『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「月に願いを」
…さまようことも出来ない。と。
街の灯があふれる中で、月を仰ぐ。
願いをかけたことはないけれど、
味方、だとどこかで思っていた、月。
…それが、願いだったのかな。
月は私が、見あげるのを待っていた。
本は、私に読まれるのを待っていた。
あなたは、私が帰るのを待っていてくれた。
どこかでフッと、思う孤独を、
受けとめてくれるものが、
どうしても人には必要だから、
在る月。
月に願いを
私は部屋の窓からそっと月にお願いした。
これからもずっと幸せな日々が続きますように
丸い月が明るく私を照らしてくれた。
これからも私達家族を明るく照らして下さい。お願いします
こどもの頃よりもうんと視点が高くなって、
下を向いていても見える範囲はずっと広い。
ぴかぴか光る広告のスポットライト。
合間を縫って存在するは確かな暗がり。
点々と空に舞うざらめの輝きと、ちょっぴり欠けたカルメ焼き。
最後に見たのは理科室、黒い机のうえ。
周りは光を吸われてほんのり暗く、
かと思えばぼんやり明るい。
あいまい。あいまいだなあ。
こどもの頃見た夢、背(せな)に雨。
とっくに隠れたあまいカルメ焼きが、また食べたい。
/ 月に願いを
強い光のもとにはかならず深い暗闇がある。夜道をひとり歩いていてふと私は気がついた。足元を照らす電子の光と、膝が防いだ黒い黒い影。光は照らす限りぼんやりずっと同じ形でも、足の影は歩くとくっきりかたちが変わる。前へ進む度に影のかたちが移ろう。いい方向に進んでも、結局そばには姿を変えた闇がある。
『流れ星が流れている間に願い事を三回唱えると、願い事が叶う』
流れ星を掴まえることは出来なかった。見てから言う、それが出来なかった。
すると、大好きなお姉さんが星になってくれた。私が君の願い事を叶えてあげよう、と。
だから、いつも心の中で念じてた。私はその星を信じていた。
それが迷信と気づいたときには、星は既に砕けてしまっていた。
お姉さんはどこか遠くへ行ってしまった。
私が高校生になった途端。
私はただ、お姉さんといたかっただけなのだ。
お姉さんといると、悲しく苦しく泣き叫ぶ心がいつも柔らかに凪いで、安寧を取り戻せた。
話すことが楽しかった。お姉さんにだけは、何でも話せた。つらいこと、嬉しいこと、気になること、くだらないこと。悲しみ。喜び。自責の念。希死念慮。全て、お姉さんの前ではさらけ出せた。
お姉さんが大好きだった。修学旅行ではお互いにお揃いのものを送りあった。他の子には内緒だよ、と言って笑っていた。
未だ私は、お姉さんに会えることを信じて願っている。もう星は砕けてしまったというのに。
だから、月に、星を叱ってもらわなくてはいけない。願い事を叶えてやれと伝えてほしい。
その一心で、私はただ月に祈る。星といつまでも一緒に、という信仰心を月に差し出して。
せんせー。
東京に行ってしまったせんせー。
私は今でも、あなたのことを待っています。
せんせーがこのアプリを使ってるかなんて知らないし、知らない可能性の方がずっとずっと高いけど、それでも私はずっと待っています。
せんせーにもらった『白い恋人』のストラップは、無くすのが怖くて未だ包装すら破れていません。
あなたに会いたいです。
あなたに会えるのなら、私は星にでも月にでも祈ります。
保健室できっと待ってます。
【月に願いを】
お月さま、おねがいします!
ぼくは、ペットを飼ったことがありません。
だけどようちえんに行っていたころ、ようちえんで飼われているうさぎの世話を毎日していました。
ふわふわでかわいくて、はっぱを食べるところを見ているのが好きでした。
だけどぼくは小学生になったので、うさぎに会えなくなりました。
とてもさびしいです。
お月さま、おねがいします!
お月さまにはうさぎがいるって、絵本で読みました。
だからお月さまに、ぼくの家までうさぎを送ってもらえませんか。
だいじにだいじに育てるって約束します。
ようちえんのうさぎと同じように、毎日ちゃんとお世話します。
ぼく、どうしてもうさぎと暮らしたいんです。
一番の友だちになりたいんです。
ちゃんとお母さんのいうことを聞いていい子にしてるので、お願いします!
今日はお月様が見えない日。
それでも私は願い続ける。
いつか貴方に、月が綺麗ですねと伝えられる日がくるまで。
月に願いを、届ける。
『私に声をください』
「月に願いを」
夜、月を見た。今日は、月に願い事をしてみようと思った。
「私も含め、みんなが幸せに暮らしていける世界になりますように」と月に願いをした。
いつか、叶うといいなと私は思う。
幼少期
月に願った
夢いづこ
子どもほど
夢物語
語れない
なりたいと
思った大人
遠すぎて
高3に
なって感じる
先輩の
器の大きさ
未だ届かず
ぬいぐるみ
愛しい背中
癒される
月に願いを
夏を通り越して早く秋になってほしい。
少し肌寒い日に空を見上げるとプラチナ色の満月と無数の星たちが私たちをやさしく照らしてくれる。
一緒に月見しながらだんごを食べたい。
ささやかな願いだ。ちょっとの勇気で叶うと思う。
どうありたいかをはっきりさせたらいい。
(月に願いを)
叶うのならばまたあの子に合わせてくれませんか。
あの子は今楽しい生活を送っているのだろうか。
月に願いを…
"星に願いを" なら聞いた事あるけど
月に願いを?
初めて聞いたなぁ〜
最近何をやっても上手くいかない私が
"月に願いを"と言う
キャッチフレーズを見かけてそう呟いた。
星と月は違うのだろうか…
ん〜
私なら何を願うかなぁ〜
最近何をしても上手くいかないし
彼氏だって付き合っては別れて早2年…
もうすぐアラサーだよ(笑)
まっ!とりあえず
次は良い人と出会えますようにっと!
あはは、叶う訳ないぢゃん何言ってんだ私(笑)
とりあえず頑張るかぁ〜!!
華金だし、今日はビールビール♪
私はるんるんで帰った(笑)
さぁ…
あなたなら何を願いますか?
タイトル未設定6
「わーいぃぃ!綾瀬くぅぅぅん!!!」
昼休み。テンション高めで図書室に入ってきたのは八橋 麗だった。
「ちっす」
つい先日のこと。傘がなくて、八橋に家まで送ってもらった僕は、図書室でまた話そうと約束していた。
「ねね 見て見て」
そう言って学校指定の鞄の中をガサゴソとあさる。
「何?」
そういうと八橋は悪者のような声を出し、言った。
「ふっふっふ。じゃーん スマホだぜ〜 いーだろ〜」
この中学は休み時間中だけ、スマホ使用OKなのだ。だが、授業中に触っていることがバレると 即没収。反省文まで書かされる。そりゃあもう大変大変。
「へー 良いじゃん」
こう素っ気なく返したのには意味がある。僕はスマホを持っていないからだ。小学生の頃に、タブレットを買ってもらったために、スマホは高校祝いの時になってしまったのだ。
「ね、綾瀬くん。連絡先交換しようよ」
来た。こいつのことだから、異性にだって躊躇いもなく、連絡先交換を要求してくると思った。一応タブレットに※LINe は入っているけど、、
「えー…と。あの、、、俺、スマホ持っ………ぃ」
だんだんと声が小さくなってしまう。おかげさまで八橋には「え?スマホもいもい?」とか変なこと言われるし…
「あのぉ… 俺スマホ持ってなくて… 家にタブレットはあるけど… 持ち運べないんだよね」
言えた。言えたがココで八橋の反応だ。からかわれるのか…
「えーーー そうなのぉー!じゃあさ、今日、帰り綾瀬くん家行って良い?そこで連絡先交換しよー」
なっ、なんで普通な返事… しかも何で普通に付き合ってもいない男の家に2日連続で行けるの!?どういう神経!? とかなんとか思っていたのに、僕の答えはこうだった。
「あぁ。いいよ」
なぜだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
キーーンコーーーンカーーンコーーーーーン キーーーンコーーンカーーーーンコーーーーーーーン
チャイムだ。昼休み、終わりのチャイム。
「あー 昼休み終わっちゃったね。じゃあ帰り、下駄箱で待ち合わせでいい?」
一緒に帰るつもりか。まぁ良いけど…
「了解」
はーい こんばんわぁー。
えーとですね。最近投稿してなかったですね。
すいません。まぁ、明日から復帰する予定!
予定なのでね。あんま期待しないほうがいいと
思いますがね。一応頑張りますので、応援よろです。
この話に関しての詳しいことは前の話を
お読み下さい。
今月の満月はいつだったかな。と夜空を見上げ少し欠けた月を見ながら思う
よくよく見ると上が欠けていたから3,4日前と言った具合だろうか
くそう、失敗したな
欠けた月も好きだけれど、やはり見るなら満月が良かったからだ。だが丁度その時、ボクは寝込んでいたから無理もない。
晴れていたからきっとまぁるい丸いお月様が見えたことだろう
どこから見てもまぁるい月
明るくて夜空を照らす月
そんな月にボクはいつも願っていることがある
否、願い出したことがある
キミが幸せでありますようにと
ボクとキミが出逢ったのは満月の夜だったから
満月の夜、お気に入りのカップに注いだ紅茶に
月を映して願うのが流行っているのだと言う
あの人から貰ったマグに入れた珈琲の水面を揺らして祈る
ただ私の大切なあの人に幸いを
満月に願う勇気の無い私が見上げた空に月は見えない
『月に願いを』
学校はつまらない。とても退屈だ。
そんな風に思っていたのはつい2ヶ月前までだ。
2ヶ月前、私は恋をした。叶わない恋を
「せんせ!またなんか実験してんの?ほんと好きですよねぇー、」
そう、私の初恋を奪った彼。理科教師で実験まみれの生活を送っている。理科オタクとでも言うのか、、
そもそも私は理科が好きじゃなかった。だから、彼の理科も好きじゃなかった。
授業も何時でも寝ていたし、テストも散々だった。
そんな私は、テストの度に居残りになり帰宅部なのに帰るのはいつも6時だった。
いつもの居残り。先生はいつもと違った。
「なぁ、俺の授業つまんねぇか?」
沈黙の中先生が呟く。まだ私が先生をすきになる前だった。
そう聞かれて何も答えられなかった。
「わかった、よし、、いつもどうり補習始めんぞ」
少し悲しそうな先生、初めて見た。
申し訳ない、そう思ったけどそれ以外何も思わない。
お前このままじゃ受験落ちるぞ。そう言って毎日補習にさせられた。
そのおかげか点数は伸びた。赤点まみれだったのに50点、80点と目に見えて伸びていった。
いつしか私も理科オタクになってしまった。
もしかしたら理科オタクのふりなのかもしれない。
先生に近づくための嘘なのかもしれない。
天体観測、先生は今日月の観察をするらしい。
夜中の2時、こっそりベランダに出て空を見上げる。
満月だ。
綺麗だなぁ、今先生も空を見ている。
流れ星でもないのに願ってしまった。
「先生、、好きですよ、」
月に願いを
月に願いを
彼は満月が近づくと人が変わる。
まるで狼男のように気性が荒くなる。
はじめは何かの冗談かと思った。
普段から少しおかしなことを言う人だったから。
外面の良い彼は、外では決してそれを見せない。
そのため、人に相談することもできない。
こんな話を誰が信じるというのか。
正気に戻ろうと自分で自分の頬を叩いたりする。
それがまた気味が悪いのだ。
お願い、お月さま。
どうか、三日月のままでいてください。
上を向いて歩こう
涙が溢れないように
とある有名な曲の歌詞を
口ずさみながら歩く河川敷
今は午後10時頃
人気なのない道を
涙を流しながら歩く
…ひとり……
一世一代の大勝負
給与の半年分の値段を指輪にかけ
神社や星に願いをかけ
告白のマナーやデートコースを調べ
好きな人に告白をした。
結果は駄目だったが…
「ど、どうして!?」
「だって、貧乏そうだもん」
「…っ!?」
貧乏そう…
20歳で手取り20万ちょっと
確かに上を見れば端金だろうさ
だが、他の同年代に比べたら平均以上だぞ
貧乏そうって事は給与じゃなくて
服装とかかな…
結構頑張って買った服なんだけど
彼女には、そう見えたんだろうな
はぁ…
こんな思いをするくらいなら
恋なんてしなければ良かった
どうせ、俺に恋なんて合わないんだろうな
川岸に腰掛け下を向いていたら
後ろから声をかけられた
「すみません?どうかされましたか?」
あぁ、警察の方かな…
今ひとりにして欲しんだけどな
そう思って振り返ったらそこには
「あれ?橋本 先輩?」
そこには大学の頃の後輩の宮沢が立っていた
「みや…ざわ?」
「そうです!どうしたんですか?こんな夜中にこんな所で」
俺は話したくないと思いながらも
話したら楽になるかも、と一縷の考えで
これまでの経緯を話した。
「そう、だったんですね
でも、それで良かったと思いますよ」
「どうして…そう思うのかな?」
「だってその人は先輩自身じゃなくて
お金しか見てなかった、って事でしょ?
そんな人とこれかも付き合う必要無いと思います!
普通だったら、こんなに優しくてカッコよくて素敵な人手放さないですもん
私だったら…」
俺の目を見ながら手を握り
「ずっとこの手を離さないです」
「…っ!?」
そう言って立ち上がった宮沢は笑いながら振り返りこう言った
「今日は月が綺麗ですね!それじゃ、先輩また会いましょ!」
なんだろう
地の底まで落ち込んでいた気持ちが
持ち上げられて今は跳ね上がっている。
「いやいや!勘違いするなっ!
これは唯の蜘蛛の糸みたいなものだ!」
はぁ、でも月が綺麗ですね…か
確かにそうだな
満月輝く空を見上げながら俺は帰路に着いた
悲しみは 星のかげに
悲しみは 月のかげに
「お月さん、恋をしないって言ったな
ありゃ嘘だ!また新しい恋を所望する!
よろしく頼んまぁ!」
気持ちのブレが大きすぎて
変なテンションの俺は
…月に願う
新しい恋を
月に願いを
月営業所にて
「部長!地球からの願い事が多すぎて
サーバーがパンクしそうですっ!」
「だから言ったんだ!
無茶な営業はするなとっ!」
🌙*·̩͙月に願いを
(2024/05/26 19:34:07)
月に願いを
「月に願いをかけてみたらいいんじゃないの?」と笑ってアイツはねぐらに帰っていった。見上げる夜空に月はいくつあるんだったか。というかここは衛星だ。もっと詳しくいうと木星の衛星であるガニメデの前線基地だ。見上げる夜空に巨大な木星。そしてあちこちに衛星…と思いかけて俺は気づく。あれは衛星だ。ここは衛星だ。でも、月はただひとつ。地球の周りをまわる。俺は遠く見えないただひとつの月に願う、アイツが明日も笑ってくれますように。