最初から決まってた』の作文集

Open App

最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/7/2023, 10:54:58 PM

こうなる事が決まってたのかな?
やっぱり私は誰かを好きになるしかくなんてないんだよ

8/7/2023, 10:44:57 PM

最初から決まってた


最初から決まってた。悩んだけど。

何が決まったの?

食べ物のメニュー見てるんだから食べたい物に決まってるだろ。

食べ物を決めるのにものすごく慎重になるし、決めるまで時間かかるんだ。
君ならわかるだろ?

わからんか。優柔不断すぎるんだよ、ようするにさ。僕は君より悩むんだよ。

ふーん、食べ物にそんなに悩むことなくない?すぐ決まらないの?

決まらないから悩むんだよ。よし、じゃあ、ハンバーグにするか。
君は?決まってるの?

私はもう決まってるよ。最初から!ハンバーグにするもん!

最初から決まってたんだな。はやいな笑。

終わり

8/7/2023, 10:38:24 PM

最初から決まってた

僕は普通のサラリーマン。給料も良くも悪くもない。
今日は休日でスマホをいじり、ふと宝くじサイトを見てみる。
宝くじなんて当たるわけがないし、興味もなかった。
前後賞合わせて7億円かぁ。こんなの誰が当たるんだろ。
周りで当たった奴なんて見たこともない。

更に検索すると、宝くじに当たる人の特徴と書いてある。
・男性
・A型
・射手座
・イニシャル KT
・会社員
まさに自分にピッタリ当てはまる。
ここまで見たら買うしかないだろうと思い、ネットで連番10枚買う。まー当たるわけがないけど。

それからしばらく宝くじの事は忘れていた。
メールに宝くじ当選結果が届く。

震えた、固まった。声が出なかった。叫ぶ事も笑う事もできない。
立っている事もできない。呆然とした。
そう、7億円当選したのだ!
僕はあの当選者の特徴に当てはまっていただけだ。
いや!僕の当選は最初から決まっていたのだ。
誰にも言えないけれど、宝くじを買うべき人は必ずいるぞ!
そんなことより、僕はこれからどうすればいいのか?
決まっている!銀行だ〜!

8/7/2023, 10:11:23 PM

親に敷かれたレールを進む。きっとこれは安心、安全な道だと信じて。決められたレールを進むだけの簡単な人生だ。
 運命? そんなものがあるとしたら、きっとそれを決めるのは親なのだ。
 それを決めるのは神様? だとしたら、神様は親なのだろう。そもそも僕という存在を創り出した神様のような存在だ。神様と言っても過言ではない。

 そんな中で、君と出会った偶然も、運命だっただろうか?
 運命は幾通りもあると、君は言った。僕が辿っているのは、その中の一つに過ぎないと。親が敷いたレールから外れて、違う未来に辿り着くこともできると。未来は無限にある。最初から決まったものなど、本当は何もないんだと。
 敷かれたレール以外の未来が必要かはわからない。けれど、もし君が一緒にいる未来がその先にしかないんだとしたら、僕は、初めて――。

 レールから外れた。神様に背いた。
 すると神様は天罰を与えた。君がいない未来を歩くように。
 そうして結局一緒にいられない。やっぱり、この未来は最初から決まってたんだ。運命は決まっている。何も変えることはできない。

 運命は幾通りもある。未来は無限にある。
 そう君は言っていた。運命は決まっていると思っていた僕の頭から、今もこびりついて離れない言葉。この言葉を忘れられないのも運命なのか? 僕は、君といないこの運命を受け入れるのか?
 ――わかっている。本当は、レールなんて、あってないようなものなんだ。
 だって、今ここにいることすら、それは過去の僕が選んできた結果なのだから。知っていたんだ。ただ、そのレールから外れるのが怖かっただけだと。最初から決まってた、なんてことは何もないんだ。
 運命は自分の力で変えることができる。未来は自分の力で作っていく。今度こそ君といる未来の為に、天罰すら超えてみせると、レールを蹴飛ばして走り出した。
 僕の未来は無限だ!


『最初から決まってた』

8/7/2023, 9:58:56 PM

【最初から決まってた】

 目の前に差し出された鮮やかな薔薇の花束。思わず目を瞬かせてその持ち主を見上げれば、数日前に僕との婚約を一方的に破棄したはずの元許嫁が、朗らかな笑みを浮かべて立っていた。
「これは何の真似?」
 少しだけ声が険しくなってしまった。だって生まれた時から家の事情で決められていた婚約とはいえ、君とはそれなりに良好な関係を築いてきたつもりだったのだ。それなのに事情のひとつも説明せずに姿をくらませた君に対して、怒りを覚えるなというほうが無理な話だった。
 最初から決まっていた結婚。逃れられない運命。……それでも僕が君を好きになって、君が僕を好きになったのは、自分たちの意思だって胸を張っていたかったのに。
「私さ、決められた運命って嫌いなの。だって私が君と一緒に生きたいって思ったのは私自身の意思なのに、許嫁だからの一言で済まされるのってムカつかない?」
 高らかな声で君は告げる。だけどその声色には明白な苛立ちと軽蔑が透けていて、まあたぶんそうとう腹に据えかねることを誰かに言われたんだろうなって想像はついた。
「だから、婚約は破棄させてもらったわ。で、改めてなんだけど――」
 ずっと花束が押し付けられる。十二本の赤い薔薇。この前二人で観た映画で、主人公がヒロインに告白していたときと同じものだ。
「君が好きです。私と結婚してください」
 まっさらな状態から口にされたプロポーズ。ああ、もう。あんなに腹を立てていたはずなのに、馬鹿正直にドキドキと高鳴る自分の心臓が恨めしい。結局結婚することに変わりはないのに、こんな突拍子もないことをし始める君のことが、やっぱり僕は大好きなんだ。
「うん、良いよ。一緒に幸せになろう」
 君は運命なんて大嫌いだと言うけれど。僕はそれほど嫌いではないんだよ。だってきっと、どんな形で生まれてどんな形で出会おうとも、僕が君を好きになることは、最初から決まっていた運命に違いないのだから。

8/7/2023, 9:51:12 PM

「最初から決まってた」

小学校の頃、大好きで大切にしていた友達がいた。
けど中学生になった今は、この結びついていた大事な輪が切れちゃったのかな。、、、

理由は分からないが、
小学校6年生の時は、完全同盟を組んで
「これで一生離れられないね」 と、友達は最初から決まってたのに、、、今は別の子と歩いて、LINEもしてこない毎日。

時間が経過し、夏休みが始まった。

去年に比べたら全然遊べてないのは悲しいけど、
新しい出会いもしてみたいな。

今あの子はどうしているのかな。

8/7/2023, 9:44:26 PM

寝落ちしてしまうことは、たぶんもう最初から決まってた。
寝落ちする運命だった。
全然眠いなぁ。オハヨー。

8/7/2023, 9:42:24 PM

「君はいつか幸せになれる」
そう言われて、其れを信じ続けて頑張って来た。
けど、僕が幸せになれる事はなかった。
ほら、だから言ったでしょ?
最初から決まっていたんだよ、僕は幸せになれない。

# 87

8/7/2023, 9:27:15 PM

お題:最初から決まってた

知ってた
君が嘘コクで私に告白してきたこと
私はそれを知ってた
だからあえて嘘コクを受け入れて付き合った
お互い好きじゃないのに付き合って
でも私は君といるとだんだん好きになってきちゃった
君は私を遊び道具だと思って一緒にいるんだろうけど
私は君のことを好きになってしまった
でも君から別れを告げられた
本当は嘘コクだったんだって騙しててごめんって
分かってたよ分かってた
こうなることなんて
最初から決まってたんだから

8/7/2023, 9:12:33 PM

《×月×日、多数の重軽傷者と一名の死亡者〜》

ニュースでは先日の犯罪による被害が報道されていた。
「他に人数が居て、1人だけ死亡、ね……」
きっとその人間は運が悪かったのか、はたまた
亡くなってしまったのは自業自得なのだろう。
テレビを消しながら、そう考えを巡らせる。

「解決しない、分からないは次の機会に」
そう言ってまた何も無い日常へ戻っていく。

数年が経ち、またも騒ぎがあったらしい。
《×月×日、一名のーーの方が大勢の人数を救う為命を落としました。なお〜》

体調が優れない、と自宅に向かっている時だった。
曲を聴く気分でもない、とラジオにしてから間も無く
聞いたのはデパートの屋上遊園地で起きた騒ぎらしく
なんでも大勢の命を救う事と引き換えにしてまで
自身は命を切り捨てたらしい。
「数多の命を救った英雄、ねえ…」
そんな者はいない、否、居ると言えるが難しい。

「この後に、また少し時間が経って少ししたら
死ぬのはあと2人。この2人を見送って終わり。
本人の行動で変わる交通事故。職場の人間から
裏切られた末に、逃げ場を見つけられずに自殺」

死ぬ事は、最初から決まっていた。
いや、この場合は決められている、が正しいのだろう。


「___ごめんなさい。本当はそれを知っていた。
助けられた人達を、見殺しにした。赦されない事を」


あぁ、これも、決まっていたの…?

「むく、い…は、ちゃ、と…うけた、から……」
友人達の〝在るべき未来〟を壊した異分子ー私ーに
「_______________」
罰も罪も私が全部貰って逝くから。

8/7/2023, 9:10:13 PM

最初から決まっていた


自分自身を許せないことを
自分自身を愛せないことを
見放すほうが楽に思えて
人より一段も二段も下に見る
そうすることの見方をすれば
世界の不平等を受け入れられた

こんなこと最初から決まっていた
そうする諦めからのスタートで
出遅れをいつも正当化してきた
それでいいと思っていた

ある日いきなり
みんなの前に立たされた
私が先頭を走るなんて
ムリムリムリと心はざわつく
後ろからついてくるタイプ
そう思って後に続いてきた
どうすればいいのかわからない

とりあえず何か言え
そう思ってからは夢中だった
なぜかみんなの反応は
悪くはなかった
むしろこんなに話せるのかと
驚きの反応が多かった
それを見てる私も驚いた

自分では殻を破れない

状況から作られた反応
それは今までにない立場
慣れない居場所だからこそ
通常ではない私は発動された
そこで得られた新しい感覚

なぜかみんなが同じ目線で話してくれる

たぶんそれは
みんなが変わったのではなく
私自身が変わったんだ
自ら一段駆け上がった
それは突発的な反応だった
でも、それは今まで
私からやったことではなかった

自分からは出来ないこと
それでも周りに待っててくれて
夢中で応えてみると
いつの間にか
見える景色は変わってた

周りが私を育ててくれる

自分の殻に籠ってばかりも
いられないってことを
わかってたつもりでも
どうにもできなかった

それでもみんなが
見放さなかったのに
知らずに思い込んでいた
どうせ私なんかと
勝手に一人諦めていた

周りを見ていたつもり

それでも結局
自分しか見ていなかった
なんてわがままなんだ

それでもいつかこうやって
気づかせてもらえることも

最初から決まっていたこと

そう思えたら
今まで見ていた景色を
自然と手放すことができた
今は一緒に笑いあっている

8/7/2023, 8:56:34 PM

例え最初から決まっていたとしても
私は それを変えていける
もし 
最初から人生が決まっていたとしても
私の人生だから
私が幸せになれるように
努力を続けて行く

最初から決まっていたとしても
私たちには
変えていく力がある
最初から決まっていたとしても
私たちには
自分が望む人生を歩む権利がある

道はひとつではないから

8/7/2023, 8:52:53 PM

愛しいひとは
  空の上…


  それが
  最初から決まっていたことなら
  寿命とか
  運命とか
  そう思うしかないけれど


  このやるせない悲しみは
  置き去りにされた想いは


  最初から決まっていたなんて

  思えない

  思わない

  思いたくない






     # 最初から決まってた (236)

8/7/2023, 8:36:36 PM

最初から決まっていた

そこしかなかった

雨の中

ずぶ濡れでも走った

あなたしかいなかった・・・

何故?なんて考えられない

確かな確信

信じてもらえなくても

可能性がないのだとしても

行かない訳にはいかなかった

泣くことなんてできない

今すぐにあなたの元へ

8/7/2023, 7:25:49 PM

『最初から決まっていた』

本当にツイてない。今日はもう、本当に、本っ当にツイてない。
待ち合わせに遅れてしまったのに、謝罪もせず、開口一番そう叫ぶ私を、生暖かい目で見る友人に抱きついた。

繁忙期、無理矢理こじ開けた休みだったのだ、今日は。抱きついた私の背中を優しく撫でる、この友人と会うための休みだった。

前日から"ツイてない"の前兆はあった。
もうとにかくクレームの嵐で、対応に追われ、休憩も取らずに働いて、結局残業してしまった。帰ったら日付が変わっていた。

風呂に入って部屋に戻った瞬間に寝落ちした。疲れていたから。でもアラームはついていた。必死にスマホをまさぐって何とかつけたのだ。
なのに、なのにアラームってやつは、鳴ってくれなかった!

聞こえなかったわけじゃない。充電器ケーブルが何故か断線していた。昨夜寝る前は繋がっていたのに!私の寝相のせいか?何かに引っかけたのか?蓄積ダメージで不意に?
でもそんなことを考えている場合ではなかった。とにかく、充電をして遅れてしまうと伝えなければ。何せ何時なのかも分からない。デジタルに侵された人間だから、アナログ時計は持っていなかった。

奥からコードを引っ張り出し、1週間前から悩みに悩んで決めた服を着て、化粧もヘアセットも終わらせた。冷や汗をかきながら確認したスマホの中には、待ち合わせぴったり11:00の表記。
これには絶句した。待たせてしまう申し訳なさと、会う時間が減ることへの悔しさがどっと押し寄せた。

トークアプリから悠にチャットを送るため、スマホは軽快なタッチ音を鳴らす。既読はすぐについて、大丈夫のスタンプ。大丈夫といったら、大丈夫な奴なのだ。本当に大丈夫だと思ってるような奴なのだ。これ以上謝っても時間は縮まらない。急いでスマホをバックに放り込み、足早に家を飛び出した。

必死に走ったというのに、家の最寄り駅に着いてまた愕然とした。
今度は待ち合わせの駅まで、電車が遅延している。腹が立って仕方がなかった。何に対しての苛立ちかも分からなかったが、地団駄を踏んで暴れ散らかしたい気分になった。私は今すぐ悠に会いたいのに!

結局、悠と会えたのは待ち合わせから1時間が経っていた。
溜息混じりにこぼすと、悠が笑う。

「早く会いたいって思ってくれただけで嬉しいよ。」

私は、柔らかく結ばれた三つ編みに頬擦りするようにくっついた。

「それに、ちょうどよかったの。」

そう言うので、不思議に思った。それが顔に出ていて、恐らく間抜けな顔をしていたんだろう。悠は淑やかに笑った。

「昇進祝いに連れてくって言ってたお店、1時間間違えて予約しちゃってたみたい。お店に連絡したら言われたの、12時半だったんだって。今から行けばちょうどよ。」

ちょっとだけおっちょこちょいな悠のことだ、これはきっと本当のことだろう。
それに読みたかった本も今読み終わったところなの。悪戯っぽく笑って言ったこれは、優しい嘘だ。
だってさっき、本の真ん中に栞をさしていた。

「結果オーライってことか!」

でも、信じたことにしよう。

「そうだよ。さすが優子ちゃん。」

笑う悠の手を取って、歩き出す。
出会ったあの時から、決まっていたんだろう。
今日私が遅刻してしまうことも、悠と私ではずっと一緒にいられないことも、友達の振りをして手を繋ぐ中にそれ以上の情があることも。

それでも、悠が、他の誰かと結婚することも。

今日会う前から、風の噂で聞いていた。いつもと違う表情をしていた。悠が私に話すならきっと今日だ。
遅れてやってきたことを、悲しむような安堵したような気にしてないような、感情の綯い交ぜになった顔をしていた。

出会ったあの時に、私は決めたのだ。
どんな終わりになろうとも、どんな決断をされようとも、私だけは。
ふらっと消えてしまいそうな悠を、私と同じ地面に立って歩く生き物であるように繋ぎ止める、枷になると。

手に力を込めた。
それに気付いた悠が、泣きそうな顔をした。

8/7/2023, 7:24:53 PM

【最初から決まってた】


その依頼を受けるしかなかったのは、立場が弱いから。
ボスに命令されては断る選択肢など選べない。
だが、なぜ君なのだろう。葛藤を見透かしてボスが笑う。
「期限は一週間。できないなんて言わねえよな?」

依頼を受けたら、まずターゲットの下調べを始める。
どんな些細な情報でも知ると知らないとでは大違いだ。
しかし今回に限っては必要なかった。
ターゲットはよく知る相手、お隣さんの君だから。

初めて話した君の印象は、ただの無害なお隣さんだった。
僕の部屋のベランダに猫が侵入したときは驚いたが。
特にきな臭い感じはなく、平穏な日々を生きる一般人。
本来なら、決して関わることのない人種だ。

依頼遂行の前日、僕は気分を落ち着かせるため外に出る。
ベランダで月を眺めていると、自然と心が凪ぐ。
「奇遇ですね」と声をかけられ、君と話すようになった。
意外と鬱陶しくなくて、むしろ安らぎを感じていた。

僕は人に言えない秘密を多く抱えている。
仕事についてもそのひとつで、会社勤めだと嘘をついた。
感情的で素直な君は僕の言葉を決して疑わない。
そして裏のない君の言葉は、僕の心すら癒やしてくれた。

こんなことを生業にしているから罰が下ったのだろうか。
今になって、この任務の意図を理解した。要は試金石だ。
僕が私情に流されず、手にかけることができるのか。
思わずため息が漏れる。期限は刻一刻と迫っていた。

今日は君と過ごす最後の夜になる。確信があった。
「そっか、晴れるんだ。明日の月はきれいだろうね」
意味を知っていてほしい、と微笑みの裏で願う。
知らなくとも不審に思って、どうか僕から逃げてくれ。

8/7/2023, 7:13:42 PM

〜最初から決まってた〜

我が家には猫が3匹いる

全てオス猫だ

別にオス猫が好きだという訳ではなく
事情があって結果オス猫ばかりになった

この光景を見ると私は
過去に出会った占い師を思い出す

誰かに勧められたか、偶然入ったお店だったか

年季の入った建物の扉を開けると
白髪頭の目立つその女性は笑顔で迎えてくれた

彼女は私の過去、現在について話してくれた上で
当時の悩み事に対する“まじない”を教えてくれた

そして最後に未来について話してくれた

さすがに未来のことは…
と、話半分で聞いていたはずなのに
なぜか十数年経った今でも所々残っている

その“所々”の部分が全て現実になっていた

これは単に私が統計学的に多いパターンに
当てはまった人生を送っているだけなのかもしれない

だが、全ての物事は必然なのかもしれないとも思う

あの日あの時

誰に出会い

何を聞き、何を見て

どう行動し、何を感じ、何を記憶し、どう進むか…

どうせ最初から決まっているのだから

行き詰まった時は

ケ・セラ・セラ

時に身を任せてみようか

8/7/2023, 7:10:44 PM

穏やかな風がそよいでいた。
見渡す限りの草原、少し遠くに見覚えのある小屋が見えた。
何となくそこに惹かれて歩き出す。
近づくに連れて幼い男女の楽しそうな声が聞こえてきた。
小屋の裏を覗いてみると2人の子どもが花に囲まれて並んで座っている。
どうやら少女が少年に花冠の作り方を教えているようだった。

何かが引っかかる、何か忘れているような気がするが頭にモヤがかかって上手く思い出せない。

もう少し近づいたら何か分かるかもしれない、そう思い小屋の影から踏み出そうとした。


ロベリアは目を覚ました。
窓から差し込んできた朝日が目に染みた。
なにか懐かしい夢を見ていた気がするが、良く思い出せない。
少しの間、思い出そうと思考をめぐらせてみたが
(思い出す必要も無いか)
そう思い直し支度を始めた。

8/7/2023, 6:56:50 PM

最初から決まってた

私が、人から嫌われること。

将来、漫画家になれないこと。

人と、話すのが苦手なこと。


最初から決まってたのかなぁ。


でも、、、

まだ、諦めたくない15歳です。

8/7/2023, 6:49:39 PM

#ところにより雨



 ざあざあと雨を降らせる曇天を睨めあげて、男は短く舌打ちをした。
 ついてないな。そうボヤいたところで事態が良くなるわけでもないが、ボヤかないとやっていられない、そんな最悪な気分だ。
 雨は一向に止む気配がない。それどころか遠くからは雷鳴すら聞こえてきた。今でさえかなり濡れているのに、これ以上の雨に降られたら下着までずぶ濡れになりそうだ。泣きっ面に蜂、悪い事には更に悪い事が重なるのは往々にしてあるが、何も今でなくてもいいだろうと胸宇で悪態をたれる。
 意を決し、いざと掛け声をかけて立ち上がるも、利き足の足首に走った激痛ですぐさま地面に座り込む羽目になった。どうやら馬の背から振り落とされた拍子におかしな捻り方をしたらしい。そうして気付けばあらためて強い痛みを覚え、腫れているらしい患部が熱をもっている気がしてきた。
 座り込んだまま利き足をそろそろと伸ばして、ブーツの編み紐を緩める。それから皮の部分をぐいと引き下げ足首を露わにすると、案の定そこは赤黒く腫れ上がっていた。
 最悪だ、と今度こそ隠しようのない弱音が声となって口から滑り出た。乗ってきた芦毛の馬は行方知れず、自分は足首を捻ってしまって立つことすらままならない、しかもそこへ持ってきてさらに悪天候、雷雨が重なってくる。これが弱音を吐かずにいられるか。
 こんなとこでくたばることになるなんて。それならせめてあの男の顔を拝んでから死にたかった、そう意味のわからない自暴自棄になりかけていた時だった。

「たかが捻挫くらいでヒトが死ぬわけないだろ。バカか、君は」

 心底呆れたような声が随分上から降ってきて、俯きかけていた顔が上がる。
 そこには主人たる自分を振り落とした芦毛の馬に跨り、こちらを見下ろす男がいた。漆黒の雨具に身を包むその姿は、他人から見ればさながら黄泉の国からの迎えのように見えるかもしれないが、その時の自分には何より心強い、そう覇王のように感じた。
「まったく、君らしくないね。そんな弱音を吐くなんて」
 馬上から降りたその男は、痛めた足の負担にならないようにこちらを立ち上がらせると、上手に馬の背へ乗せる。それから自身もそこへ乗り上げると、降りが一層激しくなり出した雷雨の中、疾く馬を駆る。
「……でも無事で良かったよ、本当に」
 びゅうびゅうと流れる風の音にまぎれるみたく、手綱を繰る男のそんな小さな声が聞こえたような気が、した――。

Next