地の人間たちは、天の神様に願いを届けるべく毎日毎日、働いていました。
しかし、願いが届くことは1度もありません。
それでも地の人間たちは諦めませんでした。
朝も夜も、暖かい春も、寒い冬も。
何年、何十年とすぎた頃でしょうか。
1人の地の人間は、夜の空が泣いているのに気が付きました。
それは、一筋の流れ星でした。
この光の強さなら天の神様にも届くかもしれない。
地の人間はそう思い流れ星に願いを込めました。
すると、天から声が聞こえてきました。
『その願い、ここに届いた』
そう、それは天の神様の声でした。
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それから地の人間は、流れ星に願いを込めるようになったとか…。
4/25/2024, 12:48:50 PM