『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夕日が沈む
一日の業務の終了
月が昇る
一日の全ての終了
太陽が昇る
気怠い一日の始まり
こうして
今日もまた
つまらない一日が始まる
毎日が奇跡とか
毎日を大切にしろとか
今は今しか過ごせないとか
そんな綺麗事は
もう散々
生きてるだけ、偉い。
_ ₁₉
建ち並ぶコンクリートの壁と
油まみれの機械の音
いつも渋滞する交差点を
足早に行き交う雑踏の中
小さな隙間から茜色の空が見える
今すぐにでもあの小さな丘へ
駆け上がって、夕日をみたい
そんな衝動を誰もが感じるだろうか
そうであって欲しいと願いながら
誰もがやり残した仕事を片付ける
やがて夜が降り注ぎ暗くなったことすら
気付かないほど明るい街では
眠ることを忘れた雑踏と灯りが
朝の訪れを恐れながら待っている
「沈むように、溶けていくように〜」
夕暮れも近い時間帯だが僕は自転車で爆走して帰路を辿っていた。
いつもなら部活があるため日が沈んだ頃に帰っているのだが、テスト前ということもあり部活は休みとなり早めの帰宅となる。
だがそれを差し引いても、少しキーの合わない流行りの曲を口ずさんでしまうほど、今日は機嫌が良かった。
特段予定がある訳でもないし、バイトの給料日でもない。なんなら携帯代も支払っているためお小遣いなど雀の涙程だ。なんてことはない平凡な一日だ。
だが、そんなモノクロな日常も好きな子と話せたという事実だけでバラ色に変わる。
僕はお世辞にもかっこいいわけでも無ければ明るい性格でもない。部活では先輩からも後輩からもイジられるキャラクターで、見事な程に三枚目だ。
そんな僕にも明るく接してくれているのが真菜ちゃん。みんなからも人気だが男勝りだからあまりそういう噂を聞かない。けど僕から見れば顔も可愛いし性格も優しくて少し抜けている所も僕から見れば愛しく見える。
告白したい、とは思わない。
というより鏡を見る度に自己否定する程に自分の顔が嫌いだ。目はタレ目で一重と重い印象だし鼻は少し幅がある。唇も太い気がするし耳は不揃いだ。こんな僕では告白したところで、いや告白が成功したところで恥ずかしくて君の隣を歩けないだろう。
思考が低空飛行を始め、気持ちを曇天が埋めつくそうと蝕んでいくと、身体もまた正直に重くなっていく。
時間帯もあってセンチメンタルになりやすいのだろうけど、先程のバラ色はどこへやら。あっという間に景色は色を失っていく。
そういう時は気分を変えないと。
僕はお気に入りの曲を口ずさむ。
「期待はずれと、言われた僕の、理想の未来はどこよ〜」
何年も前に流行ったマイナージャンルの更に有名とは言い難い曲。
でも、力強いネガティブな歌詞とガチャガチャとしてるとも言えるロックナンバー。
この曲こそ僕の本心を表してやまない大好きな曲だ。
でもこういうのが好きだから、君にも嫌われてる自信があるんだ。
『沈む夕日』
冒頭の曲『夜に駆ける』
最後の曲『僕はまだ本気出してないだけ』
私は上を見上げた、痛い、くそ、頭痛が痛い。
なんだ?もう夕方か、窓からは沈む夕日が見える。
0点
これはチョー間違えた文です。
ですよね?
上を見上げない。
頭痛が痛いわけじゃないし、
夕日は沈んでるから夕日なの。
じゃ、直すねーー
私は上を見た、痛い、くそ、頭が痛む。
なんだ?もう夕方か、窓からは夕日が見える。
こうね、これでいいから。
うん?
何?
?
の後はヒトます開けろ?
ごめん、それわかってるならちゃんとして。
しーずむ夕日に〜なーななななー
みたいな歌あったよね
思い出した!
しーずむ夕日に〜てーらされてー
真っ赤なほっぺたの
きーみとぼく〜
※ポケモン剣盾二次創作・マクワとセキタンザン
まだ本当に幼かった頃、マクワは遠い地方からやってきたトレーナー・カブにこんな話を聞いたことがあった。
夕方は、逢魔が時と言って何か災禍を齎す危ない時間だと。だからあまり遅くまで家に帰らず、家族を心配させてはいけないよ、と。
立派に独立した今、それは冷たさと温かさの境界線を描く時間に移り変わっていた。
◆
最近、マクワの気に入っているトレーニング場所がある。
広大な私有地でありながら、野生のポケモン達が活き活きと暮らしている温帯の島だった。ヨロイ島と呼ばれるそこは、どこもかしこも手入されているガラルの中でもほとんど人の住まない、ポケモンの楽園だ。
故に他の土地では見られないポケモンがたくさんいて、しかも熾烈な環境で育つためか、とても強い。絶好のトレーニング場所だ。
湿度と温度が高く、もともと寒冷地で生まれ育ったマクワはこの島にいると、ただそれだけでも忍耐の鍛錬になった。さらにセキタンザンの炎の温度が加われば、より負荷の高いものになるのは当然の事だった。
自然も多く、手入れのされていない広い洞窟なんかもあり、セキタンザンは通る度に心地よさそうにしていた。
相棒には秘密だが、敢えてその石窟を訓練場所に選ぶ回数を増やしている。セキタンザンの嬉しそうな顔を見ていると、マクワも同じように気持ちが明るくなった。
しかしこの日は互いの足腰を鍛えるために、長い階段の上り下りを繰り返すトレーニングを選んでいた。段数は数えていないが、一往復で一山を上り下りしてしまう程、急なもの。
これを行うと必ず筋肉痛になってしまうものの、効果は覿面だとわかっている。そもそもセキタンザンは余り機動の力に長けてはいない。試合で思い通りの動きを見せるためにも、苦手な部分をしっかり補うことは大切だった。
固めた砂と木で出来た階段を全て登ると、背の高い黒い塔があった。その先に、水平線の向こうへと隠れていく真っ赤な太陽の顔が見えている。
後ろの空ではいくつか星が瞬き始め、現在がちょうど昼と夜の境目に立っていることは明瞭だった。
湿り気特有の重たい水の匂いが漂っている。空気中の水分が、まるでくっついて溜まるように、額から汗となって流れていくのが分かる。巨躯の青年は荷物からハンカチを取り出して拭った後、次は水筒を見つけて蓋を開け、中身を口に含んだ。
冷たいおいしいみずが喉を通り、全身の筋肉が上げ続ける熱の冷めていく感覚があった。清涼な風が抜けるようで心地いい。
一生懸命酸素を取り込もうとして息を切らす肺のために、大きく息を吸った。
「……はぁ……はぁ、……到着です……ごくろうさまでした」
「シュポォー!」
マクワより遅れて、ちょうど今昇りきったバディが、目標地点への到着に喜びの声をあげた。その息は自分と同じぐらい荒く、普段よりもさらに高い熱気を帯びている。セキタンザンへと水筒を差し出せば、あっという間に軽くなって戻って来た。
少しだけ周囲の温度も下がったように感じた。
「どこかの地方では、これくらいの頃を逢魔が時というそうです。昼が夜に変わっていくこの時間は『悪いもの』が闊歩する時間なのだとか」
塔の向こうを見遣れば、半分ほどまだ顔を覗かせる巨大な太陽が、海の表面をごうごうと真っ赤に燃やしていた。めらめらと燃える光を受けて、マクワの眼が重たい紫苑の色に染まっている。
「ひんやりとした夜が……もうすぐやってきますね」
「シュボオ」
セキタンザンの頭の中に、夜になると母の事を思い出す、とマクワがパシオのトレーナーの前で話していた記憶がよみがえった。
「夕日が沈みますので、今日の訓練はここまで。これからはぼくたちの……いえきみの時間です」
マクワは水筒を鞄に戻しながら、塔の横にあるなだらかな下り坂を指さした。
「この道を下っていくと、ぼくたちが今まで行ったことのない、とても広い洞窟に繋がっているそうです。せっかくなので覗いてから帰りませんか」
「ボオ?」
自分の相方は少しでも危険の伴うリスクの多い行動は選びたがらない事を、良く知っていた。人間にとって視野が狭くなる夜の洞窟に行けるなんて思わなかったのだ。
セキタンザンは尋ねるような鳴き方をした。
「きみの炎のお陰で薄暗い洞窟も……ほとんど照明のない島の中でも迷わず行くことが出来ます。『逢魔』さえ退けるでしょう。……今からきみが太陽になるのです」
今まで孤島を照らしていた紅い日光は、頭のように見えていた尾びれの先っぽまで、水平線の中にもうすっぽりと隠されてしまった。町では見えない程、たくさんの星々が煌めき始めていた。
その地平に登った紅い光。地上を照らして路を作る、逞しくて美しい輝き。
「きみはいつだって……その……ぼくの太陽……です。きみのその光をさらに輝かせて……たくさんのひとに届けてみせますから」
「シュ ポォー!」
セキタンザンは一鳴きすると、水平線に背を向けて下り坂へと足を進めた。
沈む夕日のその先。留まり始めた暗がりは避けていき、2人の進む未来が紡がれている。
#沈む夕日
沈む夕日を見つめていると
心が凪いでゆく…
今日一日の穢れを
浄化してくれているようで
今日一日に感謝を捧ぐ…
緋色に染まる世界にひとり。
吹き抜ける風の音、金色の雲が棚引いていた。
世界との境界が曖昧になって、指の先から少しずつ融けて消えてゆくような、そんな危うい感覚に陥る時間。
かえりたい、という欲求、衝動に襲われる時間。
どうしようもなく深い深い孤独に包まれる、かけがえのない時間。
孤独が好きだ。
自分と向き合う時間だから。
深呼吸をする、息を吸う度、吐く度に孤独が染み渡っていくようで、全ての感情がリセットされたような気分になる。
自分が透明になったような、なんともいえないこの感覚が好きなのだ。
テーマ「沈む夕日」
沈む夕陽
私は映画が好きでよくみる。特にミュージカルは印象に残るものらしい。“サンド オブ ミュージック”、“マイ フェア レディ”、“屋根の上のバイオリン弾き”は特に印象に残っている。サン ライズ 、サン セット と歌うのは屋根の上のバイオリン弾きだ。日本では森繁久彌さんの名演で人気をはくした。太陽はいつか沈むもの。でも少しは理科が好きな方は思うかもしれない。沈むのは地球であり、人間なのだと。私は理科には詳しくないのでよくは分からないが、夢はよくみる。夢をみるのはたあいのないことで、罪のないことだと思う。永遠のいのちを夢みて、不老長寿の薬をさがす。この世の楽園を夢みる。神さまは、そんな人間を好きなのかもしれない。
朝日が昇るときに、キミと飲む珈琲もいいけれど、
たまには沈む夕日を見ながらキミと飲むお酒もいいね。
お題「沈む夕日」
夕日が海に攫われる
この夕日が沈んだなら
もらった足も、なにもかもを
ともに海に、泡にかえさなければいけない
どうしても、と
貴方のそばに
いたいと願ってしまったことが
罪なのでしょうね
沈む夕日はわたしのことを呼んでいる ともに帰ろうと
わたしは泡になるけれど
貴方への想いは
明日も登る朝日のように
輝き永遠に貴方を照らしたいのです
__沈む夕日
「夕日が沈む頃」
一
「カンカンカンカン」
踏み切りがさがると同時に一歩踏み出す貴方の姿を、不覚にも綺麗だと思ってしまった。
私の大好きな友達は、もう居ない
ねぇ、何で先に逝ってしまったの?
最期は一緒に逝くって言ったじゃない…
狡い、狡いよ本当、
何で目の前で逝ってしまうんだ
止めようとも、一緒に逝こうとも出来ないじゃないか…
ねぇ何で貴方は私を置いていったの?
私には、貴方しか居ないのに、
二
ねぇ、私はきっと貴方と同じところには行けないわ、
何故なら、貴方を追い詰めた奴に…
制裁を与えるから!!!
でも、、大丈夫!いつか絶対あなたの元へ行くから!
それまで、貴方の隣誰にも渡さないでね
貴方の隣には、私だけで充分なんだから!
それじゃあまたね!
三
やった、ついにヤッたわ!これでやっと逝ける!
死
夕日が沈む頃、私は貴方に逢いに行く
「行き過ぎた友情」
るり
『夕日の半分』
沈んでく夕日の半分どこいった? お昼にかじった煎餅みたくまるで半分なくなった 甘辛醤油か塩味か
サラダ味なんてのもあったっけ? お腹と背中がくっつくなんてまさにその通り 夕日は煎餅 煎餅は夕日
境界線がなくなって もうすぐ夜がやってくる
空が星の世界へ
引き込まれてく
今日の終わりに眼を閉じて…
夢と勇気があれば
それでいい
あきらめはしない…
感じるまま生きてくよ…
耀き抱きしめて!!
沈む夕日
夕日ってなんかいいよね。
黄昏れるというか、「あ〜。今日も終わるんだな」って少し切なくなる感じとか。
最近だと「エモい」って言うけど、ほんとそんな感じ。
夕日が1番心が浄化されるというか、上手く言えないけど、心が綺麗になった気になる。
「あ〜。綺麗だなぁ」って思う。
切なくもなるけど、心が満たされていく。
ストレスが多い世の中だけど、こういう時間も、綺麗だと思える自分の心も大切にしたい。
皆さん今週もお疲れ様です!
時はすでに平等だ。
朝日が昇って、夕日が沈んで、夜が来る。
そんな日々の中でも、私は沈む夕日が好きだ。
一日が綺麗に終わっていく感じが、すごく私の中では憧れで、明日はきっと何かが変わっているって信じさせてくれる。
…なんて綺麗事を述べてはみるけど、本当の理由は全然違う。
早く夜が来て欲しいから、早く消えろって沈む夕日に願ってるだけ。
そんな自分が大好き。
今日は完全に貴方の事は冷めました。
いちいちどこにいるのか確認するのもやめてほしい
誰といても勝手、貴方こそこのメールは何?
貴方は最後に送ってきたメールの最後妻....?
どうゆうこと??
結婚してないんじゃなかったの?
私に嘘をついた、怒りもわいた。
メールを、見たけど送り返さなかった...
どうせ明日朝送ってくるに決まってる
何故私が貴方の妻に物を買わないといけないの?
ふざけてる!!
なんだと思ってた!?
ただ物を買わせるだけの女?
確か守るとか言ってたけど私は守ってくれる人がいればいいと言ったけど、返事がいいね
ここからわかってた最初から貴方にプレゼントをするゎ、最後に
花を、オキナグサ、オトギリソウ、黒い薔薇、の花を
素敵な花言葉だから貴方にプレゼント
心のこもった1年分のプレゼント。
私はもう誰も愛さない
愛が怖い。
私は私は自身で守る、誰にも守ってもらう必要がない
私は人々が厳しいことなくイライラするだけだと思う、人生はそうです。
ですから、彼らは怒りと呼んでいるフラストレーションに時間を費やしています。状況の全体に目を閉じてください。
自己満足について不平を言うのではなく、物事を軽Iookして、なぜ矢敗したのかを調べる方がよい。
この言葉は納得できる明日からはまた新しい出発をする
『沈む夕日』
私は夜が好き。だってなんでもやる気が出るでしょ?
でもなんだか沈むって聞くとマイナスなイメージがある。1日が終わってしまう感じ。明日が来てしまうって感じ。でもそれって明日が来るのが嫌って思ってる自分がどこかにいる気がする。
毎日楽しく過ごしてるように感じても結局どこか物足りないのかな。楽しく生きようとか、悔いの無いようにしようとかそんなこと考えても一日の終わりに思い出すのは罪悪感だけ。こうすればよかったのになとか、もっとこうできたのにとか、一日の最後ぐらい楽しいこと考えたいよ。でもね、それって考え方次第だと思うんだよね。今日いい事無くて、気分が下がっててもその気分って上がるしか無くない?じゃあ明日はいい日じゃん。ってね。人と比べるんじゃなくて、自分の最悪な日と比べよ。気楽に行こうよ。
歩道橋から眺める茜空
「ついてないな」とため息ついた。
帰りたいけど帰れない。
あの歌を口ずさむ。
今日の私にさようなら。
あの子も月で待っている。
明日の私が変わるよう。
夕日が朝日に孵るよう。
街灯が灯り始める黄昏に
「もう帰ろう」と歩き出す。
#10「沈む夕日」
うーん、と紙パックに刺したストローを甘噛みしながら、期末テストのときよりも真面目な顔をした君が唸る。
「みかん」
今日の夕日の色のことだ。
だらけきった様子で窓枠にもたれかかったまま、彼女は続けて言う。
「……芥川龍之介の『蜜柑』よりはもうちょっと薄いかも。うん、じゃあ、みかんの果汁」
なにが「じゃあ」なのかまったくわからなかったけど、それはいつものことだったので、僕はそうだねと適当な相槌を打った。すべてのテストと模試が終わって疲れ切り、返事が億劫だったのもある。彼女は気にした様子もなく、沈んでいく夕日を眺めている。
「日が短くなってきたねえ」
「そうだね」
「こうやって夕日を見るのも久しぶりかも」
「……そうだね」
最近は特に勉強漬けだったもんね。
いつもと変わらないのんきな声に、「受験生なんだから当たり前だろ」と視線を横に戻す。沁みるような橙色が彼女の頬を照らし、髪を彩り、目を染め上げている。ふと彼女がこちらを見て、ばちりと視線がぶつかった。瞬き二つ、眉があからさまに下がる。
「……ねー、私が県外行くって言わなかったこと、まだすねてるの?」
「すねてない」
「すねてるんだよ君のそれはあ。何年の付き合いだと思ってるんだよお」
十年近くはある。が、そんなこと、わざわざ口に出す義理もないので、知らないよとうそぶいた。いいや、実際すねてはいないのだ。そんな大事なことを「あ、言うの忘れてた」だなんて軽い一言で済ませられたことに納得していないだけなのだから。
「ねー、ねえ、ねえねえねえ、ちょっとこっち見てよ」
「うるさい。すねてないって」
「はいはいすねてない、そうだね。そうじゃなくて、……ああもう、なに言いたかったか忘れちゃったよ」
「ふん。相変わらずの鳥頭」
「ぴよぴよ!」
にこ、と至極楽しそうに笑う彼女の鼻をつまむ。なんでもかんでもすぐに忘れるくせに、案外物覚えは悪くないというちぐはぐさのおかげで、彼女の成績はそこそこにいい。そこはかとなく腹が立つ。
珍妙な悲鳴を上げて、なんとか僕の手から逃れようと彼女がわあわあと暴れる。
――そうやっていつか、僕のことも忘れるのだろう。
そんなふうに僕が思っているなどと、みじんも気づかないままに決まっている。それがまた少しだけ腹立たしかった。ぐうと細まった目は、沈んでいく夕日のみかん色があまりにも沁みるせいだ。
(お題:沈む夕日)