未来』の作文集

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未来』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/18/2024, 7:47:40 AM

『未来』
 未来って、螺旋階段のようなものかな?』と、高橋悟君は、昼休みのランチを中庭で少し長くなった前髪のままと触りながら言った。
『グルグル回る階段の事か??』と、木田君はパンを食べながら言った。
『グルグル登っても全然手応えなんてなくてさ
『高橋が、それなら、俺ならどうな訳、wye??www』と、木田君は高らかに笑った。
『でも、私は、階段が好きだヨ(*^^*)🎶』と、明後日の返事をした。
『階段って、自分の力で踏みしめて上がるでしょう。私は、底辺でしか、生きたことがないから一歩一歩、階段を登ってく感触が好きなの。
ーー高橋君とは、完全に違う人生だネ。(^_^;)🙏』と、私は、自嘲気味に言った。
『あんずは、出来ないことが多いから、それによって出来ることがうれしいんだと、私は想う。』と、夏音ちゃんは言った。理解っているネ、夏音ちゃん、私のことを(≧▽≦)🎵
『進路の事でちょっと親と、家族会議があって‥‥。』と、高橋悟君は言った。
『家族会議かぁ〜、すげぇ〜な✨』と、木田君は、瞳をキラキラさせた。
 陽葵ちゃんは、小さな声で『大丈夫だヨ(*^^*)🎶高橋君』と言った。ーー例の夢のことだネ、陽葵ちゃん。
『あんず、オレが教えたホラゲーやっているかぁ〜??』と、木田君は言った
『ちょっと、単純だけれども、怖がって過呼吸の女のコに、『私がいるから大丈夫だヨ〜(。>﹏<。)❢』って、声かけながらやっているんだ。でも、結局は、お化け👻に負けちゃうけれども、楽しい〜(≧▽≦)🎵木田君、教えてくれてありがとう💐』と、私は、言った。
高橋悟君が、そのゲーム、ボクが教えて上げたんだよな〜。と、木田君に言った。『だっけかな〜??』と、木田君は惚けた。
『でも、面白いだろう〜、あのゲーム、何処からお化け👻出てくるか理解らないもんなぁ〜。』と、高橋君はお弁当の蓋を閉めながら言った。
『天井の上から降りて来たり、畳の下から現れたり、TVの中に映ったりwww楽しい〜。(≧▽≦)🎵』と、私は、熱くなりながら言った。よかったなぁ〜、あんずと高橋悟君は、言った。
ーー 校庭で、想先生は、みんなとバスケ🏀をしている。イイなぁ〜✨
『オレたちもやるバスケ🏀、みんなとはあんずが出来ないから、地味にやりますか〜??』と高橋君と木田君が言った。
『あんず、陽葵、木田、夏音、バスケ🏀やろうぜぇ~。』と高橋悟君は、言った。
『バスケ🏀、好きだならうれしい〜ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。』と私は、言った。
『あんずちゃん、行こう〜。』と、陽葵ちゃんと夏音ちゃんが私の手を繋いでくれたの。
終わり

6/18/2024, 7:40:08 AM

きっと、
ギターかき鳴らして
ピアノであの曲弾きこなして
満点を取って
新しいお菓子を食べて
いっぱい笑って
青春して
自分を取り戻して
毎日を楽しんでるはず

頑張れ自分!!!

6/18/2024, 7:36:02 AM

(未来)(二次創作)

 ジュピター灯台に火が入り、黄金の太陽現象が起きてしばらくして、世界は様相を大きく変えつつある。過渡期において人々の多くがそうであるように、不安に思い、少しでも先の未来を知りたいと感じる人間は後を絶たない。予知の能力を持つと言われたアステカの民の血を引くハモは、そうした人々の悩みを受け入れる側であった。
 今日もまた、多くの人々がハモの家の前に列を為している。三日に一度と制限を設けているが、その日は相談者目当ての露店も並んだりして、それなりにギアナ村の賑わいに貢献しているのも事実だった。
 相談の内容は他愛ないものだ。今いる家に残るか引っ越しをするか。旅行の予定があるので向こう一か月の天候を知りたい。恋する相手に振り向いてもらうためには。ハモはその一つ一つに丁寧に答えていく。そして少しだけ、予知の結果を添えるのだ。今日の相談者は10名ほどだが、最後尾に並んでいる人物を見て、あら、とハモは相好を崩した。
「ガルシア」
「お久しぶりです、ハモさま」
 何でも、近くまで寄ったのでハモに顔を出そうとしたところ、相談者と間違われ、列に並ぶように言われたのだとか。
「それにしても、すごいですね。ハモさまの予知の力が、こんなにたくさんの人を助けている」
「ふふ。そんな大したものでもないのよ」
 ハモは微笑む。未来は一つではない。ある時点での未来を予知することは出来るが、それはその人の行動一つでいかようにも変わるのだ。たとえば雨に降られると予知して、その日の外出を控えれば、その人は雨に濡れずに済むように。
「そうね、せっかくだし、お茶でもいかが?あなたの話も聞きたいわ」
「俺の話は、面白くないです」
「あら、面白いかどうかは私が決めるわ。あなたはただ、あなたが見て来た今のウェイアードについて、話してくれればいいの」
 ちょうど、二人目の相談者から珍しい茶葉を貰ったところだ。歩き出したハモに、ガルシアは静かについていった。

6/18/2024, 7:34:00 AM

未来の私へ
幸せになってね。
幸せになろうね。


「未来」

6/18/2024, 7:21:08 AM

小学生の時、担任の山﨑先生の結婚、妊娠、出産の時期を同じ教室で過ごさせてもらった。
結婚するということを他の先生から内緒でクラスに伝えられ、お祝いのメッセージ動画を撮った。
結婚式で流れとても驚いたそうだ。
私たちは、それを聞いて嬉しかった。
時が経ち、先生のお腹が大きくなっていることに気づいた。
先生に聞くと、「お腹の中に赤ちゃんがいるの、触ってみる?」と言われた。
恐る恐る手を伸ばしてみると、温もりと共に、何かが動いてるのを感じた。
わー、と思った。
また時が経ち、産休が明け先生が赤ちゃんと共に学校に訪れて、いろんなクラスを回っていた。
私のクラスに来て、先生に、赤ちゃんに、質問をする時間があった。
赤ちゃんの特徴を聞いたり、好きな食べ物を聞いたりしていた。
私も手を挙げて、「赤ちゃんの名前は何ですか?」と聞いた。
いつもはあまり自分から手を挙げないので心臓バクバクだった。
先生は、にっこりして「この子の名前は、未来(みらい)と書いて未来(みく)です。」と教えてくれた。
私にとって素敵な思い出だ。

お題の【未来】から過去を思い出しました。
本当ならこれからの未来に向けて何か書きたかった。
楽しみなこと、頑張っていくこと、目指すもの、人生設計。
ですが、これはこれでいいなと思いました。

6/18/2024, 7:10:28 AM

望んだ未来も憧れもなくて.
ただ貴方と繋がりたくて.
心じゃなくて身体を知りたくて.
恵まれた命もなくて.

-- ''未来''

6/18/2024, 7:10:26 AM

好き嫌いの続き

未来

いつかの遠い未来 皆とお別れする日が
来ても皆が幸せなら嬉しい
そう思っていたのに....

「え.....」ルークさんの言葉に私は、
目を丸くする。
バインダー局に出掛けようと思っていた
時だった。

「だからねシズクちゃん君には、バインダーって仕事は、危ないよ それに
君は、まだ未成年だし本当なら学校に
行くのを優先すべきだよ!」とルークさんはにっこりと笑顔を浮かべ続けてこう言った。
「だから僕としては、バインダーの仕事を
辞めて欲しいんだ バインダー局にも
出来れば行かないで欲しい!」

私は、ルークさんの言葉に戸惑いながら
答えた。

「学校もちゃんと行ってます....
それに....魂狩りは、してません....」
私の答えにルークさんは安心してくれると
思った だから次に返された言葉に
私は、何も言えなくなってしまった。

「だからこそだよ 魂狩りをしていない
君がバインダーの仕事をしていても
無意味だよ 分かるよね 君の治癒術は
確かに役に立っているかもしれない
でもそれだって普通の治療で足りる
君の治癒術は、救急箱を持って来る手間を
少しだけ軽減させるだけその程度なんだよ
だったらわざわざそんな危ない橋を
渡る必要なんて無い

君がもし魂狩りの現場に居て取り返しの
つかない怪我でもしてしまったら
それどころか君を守る為に君の大切な人が
怪我をしたら君だって気に病むだろう!」

それを聞いて、私は押し黙るしか無い
それは、私が心の中で何度も過って
そして蓋をして考え無い様にしていた
事だったから.....

問題を先送りにした私がいけないんだ....
皆が怪我をするのは、嫌 だけど....

「た....魂狩りも....あまり 危なくない
エリアを回ってて....だから....」

分かっているのに.... 私は、聞き分け悪く
最後の抵抗をしてしまった....

するとルークさんは、静かに小さな子供に
言い聞かせる様に私に言う
「シズクちゃんわがままを言わないでくれ
君に何かあったら 僕は、姉さんと義兄さんに顔向け出来ない.....
お葬式の時は済まなかった 僕も気が
動転していて 君に当たり散らして
君を置いて行ったりして .....
でも.....だからこそ たった二人の家族と
して僕は、君とやり直したいんだ
お願いだ僕に償いのチャンスをくれないか....」ルークさんの声が次第に弱々しく
なって懇願する様な声音になって行く

「.... 償い....なんて....そんな風に
思わないで....下さい....ルークさん....」

私は、しゃがんで くずおれてしまった
ルークさんを抱きしめる。

そうしてルークさんは此処では無い何処かを見る様に遠い目をして私の耳元で囁く

「ありがとうティア大好きだよ!」
そうして私の背中に腕を回したルークさんを私も抱きしめ返した。

私の中にお母さんを見ているルークさんを
.......。


途中『シズク....俺....お前に大事な話しが
あるんだ....』ハイネが最後に言った
言葉が頭の中に浮かんだ。

(ハイネのお話し....聞けなかった....
ハイネ....ごめんね....)
私は、心の中でハイネに謝った。






未来②

またいつでも会えると思っていた。
これからもずっと会えると思っていた。
だからあの時 手を離して気持ちを
伝えるのを先送りにしてしまった。

こんな事になるなら手を離すんじゃなかった この先も ずっと ずっと先の未来も
いつもの様に会えると思っていたから
気付かなかった。

シズクは、笑顔の奥でこうなる事を
予感していたんだろうか.....
分からない.... いつだって周りの事
ばっかで自分の事を後回しにする奴だから

シズクがバインダー局を辞めたと局長から
聞いた時は最初信じられなかった。
頭の中が真っ白になった。

唐突過ぎて頭が上手く回らなかった。

ナイトとミーナが場を取りなす様に
「でも まぁ学校に行ったら会えるんだし
大丈夫だよ!」

「そうよ!暗くなる必要なんか全然無いわ
ハイネあんた学校さぼってばっかだったん
だからたまには登校しなさい卒業出来なく
なるわよ!」

ミーナの指摘も何処か上の空で聞いていた。
「.....ああ...」

そんな空気を変える様に 局長席に座っていた局長がパンっと手を鳴らした。

「じゃあシズク君の分まで君達には、
魂狩りを頑張ってもらいたい
場所はマリア君が地図を出してくれるから
聞いてくれ」

そう言って俺達三人は魂狩りに出掛けて
行った。

そうして三人の後ろ姿を見送ったハロルド
局長は、一緒に残ったマリアにため息を
吐きながらぼやく
「はぁ~まさかこんな事になるとわねぇ~」

「ハイネ君大丈夫かしら?」マリアが
心配そうに三人が出て行った扉を見つめる。

「そうだねハイネ君に調子を取り戻して貰わないと家は大損害だからね!」
ハロルドは、やれやれと両手を横に上げる。

「いえ 局長 私はそう言う事を心配しているんじゃありません」
マリアが呆れた様にハロルドを見つめる。

「分かってるよ」ハロルドはマリアに
おどけて見せながら

ルークファーラムが自分を訪ねて来た時の事を思い出す。

「今まで姪の面倒を見て頂きありがとうございます その事には感謝してもしきれま
せん」そう言ってルークファーラムは
にっこり微笑むと....
「しかし姪には、この環境は合わないと
思うんです彼女は、とても脆弱で繊細
ですから.... これからは普通の生活を
送らせてあげたいんですそれが僕が
姪に出来る精一杯の償いですから....」

そんな一連のやり取りを回想して
ハロルドは呟く「償いねェ.....悪いと
思って居るなら今頃になって引き取りに
来る事自体シズク君にとっては辛い話しだと言う事に何故気付かないかねぇ
あの御仁は....」ハロルドは机の上で
指を組みながら言った。

ルークファーラムに最後にハロルドが
掛けた言葉「僕はシズクさんが脆弱とは
思っていませんよファーラムさん」
その言葉に対しルークファーラムの答えは

「それは、皆さんが陰ながら姪を守って
くれたお陰でしょ?本当に感謝していますよ」

果たして守られて居るのはどちらか.....
あの年になってもそれが分からないガキの
ままならこっちにも考えがある....

少なくとも可愛い部下を泣かしてその
未来を奪う様な事になったら..... その時は
.... 「これから忙しくなるよマリア君
準備だけはしておいてね」
マリアはハロルドのそんな真意を深く
追及する事無く
「かしこまりました」と頭を深く下げたのだった。

6/18/2024, 7:09:16 AM

未来のことを考えたことは殆どない。
今が良ければ全て良い、それが私の考えだからだ。
未来は大切だ、私の考えの方が可笑しい。例え今たくさんのお金を持っていたとしても、未来になければ生きられない。今たくさんの友人がいたとしても、未来になければ孤独に生きるしかなくなる。今何かを持っていても、それが未来になければ意味は無いのだ。
未来は大切だ。
でも私は今を考える。
今楽しければ私は勉学も放り投げて踊り狂う。
今良いならば私は友人と永遠の別れを告げる。
今面白いならなんでもいい。
未来に無頓着な私の行く末は何処だろう。
ここは極楽浄土、否、地獄。
未来を考えない私。
この地獄で、今という地獄で、私は踊り続ける。
美しき世界の紳士淑女様。
私を見て。今、わたしをみて。
未来ではなく、今見て欲しい。
未来を捨てて、今を生きる。今を楽しんで踊り狂う私を。
そうして笑いなさい。あなたは阿呆なのだと。
いえ、そう笑わなくてもいいのだった。だって、何を言われても私は、私以外のものが阿呆だと信じているから。

6/18/2024, 7:04:05 AM

未来



未来都市001号。それが、俺の住んでいる街の名前だ。

浮遊する地盤に立ち並ぶのは特殊素材のクールな家々。そこを飛び回るのは運送用ドローンと浮遊型自動運転自動車。当たり前すぎる、むしろ少し古くさい光景で、未来都市なんていう大層な名前に笑えてくる。なんだか、大型犬の子供にチビと名付けたようなものだと思う。
とにかく、この古くさい未来都市に俺は住んでいる。生まれたときからずっと、この浮遊する都市で生きている。
…浮遊していない本当の地上には、行ったことがない。

ある日、俺は海を見ていた。浮遊都市の端には海がある。円盤状の地盤を囲む水の壁。揺れさざめいてときどき波打ち、見るものの心までも波立たせる海。この街の住民たちは、この壁の外を知らない。本当にここが浮いているのかすら確認する術はない。地球平面説みたいだといつも思う。地球が球形だと誰もが知っているが、平面ではないことを肉眼で確認したものは滅多にいないのだ。

ふと思い立ち、俺は海に身を投げた。
空中浮遊都市の素晴らしい教育により、今までこんな愚行に走ったものはいない。しかし、俺は外の世界が気になって仕方なかった。

海は広かった。無限のごとく続いていた。そして、確かに都市は浮いていた。

海の中、水中に、浮力で浮いていたのだ。

6/18/2024, 6:49:30 AM

めっちゃくちゃ優しいパパになってくださいお願いします

6/18/2024, 6:47:55 AM

私の未来はどうなるかは分かんない
けどいつ人生が終わるなのかすら分かんない
だから私はこの世界を公開することなく生きようと思う

6/18/2024, 6:36:32 AM

人々は僕に石を投げます。

それを投げ返したり落としたりすることも出来ずひたすら掴もうとしますが、僕の手は小さいので君の頭の上で落としてしまうのです。

その中のいくつかの尖った石は床で跳ね返り僕に刺さりますが、
僕らはこの分厚くなった指先の皮のようにそのたびに強くなっていくのでしょう。

6/18/2024, 6:27:05 AM

先生 「この間、皆に『未来について』という作文の宿題を出しましたね
その中で、皆にも聞いて貰いたい作品を先生が選びました
じゃあ、尾崎君、君の作品を皆に読んで聞かせてあげて下さい」

尾崎 「えっ?僕の? あ、はい」

「僕のおばちゃんは認知症という病気です
僕がお見舞いに行っても、僕のことが誰だか分かりません
僕が小さい頃は、おばちゃんが沢山遊んでくれました 沢山お出かけもしました
僕が小さい頃の写真を見せると、「これはね、私の孫なのよ 和樹っていうの とても可愛い子なのよ」と僕に説明してくれます
でも、僕が和樹だとは分かりません

僕は将来お医者さんになって、認知症の薬を作ります
だから未来に行って、僕の作った認知症の薬を持って帰っておばちゃんに飲んでもらいます
そして、元気なった未来のおばちゃんにまた会いに行きます」


先生 「はい、ありがとう!
大好きなおばちゃんを想う尾崎くんの優しさが沢山詰まった良い作品でしたね
尾崎くんの願いが叶う未来が来ることを先生も楽しみにしていますよ」




『未来』

6/18/2024, 6:25:02 AM

5『未来』

 遠い未来はどんな状況になっているだろう。
 百年、千年、万年も後。当然僕は生きていないけど、どうしても気になって想像してしまう。
 
 未来のことなんてわからない。
 数々の失敗を経て、その過ちから学ぶことしかできない。

 だが、人は思っているよりも愚かだ。
 
 あの世界大戦を終えて尚、現代でも戦争は消えていない。
 それもそうだ、この世から争いが無くならない限りはずっと起こり続ける。

 どんな善人でも悪の心はある。
 正義の為に振るう行為が、悪を不幸にさせるのなら、それは善行なのか。

 ――歴史は繰り返される。

 古代ギリシャのツキジデスも、またそれを研究した、とある博士もこう言う。

 焼け野原にも草木は芽吹く。そして新たな文明が生まれる。

 未来は繰り返されているのだ。

6/18/2024, 6:23:58 AM

🍀 未来(3)

現在高校2年生で進学希望の大学は中学生の頃から変わらないが、もしその大学に行ったら一般企業で働く未来しか見えなくて怖い。
幼い頃からアイドルなどの注目を浴びる側の仕事を夢みて追いかけてきたが叶った試しはなく、どん底だと感じる。つまり、一般企業で働くビジョンを描いた事が全く無いのだ。
過去に未練を感じならが働くなら正直35くらいで死んでもいい。
「仕事中心に世界をみなくていい」なんて戯言、綺麗事をまるでアドバイスのように投げかける人がいるが事実、仕事への労働時間は趣味などへ与える時間より遥かに多い。
結論、正確な未来ビジョンを若いうちに考える事は高い期待を未来の自分にするということであり、自分の首を絞めることと等しい。


どうやら何も考えずにぼーっと生きてる方が楽しいみたいです。

6/18/2024, 6:16:08 AM

明るい未来
期待を感じる
実現を願い
待ち設ける

それはこない
気付いた時の
喪失感、自分への嫌悪感
もう耐えられない

ためにならない未来の描き方しかできないのなら
今に専念する

さてスマホを置こう

6/18/2024, 6:09:37 AM

頑張っても報われるとは限らない

ちょっとしたご褒美がある未来であって欲しい

6/18/2024, 6:05:42 AM

未来というとネガティブなイメージがある。正確には、未来といえばポジティブに考えなければならないという風潮に嫌悪感がある。「未来のことはわからない」とは皆言うのに、皆こそテキパキと判断を下し、それに向けて頑張れている。確かに、目標や進路を決めないとふらふらと苦しむのは自分だ。それでも決めたら決めたで責任を問われ、悪い時はとやかく言われるのが、心底苦手だ。

 強いて言えば。

 ぐーぐー寝て、だらだら働いて、むしゃむしゃ食べて、タプタプSNSして、じいっと映画見て、ダメだな。人生はいつも「このままが一番いい」と思っている。今が続いてほしいと消極的で傲慢に願ってしまう。本当の未来なんて、ポジティブでもネガティブでもあるのだ。許してほしい。

6/18/2024, 6:05:09 AM

8作品のキャラクター紹介

趣味で執筆している小説に出てくるキャラクター達の、スピンオフのようなショートストーリーを書いてみようと思い始めました。

元々出そうと思っていたキャラクターとは別に、このアプリのテーマを通して生まれた子もいます。
そしてキャラクター達は身の周りの人たちや、時には自分自身が経験したことを書いていたりもします。
例えば1作目の『胸が高鳴る』というテーマでは、実際に過去の自分が未来の自分宛てに書いた手紙を元に生まれたストーリーです。
“床に手を当てて”というメッセージも本当に手紙に書いていました。

さて、一旦タイトル通りキャラクター達の簡単な紹介に移りたいと思います。

基本的には皆高校生で、学年は違えど同じ学校に通う生徒達の日常を描いています。
実は1作目と4作目の主人公は同一人物で20代になってからの様子を描いていますが、彼女も他作品に登場する高校達と同級生だったりします。

《 1〜8作品の主人公まとめ》
1、4の主人公(以下高2の生徒達と同い年)
ヤシロ マユミ(女)
2の主人公
キノシタ シュン(男)
サトウ サヤカ(女)
3の主人公(高2)
ウチカワ ケイ(女)
アイザワ マサヤ(男)
5の主人公(カナ、ハルト高2、ハルキ高3)
サエキ カナ(女)
カトウ ハルキ(男)(母方の苗字)
シライシ ハルト(男)(父方の苗字)
6の主人公(高2)
カミキ イオリ(女)
クロサキ カナタ(男)
7の主人公(高2)
ハセガワ コユキ(女)
キノシタ マナ(女)
8の主人公(高3)
タカハシ ユウト(男)
マツイ ミドリ(女)

【タイトル】
1、胸が高鳴る
2、夢が醒める前に
3、ふたりぼっち
4、バカみたい
5、1つだけ
6、君の目を見つめると
7、これからも、ずっと
8、あいまいな空

キャラクター達の名前ですが、実際には漢字も決まっています。
ただ、もしかするとこれから先どこかのアプリで執筆中のストーリーを掲載する可能性があるので、念のためカタカナのみの表記とさせていただきました。
キャラクター達の細かい設定は、またこのページを編集し追加で載せるかもしれません。

そして未確定な情報をもうひとつ。
7作目に登場するコユキ、マナ、そして『hiKari』(2作目の主人公サヤカ)にはモデルとなった人が実在します。

7作目ではhiKariの『夕焼けの色』をコユキとマナが文化祭で披露しました。
この2人のカバーverを今後動画投稿サイトに UPするかもしれません。
今は私生活に追われている為かなり後になるか、もしくは投稿自体やめてしまうかもしれませんが…今のところは前向きに考えているので、興味のある方は気長にお待ちいただけると嬉しいです。

↑こちらと並行して執筆中の小説のプロローグ(出来れば 1章くらいまで)もこのアプリでの投稿を考えていますので、ご縁がありましたら是非。(時期未定です)

長くなってしまいましたが、このアプリと出逢い日々の楽しみがひとつ増えた事、とても感謝しています。
読んでくださっている方々とやり取りは出来なくても“もっと読みたい”と感じてくれている方がいるだけで書いて良かったと思えます。
お金では得られない大切なものを与えてくださってありがとうございます。
このアプリの益々の繁栄と、皆様に小さな幸せが舞い降りることを祈っています。

もしかしたらこのアプリを利用している『あなた』とどこかですれ違っているかもしれません。
もしこれからやってくる“未来”で知り合えたなら、きっと仲良くしてくださいね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

6/18/2024, 5:58:19 AM



 足の感覚が鈍い。それでも止まることはできない。
 私はただひたすら暗くて狭い通路を走っている。
 かなりの距離を走っているはずなのに、この通路の先は真っ暗だ。周りの景色も変わらず、通路という割に一人が通るだけでいっぱいの広さしかない。壁に触れるとサラサラと指の間を土が流れた。凹凸の激しい土壁が、果てしなく続いている。
 一体どのくらい経ったのだろう。先が暗くて見えないというのは、まだ大した距離を走っていなく時間もさほど経過してないのか。もしくは数時間も走り続けているのか。
 振り返りたい気持ちはある。どのくらい走ってこられたのか、とても気になる。
 私は思い浮かんだ一瞬の迷いを、頭を振って追いやった。



「逃げて!!」

 知らない男たちに銃口を向けられた。あまりの恐怖に体が硬直した。
 そんな私の体をドンと、半ばタックルするように全身使って突き飛ばしたメイドのルナ。常日頃から私のそばに控えていたから、私を咄嗟に守ってくれたのだ。
 そろりとしか動かない私に、ルナは叱咤した。

「決して振り返ってはなりません! とにかくこの屋敷から外へ! 早くっ早く走って、お嬢様!!」

 ルナはほとんど悲鳴に近い、甲高い声で叫んだ。私はハッとして一度だけルナを見やった。ルナに説教されることは今まで何度だってあった。可愛らしい二重の目元を釣り上げて怒る姿は本当に怖い。私の身に悲しいことが起これば私以上に泣き喚き、私にとって嬉しいことがあれば両手で喜び大はしゃぎした。
 そんなルナが絶望に顔を歪ませながら、それでも口角だけ上げていた。私を見て、目を合わせて頷いた。
 私は部屋着の丈の長いワンピースを両手で持ち上げ、駆け出した。

「おい、逃げたぞ!」
「女だ、追え!」

 後ろから迫る恐ろしい声。鳴り止まない銃声。私を追っている足音。
 屋敷のそこらじゅうから悲鳴が聞こえる。その悲鳴が誰なのか、わかってしまう。本当は戻りたい、駆け寄りたいところを、グッと奥歯を噛み締めて我慢した。とにかく一刻も早く、この状況を打破しないと。
 階段を駆け下りて一階へ辿り着くと、目の前に怪しい男たちと対峙するアルお兄様とルーお兄様がいた。二人は取り囲む怪しい男たちの輪の中心で拳銃を手にして、背中合わせに立っていた。
 思わず立ち止まってしまった私に、追っ手の男たちが追いついた。

「女! 大人しくしろ」
「いったぁ!」

 すぐそばまで迫られていて、肩を掴まれた。こめかみには銃口を向けられている。私はあまりの馬鹿力加減に驚いて声を上げた。
 すると、すぐそばでドカッと音が鳴り、その痛みはあっという間に消え去ったのだ。ほんの一瞬の出来事に呆然としてしまうと、私の手が強く引かれた。

「こっちだ、フィア」
「ルーお兄様!」

 どういうわけか怪しい男たちの輪の中から抜け出したルーお兄様--ルイスお兄様が私の手を引いて駆け出した。私も慌てて走り出す。ルイスお兄様はとても足が速く、ぐんぐんと追っ手を突き放し、やがて巻いてしまった。
 私たちは屋敷の一階で一番奥にある部屋へ飛び込んだ。ドアを閉めて、ルイスお兄様とソファやテーブルなどの重たい家具をドアの前に積み上げた。バリケードが完成すると、ようやく息を整えることができた。
 外の騒々しさから隔離されたこの部屋は、お父様の書斎だった。壁一面の本棚にびっしりと本が並んでいる。大きな窓の前に大きなデスクが置かれていて、その上にはよくわからない紙の束が積み上がっていた。
 大きな窓から外を覗く。この部屋は庭園に面していて、本来なら庭師が整えた色鮮やかなイングリッシュガーデンが望めるのだが、今は大荒れしていた。花は踏まれ、生垣は倒れている。庭園の中心にあったガーデンテーブルたちも、ひっくり返って壊されていた。つい先程、おやつの時間にあそこでアフタヌーンティーを楽しんだばかりなのに。
 変わり果てた庭園の姿に、怒りと悲しみを堪える。私にはあの男たちに何も仕返しができない。武術の心得はまるでないのだ。
 唇を噛み締め、拳にした手に力が入る。その私を労るように、ルイスお兄様はカーテンを閉めた。ルイスお兄様はランプを用意していて私に持たせると、私を支えながら壁の本棚へ移動した。

「小さい頃、父様に聞いたことがある。この部屋には、カラクリの扉があると。その時の目線の先にこの本棚があった」

 ルイスお兄様は片手で私を抱き寄せながら、もう片方で棚を探っていた。

「大昔、それこそお祖父様のさらにお祖父様くらいの時にこの屋敷は建てられた。その時の職人が遊び心と称して穴を掘ったと、掘り続けたと言ったらしい。入り口が見つかればあとは一直線。家出したい気分の時や奥様に怒られた時に使って欲しいと」

 ルイスお兄様はしゃがんで床に手をついた。私も釣られて一緒にしゃがみ込む。上質で肌触りのいい絨毯をなぞると、一ヶ所他の床板と違い、硬いところを見つけた。私はルイスお兄様を見た。ルイスお兄様は私と目を合わせ、頷いた。
 ルイスお兄様がナイフを取り出して、絨毯を剥がした。捲れ上がったところには、板の貼り合わせが他と異なる四角い床が出てきた。私が触れた場所にルイスお兄様がもう一度触れると、木の棒がビュンと出てきた。

「フィア、逃げなさい」
「そんな、私一人でなんて。せめてルーお兄様もご一緒に」
「僕はいけないよ。兄さんのところに戻らなきゃ」

 その言葉に私はハッとした。

「アルお兄様は」

 私が口にすると、ルイスお兄様は仕方なさそうに顔を綻ばせ、私の頭を撫でた。頭を揺らさないように、髪の毛流れに沿ってゆっくりと、優しく。

「兄さんは大丈夫だよ。拳銃も使い慣れているし、武術も心得がある。僕も兄さんほどではないけど、腕力には自信があるしね」
「でも」

 いつまで経っても不安がる私を、ルイスお兄様は正面からぎゅっと抱きしめた。ルイスお兄様の体温が心地良くて、安心する。

「大丈夫」
「ルーお兄様」
「フィア。僕たちのもとに舞い降りた愛しい子、ソフィア。どうか、僕たちの分も生きて、幸せになって」
「そんなこと言わないで」

 一人にしないで。
 私の視界には涙が滲んだ。ルイスお兄様の言葉は、今生の別れの言葉にしか聞こえなかったからだ。
 ルイスお兄様は腕を解くと、床から伸びた木の棒を思い切り引っ張った。ギギッと軋む音を立てて、床が開いた。中は暗くてよく見えないが、入り口から続く階段が敷かれているのだろう。

「ソフィア、いってらっしゃい」
「お兄様!」
「さあ早く、もうバリケードも持たない」

 私は堪えきれない涙を流しながら、大きく頷いて入り口の階段に足をかけた。本当に掘り進めただけなのか、土の匂いを強く感じる。

「ルイスお兄様」
「ん?」
「大好き」

 最後は笑えたはずだ。表情筋に力を入れて口角を上げた。ルイスお兄様の表情を確認する暇も惜しく、私は転げ落ちないよう気をつけながら地下へ降りていった。
 すぐに床の扉は閉められて、同時に男たちの声も聞こえた。もしかしたらこの地下への隠し扉を見られたかもしれない。ルイスお兄様一人の力で開けられるのだ。男たちはあっという間に追ってくるかもしれない。
 私は居ても立っても居られずに走り出した。両手でワンピースの裾を持ち上げて、いつの間にかパンプスが脱げて裸足だったが、気にせずに走った。整備されてない洞窟のような通路だから、石や岩もゴロゴロ置いてあった。
 尖った先にワンピースの裾が引っかかっても、無理矢理外した。ピリッと音を立ててワンピースが裂けた。お母様に十五歳の誕生日をお祝いしてプレゼントされた、ミントグリーンに白いレースがあしらわれたお気に入りのワンピースだった。
 それでも悲しみに暮れる暇はない。追っ手から少しでも遠くへ、逃げなくては。
 私は次から次へと流れ出る涙をそのままに、走り続けた。



 やがて走り抜けた先には、こじんまりとした土壁の部屋があった。誰かが使った形跡はない。
 私は部屋の中を探索した。といってもあまり見る場所はない。一組のテーブルとイス、ランタン、本が数冊入った棚。テーブルの上にはペンが置いてあり、本棚の本は書籍ではなく、分厚い白紙のノートだった。
 そして、入ってきた場所とは反対側にドアがついていた。私はそのドアの前に立った。札が下がっていて、そこにはこう書いてあった。

--ドアを開けると反対側の通路が崩壊する

 もし万が一、ルイスお兄様が家族を引き連れて地下へと逃れられたのなら、確実に生き埋めにしてしまう。でもどちらかというとあの男たちの方が地下へ降りる可能性は高い。私はあの男たちを思い浮かべて、恐怖の念に再び襲われた。
 あの男たちなら、どうなったって構わない。
 お父様が仕事の面で何かと対立してくる面倒な人がいると、少し前に聞いた。あまり良くない噂を耳にしていて、柄の悪い連中とも連れ立っている、そんな面倒な人。
 きっとその人があの男たちをけしかけてきたに違いない。でなければ、無実の私たち一家丸々襲撃する必要はないんだから。

 私はドアノブをギュッと握る。力を入れて、重い扉を押した。
 目の前には青い空が広がっていた。

   *

「という、大昔に冤罪をかけられて一家丸ごと虐殺されたロビンソン家の生き残りとされているソフィア・ロビンソン著『土の壁』に出てきた土壁の部屋がこちらです」
「ガイドさん、ナンパしたのは謝るから。俺、マジでそういうの苦手なんだって」
「こちらに展示されている刃物類は、ソフィアが実際に自死を図ったと推測されている貴重な資料です。レプリカですが」
「リアル事件現場苦手なんです。マジで勘弁して、ウッ」
「ちなみに封鎖された屋敷に繋がる通路ですが、現代のテクノロジーにより完全に再現することができました。トロッコを走らせまして約半日以上掛かるところを一時間以内で到着させることができるのですが、乗られますよね?」
「辞退で」
「ね?」
「いや」
「ね?」
「あの」
「ね?」
「もう、勘弁してください!!」

 そう言い残して男はルートを逆走して走り去っていった。私はふぅとため息をついて、他の観光客へ道を譲った。
 土壁の部屋は数百年の時を経て発見された。この部屋の最期の住人だったソフィア・ロビンソンの遺書と、かつて貴族同士の争いがあったとされる時代に起こったロビンソン家事件の真相が事細かく描かれた『土の壁』という原稿も見つかった。これにより、史実が今まで語られてきた歴史と大きくずれていたことが判明したそうだ。世紀の大発見、だとか。
 その後数年かけて整備されて、五年前に観光地としてガイド付きの見学が許可されたのだ。このツアーはこの後トロッコに乗り、ロビンソン家旧邸を改装した博物館へ繋がるのだが。
 まぁ、向こうがガイドの名札も確認せずにナンパしてきたものだから、腹が立って私がこのガイドツアーを決行してしまったのだけど。
 壁際に寄り、観光客の流れを目で追っていると、ポケットにしまってあるスマホが鳴った。

「はい、アンナです」
「アンナちゃ〜ん! 事情は聞いたんだけど大丈夫?」

 気の抜けたツアー長の声に、思わず肩の力が抜けた。

「大丈夫です。お客様帰ったんで、そっち戻っていいですか?」
「もちろん、また次のお客様も来るからよろしくね! あっそんな急がなくても大丈夫だからね、気をつけて戻っておいで」
「はい、ありがとうございます」

 電話を切って、スマホをポケットにしまった。私も来た道をのんびり戻ることになり、ゆっくりと足を動かす。
 土壁の部屋から出ると、毎回眩しいと思って目を瞑ってしまう。雨でも曇りでも嵐でも。土に囲まれた窓のない部屋に比べれば、どこも明るいのだ。

「とっておきのエピソード、話そうと思ったのに」

 私の呟きは、誰にも届かなかった。

 ソフィア・ロビンソンは、七十五歳という大往生で亡くなった。死因は老衰で、あの時代においては長寿の部類だ。
 生きて幸せになる、という兄・ルイスとの約束の元、ソフィアは青空の下へ踏み出した。
 そこからはソフィアなりに幸せの形を模索することになる。三度の結婚は、どれも長く続かなかった。だが子どもの親権は三人ともソフィアにあり、家族四人で細々と暮らしていった。
 やがて子どもたち全員が巣立ち、一人になった時にかの事件の詳細に食い違いがあることに気がついたのだ。
 こんな勘違いの末に生まれた悲劇を繰り返してはならない。
 そう強く思ったソフィアは筆を取り、執筆に取り掛かった。身を削るように書いた原稿を手に出版社へ持ち込んだが相手にされず妄想だ、病気だと揶揄された。
 途方に暮れたソフィアは、例の土壁の部屋へもう一度行ってみた。自分の出来事は妄想だったのか、確かめに。
 果たして、ソフィアの想像通り、土壁の部屋は当時のまま綺麗に残っていた。途中険しい山道と、今にも落ちそうな吊り橋を渡る羽目になったが。
 部屋の中に入り、壁をなぞる。土の少し湿っていて、細かい粒子が手から溢れ落ちるあの肌触りに変わりはなかった。屋敷から逃げてきた通路は、土壁に埋もれていてどこだったか分からないくらいだった。
 やはり妄想じゃない。でもどうやって証明しよう。
 ソフィアは考えた。誰か一緒に連れて行こうにも自分はもう体が衰えてきた。子どもたちに託すわけにもいかない。ロビンソン家の呪われた名は、私で途絶えさせるべきだ。
 なら、ここに原稿を置いていき、いつか探検家の手によって発見されれば、この原稿の正しさが伝わるのでは。

 そしてソフィアの思惑通り、歴史探検家によって発見されたのだ。
 普通は思いついてもなかなか実行できないはずだ。いつ発見されるのか予想がつかない。発見されても揉み消されるかもしれない。大災害に襲われたら、あんな部屋あっという間にペシャンコになる。
 そういったリスクがあってもなお、ソフィアは未来に賭けたのだ。そして、賭けに勝ったのだ。

「ホント、心が強い人だよ。曽祖母様は」

 土壁から青空を見上げた時、ソフィアはなんと思ったのだろう。聞いてみたいところだが、曽祖母様であるソフィア・ロビンソンは、私が生まれて半年経たずに亡くなったそうだ。

「名は残ってないけど、幸運の血は絶やさないようにしなきゃね」

 私はきちんと整備された道を踏みしめる。私は私なりの幸せを探して。


『未来』

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