『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
放課後、自転車に二人乗りで川沿いを走る。
違法だから警察に見つからないように。
君が後ろでキャッキャッとはしゃいでる。
青春ってこういうものなのかな。
「早くない!?笑」
「早くないよ〜!笑」
スピードを少しだけ緩めた。
風が気持ちいい。
水面が夕日を反射してキラキラしている。
「ねぇ〜!」
「んー?」
「来年もいっしよにいようね」
「うん」
分からない。未来なんて。
水面が揺れて、夕日が歪んむ。
当たる風が冷たくなった気がした。
「沈む夕日」
#沈む夕日
沈みゆく夕日を背に、貴方は振り返ることもなく遠ざかっていく。
その背中が、どうしようもなく綺麗で、残酷で、目を逸らせない。
手を伸ばせば届く距離だったはずなのに、指先は空を掻くだけで。
掴みたい、引き止めたい、ここにいてほしい――
そんな願いばかりが胸の奥で渦巻いて、けれど同時に、それをしてはいけない理由も知っている。
貴方に触れてしまえば、きっと何かが壊れてしまう。
今の関係も、この静かな距離も、全部。
だから、ただ立ち尽くして見送ることしかできない。
明日になれば、何事もなかったように朝日は昇って、また貴方に会える。
同じ言葉を交わして、同じ距離で笑い合って。
それでもこの夜だけは、どうしても誤魔化せない。
静かで、息が詰まるほど美しいこの時間の中で、
貴方のことばかりを考えてしまう自分が、嫌になるほど愛おしくて、苦しい。
届かないと分かっているのに、
それでもまだ、手を伸ばしてしまいそうになるのです。
沈む夕日
旅先や滞在先で夕陽の名所があると行ってみたりする。
いくつもの素晴らしい夕陽を見たと思う。
でも心に強く残っているのは家の近くで見た夕陽の数々。
目が潰れるほどオレンジで線香花火みたいな太陽も、地平線まで行かずに雲に沈んでいく夕日も、紫からピンクにかけて信じられないグラデーショで染まる空も、不気味に赤くなって怖くなる空も、たくさんの夕陽が仕舞われている。
それが何故そうなるのかわからない。
出先では心持ちがアウェーで余計な力が入っているからなのか、多分に感傷的になっている気はするが、心に刻まれるのは自分が今暮らしている場所の方。
暮らしの持つ力は強くて、暮らす中で自分とその土地が可愛い紐で結ばれていく。
そういう紐のことも関係しているのかもしれない。
ただ夕陽を見る機会が多いから分母がデカいだけかもしれない。
そんな気もするが認めないことにする。
ところで、夕日と夕陽の違いってご存知でした?
そういえば知らないと思ってググったので共有してみます。
夕日は沈む太陽そのものや現象を指し、夕陽は夕日の光に染まった景色や情景、情緒的な雰囲気を強調する際に使われるんだそうです。
夕方頃、西の空を見るのが好きだ。
うちは、少し丘になっている場所にあるもんだから西の方は見渡せる。
遠くの方に山並みが見えて、今の時季だと日に日に山の緑が濃くなっていく様子が美しい。
まだ、子供達が学校に通っていた頃は帰ってくる頃に、2階の窓からそちらの方向を眺めながら西の空を楽しんでいたものだ。
あたり前のコトだが、太陽の暮れていく山の場所も季節が変われば移動していく。
月日が過ぎていくのだと感じる。
まだこの辺は田舎だから、都市開発が進んではいないから遠くまで見通せるけど。
近頃はあちこちで大きな木が伐採されている、他所様の敷地だから何も言えないが少し寂しさを感じる。勝手なものだ。
いつかは流れ着くのだから
何度、自分に言い聞かせたか分からない。何度も何度も心の内で叫んで小声で呟いてを繰り返してきた。
光が差し込む水面からそっと見つめてもあなたは気づかない。幸せそうな顔で笑い、愛おしそうに語りかけ、時には荒らげた声も知らぬ間に元の優しい声音に戻っている。
女性と寄り添い、小さな命を育んで、私の知らないあなたになっていく。
いずれ、流れ着くの
春がきた。水面を覆う花筏で何もみえないけれど人々の感嘆の声や喧騒が聴こえる。笛や太鼓の囃子も聴こえるからきっと祭りでもやっているのだろう。
突然、ドブン、と鈍い音がして振動が伝わる。そちらをみれば少し成長した小さな命がこちら側にいた。泡を吐いてもがく姿に触れることはできなくて、穏やかな流れを岸に向かわせた。
流れ着くかしら
遅れて、ドブン、と先程より大きな音と振動が伝わる。
これにはもう歓喜するしかなくて、待ちわびた瞬間にひどく心を震わせた。ようやくようやっと来てくれた。はやくこちらに、この手が届くところに。
ついに流れ着いた
今の流行りに合わせた明るい髪色も、以前より大人びた顔立ちも、すっかり落ち着いた色の衣を着こなせるようになったあなたは、とても素敵。
ああ、でも。一目で心奪われたあなたの若かりし頃の姿からもう一度私の側でやり直して頂戴。無垢な笑顔でまた私を虜にさせてほしいの。もう虜なのだけど。
悲しげに歪む顔に安心させるように囁く。あなたが腹を痛めて産んだ小さな命は助けたのよ、もうこちら側にはいないの、だから私をみて。
思い出の花を歪むほど強く握りしめて、この時を待っていた。零れ落ちる花弁に気づいてくれないかと何度願ったことか。あなたには花弁よりずっと惹かれるものがあったのね、そうだったね。だから今度は私にだけ寄越して。
初めてあったときと同じ色の日が沈む
その光が水底に向かう私たちを祝福するの
人間のあなたが沈み、新たなあなたが隣に並ぶ
幸せでしょう、ね
【題:沈む夕日】
沈む夕日
朝起きても一人
歯を磨いても一人
飯作っても一人
飯食っても一人
街歩いても一人
ゲーム買っても一人
家帰っても一人
酔っ払っても一人
配信見ても一人
欠伸しても一人
夜寝ても一人
朝起きても一人
咳をしても一人
咳をしても一人
沈む夕日
昇る月
今日もまた一日が終わる
あしたはどんな1日になるだろう
沈む夕日をぼーっと見ながら私は
静かに目を閉じた。
良い事は長くは続かない
悪い事があったからこそ
それを良い事だと感じて
不自由な事があったから
人は自由を望んで求めた
生物とは欲で出来ている
今まで欲で進化してきた
人はずっと満たされない
常に何かが足りなかった
刺激のない世界などない
地平に登る朝日が苦手だ
消えて行く空色が嫌いだ
不安定な物全てが苦手だ
代り映え無いのが嫌いだ
地平に沈む夕日が好きだ
変わって行く色が綺麗だ
未安定な物たちが好きだ
完成された概念が綺麗だ
綺麗なはずの夕焼け空は
何処か寂しかった
少しだけ寒かった
太陽は何度でも登っては
また何度でも沈んで行く
いつかは終わる人の時の
そのさらに先までずっと
生と死の輪を紡いで行く
途切れる事の無い組み紐
盛と衰を繰り返して来た
この時もいつかは廃れる
題材【沈む夕日】より
沈む夕日
僕は沈む夕日と君の背中を見ていた
僕はいつも君の少し後ろを歩く
部活で肩を怪我した後遺症で君は両手で鞄を持つようになった
丁寧に暮らしている儚げで強い君が大人に見えた
この景色を僕達は今日、卒業する
もう二度と見ることのない沈む夕日の中に居る君を眼差しの奥に閉じ込める
それでも薄くなっていくだろう記憶にセンチメンタルな気持ちで今を見ていた
君は後ろを歩く僕の横に来て
「一緒に夕日を見よう
この日を忘れたくないの
怪我して部活が出来なくなって
こうして帰る途中、泣いて立てなくなった私の泣き顔を見ないように気を使いながら
立たせてくれた……ありがとう」
「一緒に写真も撮ろう」と言う君の横で
照れ笑いをした
あれから毎日、僕だけがこの夕日をひとり
照らされて帰り道を歩く
僕も君ももうあの日あの時のように制服を着て
帰ることはない
だけど『思った以上に記憶って薄れないんだな』と呟いて、いつもの坂道を今日も明日も
僕は歩いて行く
沈む夕日を見ながら、頑張った自分を
褒めることにしてます。
それぐらい自分に優しくしましょう
沈むと聞くと水がうかぶ
普段いる街中で太陽が西に傾いていても
沈むという言葉はでてこないかもしれない
はじまりもおわりも
海なのかもしれない
人類という1度の大きな概念も
1日という日々の繰り返しも
375
沈む夕日
夕日を眺めていた…
今日も1日色々なことをしたな…
仕事、プライベート…
また、明日が始まる…
沈む夕日を眺めながら…
考えていた…
沈む夕日
沈む夕日
「あぁ、もう終わりなのか」
そうポツリとつぶやいたあなた
少し寂しそうな顔をして帰っていった
私は言いかけたところで
口を閉じた
「必ず帰ってきてね」
「死なないでね」
たくさん言いたいことがあったけど
もう少しとどめておこう
この気持ちは
あなたが帰ってきたら言おうかな
…帰ってくる保証はないけれど
1日が終わろうとする合図を、地球がこんなにも美しい形で残してくれるなんて。
「沈む夕日」
オレンジ空を名残惜しそうに沈む夕日。
今日は久しぶりに定時で終わったから、夕日を拝もうと思ったのに。
どうやら、夕日は俺より早く帰っているらしい。
仕方ないのでオレンジ空を見ながら帰ろう。
歩道には、満開の桜の木が並んでいる。
夕日の光を浴びた桜は、ピンク色がより引き立っていて、すごく綺麗だ。
夕日はあまり拝めなかったが、別の美しいものが見れて得をした気分になった。
桜に落つる雨集めれば、貴女に届く。そんな気がした。
信じられないような美しい夕焼けだった。
紫と青紫の雲を連れて、最後の朱色が大地を撫でるように染め上げている。
薄暗い遠くの空には膨大な魔力と、空を飛ぶ飛竜が時折り見えた。
これが世界の終わりだと言うのなら、なんて残酷なんだろう。
「夫婦になった途端にあの世行きなんてなぁ!笑えねぇよ」
酒をかっくらったドワーフ達は、巫女であるという素性を信じ切って、少女の周りを囲んだ。
「産めや増やせや大地を染め上げし我が王国」
「そうよ!」
「そうでなきゃならねぇ!」
酒が入ったドワーフたちは士気が上がり止まらない。それぞれの斧が高く担がれる。金物がガシャガシャと音を立てる。
一方人間たちを率いてきた、王宮魔術師である肩書きの青年も、人々の中心にいた。
「貴方に神のご加護がありますように」
「かならずお帰りください!」
「お願いします、勇者様、魔道士様!」
少しの休養ののち、勇者一行と魔術師である青年と仲間たちも、人間たちに送り出されるところだった。
「帰ってきたら…うちの村に住みなよ、あんたみたいな気さくなのは、ぜんぜんお貴族様とは思えない。私たちを見捨てた領主様の代わりに統治しておくれよ」
「そうだよ、まだ婚姻の祭りだってあれで終わりじゃないんだ盛大にやろうよ」
ありがとう。と青年はにっこりと町の婦人たちに返した。
確かに自分は王宮から来たが…。それは村を生贄に魔族と契約を結ぶためだったなんて言えない。
ここを違えば魔族たちと拮抗していた力関係は一気に崩れる…。それが自分たちは見過ごせなかった。
冷たい風が暗闇を呼んでいる。
ゆっくりと巫女の少女が杖を片手にやってくる。栗色の豊かな髪を持つ、精霊のような魂を感じる少女だ。元は…地球人…日本人とか言っていたかな。
「参りましょう」
「そうだね、奥さん」
この言葉に彼女は真っ赤になった。
かわいいな、と思って、青年は手をとる。
仮初の結婚だったけど、村人、勇者一行、仲間たち、ドワーフ達、精霊たちが一丸となった。
「水よ…」
「炎の精霊よ、我が手の契りとなり…」
2人の魔力と精霊力が空で混ざる。夕陽の中カーテンのように、淡い光のヴェールが広がった。
ドワーフ達が閨の声を上げる。
人間達が結界の張られた森に戻り、勇者達はそれぞれがバフ魔法を掛け始める。
戦は始まった。
夕闇と魔力の光のヴェールが混ざり合う不思議な紫の世界で。
美しい夕焼け
「沈む夕日」
春の空 夜の帳(とばり)を連れてくる入日(いりひ)の後に瞬く金星
沈む夕日を見ると、自分に今日も頑張ったねお疲れ様〜!今日も良い1日だったありがとう〜と言いたくなる。
“沈む夕日”
橙色の朝焼けを見た。
夜の色が少し薄くなってやっと朝だと気づいた。
焦燥と景色の穏やかさで脳がクラついた。
何も考えることがないくらい満足していた。
触れれば火傷しそうな色のくせして、大気は冷たい。
白い息が出るほど痛くはなかった。
寝転んで砂利のちくちくするのと、
アスファルトの無機質な冷たさに浸っていた。
まだ私には体温があった。