時計の針』の作文集

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時計の針』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/6/2023, 1:04:53 PM

時計の針

  何度も同じところを通っているのに
  同じ瞬間は一度もないの

2/6/2023, 1:03:54 PM

テーマ:時計の針 #86

僕たちは未来へ向かう。この能力は本当に便利だ。
しかし、もう過去に行くことはないだろう。
過去を変えるのはリスクが大きすぎる。今回だって未来が変わっている可能性がある。
僕たちはシャドウとリーリエにもう一度会えるのか。
ララキのような人外の知り合いに会って、忘れられていないか。普通に話せるのか。
勝瑠に言ったら心配させそうだから言わなかったが、きっと勝瑠だって同じようなことを考えていただろう。
「勝瑠」
僕が弟の名前を呼ぶ。彼はビクッと肩を上げた。
「なに? 真兄さん」
僕にへにゃっとした顔で言うが、きっと怖いと思う気持ちは一緒だろう。
「大丈夫。大丈夫」
僕はそう言って彼の頭を撫でる。
「もう…兄さん。僕そんな子供じゃないよ…」
そう言いながらも僕の撫でている手を、振りほどくわけでもなく。
「シャドウは絶対に俺たちのことを覚えている」
僕がそう言うと、勝瑠は口をツンとさせた。
「リーリエだって絶対に覚えているもん!」
そう言ってから勝瑠はプッと吹き出し笑った。
僕もつられて笑った。
いつの日からか、気づくと笑うことも少なくなっていた。兄弟と笑い合うのがこんなに至福だとは知らなかった。

「未来に帰ってきた、な」
僕がそう言うと周りを見た。周りには高いビルが並び、空は真っ黒なのに明かりがついている。どこからか人間がうじゃうじゃと渇いてくる。
僕はそれを毎日のように見て。ときにはそれに紛れて生活していた。そんな日々も最近はあまりしてこなかったためか、懐かしさすら覚えてくる。また、日常に戻ったら普通になるのだろうけど。
「真兄さん。シャドウとリーリエは、どこにいるんだろうね」
確かに、集合場所を言うのを忘れた。ただ僕はこの街を一望できる場所を知っていた。
「1つ心当たりがあるとすれば…あそこだな」
そう言って指さす。僕たちはそこへと向かった。

ーーカン、カン
僕は階段を登っていく。勝瑠は会ったときに空を飛んでいた。しかし、今日は一緒に階段を登っている。
「たまには階段もいいかな」
なんて言って隣にいるがバテている。
「大丈夫か?」
「へーきへーき。こんなのよゆー」
そう言いながらも、表情は全然余裕は無かった。
「もうそろそろ着くから」
そう言うと僕は勝瑠を励ます。

「着いたー」
そう言って拳を掲げる勝瑠。着いたところは僕と勝瑠が再開したあのビルの屋上だった。ここからだったら見えるかもしれない。彼らの姿が。そう思ったのだが、その必要はなかったようだ。
『オイオイ…おせーぞ』
『本当ですよ。もう少し早く来てください。首を長くしすぎて麒麟になりそうでした』
シャドウとリーリエがそこにいた。
『全く、リーリエの言う通りだぜ。この兄弟はそんなに人外を待たせることが好きだな』
ケケケッとお馴染みの笑いをしているシャドウと、リーリエがこちらに来る。
『ケリはつけてきたか』
シャドウがニヤッとして言う。
「もちろん」
僕は口角を上げる。
『怪我はしてない?』
『オイオイ、どこぞの母親かよ。リーリエ』
『えぇ! 私は勝瑠と真様の第二の母親ですもの』
リーリエが胸を張って言った。
『あ! それいいな! じゃあ、俺は第二のとーちゃんとなるぜ!!』
『シャドウ…。貴方。父親って感じはしないけど…』
そんな感じでワイワイやっている2人。知らないうちに仲良くなっていたようだ。
『あ、そう言えばララキも楽しみにしていたぜお前らが帰ってくるの』
シャドウが思い出したようにポンッという。
「ララキ?」
「あぁ…。僕の大切な親友だよ」
僕がそう言うと
「じゃあ、挨拶しに行かなきゃね」
そう笑った勝瑠。僕たちは闇夜へと戻っていく。

ふと、街を離れるときあの化け物のことを思い出した。あの化け物がやろうとしたことは人外の世界を作ろうとしたんじゃないかって。そうだとしたら僕も最初、同じことを思ってやろうとしていたな。そう思った。
まぁ、今では知る由もないが。

過去はもう変えない方がいい。
時計の針が一定に動くように、
時も一定を刻み、思い出を紡ぐ。
良いことばかりじゃない。
でも、悪いことばかりでもない。
過去は変えられないからこそ、過去になって振り返ると
「あぁ、こんなこともあったなぁ」て懐かしく思える。それを変えてしまうだなんて、もったいない。

だから僕たちはもう過去には戻らない。
未来へと駆ける。
二人一緒に手を繋いで。

                     __end.
『時使い兄弟のキズナ』

※こんにちは、こんばんわ。
 あるいはおはようございます。
 狼星です。今回は『時使いの兄弟のキズナ』という話
 を書かせていただきました。
 リレー小説、第2弾です。どうでしたでしょうか。
 お楽しみいただけたら、狼星は嬉しいです。

 私としてもこのリレー小説企画は、時を越えての小説
 づくりなため、予想外のお題にはどう対応しようかい
 つも迷ってしまいます。(短編にすればいいのに…。
 
 さておき、無事に終えることができてよかったです。
 次からは短編に戻ろうかなとも思っています。
 またいつか、第3段のリレー小説もやろうかなと、
 考えてもおります。
 
 いつも楽しみにしてくれている方、いてくださったら
 嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。
          以上、狼星でした。また明日。

2/6/2023, 1:02:32 PM

遠目から見てもわからない
微かな君の揺らぎ
見つめているよ、永遠に
退屈な時間も君となら

2/6/2023, 1:00:48 PM

お題《時計の針》


留まることも戻ることもなく。


紡ぎ続けるあなたの物語。



いつか地上から忘れ去られてもだいじょうぶ。



あなたの物語は永遠だから。


後悔さえもそれは物語の音となる。

2/6/2023, 12:59:15 PM

あ! あのノラの犬。捨てられた、時計の針を、食った! ああ、ああまずい。アイツは時間となって死んじまった。今、アイツが食っていた時針は俺の方を向いている。ああイヤだイヤだ、さようなら。

2/6/2023, 12:57:03 PM

世の中の時計全部ぶっ壊れて時間て概念が消えたらいいのにね

2/6/2023, 12:57:00 PM

時計の針

時計の針はずっと動き続ける。
止まることはない。
人は今何をしているのだろうか。
笑ってるのか泣いているのか。

考えているだけで時間は過ぎていく。

2/6/2023, 12:55:49 PM

時計の針


たまにすごい速さで回り出す
狂ったように同じところを永遠と
人間の規則に抗いたいと言ってます

2/6/2023, 12:52:43 PM

「時計の針」

時計の針がカチカチと動いている、今は時間が回っていいる、駆け廻っている…
こうして当たり前の日々を人類は過ごしている。

…それものうのうと、

2/6/2023, 12:51:17 PM

時計の針を、巻き戻すように。
眠ったままの、君に会いに行く。
長い長い旅を、今終わらせよう。
君と言う名の、家に帰るWay Back Home。
「もう一度…生きたかったなぁ…笑」

2/6/2023, 12:49:29 PM

時計の針うごく1日が終わる時卒業式が近く感じて寂しい楽しかった時間が針が動くから
明日に近づいていく

2/6/2023, 12:48:23 PM

[時計の針]




僕の時計の針は止まったまま

あの日から

あの、事件の日から

2/6/2023, 12:43:58 PM

去年、自室の時計が壊れたので新調した。
  黒い縁に白盤のアナログ時計。
  部屋の時計は、昔からアナログ時計だ。
  やっぱり、ぱっと見での時間が分かりやすい。
  視力も悪いので、寝起きや裸眼の時など、
  ぼんやりとでも分かるのがいい。
  チッチッチッチッ…  
  秒針の音が鳴るタイプは苦手だけど不思議だ、
  一秒たりとも狂わず時を刻み、
  人はそれで生活を営んでいる。
  昨日も、今日も、これからもずっと、
  人は時計とともに日々を過ごして行く。

             「時計の針」

2/6/2023, 12:43:24 PM

「はい、喜んで」

いつの間にか午後11時をとっくに回っていた。この幸せに包まれた時間もこれで終わり。ぼくは、彼女になったばかりの少女の華奢な手をそっと握って、不器用にも精一杯の愛情を伝えた。チッチッと時を刻む音がする。ありがとうと、涙ながらに口にした彼女の顔は、"この1年"で最も美しく愛おしい表情だ。

そして、時計が12時を告げた。日が変わる、その瞬間にぼくと彼女で紡いだ魔法が解かれていく。

そして最も残酷な瞬間。

「どちら様ですか……?」

ぼくは、引き裂かれるような胸の痛みを必死に堪えて平静を装った。血が滲む程強く唇を噛んで答える。

「初めまして───」

彼女にかけられた呪いは、1年後のこの日、再び彼女の記憶を奪いに来る。前にだけしか進まない時計の針。ぼくが何度憎もうと時間の針は戻らない。だから、せめてもの抵抗としてぼくは赤の他人である少女に自己紹介をする。

「───ぼくは、1年後の彼氏です」

その困った表情も、やっぱり可愛らしい。

2/6/2023, 12:43:02 PM

屋根裏部屋で見つけた懐中時計はすっかり古ぼけていて、蓋はガバガバだし、どの針も微動だにしない。
蓋の表面は少し錆びていて、ザラザラとした感触がある。何やら文字が書かれているのは分かるのだが、読み方が分からない。

もうかれこれ10時間以上は調べているのだが、現存する言語に当てはまりそうなものは見あたらない。だとすると、ここに書かれているのはすでに世界から失われた言語で、この文字を読むと金銀財宝を隠した場所が分かり、たちまち大金持ちに……だなんて都合が良すぎる想像だろうか。

10年前に死んだ曽祖父の部屋には、膨大な量の書物があった。単にそれを本と呼ばないのは、そのほとんどが読み手を意識して書かれたものではないからだ。意味のよく分からない一枚絵や、毎日ほとんど同じことしか書かれていない日記、数字や線がびっしり描き込まれた地図。

母はすぐに捨ててしまおうとしていたけれど、僕はこの空間が気に入っていたので、変えないでほしいとお願いした。曽祖父が亡くなったのは僕が5歳の時だったので、もうよく顔も覚えていないが、低いが包み込むように優しい海の底のような不思議な声で、本を読み聞かせてもらった記憶がある。

そういえばあの本、まだこの部屋にあるのかな。朧気な記憶を掘り起こしながら、部屋を探る。たしかあれは少年が海を冒険する話だった。海賊の父を持つ少年は、自分を置いて島を出ていく父親から……。

「懐中時計をもらうんだ」

零れるように口から自然と言葉が出ていた。なんで忘れていたのか不思議に思うほど、物語が鮮明に蘇る。そして、冒険に出た少年はその道中で様々な宝を手にする。しかし、それを利用されることを恐れた少年は、途中の島に宝をすべて置いてきてしまう。その後成長した主人公は、途中の島で女性と出会い。冒険をやめて結婚をする。

その後は……。

「あった」

かきわけた本の隙間に見覚えのある表紙が見えた。崩れないように慎重に引っ張り出して、中身を開く。開くのは最後のページ。

結婚した主人公には娘ができて、最後のページでは子供を抱いている。その子の首の右後ろに、アザがついている。そのアザには見覚えがあった。毎日鏡を見る度に目に入る、自分の姿にそれは含まれているのだ。

鼓動が加速して、息が荒くなる。だとすれば、赤子を抱くこと人物は、主人公が利用していた海図は、その手にある懐中時計は。絵本の中で宝のありかを刻んだものは。

すべてが繋がる感覚があって、目眩がした。ながらく停滞していた時が動き出す。時計の針が動いたような気がした。

2/6/2023, 12:39:01 PM

「時計の針」

夜の静寂の中チクタクと孤独を煽るようにゆっくりと時が刻まれる。
私は何者で何をするために生きていくのかそっと自らに問う。いつまで問い続ければ見つかるだろうか。分からないけれど、前向きに未来について考えられるこの時間は幸せなのだろう。

2/6/2023, 12:39:01 PM

時計の針(投稿7回目で、かなり短いです)

時計の針。
時計の針は、3つあります。
何時なのかが分かる短針と、何分なのかが分かる長針と、何秒なのかが分かる、秒針。
時計の針で、今の時間が分かる。
時計の針は凄いなと思いました。

2/6/2023, 12:38:54 PM

時計の針。読書をしていると自然と時計の音が耳に入った。カチ、カチと鳴る様はまるでスイッチを押したかのような音だ。時計は昔からよく集めていた。今となっては四つしかないけれど、昔はもっとあった。軽く15はあったのだ。何故だろうか時計の針が動く瞬間に心惹かれたのだ。そうして時計を集めては眺めた。ふと読書の事を思い出してまた、自分は
小説に読み耽る。

2/6/2023, 12:36:54 PM

貴方を想う時間を刻んでいった時計の針は、
貴方と一緒にいる時間を刻んだ。
コチ、コチ、と少しづつ、
かくかく進むその時計の針は
一人ぼっちになった時間を刻みつつ、
貴方に会える時間までのカウントダウンする。
早く貴方に会いたいな。




「時計の針」

2/6/2023, 12:35:54 PM

時計の針


時計の針をジッと見ることありますか?わたしはあります。


毎日聴くラジオのお話。リビングのスマートスピーカーで、radikoでラジオを聴くのが日課なんです。それは、実際の放送より32秒〜33.4遅れてるんですね。タイムラグってこと?


時報の時、時計の針をジッと見ます。それから、スマートスピーカーのラジオが時報を知らせるまでジッと針を見詰めます。あっ、遅れてるって、ね。わたしの変な癖です。

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