『時計の針』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
刻む音に急かされる君との時間
いまはそれさえ愛おしく思う
【時計の針】
時計の針。
時計の針は
話してる時は
本当に早く過ぎてるよね?
逢うまでの
約二週間が
本当に遅い。
三月は
もっとたくさん
逢えるはず。
時計の針よ
止まれ。
カチ、コチ。カチ、コチ。
今日も変わらぬリズムを刻む。
カチ、コチ。カチ、コチ。
リズムに合わせてステップを踏む。
カチ、コチ、ツタタン。
カチ、コチ、タカタン。
私と時計と、
2つの音が合わさって、
たちまち素敵な演奏会。
貴方の針がてっぺんを指すまで、
こうして2人で踊りましょう。
テーマ『時計の針』
時計の針、
と聞くと何を思い浮かべるだろうか。
生命が刻まれる時計
それが終わりを告げるまでのもの
恋愛ならば
もっとたくさんの針が動く。
推理小説は
犯行時刻やキーワード、
けっこうどころか、
かなり重要なポジションだ。
医療では
一秒一刻でも争う場面が多いかもしれない。
でも
休みの日ぐらいは
その時計の針をへし折る気持ちで、気にしないで休むことにしよう。
人間以外の生き物は「体内時計」はあっても「針」はないのだし。
とか言って、
時計の読み方知ってるよね?
と思うぐらい、
時間きっちりに猫に起こされることもしばしば。
時と自分
いつも不思議に思うことがある。それは、時間の感覚。例えば、好きなことをしたり楽しいこと、嫌なことをしたり苦しいことをするそれぞれの時間。長く感じたり短く感じたり。
「校外学習楽しみだなぁ、ね、よかったら一緒に回ろうー」
「一緒に行こ!私も一緒に回りたいて思ってたんだ!!」
こんなやりとり、もうやりたくない。自分一人のほうが落ち着くし。そのように思い始めたのはいつの頃からだろう。
「ねえ、〇〇!どこの部活に入るの??」
そう聞かれた。多分、あの子は友達という関係だった。
「私は美術部に入ろうかな、絵を描きたいから。」
「えー、美術部?美術部よりも演劇部のほうがいいでしょ。」
「いいえ、私は絵を描きたいから、美術部に入ります。」
「そっかぁ、なら私も美術部入る。」
驚いた。演劇部に入部するんじゃないのか、それほどやりたいわけではないのか。そう思った。
入部後
「〇〇、絵上手なんだねーすごい、私なんか全然描けないや。」
「いやいや、私もプロ並みに上手いわけないし、気にすることないよ。」
「んー、この絵ダメだ、捨てよ。」
その子は絵を完成させるごとに、気に入らないのか何度も捨てていた。もったいない。絵を上達させたいのなら保管しておいたほうが効率いいのに。
数週間後
「ねー、〇〇、この部分描いてよ」
そう頼まれた。正直乗り気じゃなかった。自分の絵は自分で完成させるべきなのに。
「わかった、どう描けばいいの?」
このようなやり取りが3年も続き、共同制作もこの子と行った。結果はもう最悪だった。途中ですべて任せられた。仕上げももちろん私だ。あぁ、自分がやりたくて入部したのになぜ、あの子のために絵を描かなければならないんだろう。
時間を無駄にした気がした。3年間。
「時計の針」
時計の針はいつもおんなじ時間を回る
昨日の朝の7時は今朝の7時とは違うのに
時計はそんなの知らない
ただ針を進めていく
戻りたくとも時計はただずっと針を回す
時計の針
────チッチッチッ
目が覚めるとそこは初めて見るような景色、
隣には砂で汚れた服のおじさんが座って
腕を組みながら眠っていた。
部屋を見回すと工具箱や様々な植物に
窓から差し込む光が暖かくて
なんて神秘的なんだろう、と僕は思った。
数分後、おじさんは目を覚まし
僕を見るなり心配をしてくれた。
おじさんの名前はカールというらしい。
カールおじさんは家の近くで僕が怪我をし
倒れているのを見つけて助けた事、
目が覚めるのに三週間も経っていたこと、
ここの街のことについて
一つ一つ丁寧に話してくれた。
僕はまだこの情状を飲み込めなかったが
食べやすい料理や服など面倒を見てくれる
カールおじさんの優しさで安心していった。
────しばらく経ち、僕が回復した頃
カールおじさんは僕にサプライズで
小さめの時計をプレゼントしてくれた。
英語で書かれた僕の名前が刷ってある
銅色のとても綺麗な時計だった。
その時計の針はチッチッチッとリズム良く
落ち着くようなゆったりとした音色。
僕はその時計に見惚れて
嬉しくてカールおじさんに抱きついた。
僕は一言、震えながらカールおじさんに届ける。
「これは一生の宝物だ!」
じーっと見てると
遅い
なかなか進まない
全く動かないと言ってもいいほど
だけど
ゲームやら
詩を読むこと、書くこととか、
集中してたり
楽しいことをやってると早い
時計の針
あなたは嘘つきだ
必ず帰ってくると言ったのに
時計の針が、1を超えて
ああ、そうだ
そうだ、壊れていたのだと
壊れていたのだと、私は笑む
午前0時の静かな夜更け
隣で眠る君の吐息が
時計の針のリズムに混じる
至福の音に耳を傾け
今日もゆっくり 微睡んでゆく
【時計の針】
#時計の針
どんなに胸が騒いでも
どんなに思いを重ねても
刻む時は乱れることなく
流れゆく
追いかけて
追い抜いて
ほんのひととき重なる時
素顔の自分に出会えたら
長いようで短い生命の物語
出逢いのストーリー
刻み続ける
希望の明日へ
時計の針
カチ…カチ…カチ……。
目が冷めてしまった。一定のスピードで耳をくすぐる時計の音がやけに気になって、目は冷めていくばかりだ。今は何時か確認しようとしたが、アナログの古臭い時計は硬い音を鳴らすばかりで、僕に時刻を教えてくれない。仕方なく重い体を起こして、スマホを手にする。暗い部屋でスマホの明かりだけが眩く光る。
「あれ…?」
おかしい。見間違いだろうかと目を擦るがたしかにそこには21:20、と表示されていた。僕が布団に入ったのは、午前0時すぎ。スマホが壊れたかと思い、よろけた足でリビングまで戻った。電波時計は、21:25……。カレンダーは……?
『2019.07.22』
「は……?」
五年前の夏。そしてその隣には赤いインクで、
『青澄と花火大会』
思い出した。7月23日、ああ。あすみ、青澄。
いつの間にか夜が明けていた。少し白髪の少ない母さんが、
「珍しく早起きじゃない。青澄ちゃんと花火大会楽しみだったんでしょ。」
と、ニヤニヤしている。俺はTシャツと短パンに着替えて家を出た。
青澄は鳥居の前で浴衣姿で待っていた。
「あ、すみ……。」
「何、どうしたの。深刻そうな顔して。」
花火大会まで、二人で屋台を見たり下らないことを話して、暇をつぶした。
「青澄。ついてきて。」
彼女の手を引っ張って、走る。
「え、え、どこ行くの?花火始まっちゃうよ。」
俺は、そのまま西中に入り、階段を登って屋上に足を踏み入れた。
ドンッ
花火はちょうど始まったらしい。
「すご……。」
青澄の目に花火が反射して、きれいだ。
青澄の喉元に両手を当てた。
「えっ。」
ぐっと力を込め、青澄の細い首を抑えつける。青澄はなにか言いたそうだったけど、無視して徐々に力を強める。そのうち青澄の全身の力が抜け、人形のように青白くなった。
青澄のみじめな姿に、笑みがこぼれた。
あの日も、青澄を殺した。ここから突き落として。いつも青澄といるとみじめだった。辛かった。だから殺した。でも、誰も信じてくれなかった。僕は殺さないって、青澄が自殺したんだって、馬鹿みたいに言う。ずっと後悔してた。なんで、もっと直接的に殺さなかったんだろう。そしたら、僕は人を殺せないような小心者じゃないって、みんなわかってくれたのに。だから神様がもう一度チャンスをくれたんだ。
ありがとう。幸せいっぱいです。
時計の針を戻したい
君と出会う前に
そうすれば
こんなに苦しむことは
なかったのに
君は何も知らないだろうけど
お願いだから
私を
君と出会う前に
戻してよ
貴方の時計は規則正しく、たまに目まぐるしく回って
未来へと時を進めているのに
私の時計はあの頃で止まったまま歩みを止めて
わざと作った暗がりで遠くで差す陽射しに目を細めるばかり
時計の針を進められるのは私だけ
例え進めた先が本物の暗闇であっても
怖気付いたままでは、変化を拒絶したままでは
心から望むあの陽射しの元へは行けないから
まだだ。まだ乗るべきではない。
日も登っていない、なんでもない早朝。時計の針がやけに響く静かな駅にて、僕は物陰に身を潜め、じっとその時を待っていた。
待っているのは、目の前の列車が動き出す時。上手く列車に乗れれば、目的地までの距離がウンと縮まる。列車は一日一本のみだから、失敗すれば、また明日までこの異臭が漂う茂みの上に拘束されることになる。
周りを見渡すと、僕と同じ考えを持っている人が何人、いや何十人もいるようだ。そしてそんな僕たちを好き勝手させまいと、列車の周りに待機している警官たちもいる。
確かに僕たちがやろうとしていることは無賃乗車、果ては他国への不法侵入だ。法律上は良くないことをしているのはわかってる。それでも疑問は拭えない。どうして僕たちはこんな風に妨げられなきゃいけないんだろう。僕はこの警官たちのような裕福な家庭に産まれなかった。お母さんは「一年だけ」と出稼ぎに行き、もう五年も戻ってこない。手紙も仕送りももう来ない。他の人に頼ろうにも、村の人たちだって自分たちの生活で精一杯で、僕たちに手を貸す余裕も無い。僕たちにはこうするしか選択肢は無かった。法律なんてものは、僕たちのような貧乏者の為には創られてはいない。生きたいならば自分で動いて、どんな手段を選んででも、この手で掴み取るしか無いんだ。
不意に列車がガタンと音を立てた。ブレーキが外れた合図だ。物陰から現れ列車に走っていく周りの人たちに続き、僕も走り出す。警官たちは、最初はひとりふたりと追い返していたが、まもなくして数に押し切られ、もうどうすることも出来なくなっていった。
僕は足を滑らせないように列車のハシゴに手をかけ、思いっきり体を引き上げる。上手くいったぞ!
乗り遅れた人たちの叫びや嘆きなど知らんぷりして、列車はたちまちスピードをあげていく。
僕は列車の屋根に腰掛け、大の字に寝っ転がり深呼吸をする。警官に武力で追い返されたり、飛び乗るのに失敗した人たちの号哭が未だ耳の奥で響いている。
この先もこれくらい、いや、それよりもっと酷い景色を見るかもしれない。それでも僕は、行かなくちゃいけないんだ。ただ普通に、生きる為に。
これはたった今、地球の裏側で実際に起こっている話。
時計の針
カチカチ……カチカチ……
時計の針が進む音
もうなん時間たっただろう
『早く目覚めてくれ…目を開けてくれ……』
誰かの声がする
『早く…目を……』
意識が遠のいてる
「わ、私は……だ、誰だ……」
「私を呼ぶのは誰だ?」
『み……く…… 』
『みく!起きろ!みく』っと男性の声がする
(私は「みく」って言うのか……)
カチカチ……カチカチ……
また時計の針が進む音がし目を開けた
「ん…うーん……眩しい」
『みく起きたか?!心配したぞ!この馬鹿!!』
「たくや……ごめん 。ご飯作らなきゃだよね」
『そんなことはいい。ここは病院のベットの上だぞ?
それより体大丈夫か? 急に倒れるから……
俺……うっ…もう必死で……』
そう彼は泣きながら私をハグした
「大丈夫だよ、心配かけてごめんね」
そう言いながら彼の頭を撫でた
カチカチ……カチカチ……
時計の針が進む音……
秒針が進む音…
時計の針は時間とともに経過する
私たちも時間とともに少しずつ変化していく
時計が壊れて時計の針が止まっても、
私たちの日常は止まらない
もしも時間が自分で止められたら、今この瞬間はそこまで貴重ではなくなってしまう
だから、時間を大切にしたい
とは言っても、年を重ねるごとに、時間の進む速度は早くなるらしいから、後悔しないように好きなことに時間をさきたい
背をたたく あんたならいけるでしょうと言われたことを思い出す2時
正義とはたとえば君を抱きしめて言う大丈夫みたいなもので
"時計の針"
明日の準備を済ませると「んー……っ」と伸びをし、顔を上げて診察室の壁掛け時計を見る。
時刻は十一時五十九分と、秒針は十一十二のちょうど間の所を指している。もうすぐで零時になる。
カチ、カチ、カチ、カチ、
カチ
秒針、短針、長針が重なり合う。そしてすぐに秒針は動いて回り出す。
何かに弾かれたかのように、電源を落としたパソコンの黒いモニターを見る。
そこに写る自分自身と後ろにある棚やファイル等があるだけで、それ以外は何もない。
──なんで俺……今、モニターを見たんだ?
モニターに写る自分を見つめながら、モニターに写る自分に心の中で疑問をぶつける。
──あの感じ、まるで条件反射のようだった。一体何故……?何が条件となった?恐らく、見ていた時計だろう。けれど、それで何故あの行動になる……?
じっ、とモニターに写る自分自身を見つめながら悶々と考える。
「みゃあ」
「うおっ!?」
いつの間にかデスクの上に乗っていたハナに急に声をかけられ、思わず素っ頓狂な声を上げ飛び退く。その声にハナの身体がピクリと跳ねる。
「あ……、脅かして悪ぃ……」
ハナの頭を撫でる。気持ち良さそうに目を閉じて、頭を擦り付けてきた。
──まぁいい。考えても仕方ない。分かったところで、どうにかなる訳ではあるまいし。
考えるのを止め、ハナを抱き上げ「デスクの上に乗るな」と叱る。分かったのかは分からないが、「みぃ」と声を上げたので、理解したと思う事にする。診察室を出て居室に向かった。
「時計の針」
1秒進むごとの間
なんでこんなに長いの?
やっと逢えたら
気がつくと1時間超えてる
ああ…もったいない
たまにしか逢えないのに
世間話してる2人
触れてほしいのに
触れたいのに
恥ずかしくて
指先でいい
ぬくもり伝えて
時計の針はくるくる回る