『春爛漫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「春爛漫」
なんとなく心ウキウキときめくは春爛漫で浮かれるからで
春爛漫
春が来るたび私はいつもあの6年間を思い出す
白襟のセーラー服を着て君の隣に立った6年間を
君に恋焦がれ続けた日々
よく笑うあなたが好きでした
あなたの柔らかい声が好きでした
あなたの横顔が好きでした
そして何より
あなたの花が咲いたように笑う笑顔が大好きでした
私の青春はあなたでできている
あなたで色付いている
あなたがいなくても私の春は青かったと思う
でもあなたが居たから
私の6年間は苦しかった
そして言い表せないほどに楽しくてすごくキラキラした春だった
ありがとう
貴女が好きなんです。
貴女が大好きなんです。
(nonfiction)
春爛漫
桜靡きはじめる、誰もが目を奪われる風貌で優々と。
春の香りがしていた私の心は追いつかずに、誰も居ない隅で顔を隠しながら独りぼっちの理想を掲げている。
春爛漫
今。
春爛漫である。
今は。
そう、今は。
あぁ、私の青の花は、
いつ散ってしまうのでしょうか。
終わりを告げる花吹雪よ。
起きないでください。
って願いながら日々過ごしています。
春爛漫
弥生の晦が近くなり、花の便りも増えて来た…桜も咲き始め、梅や菜の花、木蓮やこぶし…つい最近迄、広葉樹は、枯れ木みたいに、淋しく立っていたし、野原も、枯れ草で覆われていたのに、ポツポツ緑の葉っぱが見え隠れして、名の知れない花も咲いている…まだスタートしたばかりの春の装いだけど、一気に春の香りで満ちてくる…
待ち侘びたこの季節、心行くまで謳歌したい…
春爛漫ごうごうと
砂 白めいた
ふっと電車が現れた
横目で見た
ロラゼパムと桜はなんて酷い組み合わせだ
せつなせつなせつな、刹那ってか
ふっとしぬよかんがする
怖いし体調がよくない
すっとおわりたくなる心地がする
ししゃもの酢漬けで安まる 母の
私本当に情けない、汗くさい、愛想笑い。
福寿草 蝋梅 満作 桜草
水仙 山茱萸 山吹 連翹
仏の座 和蘭菖蒲 翁草
風信子 菫 大犬の陰嚢
♯春爛漫
草木が芽生え、花びらが舞い、水が温み、空気が暖かくなるだけで、最悪の時期は過ぎたと思わせてくれるのは、春の用意してくれるいちばんの優しさであると思う。
2 春爛漫
咲き乱れた花の行く先を、人は知っている。花びら達も知っている。
ではどうして?
どうして一時の生に満ち溢れた瞬間だけを求めて、花は開く?
花は散る。花びら一つ一つが生きていける時間も短い。花が散った先に待つのは等しく死のみ。
それでも花は咲き誇る。わたしと違って、死を恐れずに。舞台のスポットライトを浴びる主人公のように、堂々と。
花々は恐れない。吹き荒れる風にも、降りしきる雨にも、ただじっと耐えしのぶ。
人は花じゃない、花も人じゃない。だから、花が考えることも人は分からない。人が考えることも花は分からない。でも、それでも。
「うつくしい」と感じたその姿を、「うつくしい」と言葉にするのは、存外悪くないのかもしれない。
春爛漫
ふと思い浮かんだのはやはり彼女のことだった。前の世界で初めて彼女に合った日のこと。その頃の僕はまだ駆け出しで右も左もわからないまま旅をしていた。人を見つけては道を尋ね、何とか食糧を確保し毎日生きていくのがやっとだった。そんな時現れたのが彼女だった。ある日、道が悪く中々思いように進めずにいると突然、彼女がやってきて両手をぱっと広げた。その瞬間、彼女から光の玉のようなものが弾け飛び荒れ果てた道は整備され、さらに傍には一面に花が咲いた。
その時の彼女を今でも鮮明に覚えている。まるで天使のように羽ばたき、神々しいという言葉が相応しかった。あれから彼女を追い続けている。彼女は僕にとって憧れの存在だ。だから僕も頑張ろうと思える。
いつか彼女を追い越せるように。
一人前になれるように。
「春爛漫」
近くの公園を散歩すると、色々な花を見ることが出来る。重たい花弁を弛んでつけているモクレンやハクモクレン。恥ずかしげのない大胆な形をしたスイセン。そして、我先にとその姿を出し惜しみなく披露してくれるカンザクラや河津桜。立体的で艶やかな花を肩を揃えて咲かせる梅なんかも綺麗だった。
ほんの少し近所を歩くだけでも、豊富な色と特徴的な花弁を見ることが出来る。草薮に隠れていたウグイスも徐々にその姿を表し始め、より一層の春を感じさせる。
・・·・・· 春爛漫 ・・·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・·
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
春の陽気は夜の帳に消えたのね。
ばかなのに、ばかだと思われたくない康は、毎日を健康的に過ごそうと尽力した。
夜の九時ちょうどだ。
かけ布団でできた穴蔵へ、康は滑り込む。
枕に髪をひきずって、天井を見つめた。
時計の秒針は音もなく、滑って九時は消えていく。
康も音を立てず、今日はネガティブな日だと悟った……胃がざわめく。
「将来のことは考えない方が良い……でも、今がくるしいから、将来を想定して最悪の未来を避けようとしている。
今のくるしみに気を取られ、将来のさらなるくるしみから目を逸らすのは……
しかし、将来のくるしみに気を取られ、今のくるしみをそっちのけにしたってなにも……
今のくるしみに目を向けるために、将来のくるしみを考える……
将来のくるしみを取り除くために、今……」
康の部屋は、三畳の上になる和室だった。
康の人生は、平屋のままで、重みがなかった。
寝返りを打つ。
胃液がとっぷり胃壁をのぼるので、康は唇をかたく結んだ。
「か、考えるより……」
頭は特に冴えないのに、目ばかりが冴え渡って嫌になる。
康の瞬きはハチドリの翼よりも早く動いた。
「う、う、うう……」
布団をぎゅうっと握りしめ、背を内に内に丸めていく。腹を下にし、鼻を潰した。
「だ、だめだ、ぼくはこんなんじゃだめなんだ。
でも、でも、……」
乾燥した目は水を吸い取る。貪欲な土みたく。
康は自分が嫌いだった。
産まれるに早すぎた、などと無茶苦茶な他責思考がほとばしる。
頭なんてはじきとんじまえばいい。
「みんなこわい……」
康は、フードなしで外に出られなかった。
友人といると、いつのまにかプラスチックケースが自分を包んで孤立する。
二度連続でものを考えた時、決まって突然、思考に壁ができた。
なぜかわからない。康にはわからなかった。
「こ、こ、こわいんだ。ぼくは、将来だめになっているぼくが。
ぼくは、この世のくずでありたくない、ぼくをだれか支えてくれ、ぼくをだれか支えてくれ、ぼくをだれか支えてくれ……!」
康はどうする事もできない。いや、なにもしない。
夜は圧倒的で、社会は康に複雑すぎた。いや、康がくずすぎたのだ。
康はなぜ、このような生き方を選んだのだろうか。それがわからないから、こんな生き方なのだ。
春を春として楽しめる人が、いったいどれだけいるか、康には分からない。康はなにも知らない。なにも知らず、知ろうとせず、そこから動かず、動かない事に忙しいので、春に康はいない。
「Inside out」 Duster
Will I be able to speak
After a stiff drink?
Would it break my panic?
Would it sweat stop pouring out?
Slow and deliberate
With her words
She'll walk through
My heart
Those eyes light a fire
In my stomach
Fall apart
From the inside out
春爛漫
春と言えば、出会いと別れの季節。
私はね、卒業とか入学とかそういう意味だと思ってた。
それなのに、永遠の別れを告げた貴方。
冬が長引いた今年は桜の開花が遅くなって。
本当なら、貴方と花見に行くはずだったのに
どうですか?
そちらは、桜は咲いていますか?
こちらは、まだです。
きっと、景色も心模様も桜が咲くのはしばらく先でしょう。
春爛漫、天真爛漫。
さようなら。またいつか
この世に生を受けてから死ぬまで
どのくらいの人と出会うのだろう
いろんな形の出会いがあるけど
いろんな人がいる…
いろんな性格や思考や行動や雰囲気
人ってすごいなぁ…
毎日…毎日…
いろんな事が一人一人あって
いろんな思いがそこにはある
それぞれの生き方があって
未来に楽天的な人…
未来に悲観的な人…
今のご時世、未来に不安の方が大きいのかなぁ…
未来に夢があり…イキイキワクワク
している人とあった
目をキラキラさせながらワクワクしながら話してたぁ
私…素直に羨ましかった
私もこの人のように夢を持って生きているはずだった
未来が楽しみなんだなぁ〜って
伝わってきた。
私は…どこで悲観的な思考になってしまったのだろう
この人のように
どうして未来に希望をもって生きれないのだろう
その人は…
あれもやりたい
これもやりたい
ここに行ってみたい
こんな事やってみたい…と話してた
なんか…いいなぁ
私より随分若い人だけど
年齢じゃないと思うけど
年齢を重ねると夢って持てなくなるのかなぁ…
現実思考なんだよね
沢山の人がこの世の中にいて
いろんな事考えて生きているだろうな
でも、現世で出会う人は…
過去世でも会ったことのある人っていうけど…記憶にないから面白いなぁ
生まれる前はなんだったのだろう
ちょっとでも記憶に残ってたらよかったのになぁ〜
生まれ変われる時がきたら
また、人として生まれたいなぁ〜
また女性がいいなあ〜
今度は今みたいな性格じゃない方がいいなぁ〜
…っていっても
まだまだ今の現世が残ってる!
4月って世の中は新年度って感じで動き始める
今年の冬は乗り越えるの大変だった
季節的にも体調面でも
やっと…春になった
季節と新年度の力を借りて
頑張りますかね〜
…と。
桜を見たら思考が走りましたとさ
「平穏に心を落ち着けて
心地よく感謝の心を忘れずに
2度と返ってこない1日を大切に」
毎日…自分に言っている言葉
今日もありがとう
春の妖精の王みたいな顔で笑うあなたが好きだった。好きとも嫌いとも愛しているとも言えず、「幸せでいてね」とあまりに傲慢でむつかしいお願いを繰り返した私に、あなたはよく熟年夫婦じゃぁないんだから、とお手本みたいな美しい顔で笑ってくれた。
花筏に乗って届かぬところへ行ってしまったあなたの目に、この恋の燃えかすがながれつかぬように、この愛のかけらがとどかぬように、わたしはただ祈っている。
「みんな卒業おめでとう。
みんなの担任として、
1番近くで成長を見守ることができたのが
本当に嬉しいです。
中学生になっても、
それぞれ別々の道を歩んでいくことになっても
私は一生みんなの先生だし
みんなは私の可愛い生徒です。
離れていてもみんなの健康と幸せを願っています。
みんなが歩む先がどうか光で溢れ出すように。」
教壇を見上げる、今日卒業を迎えた生徒達
その顔は寂しさに涙を浮かべながらも、
希望に満ちた優しい笑顔だった。
教室に並ぶその笑顔は
まるで春風に揺られる花のように美しく感じた
春爛漫
春って言えば良いイメージが浮かぶ
子供達がはしゃぐ姿に、桜が舞う風景
ちょっと、遠くに行けばそこには桜が満開で、
とても心地よい気分になるはずだ。
私だってもうすぐ入学式がある
新しい制服で、見知らぬ道を歩んで行く
あーだったら良いなー。
こーだったら良いな~と毎回現実と理想を行ききし、ついには錯乱する
LINEの通知を待っては、絶望しはたと寝る。
それの繰り返し。
花が咲き乱れて、外では光で満ちていく
外は綺麗で、自分が醜くなって、
まるで、無能なニートになった気分。
君がいない世界で、私はどのように生きれば良い?
どんな私を演じれば良い?
そうあれこれ考えているうちに、
酷い睡魔に襲われる。
部屋の中には散在する錠剤と
アルバムに写り込む無邪気な君
ただ、それだけでよかったんだ
桜が舞う窓の上で、透き通る何かが宙に揺れる
唇は、朱色に染まって、頬には赤みがさしている
窓からは春の穏やかな風が、外ではウグイスの鳴き声が
ただ、それだけでよかったんだぁと
そんな春の憂鬱だった。
最後まで
カッコつけてたなあ
蕾のままのピンク色と
したたかに咲く白色と
枝の先に見えたトラックなんかを追って見て
静かにひとつくしゃみをする
ちょろちょろと流れる川の音に気付いて
とたんにぶわっと風が吹く
見るのと聞くのと触るのと
高次元の遊びに酔いしれる内に
時間はどんどん過ぎていった
スマホは家に置いてきた
そこに言葉は無かった
ただそこに僕がいたということだけがあった
そうやってこれからも生きていこうと思った
この桜は僕の知らないうちに満開になる
僕はこの目と鼻と耳と肌でいまを感じていればいい
それでいいと思う
春爛漫
【春爛漫】
サクラだ何だ
蝶よ花よと
イメージするところはある
けれど
素直にそれに乗っかれないのは
ひねた性格のせいか
遠のいた者の僻みなのか
どちらにしても
春爛漫
そのイメージとは
相反する心情だろう
だけど
縁側に座って
庭で遊ぶ孫を愛でながら
茶を啜る
そんな感じもしなくは無い