
幸せにしてあげてね( ´˘` )
星を投下する!
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⋀⋀ / |
_/(・ω・)/☆ |
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20歳くらいの夏の夜に学生時代からの親友たちと海に行ったことがある。
花火をしたりただ喋ったり、何を話したかもよく覚えてないくらい。
その時ゴロンと横になって夜空を見上げたら、数え切れない程の流れ星を見た。
願いごとを言う暇もないくらい無数の流れ星。
このままずっとみんなとこんな感じで過ごしたいなって思ったのを今でも覚えている。
今はみんな家庭を持って一年に一度も会わないけれど、あの夜が私たちを今も繋いでいると思ってる。
「君も大概難儀な魂だな」
白い駒が一つ進む。僅か細まる真鍮を見ないように。
「命題が『想い人を追い掛ける』なんてさ」
「そうですか?」
黒い駒が一つ動く。馬の嘶きは悲しげで。
「だって君、万が一想い人に追い付いてしまったら、そこでお仕舞いなのだろ」
「そうですね」
白い駒が一つずれる。血の気のない指先が踊るよう。
「一度目は確かに其所で尽きました」
「かといって、追い掛けないならそれはそれで
また終いなのだろ?」
黒い駒が一つ飛ぶ。塀も越える軽やかさで。
「ええ、五度目くらいにそれで失くなりました」
「望みを叶えるためにあがき続ける間しか生きられないのを、難儀と呼ばずして何て言うんだ」
白い駒が一つ添う。小さく零れた幸福の微笑み。
「一度、突然終わってしまったことがありました。
私の想い人が、私より先に召されてしまったので」
「……其処まで前提条件が要るのかい」
黒い駒が一つ倒れる。挫け倒れた旅人のように。
「でも。ということは。私が追い掛けられるのは、
あの人もまた私の事を求めてくれているからだと」
白い駒が一つ転がる。盤上にただ一つきり。
「幾度の生でも変わらぬ執着を、僥倖と呼ばずして
どうすれば良いのですか」
<ルール>
「ごしゅじん、また雨?」
「また雨、みたいだねぇ」
傘の上、飽きもせず音を立てる雫は
相も変わらず重く塩っぽく。
たまには見たい明るい日差しも、
暗く沈鬱な影に隠れて。
「いかないの?」
「ん?ああごめん行くよ。今日は何処だっけ」
「川のきのぞ。雨でおいしくなる」
「当たり」
「でもあんまりおいしくない気がする?」
「おっと、よく気付いた」
毎日雨雨雨模様の川岸は酷く荒れ、
半ば以上水に浸かった葉を引き抜く。
生き生きとしているように見えて、その実
ぐじゃぐじゃにふやけて崩れ落ちる。
「きのぞが美味しいのは雨が降った後に晴れるから」
「……ずっと雨?」
「そういうこと。大事なのはどれだけ差があるか」
絶望の雨に浸り溢れるようでは、このご主人も長くなかろう。
<今日の心模様>
流れ星を見つけたら、三回願い事を唱えるとその願いが叶う。
昔からそう言い伝えられているけど、果たして叶えた人はいるのだろうか。多分瞬きするのと同じくらいの速さで星は流れていってしまうから、言い切れる人はいないと思ってた。
「痩せる痩せる痩せる!!」
隣からそんな声が聞こえてくるまでは。
ベランダで夜風に当たっていると、缶チューハイ片手に君が来た。隣に立って「星が綺麗だね」とのんびりした口調で言っていたのに。流れ星を見つけたのだろう。ほろ酔い気分のとろんとした目がいきなり力強く見開いたから驚いた。そして大声で唱えたのだ。
息を切らす君を見ながら、感心してしまった。
短くても意味をなす単語なら三回繰り返しても言い切れる可能性が高い。
何年かに一度のなんとか流星群の日である今夜は星がいっぱい流れている。夜の時間帯でも星が見えるくらい晴れてよかった。自分も何か言おうと考えて、閃いた。
息を思い切り吸い込んで、次の瞬間、輝いた星に向かって叫んだ。
「勝つ勝つ勝つ!!」
卒業して数年経っているものの、未だに大学時代のサークルメンバーと交流が続いている。仕事帰りに飲みに行くこともあれば、休日に集まってバーベキューやキャンプを楽しむこともある。今は卓球にハマっているのだが、自分は負けが続いてしまっていた。来週も卓球をしに集まるため、勝てるように神頼みならぬ星頼みをしてみたのだ。効果があるかどうか、来週の土曜日が楽しみだ。
だから翌日に夕飯で大盛りのカツ丼が出された時は笑ってしまった。あれは決して、夕飯のリクエストをしたわけじゃないんだよ。
『流れ星に願いを』
流れ星
(2024/04/25 21:53:43)
流れ星に願いを
君と一緒になりたい……
会うとかそんなんじゃない。
ただ君と……共同体になりたい。
(随時更新
20年前のあの日この場所、この夜に流れ星に願ったことを覚えているかい?
僕の隣に座っていて優しい笑顔で声をかけてくれたよね
そしたら、丁度流れ星が流れたんだ
すると君が付けていたリボンを僕に手渡してこう言ったんだ
「今から20年後にまたこの場所へ来て、そのリボンと一緒に。それで返して欲しいの。意味がわからないかもしれないけどそれは20年後のお楽しみ」
そして今日が君に話してもらう日
だったのに...
僕は流れ星にこう願った
どうかあの子を返してください。と
最期に僕は涙をこらえて誰もいない隣に君のリボンを置いた
#流れ星に願いを
夜空に煌めく星を見つめていると、自分がどれだけちっぽけな存在なのかを思い知らされる。星は何年も前のものが見えているんだと、どこかのラジオで聞いた。
いま見えている星はもうすでに存在していないのかもしれない。消失していたとしても、それに気付くのは何百年もあとの話。ずっとあなたの姿が目の奥にこびりついて離れないが、それは星と同じなのかもしれない。
すでに居なくなっていることにまだ気付いていないだけなのか。
もう一度、会いたいな。
流れ星に祈ろうと思っても、たったひとつしかない陳腐な願いしか出てこなかった。
あぁ 言葉は間に合わなくて
ゆえに声を預けたんだ 祈りを捧げたんだ
あぁ 叶えたいものは多いから
随分置いてきてしまった 何も解らなくなった
あぁ 諦めたのなら きっと
今よりも心は自由だ どこまでも自由だ
地の人間たちは、天の神様に願いを届けるべく毎日毎日、働いていました。
しかし、願いが届くことは1度もありません。
それでも地の人間たちは諦めませんでした。
朝も夜も、暖かい春も、寒い冬も。
何年、何十年とすぎた頃でしょうか。
1人の地の人間は、夜の空が泣いているのに気が付きました。
それは、一筋の流れ星でした。
この光の強さなら天の神様にも届くかもしれない。
地の人間はそう思い流れ星に願いを込めました。
すると、天から声が聞こえてきました。
『その願い、ここに届いた』
そう、それは天の神様の声でした。
______________
それから地の人間は、流れ星に願いを込めるようになったとか…。
来月の試験受かりますように。その為にGWは勉強します!
ここは戦争地帯だからさ。
僕らみたいに貧弱なやつは、
虫みたいに「ぷちっ」と潰されちゃうんだよ。
とどのつまり、
ここじゃ希望なんか持つだけ無駄ってこと。
わかったら頭を隠しな。
あいつら、頭部を撃つのが好きだから。
なーんて、言ってた僕が撃たれちゃ世話ないな。
どうした。早く行けよ。
はあ?お前、お人好しだなぁ…
もう助からないんだし置いていってくれ。
荷物は下ろすタイミングが大事なんだよ。
日が暮れてきたなぁ…
みんな撤退していったみたいだね。
音が聞こえない。
おい、迂闊に動くな。地雷まみれなんだから。
夜は地雷が見えにくいんだ。
だから早く行けって言ったのに。
…今日は月が明るいな
この調子だと、見えるかもしれないぞ?
ん?まだ真昼?
そっかぁ…
なんか今夜は月が近いな
月って実は赤いんだ、知ってるかい?
僕も今知ったけど。
星が綺麗だ、見える?
…お願いしようか
神なんてもうとっくの昔に見限ったけどさ、
こんな時だけは特別じゃないか?
戦争がなくなりますように
お腹が破れるほど沢山ごはんをたべられますように
君がいつまでもわらえますように
みんな、だいじなひとにあえますように
らいせはしあわせで
へいわなせかいにうまれますように
また、きみにあえますように
もし今『流れ星に願いを』かけるなら、
今年も家族と愛鳥が変わりなく過ごせ
ますようにと願うと思う。
元気で過ごせれば、あとは何とかなる
かもなんてね。
〜お題「流れ星に願いを」〜
また明日。
「……今日も既読無視か…、いい加減そろそろ別れたほうが良いのかなぁ。」
前まで返信を必ずくれた彼氏から、一瞬にしてそれが無くなってしまった。
私の検索欄を見るたびに、もう終わりなのかなとかたくさん考えてしまう。
「はぁ…いや、今日こそはしてくれるはず!」
私はいつもこういう言葉を自分に投げかけて、出来るだけ落ち込まないようにしてる。
○月○日
既読[〜〜〜〜]私
○月○日
既読[〜〜]私
○月○日
既読[〜〜〜]私
昨日
既読[〜〜〜〜]私
今日
既読[おやすみなさい!]私
やっぱり何度見返しても既読だけ。
何だか付き合ってる感覚が無くなってきてるっていうか…、なんというか…。
………………
私はそうして、彼氏を静かにブロックした。
「………また明日。"元気でいられたら運が良いね"。」
流れ星に願いを
真夜中の一筋の光に、“幸せになりたい”と3回叫んだ私の隣で君が楽しそうに笑った。
願い事が叶った私もつられて笑った。
日々家