『楽園』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこまでも青々と広がる大地に柔らかい日差しが降り注いでいて、
色彩豊かな花々たちは、嬉しそうにその光を抱きしめている。
目を覚ました少年の目に飛び込んできたのは、そんな光景だった。
起き上がって周りを見渡してみても、どこまでも同じ風景が続いている。
少年は、こんなにきれいな景色を見たのは、はじめてだった。
しばらく辺りを眺めた少年は、今度はすぐそばで咲いている花に顔を近づけてみる。それらはまるで、自分に笑いかけているみたいだ。
少年は胸のあたりに、じわりと何かが広がっていくのを感じた。
その正体は果たして何なのか。
それを確かめるべく、少年はそのまま花をじっと見つめた。
向こうもまた、微笑みを称えながら少年を見つめ返す。
しかし、いくら待っても花が口を開くことはなく、その正体は分からない。
少年は、花の首に手を伸ばし、それを掴んでぐっと上に引き上げる。
花は微笑みを浮かべたまま、事切れてしまった。
少年は何度もその細い首を掴んでは、ぶつりとそれを千切っていく。
一本、二本、三本。
少年の手は止まらなかった。
それと同じように、胸に広がる何かも止まることはなく、どんどんと少年を侵食していった。
そうして黙々と動かしていた手は、しかし。
不意にピタリと動きを止めた。
少年と花の隙間を駆け抜けるようにして、風がサァッと吹き抜けたのだ。
その勢いに圧されて、少年は腕をかざしてぎゅっと目をつむる。
風が過ぎ去ったあと、少年は恐る恐るまぶたを開けてうえを見上げた。
そこには、青い鳥がその羽根をいっぱいに広げて、空に吸い込まれていく様が見えた。
少年はじっと空を見つめる。
気づけばその目からは、一筋の涙がこぼれていた。
叶えたいことというのは、言葉にすると良いそうです。
たとえば自分のお店を開くとか、海外旅行へ行くだとか。たしかに、自らの楽園を求めて一歩を踏み出す、そんな気持ちになれるかもしれません。
あなたの楽園は、どんなところですか?
『楽園』
楽園という言葉がある以上
適してる場所と言えば
人それぞれだけど
自分しか理解できない場所がある
廃墟だ。
楽園みたいやんなぁ
(APH)(どっかの情熱の王国)
お題 楽園
楽園
私は内見に訪れた一軒家を楽園だと思った。本棚をいくつも置いて、本でいっぱいにできるくらいの強さがあるから。本を詰めて、引っ張り出して、また詰め直す。楽しみだわ。
帰る家があるから、旅行は嫌いじゃない。以前彼がそう言っていた。そういうものなのか、と妙に感心した記憶がある。やりたいことのために家を捨てた自分にとって、わかるようなわからないような曖昧な感覚だった。今になってこんなことを思い出して、神妙な顔でもしてしまっていただろうか。ランチを終えて店から出たら、帰ろう、と言って珍しく彼から手を引かれた。絡んだ指の先がわずかに冷えている。向いた先は当然のように自分の、自分たちの家がある方角。帰ったら昼寝でもしようか。そんな提案をすれば、少し笑ってから小さく頷いた。
(題:楽園)
「なぁ、楽園ってあると思う?」
「絶対ある!」
登校中の小学生がそんな話をしていた。
その話を聞いた俺はまず『楽園とは』という哲学を思い浮かべた。
この哲学を突き止めなければあるともないとも言えない。だがしかし、絶対あると言った小学生は『楽園』というものの定義なんか知らないだろう。
そこで俺は『楽園』を検索してみた。
すると『楽園とは苦しみがなく、楽しさに満ち溢れた場所。パラダイス。』と出てきた。
『苦しみがない。』この事でまず俺の生きているこの世界は楽園ではない事が分かる。
朝、会社に向かうのが苦しい。
会社で、上司に怒鳴られるのが苦しい。
夜、明日の事を考えるのが苦しい。
次に『楽しさに満ち溢れた場所。』というのもこの世界には当てはまらない。
朝起きて、会社に行って、夜遅くに帰ってきて、ご飯を食べて、寝る。
この生活のどこに楽しさを感じるのだ。
そこでふとスマホを見る。
ロック画面に表示された時間は8:10。
「あ〜やべ、会社遅刻だ。」と思ったが今日は会社に行かなくていい事を思い出す。
俺は今日ある場所に向かっていた。
険しい道のりを越えた先にある崖。
そこから見る景色は絶景らしい。
会社をサボって見る絶景はさらに美しいだろうと心を踊らせる。
俺が今から行く場所はまさに『楽園』だろう。
苦しみもなく、楽しさに満ち溢れた世界。
想像でしかないが確証はある。
だってその崖に行った人達は帰って来ないんだから。
帰って来ないって事は楽しいに決まっている。
苦しい場所だったらすぐに帰ってくるはずだ。
そんな事を考えていると崖が見えてきた。
何の変哲もない崖。
俺は崖っぷちに立ってみる。
あ〜確かに綺麗だ。
海が太陽の光でキラキラ輝いている。
でも、ここから落ちれば、、落ちる事ができたらこれ以上の絶景が見られるのだろう。
よし、落ちてみよう。
俺は手を広げ、目を瞑り風を感じる。
そのまま一歩を踏み出す。
「あ〜やっとだ、疲れた。」
『楽園』
通っている書道教室の先生は今年で83歳。この頃「皆が学校を卒業するまでみられるかしら」が口癖だ。そして最近、今迄皆勤賞だった自分と同い年の菊地さんが、突然来なくなったことをとても気に掛けていた。
「先生、お久しぶりです」菊地さんが姿を現したのはそれから1ヶ月してからだった。あら~元気だった?と先生は嬉しそうだ。実は‥と菊地さん。家で突然倒れて救急車で運ばれ、暫く入院していたとの事。
「先生私ね、倒れた時に綺麗な花畑を見たんです」そんな話しに皆が興味津々に耳を傾ける。「暫く歩くと右側に川が流れていて、暖かくて、そこは本当に良い所でした」それを聞いた先生は、そんなに素敵な楽園だったらあちらに行くのも怖く無いわねと微笑んだ。
わたしのなまえも 呼ぶ声も
なにも知らないままでいさせて
まだここで微睡んでいたいの
赤い木の実をただそっと撫でて
ねぇ まだここで微睡んでいたいの
白い蛇にそっと頬寄せて
色とりどりの雲が彩る空を
忙しなく泳ぐ白い翼を
まだここで眺めていたいの
微睡んでいたいの
来るあてもない誰かを待っているの
ねぇ まだ微睡んでいたいの
外に想いは馳せても
ねぇ 神様
起こさないでいて どうか
楽園(お題)
楽園
目が覚めたら、暗い場所にいた。
知らない場所だ。いや、そもそもさっきまでこんな所にはいなかったはずだ。
俺は死んだのだ。嫌でも覚えている。
頭から受けた衝撃と、鳴り響くあの音を。
だとしたら、ここは何だ。
『……やぁ、よく来たね』
背後から声が響く。
「誰だ」
『それは答えられないな。まぁ、君に次の行き先を伝えに来た者、という認識で構わない』
「何の話だ?」
突如、不思議な感覚に襲われた。
体が浮くような感覚。しかし、それでいて重い。
『君は死んだ、と思っているだろう。その通り、君は殺された……しかし、それは「作中」の中での話だ』
「待て、貴様は一体何だ!何をするつもりだ!」
『世界は繰り返すのさ。君も、ワタシもね』
意識が薄れていく。振り向いて見たのは、白髪の少女の姿。
『さて、次はどんなENDになるのかな』
その言葉を最後に、意識が途絶えた。
『────物語が繰り返せど、結末は近づいている。楽園はもうすぐさ』
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自創作 Fake File より
楽園で、時間を忘れてただ幸せに、やりたいことをただしていて、夜になって、だんだん眠くなってねる。
一緒に。
楽園とはあんまりにも名折れの、ゲレンデマジックにすぎなかった。
スキーを楽しむ下には、人がスキー板になっているようなもので、ゲレンデに流れる音楽を消したなら、違和感に気がつくことができた。
普段抑圧していることがあるので、それができることが際立つのか。
じゃあ、やはり普段できないそればかりしていても結局飽きたので、追い出されたのだろう。
「楽園」と言われて思い浮かぶ物って意外と無い事に気付く。
お金があれば「楽園」と言えるだろうか?
時間があれば「楽園」と言えるだろうか?
もしくは両方あって初めて「楽園」だろうか
どちら1つでもかければ「楽園」とは言えないだろう
でものこの両方がそろう気がしない
そんな頭の中でのイメージが「楽園」という物のイメージを曖昧にするのだろうか。
そもそも「楽園」というのは人によって異なる
元々お金持ちだった人がお金を持ってもなんの変化も起こらないように
元々ニートで時間が有り余ってる人に時間を与えてもなにも生まないのだ。
では俺の中で「楽園」とはなんだろうか…考えてみる
歌うのは好きだ、歌を聴いてその歌を自分なりに歌うのが好きだ。歌を聴いて貰うのも実は結構すきだ。
だが歌だけを歌っていて楽園なのか?と言われたら返答に困る
食べるのは好きだ、甘いものが特別好きとかしょっぱいのが好きとかは特にない。
どっちもバランス良く取りたい派だ
食べるのは好きだが食べるだけで幸せかと言われたらやっぱり返答に困る
色々な事を好きな時にやろうと思えばできる(自分の努力次第で)この世界はある意味「楽園」なのかもしれない_
【楽園】
「一日中ゴロゴロしてるんだ」
空調の効いた部屋で
君が目を細める
「金魚鉢の底にいるみたい」
雨だれ以外音のない世界で
君は目を閉じる
Theme:楽園
レースカーテンの隙間から柔らかな陽光が射し込んでいる。
窓を開けると、春先の柔らかい青空が広まっていた。今日も天気は快晴だ。
部屋の空気が入れ替わると、私は窓の鍵を閉めた。
しっかりと鍵がかかっていることを確認すると、リビングへと向かう。
彼女の部屋にも日の光をいれてやらないと。
彼女の部屋にかかったタオルケットをめくると、既に彼女は目を覚ましているようだった。
白と銀色のふわふわとした羽毛とクリっとした瞳をもつ文鳥。彼女は私の家族だ。
「おはよう。今、扉を開けるからね」
ケージの扉に手を掛けると、彼女は待ってましたとばかりにリビングを飛び回る。
ここは彼女の楽園だ。
ケージの掃除をしながら、ふとそんな考えが頭を過った。
水も食べ物も安全な寝床もおもちゃも、彼女が幸せに暮らすのに必要なものはすべて揃っている。
ケージから一歩出たら、彼女にとっては広い外の世界が向かえてくれる。
今日も彼女は探検に余念がない。最近はクッションの裏側を秘密基地にしているようだ。
子供の頃、私は鳥かごの鳥は可哀想だと思っていた。
空はこんなに広いのに、その広さを知らないままだから。
でも、大人になった今は別の考えをもつようになった。
空を知らなければ、空に焦がれることはない。
人間から見れば小さなケージと決して広くはないリビングの一室。
それが彼女にとっては世界のすべてで楽園なのだから。
それは不幸なことではない。
そうは思っているのだけれど、こんなに天気のよい日にはふと彼女に尋ねてみることがある。
「ねえ。窓の向こうの世界に楽園を探しに行きたいと思う?」
彼女は応えるように囀りを返してくれる。
私はそれを否定だと受け取って、今日も彼女とこのリビングで一緒に過ごす。
「は?……楽園」
「そうなんだ。どこかに存在するらしい」
目をきらきら輝かせながらソイツは言った。正直笑いそうになった。馬鹿じゃないかと思った。何をそんなに真剣な表情で語っているんだと。
「時の進み方も使う言語もまるで違う。言わば天国にも近いような位置付けなんだと思う」
「じゃあそんな所行ったら死んじゃうじゃん」
「たとえだよ、たとえ。天国のように快適で、理想の場所なんだってさ」
天国に行ったこともないくせに、よくそんな自信満々に言えたもんだ。僕に向かって物凄い熱弁を振るってくるけど、生憎こっちは話半分に聞いていた。だってそんなの夢の世界だろ。現実には存在しない。現に、今さっきソイツは自ら“理想”と表現した。だったらこの世にはないということだ。ならばそんな架空の話は最初から真面目に聞く必要はない。
「いいよなぁ。何でも叶うその楽園に行けたら、きっと今みたいに悩むこともなくなるんだろうな」
「だろうな」
「お前は羨ましくないのか?」
「羨ましいとか、そーゆう感覚にはならないな」
「なんでだよ」
「今の世界のほうが生きてて楽しいからだよ」
僕の答えにソイツは目を丸くした。コイツは何を言ってるんだ、という顔つき。さっきまでの僕みたいな反応だ。
「楽園なんてとこに行って悩みもつらいのも無くなったとして、無いと無いでつまんないと思うぞ?」
「そうか?」
「そうさ。辛いのも苦しいのも、楽しいのも嬉しいのも総て表裏一体なのさ」
苦しさ無くして、達成した時に感じるあの開放感は味わえない。痛みのない世界はそれはそれでいいだろう。争いが生まれることはないしな。でも、今のようにきっと感情が豊かにはならないと思う。それで楽園に住めると言われても、僕は簡単に首を縦に振らないと思う。
「身の丈にあった世界でいいのさ。だから楽園なんて見つからなくていい」
僕の独り語りに、ヤツはいつまでもキョトンとした顔しか見せなかった。どうせ響いてないんだろうな。
まぁ、いいか。夢を見るのは自由だもんな。
「次はー...楽園ー楽園ー車内の方は座ってお待ちくださいー」
俺はそのアナウンスで目が覚めた。
どうやら寝ていたらしい。少し肩が痛い。
ぐーっと背伸びをして辺りを見渡す。
(そういえばさっきの二人は...)
俺は向かいの席に目を動かした。
「...は」
二人は俺が眠る前と変わっていなかった。まるで、そこだけ時が止まったかのような。
(...俺が寝たから、二人の物語はそこで止まったのか?)
などと考えると、再びアナウンスが流れる。
「この先ー電車が揺れることがございますーどうかーお気をつけてお過ごしくださいー」
そう言うとガタンッ、と車体が揺れた。
「うわっ」
俺はずべっ、と椅子から落ちてしまった。痛い。しかし向かいの二人は微塵も揺らぐことは無く、変わらない笑顔のままだった。
「いってぇ......なんで俺だけ...」
俺は腰を擦りながら立ち上がる。
「え、わ、わ、は!?やばっ!!!」
外を見ると先程の鮮やかな青色は何処にもなく、代わりに自然溢れる緑と大空が広がっていた。
「うーわめっちゃ綺麗!!」
俺がその景色を見ていると、ゆっくり電車が止まった。
しばらく待っていると、二人の男女が俺のいる車両に乗り込んできた。
「お洒落だな~」
「誰もいねーの?変なの」
一人は黒髪のストレートロングヘアー、もう一人は茶髪のちょっと癖っけのあるショートヘアー。
「あ、ここいいんじゃね?」
そう言って男性の方が指差したのは、俺の前の席。
「じゃあそこにしようか」
二人は向かい合う様にして座っていた。
「気持ちいい~」
(わかる)
「景色も綺麗~」
(わかる)
「そうだな、綺麗だよ」
(わか...ん?)
今、何か結構凄いこと言ってた気がする。
「楽園って名前の地名だからやっぱりそうだよね~」
「......そーだな」
もしかしてだが、男性の方は違う意味で言ってたのかもしれない。
表情も何もこっちからは見えないから、何とも言えないが。
五月が始まる。
じゃあ今月は二人にしようか。
お題 「楽園」
【楽園】#7
遂に見つけた!
私の旅はこれで最後だろう。
私は故郷のルルゴ城下町から1番遠いとされているリルジュの神殿まで来た。
ルルゴとは比べ物にならないくらい、古びて埃臭い。
だが、私は新たな発見をした。これを皇帝に言ったら、大臣にはなれるかもしれない。
私は、1番遠い神殿の隅に新たな道を見つけたのだ!
そこは太陽神のご加護を受けたような暖かく、光り輝いていた。
私はそこを進んだ。少し経った時、私は夢のような光景を見た。
伝説の神獣〔リコピリル〕が居たのだ。
その姿は、リスの巨大化した頭に馬の体。その背中には翼が生えていた。
私は感動した。神獣もだが、あの平和の神とされるピガルス神が降り立った世界一神聖な場所のピガルスの小池があったのだ。綺麗な澄んだ水に明るい緑の草原、煌びやかな花畑。聖書の狭間と呼ばれた本にかいてあったが、まさか本当とは。
私は、ここに楽園があることを信ずる。という著者の言葉は本当だったのだ。
私は証拠を残そうと、自慢の腕で風景画を描いた。
白い鳩、人々が笑い合うような声、風は柔らかく、天使が羽ばたいている。
楽園とは......。やはり、私の考え方は間違ってはいなかった!
“ここで日記は終わっている”
「さぁ、めちゃ長い冒険書読んだので、これで…クリア!!」
俺は実況者の『大草原の小さな家』登録者数10億人の大人気𝙔𝙤𝙪𝙩𝙪𝙗𝙚だ。
最近、このゲーム、『楽園独りの冒険書VII』をプレイしていた。これは最近出た楽園シリーズの最終幕と言われているゲームで、俺も制作に関与している大人気ゲームだ。
まぁ、俺が関与してるから人気なのだが。俺は実況者でもあり、新作ゲームのアイディア班、班長だ。そんな事は置いといて。
俺は実況者としてでは無く、今は社会的…いや、世界的に有名な人物になった。
俺は月収1億の超超有名実況者になった。今ではもう満足としか言いきれない。
...........俺は、楽園に住んでいる。
創作 「楽園」
緻密な装飾がされた両手サイズの箱をそっと持ち上げる。蓋を開ければやさしい音楽が溢れる。
このオルゴールの名前は「楽園」と言う。植物のレリーフで彩られた小箱から奏でられる音楽で心身を癒されるようにと願いが込められた品である。
俺は机にオルゴールを置き、ベッドに潜った。熱っぽく痛む頭にも、オルゴールの音色は心地よく染み入る。お大事に。十分にお眠り。そう言ってくれているようだ。だんだんと眠気が訪れ俺は目を閉じた。
(終)
薄い桃色の花々が、いつしか私を包んでいた。
いつか貴方がくれた花。その花びらを、私は撫でた。
淡い青色の海と空が、私の前に広がっていた。
いつか貴方と見た景色。私は遠くへ手を伸ばした。
ここは私の楽園で、貴方との思い出で溢れる場所。
でも、それなのにどうしてか、貴方だけがいない場所。
甘い暖かい春風が、私の背中を押していた。
貴方の匂いがした気がして、私は後ろを振り返る。
テーマ 楽園