『本気の恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
本気の恋
付き合ってる時なら、浮気されても許せることだと思ってた。
結婚して、家族として生活を始めると、浮気は自分への反逆のように感じ始めてしまった。
本気の愛、ではなく、本気の恋、なのは
それが家族になる前だからこそ許されることを含有しているからなのかな。
私は、泣いて泣いて、心をすり減らしても相手のために我慢することが本気の恋だったけど、次に本気の恋をする時が来たら、もっと穏やかな、与えあうような恋をしたい。
本気の恋 Ver.2
3年間だけ結婚生活が続いた。元旦那様が幼子を残し家を出て行ったので正式に言うと、もっと短い。
お別れは、調停離婚だった。
お付き合いは6年もしていた彼が、調停離婚で見せた顔はまるで別人で…。呆れ果てた私は離婚の条件も悪かったけれど、お別れ出来て寧ろ清々しい気持ちになった。
ひとり親になった私は、力仕事もした。カスタマーサポートセンターでも働いた。とにかく必死だった。
都営住宅が当たって、上の子が1年生、下の子が保育園のころ、自転車で通える物流の会社に就職した。パート、準社員、正社員とキャリアを上げるために頑張った。
おんぶ紐をしながら自転車の3人乗りで保育園に通い始めてから、5年が経とうとしていた時、同じ職場の歳下の彼と恋に落ちた。
上の子は小学2年生になっていた。
本気の恋だった。彼の車で子供たちも一緒に遠出も何回かした。スキーしか経験無かった私が初めてスノボーにも挑戦した。
恋に溺れて、私は子供より歳下の彼に夢中になることもしばしばあった。
でも全貌が見えてくるのは遅くはなかった。歳下の彼は私のことだけ大切にしてくれた。
ただの家族ごっこに過ぎなかった。私達に未来は無かった。
そして私が男まさりの性格でなく、もう少しか弱い女性だったら…ひょっとしたら上手くいっていたのかもしれない。それは誰にも分からない。
若い彼に、包容力を求めた自分が馬鹿だった。
本気の恋は、あっけなく終わりを告げた。もう2度と恋などしないかもしれない…。
二人の子供たちの寝顔をみながら、「今まで寂しい思いをさせてごめんね。」と涙が頬を伝った。
新しい朝が始まろうとしていた。
本気の恋
走る。走る。走る。
捕まったら殺される。逃げなきゃ。
私と八十吉さんは手に手をとって冬の夜道を走りだす。手足が凍えるように冷たく、上手く力が入らないが立ち止まるわけにはいかない。遊郭からの足抜けは重罪だ。
でも、あなたがいれは大丈夫。このまま命が尽きたとしてもあなたと一緒ならどんなことがあっても大丈夫。
だから手を離さないで。
これは最初で最後の本気の恋だから。
「足抜けだー!」
たしかに、お前は花魁を務めるくらいのいい女だ。それでも、お前を身請けするには店を潰すほどの金がかかる。親から受け継いた店を潰すわけにはいかないし、お前と心中なんてできるわけがない。まだ死にたくない。
遊郭からの足抜けは重罪だ。
だから、手を振り払う。
お前が勝手に足抜けして池に落ちた。
ただそれだけた。俺には関係ない。
本気の恋
ある人を助ける為に、
私は生命を投げ出した。
彼が助かるのなら、
自分は死んでも構わない。
そう思った。
幸運にも、命を永らえた私に、
友人は、淋しげな表情で言った。
『君は…。
本気の恋をしているんだね。』
その、友人の言葉で、
私は、彼の事を、
本気で愛して居るのだと、
漸く、自覚した。
そして。もう一つ。
気が付いてしまった。
友人とは嘗て、恋仲だった。
しかし、ある日、仲違いし、
私が一方的に叩き付けた、
怒りや、不平不満に、
何一つ口答えせずに、
友人は私の元を去り、
唯の友達に戻った。
そう。
友人は、自分を犠牲にして、
私の心を守ったのだ。
私は友人に言った。
『お前は…。あの日迄、
本気の恋をして『いた』んだな。』
私の言葉に、友人は答えた。
『私は…。未だに、
本気の恋をして『いる』んだよ。』
今週くらいからテンションが高く、恋愛したい欲がある。
今まで、彼氏はいらないというタイプだったのに何故か凄く欲しくなったのだ。
だが、今まで恋愛に興味もなければ美容とかファッションにも興味がなかった。
いや、正しく言えば興味はあったが全て「あんたには早すぎる」「あんたには大人っぽすぎる」とごちゃごちゃ言われすぎてやる気が失せたのだ。
まぁ、何はともあれしたことが無いのだ。
だから、ひとまず恋愛の前に少しずつ美容とかファッションを頑張って見ようと思うのだ。
でも、本音を言えばやろうとすると何をすればいいのか全く分からない。
ファッションなんてもう壊滅的に分からない。
私は、クラロリだとかロリィタが好きなタイプなのだが金銭的にも買えないから着たい服とかそういうものがないのだ。
周りからごちゃごちゃ言われたり、急かし的なものとかプレッシャーみたいなものとか冷やかしがあってやる気がなくなりそうなのだが1度やってみようと思うのだ。
こういう出会いの恋愛は良くない。とか色々言われるがやりたいようにやらせて欲しい。
そこで痛い目をみたとしても経験になるし迷惑をかけるような恋愛をするつもりは毛頭ない。
だから、すきにさせて欲しいのだ。
#本気の恋愛
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今日もお疲れ様でした。
本日も読んでいただきありがとうございます!
私は9月特に予定もないので、勉強をしつつやりたいことをしようと思っています。
出会いが欲しいのでできる限り外に出るようにしようかな〜とか考えていますw
出かけようとすると必ずと言っていいほど姉がついてくるのでできる限りひとりで出かけたいな〜と思ってますw
と言っても、行きたい場所とか無いですしまずは美容、ファッションですね…
9月は女子力、勉強を頑張る月になりそうですw
おやすみなさい
お題は「本気の恋」
わたしは恋をしているとき、いつも本気だっただろうか。
20代のころ、伴侶となる女性と恋愛をし、20代後半に結婚をした。
この間、そして現在を思えば、本気の恋とは、ずっと想い続けることかな。
かじかむ手をなんとかスウェットの裾で覆い隠し、一心不乱に自転車のペダルを回していた。
ぜぇぜぇと白い息を切らしながら、川沿いをぶっ飛ばしていく。ゆらゆらとした川の水面にはとろりとした満月が浮かんでいて、それは片手間にこちらを覗き見ては、がむしゃらにつっ走るおれをほくそ笑んでいるようだった。
数刻の後、あんだけの時間をぶっ飛ばしてきたんだ。疲労困憊。まぁ無理もない。切らす息すら残ってはいまい。
よる年波には勝てぬものだと未練がましくも自覚しながら、土手沿いで一人佇む。あの月が今もまだ嗤っているかと思うと、川の方に目を遣るのは憚られた。
虚しさを増幅させるだけだと遠慮していたのだが、行き場を失くした視線の先として残されていた夜の寒空を、やむを得ずおれは見上げることにした。
「……火球だ。」
思わず声が溢れていた。
洗練された筋を細く残しながらするりと空を流れていく星であれば、何度か見たことがあった。
しかし、今のは違った。あんな流星は、つよく燃え滾るような光が漲るあんな流星は、生まれてこの方、見たことがない。
火球は、おれの視界を満遍なく埋め尽くしていた茫漠たるこの虚空を、音もなく、刹那のうちに切り裂いてしまったのだった。
おれはあまりにも一瞬の出来事に呆気にとられ、その場に立ち尽くしてしまった。
しばらくの間、この空を眺めていた。目蓋の裏には、あの火球の軌跡がまだくっきりと残されている。
身体にほてりを感じながら、すぐさま自転車に跳び乗った。あの火球が消えてしまわぬうちに、と。
おれは腕まくりをして、白い息を切らしながら、再びペダルを回しはじめた。
月はまだ、おれのことをわらっているのだろうか?なんだかもう今となっては、まったくどうでもよいことのように思えてきてしまった。
ふふっ、と得意気になったおれはまっすぐに続く川沿いの道を一心不乱にかっ飛ばしてゆく。
目蓋の裏に残された軌跡を、どこまでも広がる眼前の空に重ね合わせながら。
「本気の恋」
『本気の恋』
「本日の紅茶は、サンガルシュ産の
アッサムティーでごいます」
「ありがとうございますですわ、
セバスチャン」
お気に入りのテラスの定位置で、濃厚な味わい
と深い赤が特徴のアッサムティーに
癒される悪役令嬢。
馨しい香りを堪能していると、どこからか
可愛らしい小鳥のさえずりが聞こえてきました。
庭に立つニレの木からです。
「ここからではよく見えませんわ」
「こちらをどうぞ」
セバスチャンが咄嗟に双眼鏡を取り出し、
悪役令嬢に手渡します。
彼女はその中を覗き込み、鳴き声のする方を
探っていると、橙色の胸を持つ小鳥が
枝にとまり、小さなくちばしをせいいっぱい
開いて喉を震わせ歌う姿を発見しました。
「む、あれはもしやピー助ではありませんか」
ピー助とは、庭に植えられたベリーや、
掘り起こされた土から現れる虫を
目当てにやって来るコマドリです。
人懐こく好奇心旺盛な性格で、庭仕事をして
いると、すぐに近寄ってきて、周りをちょろ
ちょろと歩き回ったり、木の上から
興味深そうにこちらを観察したりします。
ピー助の近くには、もう一羽のコマドリが
寄り添っていました。
「おそらく、メスに求愛しているのでしょう」
「まあ、あのピー助が……」
セバスチャンの言葉に、悪役令嬢は驚きつつ
も納得しました。以前は、彼女の手からパン
くずをついばんでいたピー助が、最近では
それをしなくなっていたのです。
きっと、繁殖期で気が立っていたのでしょう。
彼らは、誰に教えられたわけでもなく、
求愛して、巣を作り、雛が成長するまで
育てるのですから誠に立派なものです。
「上手くいくといいですわね」
「はい。そうですね」
悪役令嬢の言葉に、
穏やかに微笑み返すセバスチャン。
コマドリの美しい歌声が庭園に響き渡る中、
二人は静かに小鳥たちの本気の恋を
見守るのでありました。
―本気の恋―
福沢諭吉の書かれたお札。1万円をフクザワと換言しても差し支えないほど万札と福沢諭吉は深く結びついている。お金を嫌いな人はいないだろう。無論私もそうだ。今日は給料日で、その日は銀行から何万か金を下ろし財布に入れるようにしている。それとは別に仕事を頑張ったご褒美として鍵のついた箱の中に1万円を保管している。今日は休みでもあるし時間がある。自分に褒美を与えてやろう。
もう使っていない目覚まし時計の電池ボックスを開けて中にある鍵を取り、クローゼットから箱を取り出す。鍵を挿して回し、蓋を開ける。この時点で私の顔は紅潮し満腔が熱くなっている。いつも"使っている"1万円札を持ってベッドに体を落とす。片手で1万円札を顔に持っていき、もうひとつの手で股を弄る。既に濡れている下着の上から擦って刺激を与える。福沢諭吉は私を見つめている。皆から愛されている人気者の象徴であり持つ者を幸福にする彼は今、私だけを愛してくれる。野口や樋口では達することの無い官能の極致。手はいつの間にか下着の中に侵入し、指が愛液で満たされた穴の気持ちいいところに触れる。腰が跳ねて声が漏れる。指の激しさに呼応して呼吸も荒くなっていく。ひとり気持ちよくなっている私におしおきするように福沢諭吉は唇を奪う。紙の味がする。好き、好き、好き。
唾液でベタベタになった1万円札を慎重にテッシュで拭いて机に置いてからしばらく余韻に浸る。 2024年7月3日から新札が発行され、福沢諭吉に代わり渋沢栄一が1万円を代表する。財布の中にいるのは渋沢で福沢ではない。今乾かしている彼が最後の福沢になるかもしれないと思うと、渋沢が憎くなってきた。大丈夫だよ安心して、渋沢じゃなくてあなたが本当の1万円だと思うよ。大事にするからね。だからいっぱい私を愛してね。
私は福沢諭吉といっしょに眠りについた。
あ どっちが大事?
い …両方
あ ありえない
い そんなこと言わなくても
あ 前から言ってたよね
い まあ…
あ じゃ、からあげの方もらうね
い う、うん…
『本気の恋』
「……サイテー」
その吐きゼリフと共に頬を叩かれる
ヒリヒリとした感覚を感じながら
あぁ……少女漫画みたい……と他人事のように感じる私がいる
私は女のコが好きだ
自他ともに認める女好き
男とも付き合ったことが無いわけでは無いが
如何せん硬いので興味がそそられない
この子も雰囲気からしてもふんわり、見た目からしてもふわふわした『かわいい女のコ』
好きだ いいね好みど真ん中 付き合う? 付き合った
ロングが好きだ ロングにしてくれたの? かわいいね
かわいい子が好きだ うわ、かわいい服 似合ってんね
私のため 努力してくれる かわいい
…でも、どうしても好みじゃないあの子が
忘れられない
絶対に自分を自分として軸を持ってるあの子
そこに居ない 分かってる
けど、無意識に 探してる
頬を叩かれる感覚
あぁ……最低分かってる…私が1番知ってる
努力してくれたのに、どうしても本気になれない
最悪だよ 私は
あの子がどうしても記憶から離れられない サイテーだ
『本気の恋』
いつも、本気の恋してるよ!
ただ別れが来てしまうだけー。笑。
別れたくないって泣いてしまったのは、今までで一度きりかも。もう何年も前のお話。
恋に恋してた?って言われたら、そうだったかもしれない。
でも本当に好きだった。大好きだった。
相手からも、愛されちゃってるよなーなんて、思ってた。笑。
毎日のラインも、電話も、幸せ過ぎた。
恋は盲目。コレやなって気もした。笑。
結局、別れは来ちゃうんやけどー。
一番好きって気持ちが強かったのは、その時やろうなーって今でも思う。
あっ、でも、より戻したいとかは、残念ながらないねんなぁー。笑。
次の本気の恋にかけてるからー。笑。
20240913「本気の恋」
おじいちゃん、浮気相手と35周年
これが本当の恋なのだろうか
私には分からない
草はゆることいとおかし
その人の手が好きだった。
大きくて少しごつごつして、とても器用な手。
いつも綺麗に爪も切り揃えられいて、気品を感じさせる。
腕の血管の浮き具合も完璧だ。
私はどうしても、その手が欲しかった。
もしも願いが叶うなら、肘の辺りで切り落として静かに水槽に沈め、一日中その手をうっとりと眺めていたかった。
その水槽を部屋の一番いいところに置いて、私だけのものにしたかった。
私だけのものに。
こういうのも、本気の恋って呼んでもいいですか?
私は本気なんですが。
本気の恋
今逃せば、次は無いと思ったから。
アクセル全開で持てる限りのチカラで彼女に想いを伝える。
何をどう伝えたのかはもうさっぱり覚えてないけど、彼女が嬉しそうだったことだけは覚えてる。
どこまでが友情でどこまでが恋でどこからが愛なのか、私はいまだにわからない
恋をしたことがない。恋をしている子が傷ついたり怒ったり泣いたりしているのをみていると、しない方が良い気もしたし、そこまで心を割いたら人生壊れるくらいに何も出来なくなりそうだなという、自分への信頼のなさもあった。
恋はしなくとも、ときめきは得られる。
人間同士の、性にばかりなところや、浮気してるかも! された! してやったなんていう傷ついたら負けのような信頼なんてどこにあったんだといった醜い争いもない。美しい二人が愛し合う映画や漫画でお腹いっぱいだ。
今日は見守るだけの恋模様に飽きたので、書いてみようと思った。
こんな恋路が見たいと、経験したこともないのに軽い気持ちで書き始めた。
しかし、人を信じるのに時間がかかる人間が書いているため、この言動はどこからくる? 相手はどう受け取る? そのあと進展するには? そもそも思いを寄せるには? と長いなぜなぜ期を越え、漸く二人はお互いを、興味を持った人として意識し始めた。石橋を叩きすぎて壊して二人で違う道を探すもどかしい二人になり、最初にみたかった、恋人らしいやりとりは当分先になりそうだ。まだ話すだけの仲なのだから。主人公は第二の作者とは、あながち間違ってはいなかった。
ここまで来たら最期まで面倒見てやるしかない。私が出会わせたのだから。
ラストシーン、書きながらこんなの好きになるに決まってら、と自分で泣きながら書き終えた。
傍から見れば非常に滑稽だが、この二人分の半生を書くために机に向かっている間、私は確かに主人公として、紙の中の男を、今度は男として、紙の中の女に、本気の恋をしていた。
筆を置き、しばらく恋愛はいいかななんて、一生言わないと思っていたセリフを口にした。
【本気の恋】
私、最初で最後の本気の恋をしてみたいの。
私は彼にそう伝えた
彼からの返事を返ってきた時、私は
いつもより世界が綺麗に感じた。
どこからが恋でどこからが本気でしょう
曖昧なものなので相手と自分の熱量に差があるからって責めるのはやめましょう
まあまあ長くも短くもない人生の中
それは1度だって触れたことの無いもので
自分にはきっと関係ないんだわ、
そう思うとまだ秋なのに
なんだか風が冷たくて冷たくて
焼き芋なんかじゃ満たされないようです
本気の恋