『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
沈んでいく夕日とともに
私はあなたのことを思い出にします。
忘れるんじゃなくて、思い出にするの。
あなたと一緒にみた夕日は1番の思い出だから。
沈む夕日
例えば、君の目が好きだ。
真っ赤に燃えてるように見えて
本当に"触れたら火傷"するかもしれない。
ここは地下だし、例えるものは
こんな安っぽい炎しか思いつかないね。
でも見て、空と雲と太陽、それから月。
うちにあった白石で書いてきたの
本で読んだよ、太陽は眩しいから白いけど
時間が経つと赤くなって海に潜るんだって。
だから多分、君の目は炎と太陽の色だ。
題 沈む夕日
今日も沈んでいく
丸い大きな優しい光
ここで見ているとどこか物悲しくて・・・
でも、その物悲しさがまたいいなと感じる
私は今日も砂浜に座って夕日を見てる
静かに空の色が変わっていく
オレンジに、淡い紫に、水色に藍色に青に黄色が混ざってあらゆる色が空に広がっていく
まるで絵の具のパレットみたいに広がっていく色に見とれる
暖かい気候になって、風がほんのり頬を撫でる
こんなに素敵な光景は何度でも見に来てしまう
毎回唯一無二の色遣い
他に同じ彩り、景色を見ることは出来ないから
私は自然のキャンバスが見たくて、きっと明日もここで沈む夕日を見ているだろう
《沈む夕日》
地球の公転・自転
太陽系の為せる技
お花見日和
2024/04/07㈰日記
いつもは渋滞しない道路が
渋滞していた。
みんな 出かけているんだね。
土手に咲いている桜は満開だった。
写真を撮っている人も何人かいた。
僕のおすすめのスポットは
橋の上。
水面が輝く川とアブラナが咲いた
黄色と緑の土手と連なる桜の木が
撮れるから。
この前会った入浴 猫さんが
日陰になったプランターの前で
気持ち良さげにまた寝ていた。
お腹を出して無防備な姿。
可愛いらしい。
桜を見に行き交う人も
桜のことも猫さんには関係ないこと。
そういえば黄色の水仙を見ていた
茶色のノラさんはどうしているんだろう。
もう水仙は咲いていない。
桜は見るのかな。
明日も出掛けるので
電車の中からお花見をしよう。
桜は非日常感があるね。
浮かれてお祭り騒ぎ。
訪日外国人も増えてるね。
今年は入学式に桜。
記憶に残る桜ですね、
おめでとうございます。
おやすみ。
『愛かお金か』
学生の頃は、卒業したらほどほどの企業に入ってほどほどに 働いて数年経ったら結婚して…なんて思ってた。
でも 実際は全然そんなことなくてやりたいことが増えて増えて仕事が楽しくて。
恋愛もしてた。
でももう少し年収がある人がいいな とか 将来を見据えて まっすぐ見れなくなっていく。
お金で苦労したくない。
お金を稼ぐために悩むのだ。
恋愛面はなかなか難しくて
同級生の友達と、
30までにお互いいい人がいなかったら結婚する?なんて約束したり。
けれど それは虚しくなって、白紙にした。
愛妻家のあの人も裏で遊んでたりとかこんな人が遊んでるんだとか色々な人と知り合って 夢も見れなくなった。
いつか 素敵な人が現れて恋に落ちて…
少女漫画を見てそんな風に夢見てた時期もあったな。
お金がある生活をして数年。
お金があったら あったで
自由にしていいよと言われた時
私は私の中にやりたいことがなかった。
たくさん いろんな 習い事をしたし興味を持って勉強したけど満たされない。
これだというものがないのだ。
彼はとても優しくてお金があって何の不自由もない 生活。
理想の生活だなって描いていた通りになったのに。
優しいけれど 満たされない
そこに愛はあれど 私は与えられるばかり。
愛を注ぐとは 愛するとは?
私はうまく人を愛せない。
愛し方がわからない。
いつも失敗しちゃう。
ひと周り以上年の離れた相手とばかり付き合うようになって、ふと同年代の異性と話したくなった。
今私の同世代の男は一体どんな人がいるのだろう。
そんな時 目の前に現れた君は
愛の塊だった
常に相手の喜びそうなこと考えて
思いやりに溢れてる。
年上の人以上に愛の伝え方が上手だった。
これが愛されるということか。
私は今までお金で愛されていた そんな感覚だった
だから 満たされなかったんだ。
心じゃなくてお金で解決するようなことばかり。
そうじゃないんだ。
愛か、お金か、どちらを選ぶ?
きっとあなたと過ごす日々は
お金がなくなったとしても
きっと心が幸せで満ち足りてる。
それを教えてくれた。
お題:沈む夕日
初めて音に触れた時は
何も思わなかった
私の変化は自分の好きな音
それを自分自身が奏でた時だった
音楽を始めた時は
ただ楽しくて毎日弾きたくて
周りに音が増えていくのが
嬉しくてしょうがなかった
でも、音楽を知っていけば知るほど
いろんな欲が出てくる
上手くなりたい、いい演奏をしたい
聞いて欲しい、認めて欲しい
楽しさと欲は今の私には別の入れ物には
入れれないようだ
欲が強ければ、楽しさが薄れ
楽しさが増えれば欲する為の成長が薄れ
私の中に芽生えた
音楽に対する愛情は
音に対する楽しさという自身に向けたものと
伝えたいという相手に向けたものを見つけ
1度、幼く熱く燃える日は
ゆっくりと1日目を終えるようだった
沈む夕日
しゅんしょう(春宵)に
ずじょうにかかりし
むすうの彩雲
夕日にかくれど
日はまた昇る
まじ無理end
今日は綺麗な桜を見ながら
楽しい時間を過ごすことができました。
この出来事は時計が止まったまま
一緒にいた方々とゆっくり過ごしたい。
夕日が沈み、夜になってしまうと
また明日も嫌な仕事が待っている。
ろくに休みが取れない私は
休みの日の夕日が沈むことで
憂うつになってしまうのです。
「武《たけし》君。最近君の目を見つめようとすると、露骨に目をそらすよね。なんで?」
帰り道、隣で歩く幼馴染に私は問いただす。
さりげなく目を見ようとするが、目をそらされる。
「それは……見つめらるのが苦手だから……かな」
「ダウト。何年幼馴染をやっていると思うの」
「うぐ」
図星を突かれた武君は、嫌そうに表情をゆがめる。
分かりやすい。
「そういう咲夜こそ、なんで俺の目を見ようとするのさ」
これ以上、追及されまいとする意図が見え見えの質問をしてくる。
だけど、この問いに対する答えは、私にとって恥ずかしいものではない。
「言ってなかったっけ?好きなの、あなたのその黒い目。綺麗だし」
「え、好きって……」
『好き』という言葉に過剰反応する武君。
思春期か。
「それに私の目、少し茶色が入ってるでしょ。ちょっとコンプレックスでね」
「そんなことないぞ。咲夜の目も、その、綺麗だ」
「ありがとう。という訳で、武君の目を見せてもらうね?
その代わり、私の目は好きなだけ見ていいよ」
「は、バカか。やるわけないじゃん」
くそ、引っ掛からなかったか……
もう少しだったのに……
それにしても、嫌がり方が普通ではない。
まさか――
私の頭に閃きが走る。
「ははーん、分かったぞ」
私の言葉に武君の体がビクッと震える。
「さては目を見られると、頭の中読まれると思ってるんだね。 安心していいよ、私にそんな芸当は出来ん」
「はあ、ちげーし」
がっかりしたような、安心したような複雑な反応を見せる武君。
反応を見るに、私の推測は間違っているらしい。
だ・け・ど。
「隙あり!」
「あっ」
私は素早く武君の正面に回って彼の顔をガシッと掴み、息がかかるほどの距離まで自分の顔に近づける。
「コレで目をそらすことは出来まい」
武君が何やら言っているが無視だ無視。
さて武くんの目をじっくりと堪能することにしよう。
と思ったのだが、意地でも目を合わせたくないのか、いきなり目をつむった。
「武君、そんなに嫌?」
「それは……」
「嫌だって言うなら、二度と言わない」
それを聞いた武君はビクッと大きく体を震わせた。
私も、武君がどうしても嫌だと言うのなら諦める。
私も嫌われてまでやろうとは思ってない。
拒否されるだろうなという予想とは裏腹に、武君はゆっくりと目を開けた。
OKてことね。
じゃあ、存分に見させてもらおう。
ふむふむ。
相変わらず綺麗な黒い目である。
心が洗われるようだ。
それにしてもこの嫌がりっぷり、もしかしたら武君の目を見る機会はもう無いかもしれない。
いったいいかなる理由なのだろうか。
これは理由を知って解決しておくべき問題だと、私は考える。
武君には黙ってるけど、実は他人の目を見ると人の心が読める。
さっき、心が読めないって言ったな?
あれは嘘だ。
まあ、ここまで近づかなければ読めないし、簡単な感情しか分からないけどね。
では早速、心を読んでみよう。
さて一体何を考えて……
と武君の目をじーと見つめてみる。
すると瞳に浮かび上がるのは……
ハート?
そしてハートの中に私の姿が見える。
何これ?
一瞬ぽかんとするが、すぐさまその意味を理解して、武君の顔から突き飛ばすように離れる。
武君は驚いたようで、目をぱちくりさせていた。
「どうしたの?」
「……なんでもない」
武君の心配そうに声をかけるも、ぶっきらぼうに答えるしかなかった。
私は衝撃の事実に頭がくらくらしていた。
『武君が私の事が好き』
ということは……
ということは……
つまり、武君と両想いって事!?
なんてことだ。
勝手に私の片思いだと思って、ギリギリ何でもないフリが出来たのに……
向こうも私の事が好きだとか、そんなの知っちゃったら、もう恥ずかしくて目どころか、顔すら見れないじゃんか。
そこから家に帰るまでの記憶が全くなかった。
のだが、家に帰って冷静になったら、『付き合えば毎日好きな時に、彼の目を見ることが出来るんじゃね』ということに気づいた。
よし、明日会ったらいっちょ告白するか――
◆
そうしてまた一組のカップルが生まれた
そのカップルは、時間さえあればいつもお互いを見つめ合い、学校で一番有名なバカップルになったのであった。
めでたしめでたし
「夕日は沈むもんだろうが! 沈まない夕日があるなら持ってこい!!」
「夏井先生かお前は」
「夕日ってさ、ズルいよねー」
「?何が」
「皆んなから美しいと思われてるところ」
それのどこが?とキミは聞き返す。
「同じ太陽なのにさ、夕日とか朝日とか、自分が見ることができるようになって初めて皆んな美しいと思うじゃん」
本当に美しいと思われるべきは日中の照らしてくれる太陽のことだと私は思う。
断言した私にキミは笑った。
「君は変に詩人みたいなところがあるよな」
いいじゃないか、それでも、とキミは静かに呟いた。
「始まりと終わりだけでも誰かが見てくれるなんて幸せなことだよ。世界はそうじゃない奴ばかりだ……」
その横顔が悲しそうに見えた。
「じゃあ私はキミの終わりまで一緒にいるね」
叶うか分からないことを思わず口にしていた。
朝日は昇るもの、夕日は沈むもの。
ですが、太陽が空に見えるようになるから朝だし、太陽が空に見えなくなる頃だから夕方であって、夕方だから日が沈むのではない。
太陽の動きが先、朝・夕という名前は後。
しかし、その上、実際は地球の方がクルクル回っているのだ。太陽は動いていない。こっちが動いている。
地球が自転しているから、太陽が動いて見え、太陽が出ているか出ていないか、昼か夜かというのは人類にとって一大事だから、見せかけの太陽の動きに沿った時間の感覚が生まれ、夜が来たら一区切り、というだけでは飽き足らず、その夜の始まりの頃に夕という名をつける。夕はそもそも三日月の形を模したものだから、その月が見える頃ということで、夕方と幅を持たせた時間の呼び方を使い出し、その時間の区分が人口に膾炙しまくって、その時間帯に見える太陽のことを夕日と呼ぶようになり、で、わたしたちはいつだって自分から見えるものばっかりを事実だと思い込むから、“夕日”が“沈む“のではないかしらね。
夕が三日月の象形文字だって知らなかったな。“夕日”って混乱した熟語だ。
道端で夕日が沈んでいる。
思いの外、かなり沈んでいる。
私はどうしたものかと考えた。
声をかけるべきだろうか。
いや、沈んでいるだけで
落ち込んでいる訳ではないかもしれない。
沈むのが趣味なのかもしれない。
そもそも私ごときがなんと声をかければ良いのか。
私ごときが声をかけて、
余計に沈んでしまったらどうしよう。
と考えていると朝日がきた。
あの頃は、夕日が沈むまで遊んでいた。街に行ったり、カラオケに行ったり、ゲーセンに行ったり。楽しかった。また、あの時のようにみんなで遊ぶ日が来るのだろうか。君はまた、帰ってくるのだろうか。
創作 「沈む夕日」
みかんのグミのようにぷるぷるとした太陽が、海面にぶつかったところから、ゆるゆると溶けている。
甘酸っぱい記憶をいっぱいに吸った太陽は、胸へと染み込んで、涙となって溢れた。
夏の空気を燦々と振り撒いた太陽の残り香は、迫り来る夜に薄められ、ただ湿った後悔だけがわだかまる。
後悔は夜闇に紛れて、足首を掴む。
将来が我が身を押さえて、首を絞める。
沈む夕日は、影を見ない。
音もなく、未練もなく、
燃えるその身を蒼い塩水に沈めていく。
(終)
「沈む夕日」
プロポーズ
沈む夕日が
見えるとこ
意味、彼からのプロポーズの場所が
沈む夕日が見えるところ
彼女の一声が虚ろな雑踏を塗り替え顔色を喪う
一面は朱く照り返し瞼を焼く陰ばかり勿体ぶる
やがてもう直ありふれた夜に呑まれるのだろう
泥む想いが肺の裏辺りに縋って行き場を失くす
他人のように憐れんで西は頬を刺し続けていた
―――――
(沈む夕日)
「沈む夕日」
例えば…
沈む夕日に向かって
バカヤローと叫んでみる
みんなのために1日
必死に働いたのに
バカヤローはないだろ…
と思うだろう
この世界は
誰かのやり場のない苛立ちを
誰かが理不尽に受けとって
毎日回っている
みんなのバカヤローを
受け取った夕日は
より赤く燃えて沈んでいく
沈む夕日
命の恩人の君の動画を見ながら心のなかで呟く、
「嗚呼、生きててよかった」