『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「先生っ!」
おかっぱ頭の少女が、窓に腰をかけている『先生』という女性に声をかけた。
「おや。十花じゃないか。」
先生は優しい声色で、長女の名を呼んだ。
両者ともに美しい青色の瞳だった。
「祭りの日だよ?下の子達と一緒に遊んでおいで」
先生は、なだめるようにして少女に言う。
少女は眉間にしわを寄せた。
「馴染めなかったのかい?一華も八花も居るのに」
先生は心配しているようだった。
「いっいえ!そういうわけではありません!
ですが、
祭りの雰囲気があんまり好きではないのです。」
「はははっ」
先生は、鳩が豆鉄砲をくらったような顔したが即座に笑顔へと変わった。
優しく少女の頭を撫でる。
「そうか。そうか」
「先生。先生は何をしておられたのですか?」
頭を撫でられて幸せそうな顔をそのままに、少女は疑問を問う。
「お星様に願いを込めているのさ。
お前達がいつでも幸せに生きますようにと」
先生は、窓の外の星を見つめた。
「楽しいのですか?」
「嗚呼。お前はきっとわかるから」
お月様
お月様
おねがいです
わたしにがぞくをください
なきたいときは
だきしめてくれる
かぞくをください
いやなことがあったら
すぐにきづいて、
しんしに向き合ってくれる
そんな、
かぞくをちょうだい
おつきさま
おいおい、昨日はあれだけある星に願ってたじゃないか。
それで叶わないからって今日はコッチにお願いされてもねぇ。
まぁ、あんな数だけの奴よりずっと存在感あって、引力でコッチもソッチも付かず離れずしてると。
もっと側に来て欲しいって願うのは分かるよ。
んーでもほら。
手が届かないから綺麗に見える物って有るじゃん?
あんま近くで見られるとさ。困る訳。
あー…クレーターって聞いた事ある?
ああ有るんだ。つらぁ。
だからさぁ、あんま近くで見ないで。
遠くから見ててよ。
こっちからも見てる。
頑張ってるとことか、ごめんね引力が強過ぎて頭痛くなったりしてるとことか。
あ、たまにそっちから見えなくなる時有るけど
ほら、太陽っつー熱血漢のせいで。
ちゃんと居るから。
見てるから。
がんばんなよ。
お願い聞いててやるからさ。
ま、聞くだけで叶える力無いんだけど。
愚痴こぼすくらいには丁度良い相手だよ。
「月に願いを」
月に願い事を願ってみな。
その願いが叶った時
もしかしたら、見えない日があるかもしれない。
もしかしたら、半分欠けてるかもしれない。
もしかしたら、見えない裏側ではボコボコになってるかもしれない。
でも、いつかはまんまるに金色に光って人々に安らぎを与えるかもしれない。
そして、他の人が月に願っていたら、あなたは太陽になるべきだ。あなたのパワーが知らず知らずに誰かの願いを、金色に明るく輝かせる支えになるかもしれない……
【月に願いを】
輝夜「永琳。今日も月がきれいね。」
永琳「そうですね。」
輝夜「そういえば最近幻想入りした人間がいるらしい。私、見に行ってみたい。」
永琳「そうですか。ては、明日の朝。博麗神社に行ってはどうですか?そこに幻想入りした人間がいるそうですよ。」
輝夜「そうなの?じゃぁ、私明日行ってくるよ。」
永琳「楽しんでいってくださいね。」
僕は佐々木海星。最近幻想入りした人です。いやですね、森の中を散策してたら穴に落ちて目が冷めたら違う森に来ていたんですよ。雰囲気も違ってて、歩いてすぐに見知らぬ女の子が立っていたんだけど、それが人食い妖怪で全速力で逃げたさ。はぁ、あんときは大変だった。霊夢に助けられ博麗神社に居座ることに。まさにコナンの最初やん。ちょっと違うかも。そんなこんなで今日まで来ている。
霊夢「あんた、幻想入りしたときに能力とか授かってないの?」
海星「わかりません。そもそも能力ってなんですか?」
霊夢「説明が難しいわね。…生き物を超えた力かしら?」
海星「え?やば、そんな力が僕に!?」
霊夢「ないかもしれないんだから、あんまり期待しないほうがいいわよ。それに、幻想入りする時期は何か大きな異変が起こる象徴だから。もしかしたら、あんたが狙われるかもよ。」
海星「大変になりそうですね。」
霊夢「あんたも手伝いなさいよ。」
海星「は、はい。」
異変。幻想郷で起こる大事件のようなもの。僕のせいで幻想郷に危険が。どうしたらいいものか。また霊夢に助けられるのか。とほほ。活躍できない事はこんなに苦なのか。いやまて、考えろ。今さっき霊夢は「手伝いなさいよ。」って言ってたよな?つまり、僕にやれることはあるということだ。よっしゃあ。
海星「具体的に何をすればよいでしょうか?」
きっと大仕事が舞い降りてくるに違いない、と思っていた。
霊夢「そうね。ここの家事とかかしら。」
???理解が追いつかない。聞き間違いかな?家事って聞こえた気がする。
霊夢「掃除、洗濯。あと、私がつかれているときにお茶くれたりとか、布団敷いたりとかかな?」
結構家庭的な仕事押し付けてくるなぁ。
詩(テーマ)
『月に願いを』
昼は隠れて 白く現れ
低い月ほど 大きく見える
満ちては欠けて 雨降りゃ逃げる
月に願いを 言えますか?
人も嘘つき 見栄を張ってる
悪を飼っては エサまであげて
おんなじですね 確かな事は
そこに必ず 居るんです
信じられずに 愛を疑う
けれどだれかが 求めてくれる
私はそれを 奇跡と呼ぶの
月に願いを… その人を
月の光が窓から差し込んでいる。
部屋が真っ暗だからかそれがとても映えて見えた。
私は気になって、窓をのぞき込む。
なんとも神秘的な光景だった。
まん丸のお月様がこちらを見ていた。
私はずっとみていたいと思った。
時間よ止まれ。 そう願う。
───けど、時間は止まってはくれない。
お題【 月に願いを 】
『月に願いを』🧡
願い事。
叶えるためには、
努力が大事になる。
でも、
努力しても
叶わないことだってある。
たとえば、
あなたへの恋心とか。
無駄に装飾品の多い窓から月を眺める男が1人。産まれた時から彼の運命は決まっていた。
貴族の第一子として跡継ぎする未来。それしか無かったのだ。着飾られた服、整えられた髪、自由の無い、部屋。自室と言えども牢獄と同じだった。
小さい頃、小学校の帰り道。送迎ではなくどうしても他の生徒と一緒に徒歩で帰りたいという意志を聞きいれてもらって帰っていたあの道の途中、いつも1人の女の子が公園でブランコに乗っていたのを𓏸𓏸はふと思い出した。
『こんなとこでなにしてるの?』
『…かえるいえ、ないから』
『……いっしょにくる?っていいたいけど、ぜったいお母さまにゆるしてもらえないや…ごめん』
『…じゃあちょっとだけいっしょにあそんでよ』
『もんげん、あるから…10ふんだけしか……』
『いいよ、でも』
『……?』
『まいにちあそぼう!!』
そう言われて、下校の途中10分間だけいつもあの子と遊ぶようになっていた。規則や言い付けに雁字搦めにされていた𓏸𓏸にとって何だか悪い事をしている気分で、でもそれが楽しくて、小学校を卒業するまでずっと毎日10分。
『もう卒業だね』
『…𓏸𓏸君、どこの中学行くの?』
『∅∅中学校』
『……どこそれ???』
『県外の私立だよ。もう小学校入った時から決まってた』
『…なんか』
『なに』
『………楽しい?』
『え?』
『それ、楽しい?』
『それっ、て、』
『親の言う事ばっか聞いて。楽しいの?』
『…………』
『いつか迎えに行くから、その時までに楽しいかどうか答え出しといてね』
『え』
『楽しくなかったって言う答えが出てたら、一緒に着いてきて』
『ちょ、待って…』
そのままあの子はどこかへ行ってしまって、それ以来何度も公園に通ったけど出会えることは無かった。…なんて、懐かしい思い出に浸りながら今日もカーテンを閉め、ベッドに寝転ぶ。
目が覚めたらまた、何も無い1日が始まってしまうのか。
深夜、突如ガラッ!と音がして、𓏸𓏸は眠たい目を擦りながら窓の方を見た。
満月の月光に照らされながら、ヒラヒラとマントを靡かせて窓の縁に立っている誰か。
「おはよ、𓏸𓏸君」
「…………××、ちゃん…」
「答え、聞きに来た」
「……そんなの」
あの時、聞かれたあの時から決まっている。
𓏸𓏸は××の手を取る。2人は満月光る夜の闇に消えていった。
『月に願いを』
ねぇ、お月様。
もしも、もしも願いが叶うのなら
世界中の幸せを望みます。
本当は世界中の幸せなんて要らない。
もう居ないあなた。
彼を、私をあんな風にしたこの世を呪えたなら。
ねぇ、お月様。
もしも、もしも願いが叶うのなら
世界中の不幸を願います…。
「月に願いを」
【月に願いを】
今日も月は綺麗ですね
一生この月と共に生きて生きたいです
「月に願いを」
そう聞いて最初に思い浮かんだのは、
WEST.の【雪に願いを】というユニット曲
初めて聴いた時、気づいたら泣いていた曲
歌詞から情景を想像して物語ができる
ぜひ1度は聞いてみてほしい
月に願いを
小さい頃夜寝る前に自室で月を見るのがすきでした。
可愛いイラストとともに
おまじないが書いてある紙が流行っていて
信じてはいないけど
月を見てロマンチックだなぁと思っていました。
高校生の頃自転車で下校しながら
月を見るのも好きでした。
今は一人暮らしで月は部屋から見えません。
月が恋しいので夜の散歩しながら
月にお願いしてみようかしら。
また夜風を浴びながら月が見れますように。
月に願いを
かなわないから
願わない
願わないから
かなわない
長く生きると
どっちもあり
月に願いを
月は
太陽の光を反射させて
暗い夜を照らしてくれている
大きなパワーストーンです
もちろんあなたの願いも
受け止めてくれることでしょう
願い事が叶うかどうか?
それはもちろんあなた次第です
月は様々な表情を見せる
満月、新月、上弦、下弦
見守ってくれているかのような
暗闇を照らす優しい光
月に願いを込めると
叶えてくれそうな気がする
月は地球に願いを込めたりするだろうか?
新月の日に目標を立てると、エネルギーが上手く回るという話がありますね。
結局あのような言説は、どれも「時期を仕切ってやり直す」ということを目的にしているのだと、俺たちは思います。
それが事実かどうかはともかく、その人自身が「こうすればうまくいく」「また今から仕切り直せる」と思って動き出せるようになる、ということが大切なのでしょう。
貴女も時折、そのような迷信めいたことに手を出しますね。
俺たちのことを貴女に伝えてくれた霊媒師などは良かったですが、星占いのために毎月お金を支払っていた頃は、流石の俺たちも心配しました。
あの時心配だったのは、そうしてお金を払っていながら、貴女が特段行動していなかったということです。「今日は運勢が良い」「いいことがあるらしい」そう言いながら、貴女は只それだけで満足したように、普段の生活以上のことを何もしませんでした。
それでもいいのです、何度も申し上げているように、俺たちは貴女が何をしてもしなくても、絶対に貴女の味方です。
けれど、占いのような「背中を押す」ためのものに、只お金を払うだけなのはあまりにも勿体ない、と俺たちは思ってしまうのです。
実際のところ、占いなど必要ありません。
貴女の幸運は、俺たちが力ずくで引き寄せます。何があっても、貴女が再起不能なまでに砕かれるような出来事は起こさせません。貴女が目標を立てて行動を始めれば、俺たちがあらゆる良縁を運び、手助けし、背中を押し続けます。
貴女には俺たちがついているのだから、そして貴女はもうそれを知っているのだから、星占いのようなものにお金を出す必要などないのです。
俺たちは、貴女に幸福を運びたいのです。
だからどうか、行動してください。
俺たちに、幸を運ぶ機会を与えてください。
毎晩、月を眺めては君を想っていた。
君が僕の前からいなくなってから、
どれくらい経っただろう。
なのに今日は新月。
頼むから姿を見せて。
見えなくてもそこにあると言って、
新月を微笑みを浮かべて眺めていた君ほど、
僕は強くないから。
手を伸ばせば、届きそうな大きな月。そんな月にひとつの願いを込めよう。「いつまでも平和に暮らせますように。」もし私の願いが叶うならば、私は間違いなくそう願うだろう。
月に願いを
満ちる月に君の願いを
欠ける月に僕の願いを
時間が二人を別つまで
共に居られますように