『最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【ファム・ファタール】
運命は、最初から決まっていた。
あの日、君が消えた日、その日から年月が経っていった。
未だに忘れられない。
彼女の笑った顔、名前を呼ぶ声、特徴的な瞳、
最後の言葉。
ずっと、呪いのように心臓を握っているのだ。
これも、最初から決まっていたことなのか?
日々は、当たり前に進んでいく。
しかし、自分だけは、あの日から何もかも動いていないのだ。
それは壊れた時計みたいに。
それはホルマリン漬けのように。
何気ない日々にヒビが入ってから、自分がどんどんおかしくなるのを感じた。
忘れられなくて、悔しくて、怒りがあって、寂しくて。
どんどん、壊れていく。
皆が言う「幸せ」から外れていく。
これは、神様が決めたプラン通りである。
だけど、思うのだ。
神様が決めたプランの中で、君はよくも絵の具をかき混ぜてくれたね。
君は立派なファム・ファタールだよ、と。
君とは結ばれないなんてこと、
本当は
最初から決まってたんだ
なのに
この胸の高まりを信じて
ぼくは恋をした
❴最初から決まってた❵
分かっていた、、、
最初からこうなるのは、、、
でも、、、、
やっぱり現実は受け止め切れなくて、、
分かっていても、
嘘だと言って欲しかった、、、
『いかないで、、』(泣)
どんな『いかないで、、』かは、
貴方達がお考え下さいね
昆虫や魚といったある種の動物の中には、死ぬ時がプログラムされているという。
たとえば交尾を終えた時。
たとえば子育てを終えた時。
最大の仕事を終えた彼等は動く事すら出来なくなって、やがて死に至る。
人間の物差しで考えれば、それは哀れにすら思えるかもしれない。けれど彼等動物の視点で考えると、種にとって最も重要な任務を達成した事になる。
人間の中でそれだけの事を成し遂げる事が出来る人は、果たしてどれくらいいるのだろう?
そもそも人間という種にとって、最も重要な任務とはなんだろう?
不治の病の克服とか、環境破壊を止める画期的な方法を見つけるとか、そんな感じだろうか?
でもそれを成し遂げる事が出来るのは、ほんのひと握りだ。
何事も成せずに終わる。
少なくとも私にとって、人生はそう決まっているような気がする。
END
「最初から決まってた」
最初から決まっていた。
今の会社に入ること。
運命の輪はくるくる廻る。
出会う人、出会う仕事。
最初から決まっていた。
そう考えた方が、楽かもしれない。
人生の結末は最初から決まってたのかな
都合の悪い結末は自分で簡単に変えられたらいいのに
【最初から決まってた】kogi
15.最初から決まっていた だいやち
10月の某日、中間考査も終わり少し落ち着いていた雰囲気も、文化祭が近づくにつれて活気に溢れたものに変化してきていた。
とうとう明日が文化祭当日となるきょうには、どのクラスもほとんど準備を済ませている。
しかし文化祭本番と同じくらい準備期間というのも楽しいものであり、多くの生徒がこの雰囲気にあやかってはしゃぐなり騒ぐなりしているようだ。
かくいう私もその1人で、段々と打ち解けることが出来たクラスメイトたちと放課後まで残っている。
私たちのクラスは焼きそばとジュースの販売となかなか無難なところに収まりはしたけどやる気がない訳ではなく、みんなやる気に満ち溢れてい。
突然だが私には気になっている人がいる。それは3年の澤村さんだ。澤村さんは私がマネージャーをしているバレー部の主将であり、その大人顔負けの落ち着き具合から部員からすごく信頼を寄せられている。
力尽きたり\( ˙ω˙ )/
最初から決まってた
あなたとの出逢いは、屹度運命だよ…口には出さないけれど、そう思っている…
初めて逢ったのは、あの図書館…好きな作家の本を探していて、漸く見付けて手を伸ばしたけれど、ちょっと届かなくて困っていたら、何も云わずに取ってくれたね…私にその本を渡すと、その儘すっと立ち去ったね…其れから、何度と無く、あなたの姿を見かける様になって、でもあの日以来、なかなか言葉を交わす事も無くて…せめて、お礼くらい伝えたくて、ずっと機会を探していたら…
偶々、図書館の近くのカフェに入るあなたの姿が見えて、何となくあとを追ってから…
「最初から決まっていた」
最初から決まっていた。僕の人生。
最初から決まってた。
週の半ばに隨分とまぁ、頭を使うテーマですこと。
物語にするにしても、徹頭徹尾を心がけなくてはいけないし、矛盾がないように見張らなくてはいけない。
「まあ、取り敢えず、何か書くか」と重い腰をあげた瞬間。
ここのところの熱帯夜で疲れた脳から、「無理」というにべもない言葉が届いた。…マジか。
脳内を見渡してみれば、
物語担当の領域だけでなく、真面目担当の領域も疲労で無事死んでいる。
まさしく「頼れる仲間は皆目が死んでる」の光景じゃん。
ギャグマ◯ガ日和のOPじゃん。
さすが廃スペックな私の脳みそ。
軽口だけは生きている。
軽口たたいているうちに真面目領域が起きてくることを願いつつ、テーマに向き合おう。
───────────────────────
「最初から決まってた」ということは、「必然」や「運命」という言葉に言い換える事が出来るだろう。
運命の人という言葉があるが、それは「必然」がなせることなのだろうか。
もしそうだとしたならば
何故、人は人と出会うのだろうか。
スピリチュアルの世界では、ソウルメイト(魂の使命を教えてくれる相手)やツインレイ(魂の片割れ)という定義がある。
「袖振り合うも多生の縁」ということわざにもある通り、人と人とが出会うことには何某かの意味があるとされている。
出会うことに意味があり、意味があるから出会う。
ウロボロスのような印象を抱くのは、私だけだろうか。
しかし、人と出会う意味とは何なのだろうか。
もう少しよく考えたいのだが、駄目だ。
瞼が重くなってきた。
この難解なテーマを書ききれないことなど、最初からわかっていたけど。軽口も、もう、もたないや。
────────────────────────
昨日は、久しぶりに眠さの限界が来てしまった為中途半端になってしまった。
真面目領域が眠りから覚めたところで続きでも。
人と出会うことの意味は、
自身にとってその人が必要だから。
この一言に尽きるのかと思う。
自分以外の人がいるから初めて、喜びや悲しみの感情にも気付ける。
自身のかたちを知ることができる。
だからきっと人は、人と出会う運命なのだろう。
軽口よ、最後まで書ききれないなら「おやすみなさい」か、「また明日」なり「また今度」という言葉でしめなさい。
…真面目領域は、口うるさい。
もし未来の自分がいるならば、彼と私の関係って最初から決まってたのかもしれない。
何を言いたいかっていうとアニメのドラえもんみたいにタイムマシーンに乗れば未来とか過去の自分がいるみたいな事が言いたい。
私が楽しく彼と過ごしている時、半年ちょい先の自分は悲しい思いをして過ごしていたのかなって考えちゃうの。
逆に今、悲しいけれど、半年ちょい前の自分は楽しく過ごしているのか。みたいな感じか。
急に未来を変えることができないから結局悲しい思いをする結果だったのかも。
でももしかしたら半年ちょい先の自分は、今の悲しい事なんか忘れちゃうぐらい楽しく過ごせてるのかも!
関係ないけど私うつ病かもしれなくてセルフ診断は重度のうつ病らしい。でも親に言わない。この前まで起立性調整障害で体調管理が出来てないからだよ。とか怠け病って言われて寄り添ってくれなかった。悲しかった。だからまた言っても無理なのわかってるから言わない。今週の土曜日いとこが来るんだけどいとこには相談した。だから土曜日までの辛抱ってところかな。皆さんここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。お仕事に行っている方も、お家で子供や家事をしてくれている方も学生の皆さんもお盆休みまで一緒に頑張りましょう。ご家族の方がありがとうを言ってくれないかもしれないけど、実はちゃんと思ってるよ!だから思い詰めないでね。
最初から決まってたと思っていた…
私の中ではそうなるのが当たり前と思っていた…
でも違うことがある?
違うことのほうが多い?
思っていたのと違うこともある。
違うなら終わればいいのに
そう思うようになる。
それって間違いなのかな?
正解なのかな?
苦しいなら終わればいいのに。
合わないなら終わればいいのに。
神様わかりやすい答えをください。
この先が辛くなることなんて最初から決まっていた。だって今いや昔よりマシかもしれないけど、ずっと辛かったから。でも小さい頃は親を信じる何度でも。そして何度でも裏切られる。そうしてようやっと気づくのだ。裏切られていたことにあ〜嘘つきだ他人だ親と思いたくないと。誰かを信じてみても裏切られる。
【最初から決まってた】
この世界に産まれてくることは最初から決まってた
どんな才能があるのか
どこで人生が変わるのか
どこで人生の幕を閉じるのか
それらはきっと最初から決まっていること
何度人生をやり直したって
原因や内容は違えど結果は同じ
それでも私たちは
その決められたことがなんなのかが分からない
分からないからこそ
本当に決まっていたものなのかも分からない
どんな事でも全て"運命"とかいう言葉で表される
決まっていたことでも
決まっていなかったことでも
やり直すことはできないから
自分の選択の結果がそうなったのだから
確かに全て"運命"と言えるかもしれない
その善し悪し関係なく"運命"であるなら
「最初から決まっていたのだから仕方ない」
「これが"運命"なのだからどうしようもできない」
そういう考えにもなる
そう思えたら少しは楽に生きられる
少しは自分に優しくしてあげられるんじゃないかな
「最初から決まってた。
そう言えば楽になれるんじゃない?」
そう、ずっと思ってた。
楽になる方にずっと、ずっと、逃げて、逃げ続けた。
今の自分は嫌い?それとも好き?
今の自分がずっと逃げ続けたうえでの結果なら、後悔してない?
逃げるだけの人生はつまらないだけじゃない?
だから、
運命、抗ってみない?
「なぁ、良い加減降参しろよ」
何回も飽きず隙を見つけてはそういってYESのみの回答を求めてくる同僚のレノ。数日前に告白されたのがもう遠い昔のように感じる。オフィス内ではまたか、のような表情で何事もなかったかのように仕事に戻るツォンさん達。誰か止めて欲しい。
私が返事をせず書類に向かっていると視界に入るように屈んで見上げてくるその姿は外の任務では決して見られない表情だ。
「聞こえてんのか?」
「…聞こえてる」
「俺がお前の事好きなのは?」
「…この前聞いた」
そう何回も言わないで欲しい。
私は自分の心臓の音がバレるんじゃないかと内心、落ち着かない。
「だったら、その返事はいつ貰えるんだ?言った日にはお前、走って逃げただろ」
「そ、れは…」
もう答えが分かってるかのようにニヤけながら詰め寄るレノが腹立たしい。このいつもいつも自分は余裕です、という表情をなんとかして崩してやりたい。私は咄嗟に目に入った彼の手の甲に自分の手を重ねて手首から指先までをゆっくりとなぞった。
「お、ま」
まさかそんな事をされるとは思ってなかったのだろう。
レノの表情に焦りが見えた。
「…好きよ。最初に会ったあの時からずっとレノが好き」
私はそのまま周りにバレない声量で、めいいっぱい甘ったるい声でそう囁いてやった。
-最初から決まってた-
最初から決まってたのかな、
今生きている人生は。
私は本を書く。
出てくる愛おしい登場人物たちの、運命を決める。
たとえ自分のこの人生が決まりきった物だとしても、
面白いストーリーを生きてやりたい。
読み切った時に、
何か気づきを得られる人生でありたい。
目が覚めたら知らない天井だった。手と足が台に拘束されているらしく、動かなかった。
何者かに捕まってしまったのかな、なんて思考が回り辺りを見回した時、静かに扉が開いた。
「………………生きてる?」
小声で囁いてきたのは権力者だった。来た方向に視線を向けて確認してるからゆっくり扉を閉めてこちらへやってくる。
「……権力者」
「生きてるね。よかった」
彼女は安心したように声をあげると、背負っていた鞄から何かを取り出した。
「これじゃない、これでもない……。………………あ、あった」
何か細長い物を取り出すと、足の方を何か操作した。すると『カチッ』と小さい音が鳴り、足が自由に動くようになる。彼女はそれを確認してから手の拘束も外してくれた。
「ありがとう、権力者」
「どういたしまして」
「それにしても、なんなんだい。この拘束は。誰が一体どんな目的で…………」
「『権力者集団』が『この世界の理を乱した演奏者くん』を『捕まえて監視下に置くため』だよ」
淡々と彼女はそう言った。
「…………権力者集団?」
「うん。本当はボクだけが権力者な訳じゃないの。騙しててごめんね」
「いや、いいさ。それより、きみの仲間を裏切るような真似をしていいのかい?」
「………………ボクは演奏者くんがいなきゃ、どっちにしろ死ぬから、せめて君を助けたかったの」
「………………は?」
死ぬ? この世界にもそんな概念があるのか? 迷い子たちが住人にされた後も、飲み食いなどはしなくていいらしいと聞いていた。だからそもそも死という概念すらないのかと、そう思っていた。
「……死んではいけない」
心の底からそんな言葉が飛び出た。まだまだ、権力者と一緒にいたいなんて無邪気な気持ちが浮かんでくる。でも、彼女は寂しそうに微笑んだ。
「ごめんね。どっちにしろ、最初から決まってたの」
もういいでしょ、なんて風に彼女は僕の手を取って、彼女が来たのと反対側の方へ行かせる。
壁をグッと強い力で押すと開いた。どうやらここは2階らしい。地面まではそう遠くない。
「じゃあね」
彼女はそう呟いて僕を下に落とした。宙で一回転して地面に着地した同時に、飛び降りてきたその場所が閉じられた。
最初から決まってた。
最初から決まってた。
ゆうを
好きになる事。
最初から決まってたのは
めちゃくちゃ
かっこいいのに
ハマりたくないから
逢いに行かなかった事。
【最初から決まっていた】
あなた、忘れ物よ
なんだい?傘?今日は1日晴天だよ
いいから、持ってって
会社を出ると雨が降っていた
驚いてしばらく空を見上げていた
何故わかったのだろう…
傘のない同僚らはコンビニへ傘を買いに走る
私はそれを眺めながら、不思議に思った
傘を持っているのは、どうやら私くらいのようだ
妻の予想はよく当たる
理由を聞いたことがあるが、フフンと笑うだけだった
少し癪である
隣を見ると同僚が空を見上げ、眉をしかめていた
ふと、妻の裏をかいてみたくなった
同僚に声をかけ、傘を貸してやった
私は小雨が降る帰路を小さくスキップしながら帰る
パラパラと顔に当たる雨が心地よい
彼女がどんな顔をするか想像すると少し楽しみだ
しかし私は、知らなかった
妻が傘を持って迎えに来ることを
そして二人で相合傘をして帰ることになるのを
そう全ては…