『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
月夜の空を眺める
何だか穏やかな気持ちになる
月夜に照らされてるそんな景色がすき、、、
ハァっと息を吐くたび
白いモヤが空中に消える
寒い冬の夜
そっと空を見上げる
今日は満月か
太陽みたいに明るいあの人は
私には眩しすぎたのだ
側にいればその熱で
身を焦がすだけだから
だから、、、、
離れて正解だったのだと
自分に言い聞かせて
前を向いた
頬を伝う涙を
月夜だけが知っている
毎日仕事からかえると
必ず夜空を眺める私
星を見るのも好きだが
やっぱり綺麗な満月を見るのが
自分にとっての癒やしの時間
明るく
強く
たくましく
時には
暗くなっている自分の気持ちを
「明かり」というエネルギーで
明るくしてくれる
心の苛立ちも
いつの間にか
忘れさせてしまうくらい
そうです。
月夜の晩の日の楽しみは
私の心のオアシスなのです。
窓の外はまだカゼが冷たい
少し小さなカップにスープを一杯
僕は丁寧に飲んでいる
君は相変わらず薄味だね
小さなカップに一杯のスープ
僕は飲み干してしまう
窓の外は春の月
窓の外は確かに春の月
今日は一緒に見ようよ
月夜に照らされて
僕はここにいると叫んでる
あの光がなくなれば
暗闇に溶けていくだけ
希望の月の光だけは
消えないでくれ
月の光が綺麗な夜は、恋人は透けてしまう。
「幽霊みたいだね」
「バカ言うなよ」
半透明の彼女は、そのまま消えちまいそうで、嫌だった。
「どこにも行くな」と言って、抱き締めれば、「行くワケないだろ」と笑われる。
これは、ある「月夜」の物語
月が1番よく見える海には、いつも先客がいました、、その人は角が生えていて、大きな鎌を持っているのです。それでも主人公はその人の傍に行き、毎晩毎晩語り明かすのです。その行為が許されるまで……
月夜
雲ない晴れた空
ぼんやりと
見える月夜
眼鏡をかけて
くっきり見える
お月様に
願いを込めて
お祈りする
どうか
彼と同じ月を
見ていますように
なな🐶
2024年3月7日696
月夜に光り輝くお城は誰もが目を奪われるほど美しかった
本当の月夜を感じてみたい。
ここでいう本当の月夜とは、人工の明かりの一切ない場所で見る月のことだ。
きっと、とても素敵なのだろうと想像を膨らませている。
月夜の夜には祈りを
晴天の朝には希望を
そすればあなたは報われる………
なぁんて、
祈ってなんになる?
物を買って何になる?
神に祈って何になった?
何かになったか?
まぁ俺はそんなことしか考えてないから
報われないのかもなぁ
『ほんと月って綺麗だよね~』
「そうかしら?」
『うん』
「私はそう思わないけど...」
『え、何で?』
「フフッ」
月夜の灯りに、影一つ。
丘の上で夜空を眺めていた。
今日は満月なのかな?
とても月が明るい。
わたしは遠い遠い都会から来たから、
月の光で自分の影ができるなんて、知らなかったよ。
ぼんやりと星が輝くのを見上げ、
また目を下ろして自分の影を見ようと振り向くと。
月夜の灯りに、影二つ。
いつの間にか、あなたがわたしの隣に並んでいた。
本当に月が綺麗だね、なんて、
月の光に照らされた、優しい笑顔をこちらに向ける。
あなたは、その意味を知っているのかしら?
何の曇りも照れも見えない瞳を見つめ返して。
本当に、綺麗だね。
何も知らない顔をして、わたしも笑顔を返す。
あなたはきょとんとした顔をして、
不思議そうに首を傾げてわたしの瞳を覗き込む。
お決まりの台詞なんて、言ってあげないよ。
わたしはぺろりと舌を出して見せ。
熱い頬を感じながら、
特別な月夜の幸せに目を細め、笑い合った。
お題 月夜
「かぐや姫の本心を表せ」
電話中、彼女は古典の時間に出された課題について話し始めた
「かぐや姫の本心ねぇ…やっぱ、帰りたくなかったとか?」
『そーゆーありきたりなのはダメだって。』
「えー!めんどくせぇな…。」
その後話題はどんどん切り替わっていき、そろそろ日付が変わるので切ろうとした瞬間、彼女が切り出した
『ねぇ。かぐや姫ってさ、ほんとはどっちでも良かったんじゃないかな。』
「え?」
『だから、課題の話。かぐや姫は地上に残ることも、天界に帰ることも、正直どうでも良くて。ただ生き延びたかっただけなんじゃないかなって思ったの。天界に帰る決断をしたのも、そっちの方が長生きできそうだったからかなって。』
「おー…面白いじゃん。」
『でしょ?』
「じゃあ、もし地上に残るほうが長生きできるとしたら残ったのかな。」
『さぁ。でもあたしならどのみち天界に帰る。』
「なんで?」
『だって、地上には大切な育ての親と一応恋人だった帝がいるんでしょ?もし天界に帰るの拒んだら危険に晒されるわけじゃん。だから、あたしは天界に帰る。』
「…なんかすげぇ。」
『でっしょー?』
不意に時計を見れば、針は今にも日付を越えようとしていた。
「もうそろそろ寝るか。」
『そうだね……。』
かちり、かちり、かちり。秒針は少しずつ垂直へ近づいていく。
「じゃ、おやすみ。」
『おやすみ……あのね、』
「うん?」
かちり、かちり。
『大好きだよ。』
かちり。
「……あれ?なんでここにスマホ?」
耳に当てたスマホの画面を見れば、表記は10月1日の真夜中に切り替わっていた。
「寝ぼけたのか…。」
ベッドから立ち上がり、充電器の元に向かおうとした時、ふわりとカーテンが風に舞った。
「……窓なんて開けてたっけ?」
淡く柔らかい満月の光は、俺を優しく見つめていた。
__________
月がすごく綺麗だよ
それについて話そう
前みたく深夜まで。
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Theme:月夜
『月夜』
月夜の……それも決まって満月の晩にだけ会う少年がいた。
月光を吸収したかのように美しい銀の髪をした凛とした表情を携えた少年だった。
目が悪いモグラな私はその存在があまりにも眩しくて、遠い世界の住人だと思っていた。
なのに気安く声をかけて会話を重ねるから、だんだんと私の心の中に入り込んでくる。
優しい微笑みを向けられると、ドキドキしてなんだか落ち着かない。
もっと色んな表情を見たい、もっと色んな君を知りたいと思うのに、その一歩が踏み出せない。
だって私は目が悪くて、陽の光の元では顔を上げて歩けないモグラだから……。
凛として美しい彼とは不釣り合いな自分が惨めで、泣きたくなる。
だけど、あの優しい微笑みに胸の高鳴りが響いて、君に恋をしていると気付いたら、少しでも君の隣を歩ける、釣り合うような自分にもなりたいと思った。
好きだと告白して以降、もう何年もあの美しい少年には会っていない。
だけど月夜の……決まって満月の晩に、もしかしたら会えるかもしれないと淡い期待を抱いてしまう。
未練がましいと言われたけれど、どうしたってあの胸の高鳴りが忘れられない。
今も月を見上げて想う。
君は今、この同じ月を見ていますか?と……
「お目覚めですか、お嬢さん」
「うん……?ジャック、か」
「ええ、私ですよ。気分があまり良くないみたいですね。白湯でも入れてきますか?」
「いや、紅茶を頼む」
体を起こして、辺りを見回す。アンティークな執筆机とパソコンとプリンターのコードがした絡み合う。民話や童謡で埋め尽くされた本棚や調度品を見る限り、いつもの家で間違いない。
白湯のほうがいいかもしれないが、今は彼の淹れる紅茶がほしい。手早く淹れてくれた主に感謝の意を示し、記憶の整理も兼ねて私は口を開く。
「酷い夢を見た。まだ、お前に出会う前の……忌々しい過去の話だ」
歪みきった家庭の色。
私の家は有名な旅館だった。表には出ないが、知る人ぞ知る、業界の重鎮が密かに訪れる……そんなところだった。
私は生まれつき肌が真っ白で、まともに学校に行けていたのか記憶が定かではない。不愉快な言葉の数々もまだ残ってはいるが、いつか消えてしまうだろう。
私の肌や体質と、旅館の関係を話す。
長女であった私は、学業の傍らで旅館の業務を手伝っていたことを覚えている。
裏方の作業、掃除や洗濯、簡単なものだった。
「私が逃げ出した理由はここからだ」
冬の気配が感じ取れる冷たい日だった。
月経と激務で体力が尽き、体の機能が錆びついていたところに、父であった人間から呼び出された。
『もてなしなさい、彼らの言うことは絶対だ』
襖の向こうには客らしき男達が座っていた。宴会用の広間と、区切られた布団を見て、全員を裁ち切ってしまおうかと考えた。
しかし、自分の手を汚したくはなかった。表面上は従順になり、言われるままに酒を注ぎ、彼らの話に耳を傾けた。
夜が更けて日付が変わった頃に、着替えとお手洗いを……と言って部屋を抜け出した。
酒が入って気が大きくなった連中の会話なぞ知れたものであったが、証拠は多いほうがいい。
聞こえてきた会話を録音し、制服を脱ぎ捨て、玄関に忍ばせていた荷物を掴んで、夜の街へと繰り出した。
「……バレなかったのですか?」
「普通にバレたよ。駅に着く少し前に旅館の方角から怒号が聞こえてたからね」
「月夜」(※未完)
月夜
月夜ばかりと思うなよ
お前が生きているかぎり
私はお前を憎み続けるぞ
こうして見上げるだけで、あの日のことは鮮明に思い出せる。
夢のような出来事だったけど、確かに覚えている。
二人で過ごしたあの時間も。
幾度も交わした歌も。
薬と手紙だけを残して、私のもとから去っていく後ろ姿も。
かぐや姫が月に帰って、10年の月日が流れた。
あの後、私は数ヶ月間、全ての気力を失って、死人のような生活を送っていた。
皆があの日の衝撃から立ち直り、普通の生活に戻っていくのを見るのが嫌だった。
まるであの日々が私だけに見えていた一夜の幻だったかのようで、苦しかった。
ただ、そうしている間にも現実は容赦なく進行する。
私が部屋に篭っているせいで、仕事は溜まり、都も荒れた。
そのことを聞かされた私は、やり取りした手紙や不死の薬を火山に捨てて、ようやく立ち直ることができた。
未練はないつもりだったが、こうして満月の綺麗な夜は未だにものおもいにふけってしまう。
もうすっかり夜は更けており、宮中の廊下には誰の声も聞こえない。
部屋に戻る気にもなれなくて、月明かりだけで薄暗い廊下を歩く。
「宮中の人ですか?」
後ろから、声がしてビクリと震える。
振り向くが、見覚えがない。
こんな人、いただろうか。
「そうだ。君は?」
「私は女官で、一か月前、田舎からここに来たばかりです。あ、急に話しかけちゃってごめんなさい。こんな夜中に見かけたもので」
声を潜めながら、続けざまに話す。
「よいのだ。ところで君はどうして、ここに?」
人差し指で月をさして、こちらを見る。
「今宵は月がとても綺麗で、見に来た次第です」
「そうなのか」
「あなたはどうしてここにいらっしゃったのですか?」
どうして、と言われて考える。
私が知りたいくらいだ。
いくら見つめても、もう手は届かないのに。
「すみません。変なこと聞いちゃったみたいですね」
その子は私を見て困ったように笑った。
そんなに酷い表情だったかな。
「いや、気にしなくていい。それより、まだ戻らなくて大丈夫そうか?」
「はい、まだ」
「じゃあ、ちょっとだけ話を聞いてくれないか。人に聞かせるには退屈な、ただの夢の話なんだけど」
不思議そうに首を傾げていたが、やがて頷いた。
「聞かせてください」
そうして、私は語り出す。
月はただそこにいて、私たちを照らしていた。
職場の消灯をしたら
窓に浮かぶ月
吸い込まれそうな月光に
心を奪われて
しばし心を遊ばせる
けれどそれは
会社の暗闇で
ひとり佇む残業の人
月夜というだけで美しくなることに気をつけて
#月夜