『暗がりの中で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
暗がりの中で
呆然とするきみに手を差し伸べる
誰からも見放されて可哀想に
ひとりぼっちになってしまったきみには僕しかいない
僕だけだけが、何も知らないきみの味方だ
僕がきみの光になってあげるから
ね?
小さい頃、布団で体を完全に覆って、真っ暗な空間を作るってのをよくやった気がする。その暗がりの中は、まるで自分だけの秘密基地って感じでワクワクしたし、目を開けても閉じても光景が変わらないことが不思議で面白かっし、ずっと暗闇を見ていると段々と宇宙にいるような感覚になり、そこから空想を広げていくのも楽しかった。
暗がりの中で
それは、夜の塾、夜の学校。
みんな夢に向かって勉強してる。
一緒の空間。塾から見える窓の空が暗い。
でも、みんなと一緒だから、寂しくない。
特別仲良しというわけでは、ないけど、同じ位の年齢の人達が、集まって同じ勉強をしてる。それがなんか親近感湧いて落ち着く。同じ時を過ごす、短い期間、それが、きっと青春なんだ。卒業したら、もう、お互い何をしてるのか分からない。でも、この数年という期間、一緒に勉強するというのは、凄く儚くてかけがえないものに感じる。
真っ暗な部屋の中、スマホのブルーライトだけが輝く。部屋の隅に蹲り、小さくなる。できるだけ、夜に溶けられるように、何も見ずに済むように。
暗がりの中で
歩きながら求めるのは
答えというより
自分の言葉
こんばんは、久しぶり
「暗がりの中で」
〜拝啓ロン様
いかがお過ごしでしょうか。
あなたが仰っていた「あるもの」
それが何か、私はまだ見つけられておりません。
早くあなたに逢いたいです。見つけたら、すぐに向かいます。〜
「カタン」とペンを置く音が鳴り響く。時計を見ると昼の12時をすぎていた。
「もうこんな時間…」と言いながら、アンナはある場所へ向かった。
〜「ロン様、あなたが亡くなられてから私はずっと孤独の奥にいるようです…まだお昼だと言うのに、周りが暗いのです…早くあなたが仰っていたものを見つけて逢いたいです。」〜
彼女の声はとても淋しく聞こえる。
「逢いたい…逢いたい…泣」
彼女のすすり泣きも、暗がりの中で広がっていく。
彼女の涙の粒も、暗がりの中で静かに消えていく。
作中人物
ロン:アンナの彼氏。物静かな性格だが、いつも虐められていたアンナを助けていた。
アンナ:ロンの彼女。とても内気な性格で、虐められても我慢してしまう性格の子。
私(筆者)がこの文を通して伝えたいこと
〜あなたの友達にも、孤独と感じている人がいるかもしれない。〜
本文のように自分が孤独となってしまったら「周りが暗くなる」のでは無いかと思っています。つまりは、「希望の光だとか、あるのに見えなくなるのでは無いか。」ということです。
実際私はいじめを経験してきて、いまだにいじめの内容を覚えています。
やる人は「ただの遊び」と思っていたとしても、やられた人は一生記憶に残る''悪い意味''での一生の思い出となります。
最悪の場合、自ら命を絶つ人も出ています。
この文ではお題が「暗がりの中で」ですので、そんな重くはしていませんが、皆さんの心にちょっとでも響いてくれたらなと思っています。
『暗がりの中で』
真っ暗闇の中に色とりどりの淡い光が灯っていて、その中を仄かに発光する錦鯉が自由に泳ぎ回っている。
踊るように。
歌うように。
楽しげに。
時に、迷ったように。
狂ったように。
あるいは、悲しげに。
でも、力強く、逞しく。
サカナクションを聴く時の私の中にあるイメージ。
作品No.211【2024/10/28 テーマ:暗がりの中で】
暗がりの中で、スマートフォンのライトを頼りに、せなけいこさんの『ねないこだれだ』を読んでみました。
一応大人の私でも、こわいです。今、二十三時半過ぎだし、そんな時間まで起きてる私は、きっとおばけにされちゃいますね。
この本の作者、せなけいこさんの訃報が発表された今日。
ご冥福をお祈りいたします。
真っ黒!?
まるで私の心みたいやわ~!笑
暗がりの中ではなんも見えへん。
せめてあったかい灯りが欲しいわ。
#『暗がりの中で』
No.8
暗がりの中で、ただ愛しいと思ったものがあまりにも私の害悪だったということに気付かぬふりをし続けて。愛していますと言い続けられることに満足のふりをしていました。金と、時間を捧げれば、私にまともに笑顔が向いた。その喜びは、光の中で寝転べる人には生涯知ることができないと思うんですよ。
すごく、幸せなんです。それしか言葉がないことが、悔しいくらいに。私の唯一であると思い込めるキレイな世界でした。
それは僕の知る幸せを甘受している人々と似た笑顔をしていました。
浮気者の旦那をそれでもいい生活をさせてもらっているからと笑うあの奥さんと同じ目をしていました。
僕はあの奥さんのことを幸せものだと思い込んでいたのですが、そうするとこいつのことも幸せそうだと思い込まなければいけないのでしょうか。僕はわからなくなりました。
暗がりの中で
一人暮らしを始めてから、夜が心細い。家を出る前はそんなことも考えず、ベッドに入るとすぐ寝てしまう私だったのに。なぜだろうか、。
そんなある日、いつもよりも胸がざわついて眠れない暗い夜が私に訪れた。不安で押しつぶされそうで、目を閉じてもなかなか寝付けない。どうしようと思ったが、しばらくベッドの中で考えているうちにふと思った。
もういっそ、起きていようと。
私はベッドから出て、カーテンを少し開けた。外から月明かりが差し込んでくる。
まるで私を光が優しく包み込んでくれるようだった。
次に私は、どこからか持ってきた古いダンボールからあるものを引っ張り出した。それは、昔お母さんに読んでもらっていた絵本。小さい頃のお気に入りだったからこれだけは捨てずに取っておいてたんだったけ。
ベッドに腰かけ、月明かりを頼りにページを開く。
絵本は私に素敵な世界を見せてくれた。大人になっても絵本はいいなと改めて感じる。
しばらくして絵本を読み終えると、少しウトウトしてきた。私もまだ子供なのかな、と思いつつもいい夜を過ごせた満足感を胸に、ベッドに思いっきり横たわった。
そんなある暗い夜の、楽しい大人の時間を過ごした私のお話。
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暗闇で光るあなたの目
もう一度前みたいに光が宿ることを願っているのに
叶わなかった
とても悔しい
でも仕方のないことなの
あなたの意思を尊重したい
今までよく頑張った
お疲れ様
あなたはいつでも光っている
【書く練習】
昨日、はじめて書くのを忘れてしまった
毎日書くことを唯一のルールとしていたのに
そのくらいのことをちゃんと出来ないでどうするんだ
【紅茶の香り&暗がりの中で】
目が覚めると辺りは真っ暗だった
はて、眠る前は自室のベッドだったはずだ
いつも怖いので豆電球をつけて寝たはずだが…
寝起きで頭が回らない
見渡す限りの闇
手を伸ばしても何も触れない
耳を澄ませても何も聞こえない
なんだか自分の輪郭が曖昧になってきたような気がした
背中がじわりと汗ばむ
ふと、よく知った匂いが鼻をかすめた
パンの焼ける匂い
淹れたてのアップルティーの香り
次の瞬間、一瞬で視界いっぱいに光が差し込む
いつまで寝てるの、早く起きなさい
呼び起こす声に、自分の輪郭がはっきりとする
手にはシーツを握りしめ
鳥の鳴き声が聞こえる
そして、紅茶の香り
私は大きくため息をつき、勢いよく起き上がる
暗がりの中で、一人縮こまって泣かないでください。
悲しい気持ちがあるのも分かります、不安なのも分かります。
けれどどうか、だからと言って自分から苦しみに向かっていくのは、止めてほしいのです。
貴女は多くの人に愛されています。
そんなひとをつらいところに追い込むのは、誰も望まないことなのですよ。
ト・キ・メ・キはいつだって暗がりの中で
嗚呼、なんてス・テ・キな人なのでしょうか
赤い糸をタ・ド・ル先にあなたがいると
信じてヤ・マ・ナ・イ雨とあたし
〜高校二年生の女子生徒より〜
【暗がりの中で】
姉のなぎさは、上京して一人暮らしをしているときに、大きな地震に見舞われた。
しばらく停電が続いたほどの規模の被災で、暗がりの中何日も不安に過ごしていたと思うと俺は気が触れるかと思った。
俺はシスコンだ。なぎさのことを偏愛している。
二つ年上のなぎさは昔から可愛くて、自慢の姉だった。無邪気で優しくて人を疑うことを知らないーー控えめに言って、天使。
そんななぎさだから、小さい頃から周りが放っておかなかった。俺は、小学校の頃からからなぎさに近づく男は排除してきた。気を引きたくて、なぎさをいじめようとしたガキどもはトイレの個室のドアに細工して閉じ込め、上からバケツ水をぶちまけてやった。焼却炉に、うちばきや学習道具もぶち込んでやると、気味悪がってそれ以上なぎさに関わらなくなった。
もちろん、尻尾なんか掴ませやしない。俺はそんなヘマはしない。
中学、高校とも、そんなふうに陰になり俺は不埒な輩を駆逐してきた。その頃になると、携帯などのツールを持てるようになったから、監視や駆除は前よりも楽になった。
俺の尽力あって、姉の貞操は清らかに守られた。ふたつ違いなので、姉が先に卒業してしまい、寂しかったが、致し方ない。
大学進学を俺は心待ちにしていた。
親元を離れ上京して、姉と二人暮らしをするのだと、以前から計画していた。誰にも邪魔されない、二人だけのパラダイスーー姉を、独り占めできる。ずっと。
考えるだけで、胸が震えた。
……俺はヤバいやつなのかも知れない。姉が好きすぎて、頭がイカれてるのかも知れない。
でも、それもいい。
一つだけ失敗したと思っているのは、姉が先に大学進学を決め、2年ほど一人暮らしをした時に、恋人ができたらしいこと。
姉は家族には打ち明けなかったが、ーー短い間で破局したみたいだが、それでも俺は悔やんだ。特定の男と親密な関係にさせてしまうなんて、いくら姉の元へ駆けつけられなかったとはいえ、なんたる失策。
姉が誰か他の男の腕に抱かれてると思うと、おぞけがする。ーーいや、姉のことだ、そう易々と恋人に体を許すとは思えない。
真面目で清廉な人なんだ。
「マサムネ、なにぼーっとしてるの」
なぎさが俺に尋ねる。
いや、と俺はかぶりを振る。
「別になんでも」
俺は答える。そして、なぎさを見ながら思うのだ。
……いざとなれば、今は、産婦人科で処女膜再生手術とかも簡単にやってくれるだろうし。大丈夫だろう。
「なんでもないよ」
俺はなぎさに笑いかけた。
#暗がりの中で
「柔らかな光4」
暗がりの中で…(゜゜)
ふむ、今回はテーマが少々暗いので、音楽に絡めて文章を作ってみようかな。
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暗がりの中で踊るような曲がある。
映画アリス・イン・ワンダーランドのインスパイア アルバム【ALMOST ALICE】に収録されている
The Lobster quadrille(Franz Ferdinand)という
曲だ。
妖艶で不思議な揺蕩いがある音色は、暗がりの大広間で優雅なダンスを踊っている気分になる。
ボーカルの深い歌声に身を委ねると、音にすっぽりと包まれるという不思議な体験も出来るのでオススメだ。
暗がりの中、幽玄な音色で優雅なダンスはいかがだろうか。
続いては、GUILTY GEAR XX original sound trackよりHaven't You Got Eyes In Your Head(スレイヤーのテーマ)。
こちらはゲームのサウンドトラックだが、良い曲が
多いのでオススメだ。
その中で今回紹介する曲は、人間観察が趣味で、
ダンディズムを美学とする吸血鬼のテーマ曲。
暗がりから悠然と現れ、夜の帳が下りた街を闊歩しながら、人間観察をしつつ自身の美学を見つけていく──そんなイメージが湧く音楽となっている。
大人の余裕と好奇心が漂う、ジャズとロックが融合
したサウンドは格好いい。
ボーカルバージョンもあるが、こちらは歌用に編曲
されてしまっている為、原曲がオススメだ。
最新作では曲が一新され、スレイヤーのテーマは、Ups and Downsというスイングジャズとロックが
融合したボーカル入りの曲になっている。
力強くも爽快感があるサウンドは、一度聞くと癖に
なる。
前作にあった暗がりや夜の雰囲気は控えめだが、歌詞がスレイヤーらしくて大変好ましい。
人生は旅だ 目的地ではない
旅路を楽しもう 浮き沈みと共にね
この曲の面白いところは、人生の教訓として捉えられるだけでなく、キャラクターの背景補完になっている事だ。
よーく聴くと、スレイヤーの最愛の妻シャロンとスレイヤーの仲睦まじい姿が想像できる。
もし機会があれば公式があるので(YouTube Musicなど)、和訳歌詞に翻訳してこの曲の世界観を味わっていただきたい。
彼独自の美学と人生賛歌。
聴き終わった後に心が軽くなること請け合いだ。
人生の酸いも甘いも、楽しんだ者勝ち。
そういう美学も良いのではないだろうか。
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暗がりの中で
※一部自分の確認が至らないところがありました。
以後気を付けます。
この道を真っ直ぐ行って、ふたつ先の角を左に曲がって、狭い路地裏を進んで。
そうしていればうす汚い看板が見える。
社会に馴染めなかった者たちの溜まり場のようなバー。
そこが今の俺の居場所だ。
暗がりの中で
暗がりの中で 目を覚ます。
えっっ
どゆこと!?
今、何時?
ちょっと昼寝のつもりがもう夜じゃん。
こわー。
「暗がりの中で」
触れた右手が捉えた
そっくり でも違う温度
見慣れた形を掌が描く
暗闇でも ちゃんと解る
君はこんなに側に