はぐれ猫

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建ち並ぶコンクリートの壁と

油まみれの機械の音

いつも渋滞する交差点を

足早に行き交う雑踏の中

小さな隙間から茜色の空が見える

今すぐにでもあの小さな丘へ

駆け上がって、夕日をみたい

そんな衝動を誰もが感じるだろうか

そうであって欲しいと願いながら

誰もがやり残した仕事を片付ける

やがて夜が降り注ぎ暗くなったことすら

気付かないほど明るい街では

眠ることを忘れた雑踏と灯りが

朝の訪れを恐れながら待っている

4/7/2023, 9:37:44 PM