能力者になりたい佐々木海星(偽名)

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【月に願いを】
輝夜「永琳。今日も月がきれいね。」
永琳「そうですね。」
輝夜「そういえば最近幻想入りした人間がいるらしい。私、見に行ってみたい。」
永琳「そうですか。ては、明日の朝。博麗神社に行ってはどうですか?そこに幻想入りした人間がいるそうですよ。」
輝夜「そうなの?じゃぁ、私明日行ってくるよ。」
永琳「楽しんでいってくださいね。」
 僕は佐々木海星。最近幻想入りした人です。いやですね、森の中を散策してたら穴に落ちて目が冷めたら違う森に来ていたんですよ。雰囲気も違ってて、歩いてすぐに見知らぬ女の子が立っていたんだけど、それが人食い妖怪で全速力で逃げたさ。はぁ、あんときは大変だった。霊夢に助けられ博麗神社に居座ることに。まさにコナンの最初やん。ちょっと違うかも。そんなこんなで今日まで来ている。
霊夢「あんた、幻想入りしたときに能力とか授かってないの?」
海星「わかりません。そもそも能力ってなんですか?」
霊夢「説明が難しいわね。…生き物を超えた力かしら?」
海星「え?やば、そんな力が僕に!?」
霊夢「ないかもしれないんだから、あんまり期待しないほうがいいわよ。それに、幻想入りする時期は何か大きな異変が起こる象徴だから。もしかしたら、あんたが狙われるかもよ。」
海星「大変になりそうですね。」
霊夢「あんたも手伝いなさいよ。」
海星「は、はい。」
異変。幻想郷で起こる大事件のようなもの。僕のせいで幻想郷に危険が。どうしたらいいものか。また霊夢に助けられるのか。とほほ。活躍できない事はこんなに苦なのか。いやまて、考えろ。今さっき霊夢は「手伝いなさいよ。」って言ってたよな?つまり、僕にやれることはあるということだ。よっしゃあ。
海星「具体的に何をすればよいでしょうか?」
きっと大仕事が舞い降りてくるに違いない、と思っていた。
霊夢「そうね。ここの家事とかかしら。」
???理解が追いつかない。聞き間違いかな?家事って聞こえた気がする。
霊夢「掃除、洗濯。あと、私がつかれているときにお茶くれたりとか、布団敷いたりとかかな?」
結構家庭的な仕事押し付けてくるなぁ。

5/26/2024, 10:28:56 AM