「夕日が沈む頃」
一
「カンカンカンカン」
踏み切りがさがると同時に一歩踏み出す貴方の姿を、不覚にも綺麗だと思ってしまった。
私の大好きな友達は、もう居ない
ねぇ、何で先に逝ってしまったの?
最期は一緒に逝くって言ったじゃない…
狡い、狡いよ本当、
何で目の前で逝ってしまうんだ
止めようとも、一緒に逝こうとも出来ないじゃないか…
ねぇ何で貴方は私を置いていったの?
私には、貴方しか居ないのに、
二
ねぇ、私はきっと貴方と同じところには行けないわ、
何故なら、貴方を追い詰めた奴に…
制裁を与えるから!!!
でも、、大丈夫!いつか絶対あなたの元へ行くから!
それまで、貴方の隣誰にも渡さないでね
貴方の隣には、私だけで充分なんだから!
それじゃあまたね!
三
やった、ついにヤッたわ!これでやっと逝ける!
死
夕日が沈む頃、私は貴方に逢いに行く
「行き過ぎた友情」
るり
4/7/2023, 5:42:36 PM