『星空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【タンポポとハルジオン】
私の好きな花はタンポポとハルジオン
その辺に幾らでも咲いてるけど、ただ咲いてるタンポポとかが好きなわけじゃないんだ。
条件があるんだよね〜(o´罒`o)
それは首の長いタンポポorハルジオンが咲いていて、その周辺は緑色の草だらけじゃないといけない…という条件がある。
周りが緑だらけだとタンポポやハルジオンの茎とか歯も緑色だから緑色の地面に黄色いタンポポ 白いハルジオンが空中に咲いてるように見えるんだ♪
そして花が良い感じにまばらに咲いていると、まるで星空を見てるように見える♪
これが私の好きな咲き方をしてるタンポポorハルジオンです♪
この説明で分かるかな(;ᐙ )︎՞少し不安
テーマ【星空】
深夜の1時にふと目が覚めて、ベランダに行った。そこから見える星空は、とても美しかった。見惚れていると、流れ星が見えた。急いで手を合わせて願った。
どうか、許してください、と。
満月を見にベランダに出てみたら
星が瞬いていた
キラキラ輝く星は何億年も前の光だ
でも今この瞬間のわたしに届いてる
星も、月も、わたしも
宇宙生命体だ
いつかあそこに戻るんだ
わたしはそっと祈る
今はまだ届かない光たちも穏やかでありますようにと
【星空】
「星空」
どうしていつも足元ばっかり見てしまうんだろ。
上を向けたら、綺麗な世界が見えるのに。
立ったまま上を眺め続けるには、力がいる。
いっそ寝転んでしまったらどうだろう。
力を抜いて楽な姿勢で。
キラキラした夢を見よう。
頑張りすぎないで、わたし。
#16
夜、1人きりで歩く道は少しだけ怖い。
人通りの無い静かな道と、
昼間よりもやけに肌寒い風と、
スマホで確認出来る時刻とが、
不気味さを助長させる。
そんな時、見上げた先にキラキラの星空が確認できると、少しだけほっとする。
【星空】
【星空】
カタカタと古びた音を立てながら回転する映写機が、天井に星空を映し出している。白銀の星々が煌めくその光景は、私の一番のお気に入りだった。
大昔の人間は、本物の星空を毎日のように見上げていたらしい。地上の汚染が悪化し、地底都市が築かれるようになった現代となっては、もはやおとぎ話にしか聞こえないけれど。
「またここにいたんですか」
呆れたような声が鼓膜を揺らした。振り返れば白衣を着た君が腕を組んで立っている。
「ちょっと来てください。気になる反応が出てて」
「はいはい、今行くね」
休憩室のソファから勢いよく立ち上がる。周囲からは馬鹿にしかされなかった私のラボに、望んで訪れてくれたたった一人の後輩。汚染物質の除去なんて誰もが諦めた未来絵図を、キラキラとした目で語ってくれた子。後指を指されながら一人きりで研究を進めてきた私にとって、それがどれほどの救いだったか、君は知らないかもしれないけれど。
(いつか私が本物の星空を見る時には、君にも隣にいてほしいな)
きっとこんな紛い物の空よりも、その光景は遥かに美しい。心の中で夢想しながら、私は映写機のスイッチをパチリと落とした。
夏の空…私は音楽聴きながら勉強をしていた…気分転換に星空を見上げた…星空を眺めていたら何故か悲しくなってくる…なぜだろうか…それはあの時…2人で交わした約束が合ったのを思い出した…
「ねぇ〜」
そう私が言うと彼は…
「何?」
「このまま付き合ってて同居とかしたらさ2人でこうやって星空を見上げよう」
「いいよ」
総約束交わしたのに…私達はお互いに転校することをきっかけに別れてしまった…またあの時みたいに戻れないかな〜?戻りたいな…そう思っていた。
「ピロン」
連絡が来て内容を見た…そしたら…
「またやり直さないか?」
そう言われた…
私は…
「いいよ」
そう送った
「星空見てる?」
と彼から連絡が来たため私は…
「見てるよ」
そう送った
「あん時交わした約束覚えてる?」
「覚えてるよ。付き合ってて同居とかしたら2人でこうやって星空を見上げようっていう約束でしょ?」
「そうそう」
「私それ思い出して泣いちゃった」
なんて言う会話だった。
saya
『時刻は深夜0時をまわりました。ミッドナイトラジオのお時間です』
どうやら俺は寝落ちしていたようだ。
寝落ち、というよりも、職場から自宅に帰る道中に、猛烈に眠くなり、コンビニの端の駐車場に車を停めて、現在にいたる。
仕事は22時に終わったから--
「やべ、2時間くらい寝てた!?」
車のラジオから聞こえた時間にハッとする。
いつもなら家でご飯やお風呂を済ませる時間なので、このラジオ番組は初見である。
ラジオでは雑談や音楽を流す程度のものだったので、聞きながら俺は車を走らせた。
『そういえば、そろそろ七夕ですね、おり姫様と彦星様は、今年は無事に会えますかね』
俺は車を運転しながら、夜空を見る。
そこには、満点の星空が広がっていた。
こういう時、田舎に住んでて得したなぁ、と、思う。
『まだ梅雨はあけてませんが、年に一度会える行事、会えてるといいですね』
うんうん、と相づちをうちながら運転している俺。いつの間にか放送に相づちを打つおじさんになってしまったようだ。
それに、この星空も、若い時はただ綺麗だなぁ、と思っただけだったが、なんだか感傷に浸るくらいに年を取ってしまっていた。
大きな天の川と共に、俺は帰路に着いた。
【星空】
※【真夜中】や【ミッドナイト】のお題の時系列
飼っていたポチが死んで、私が泣いてた夜。
友達の花ちゃんは私の背中をさすりながら言った。
「あの星のひとつひとつはね、
死んだ人の魂なんだよ。
ああやってお空から私たちを見守ってくれるって、おばあちゃんが言ってたの」
顔をあげて空を見上げると、たくさんの星の中で一際小さく、茶色っぽく光ってるものを見つけた。
「……ぽち」
思わず呼びかけると、その星は私に答えるように
『きらり』
と一際明るく輝いた。
【星空】
雨が降った日の夜。
雲が流れ、星空が広がる。
「上ばかり見てたら転ぶよ。」
そう言われて下を見る。
そこにあった小さな水たまりにもまた、星空が広がっていた。
ほうき星
南十字星
北極星
野辺山天文台
キミ
高尾山のビアガーデン
キミ
八王子パスタ
キミ
童子-T
キミ
道志川温泉
キミ
石川パーキングエリア
キミ
仏果堂カフェ
キミ
白いトウキビ
キミ
藤野のラブレター
キミ
キミ
キミ
ほうき星よ!
伝えてくれ!
俺は…
ここにいるから
今夜もキミを思っているから
星空に見守られて
キミを思って…
ここにいるからと…!
ほうき星!伝えてくれ!
夜空の星屑は
あの娘の
あのメロディー
あの娘の
お気に入り…
流れる ほうき星…
あの娘に伝えよ…
天の川をふたりで渡りたい
好きにならずにいられない
あの娘の笑顔は夏の空
夜空の星屑に願いをかけたなら
流れるほうき星…
心を伝えよ…
真島昌利
星空がとても綺麗。たくさんの星座が見れる👀星空を見ると安心した気分になるε-(´∀`;)ホッ
君が空に瞬く星に願いをかけている時、祈られた星でも誰かが何処かの星に願いをかけている
#14【星空】
昔、付き合っていた人が
星が綺麗に見えるという道の駅に
連れていってくれたことがある。
夜更けに隣の県まで車を走らせ
辿り着いたその場所は
少し視線を上げただけで
星が目に飛び込んでくるくらい
暗くて静かなところだった。
寒いからと、少し横着して
サンルーフからみた星空は
なんだかプラネタリウムみたいで
やっぱり外に出て見よう!と
寝転がる身体を揺らす。
「そう言うと思った」と
ドヤ顔と一緒に差し出されたブランケット。
さすが、わかってる!と
大袈裟に褒める私に見せたその笑顔は
星に負けないくらい
キラキラしてた。
そんなことを
久しぶりに思い出した夜。
窓越しに見えるのは君の誰よりも努力している強い姿でした。
今日も私は誰もいない図書館から1人、バスケットを練習しているかっこいい横顔を見つめる。
私が今見つめているのは、川上翔吾(かわかみしょうご)だ。同じ学年の別のクラスの同級生。
隣のクラスでもあんまり目立たないポジションにいる男子だ。でも、誰よりも早く来て、準備して努力している彼を見るのが私の日課だった。
彼を見つめていると、彼以外の部員がやってくる。
でも、彼達はまるで翔吾がいることさえ気づいていない
ように練習している。
まるで、小学生の女子が好きな男の子を取られたからってみんなで無視するような態度だ。
はぁー、本当にイライラする。
無視して、同じ部員の仲間にですら声をかけない。
翔吾は1番最初に来て何もかも準備してるのに。
お礼の一つもない。見てて呆れる。
「ピピピー、ピピピー」
イライラしながらも練習をしている翔吾を見ているとあらかじめ設定しておいたタイマーがなった。
もう、戻らないといけない時間か。
図書館には時計がないからこうして、タイマーを測っていられる時間を決めているのだ。
もっと見ていたかった。
戻りたくない。
ため息をつき、重たい腰を上げて教室に向かう。
教室に入るとみんなが近くによってくる。
「紗夏ー (さなつ) どこ行ってたの?
毎日この朝の時間にいなくなるよねー?
荷物は置いてどこ行ってんのよー?」
そんなクラスメイトの言葉に笑って返す。
「別に〜、てかさ、昨日のドラマ見た!?
めっちゃ最高じゃない?かっこよすぎてやばすぎー」
図書館に行ってたことは言いたくなくて、言えなくて話を変える。
そしたら何人かの女子がまた集まってきた。
「紗夏見るの早すぎー!もう見たの?」
「見た見た!!私の〇〇くんへの愛は大きいからね!
今週の〇〇くんもやばかったよー
見てない人即見るべし!」
そうやって、クラスメイトと長い間話していると5分前のチャイムがなった。
席について、次の授業の準備をしていると
「さすが一、、クラスの人気者!やっぱり明るくて喋りやすいからみんなが集まってくんのかな!」
後ろの席の海(かい)が喋りかけてきた。
「何〜、おだてても何も見せてやんないぞー」
どうせまた、宿題忘れて来たんだろうけど。
「そんなこと言うなよー、みんなやってなくて頼れるのお前だけなんだよー、一生のお願い!頼む!!」
仕方ないな。
「もうしょうがないな。はい、ここねー」
そう言って見せてやると、他の男子達も俺も俺も!って言って私のノートを囲む。
はぁー、自分でやってこいよ。
人がやったやつを当然かのように写しやがって!
そんなことを思いながらも見せる私も私だ。
授業まで残り少ない時間を終えて、授業が始まる。
その時の授業はよく生徒にあててくる先生の英語の授業で私も当てられた。
「はいー、ここの問題白石、訳せ。」
だる〜
めんどくさく思いながらも立って答える。
「ここは〜〜〜で〜である。」
訳せと言われたところを迷いなく読む。すると
「おー、完璧だ。」
褒められた。
「まぁ、先生の教え方が良いからですかねー
いつも、ありがとうございます!せんせー?」笑顔で言うと、先生は褒められて機嫌が良くなったのか
そこからは笑顔で授業をしていた。
ほんと、単純で扱いやすー。
そんなふうに授業を終えると、先生に呼び出された。
「白石ー、ちょっと、このプリント準備室まで運んでくれんかー?ちょうど、係の子が休んでてな。」
めんどくさ。私じゃなくても他の奴らに頼めよ。
そう思ったけど、私は笑顔で言う。
「はーい、先生100円!」
「バカ言えー、そっからそこだ一頼むぞー」
そんなふうに先生を冗談言って笑う。
すると、クラスの男子が声をかけてきてくれた。
「紗夏手伝おうかー、1人じゃ大変じゃね?」
ぉー
・ありがたい。じゃあ、少し持ってもらおうかな?
「ありがと、じゃあ、」
お願いっていいかけると、その男子は他の女子から呼ばれた。確か、付き合ってる彼女だったかな?
「ねー、ちょっと来てよー」
さすがに呼ばれてるのに手伝わせるのは気が引ける。
「行ってきていいよー1人でも大丈夫だしー」
そう言うとその男子は申し訳なさそうな顔して、彼女の方へ向かった。
「はぁー、行くか。」
私はノートを抱えて準備室へ急ぐ。
別のクラスのやつから時折絡まれながらも、準備室に着いてノートをおろす。
「はー、めんどくさい。他の奴だって暇そうにしてたじゃん。そいつらに頼めよ、あの単純教師一。」
愚痴にながらもノートを置いて準備室を出る。
私もそんな言うなら別になんか適当に理由つけて断ればいいのに。
ただ、笑顔でふざけていいですよーなんて、良い子ぶっちゃって。
時々、疲れる。
みんなに笑顔振りまいて、明るくて喋りやすい自分を演じるのは。
だけど、そんな自分からなかなか抜け出せないしょうもない私だ。そんな自分が大っ嫌いだ。
暗い気持ちになりながら図書館へ向かった。
なぜか、無性に今期吾の姿が見たくなったんだ。
今日も練習やってるかな?
今日も誰1人いない図書館に入っていつもの席に座って彼の姿を見る。今日は練習はないみたいだ。
けど、翔吾は自主練をしていた。
バスケットの基本から初めて、シュートをうっていた。
そんな今日も地道に努力している翔吾の姿を見て少しだけ心が明るくなった。
次の日
昼休みを沢山の友達と過ごしている時
「ねぇ〜ね!
今、バスケ部が1年生対2年生で対決ゲームしてるんだって!
みんな見に行って良いみたいだし見に行こうよ!」
バスケ部の話が出てきて思わずびっくりして反応してしまう。
「えっ?バスケ部が?」
「うん。今やってるんだって!
てか、そんな反応して興味あるの?
まさか、とうとう紗夏にも気になる人ができたのか?」
ギクっ、しまった!明らかにこんな反応するべきじゃなかった!
「まさかー、好きな人なんてできてないし〜
珍しいと思っただけだし。」
慌てて弁解すると友達はニヤニヤして
「えー、ほんとかな?
とうとう、紗夏にも春が来たか!余計に楽しみだ?」
違うってー!からかわれながら私達は体育館の中に入って見えやすい所へ移動した。
私の目は自然と翔吾と方にいっていた。
いつも見ていることもありすぐ見つけられた。
隣で友達がキャーキャー言ってる中、私はドリブルをしている翔吾のほうを見つめる。
「ねー、ねー、みて!紗夏!!
めっちゃ、かっこいいんだけど宗治(そうじ)先輩!」
あぁ、あの先輩か。私はあんまり好きじゃない。いつも、朝練の時絶対翔吾の次に来るのに準備されてるのが当たり前みたいに他の子と練習してるからだ。
そして、隣に一生懸命練習している人がいるのにずっと、ふざけて練習しない時だってあるし。いつだって、真面目に練習していない。
「うん、そうだねー」
適当に返事をして、眺めていると少ししてからちゃんとした1年生対2年生のゲームが始まった。
試合が始まってあと10分ぐらい残っている時翔吾がシュートを外してしまった。
「ねぇ〜、あの子さっきからあんまり動けてないし、チームの役に立ってないよね?
誰だっけ?あの他のクラスのー」
他の友達のそんな声が聞こえてきた。
何も知らないくせに、そんなこと言わないで。
それに全然そんなことないし。
確かにシュートは外したけど、周りを見てどういう動きをすればチームがいい方にいくか考えて動いてると思うし。誰よりも努力してる。
私はそんなふうに言われてムカついて思わず言ってしまった。
「別に、誰にでも失敗はあるでしょ。
人が頑張ってる姿を侮辱するなんてサイテー
しかも全然役に立ってない訳じゃないし。
何も知らないくせにそんなこと言わないで。」
しまった。ついついムカついて言ってしまった。恐る恐る友達の方を見ると
びっくりした顔でこっちを見ていた。
「どうしたの?急に?しかも、あの地味な子を庇うなんて?怒るなんて珍しい。紗夏らしくなくない?」
まだ、全然私の言葉が響いていなくて呆れてもっと言おうかと思ったけど、友達の最後の 紗夏らしくない と言った言葉に冷静になって、
笑って返した。
「なんてーね!あんたねー、そんな言い方しちゃいけませんよ!お母さんはそんな子に育てた覚えはありません!」
いつもの私に戻れて、ほっとしていた。
友達もそんな私の様子にほっとしたようにふざけて、言葉を返してきた。
そして、バスケ部のゲームが終わって1人になれる場所になった時、後悔した。なんであんな言い方したんだろう。
でも、別にあんなことを言ったのは後悔していない。頑張ってる人を見てあんな言う友達はサイテーだし、間違ったことは言ってない。
逆に、図書館であんなに頑張ってる姿を見て何も言わない人はいないだろう。
だからって言い方ってもんがあっただろう。
私のバカ!学校では明るくて誰とでも喋れるのが私。それが私。そうじゃなくちゃいけないの。あんな私は求められていないのだから。
昔のことを思いだしそうになって慌ててもう考えるのをやめる。
深呼吸をして教室に戻った。
教室っていつもと同じように授業を受けてそして放課後になり、図書館に向かい図書館で1人翔吾を見る。
いつもみたいにただ翔吾の姿をぼっーと見ていると翔吾がふとこっちを向いた。
今までこんなことなかったから驚いた。
翔吾はこっちを向いてびっくりしたように目を開いて固まっていた。
私達はどちらから目を逸らさずにただただ見つめあっていた。
すると、いつもの合図のタイマーがなってその音で我にかえった。
ほんとうにびっくりしたな。
目が合うなんてはじめてだった。
でも、少しでも翔吾と目が合ったのが嬉しかった。この感情は恋なのかもしれない。
今まで恋なんてしたことなかった。
だからこの気持ちわわ具体的には表せれないけど、なんだかむずむずしながらこの日は家に帰った。
この日を栄に私達は色々なことが合わさって廊下で会うようになった。
そして、いつの間にか図書館から見るだけじゃなくて少しずつ話すようになった。
ある日申し訳なさそうな顔で言ってきた。
「紗夏さんと話すのは申し訳ないです。
俺といると、紗夏さんまで悪く思われると思います。俺って、地味で何も取りえがない人間なので。」
なんでそんなこというの?
もしかして、私が嫌になった?
私は楽しかったけど、そう思ってたのは私だけだった?
悲しい気持ちになって俯いていると
「え〜、どうしたの?
隣のクラスの子だっけ?こんな子と紗夏が話してるの初めて見たよ~」
私の友達が何人かでこっちによってきて笑っていた。
何で?別によくない?私の勝手じゃん。
しかも、翔吾のこと地味な子って目の前に本人がいるのに。しかも普通に言うとかサイテー。
「あのさぁ、この前から思ってたけど人のこと見た目で判断するのはやめて。
バスケの試合見に行った時もそんなこと言ってたよね?しかも、私が誰と話してたって私の勝手だし。私の好きで話してるの。それをそんなふうに翔吾のこと悪く言わないで。」
しまった。
そう思った時にはもう遅かった。
みんなは私の言葉に驚いていた。
そのうちの1人が急にニヤニヤしだして
「え〜、そんなふうに言うんだ~。
なんか、びっくり〜。
もしかして、紗夏その子のこと好きだったりして〜!
でも、私達が悪かったよね。
ごめんね?」
こんなにすんなり謝るとは思わなかった。
でも、何故か嫌な予感が止まらない。
「い、いえ、大丈夫です。」
翔吾は焦った顔をして私にぺこりと一礼して去っていった。
「仲良いの?紗夏はあの子と。」
いつまでもさっきのことを引きずるのはやめよう。そう思い、気持ちを切り替えて笑顔で頷いた。
「うん、最近喋るようになったんだ。」
そういうと以外〜ってみんなから笑われた。
次の日
私は図書館から翔吾を見てから、教室に向かう。いつものように教室に入る。
あれ?なんで?
いつもは即話しかけてきてくれるみんなが今日は見向きもせずに席で笑ってる。
「おはよー!」
不思議に思いながらもみんなに声をかけると
みんな挨拶は返してくれるけど、どこかぎこちない。
私なんかした?
もしかして、昨日のが原因?
でも、そんなことだけで別によそよそしてくなったりしないよね?
しかも昨日私が少し言い過ぎちゃった時、今来てる子はいなかったし。
そんなことを考えているとチャイムがなった。
結局、その朝は誰かと話すことなく気づいたら時間が経っていた。
それから休み時間も昼休みも誰からも話しかけてもらえないし、私もそんな状況に怖くなって喋りかけれなかった。
昼休みは図書館に行った。
今日は翔吾は練習していなかった。
今日はまともな会話を友達としていないからか、いつもは居心地のいいこの場所も今日は何だか無性に寂しく、虚しい。
やっぱり昨日、言い過ぎたのが原因だろうか?
でも、そんなことでクラスの女子全員がよそよそしくなるのはおかしい。
しかも、私の言ったことは別に間違っていない。
その日は何でか分からないまま一日を過ごしてまるで、自分がいないかのような時間だった。
私は学校が終わり、帰っている時ずっと考えていた。そして、1つの考えが思い浮かんだ。
それは、私が翔吾を庇ったから。
だって、昨日は普通にみんなと喋ってたんだ。
それなのに今日からみんなが急に喋ってこなくなったのは、昨日の出来事があってから。
でも、なんでそんな翔吾を庇ったからってみんなは私に急によそよそしくなるの?
ずっと考えて歩いていると、誰かとぶつかった。
「わっ、いてて、ごめんなさい。」
慌てて謝って相手の顔を見るとそれは翔吾だった。
「えっ?翔吾?」
何でここにいるんだろう?
翔吾の家って逆方向じゃないの?
「ご、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫、翔吾はなんでここに?」
翔吾に聞くと
「あの、ちょっと、時間ありませんか?
話したいことがあるんです。」
何だろう?
でも、今日こんなに喋ったのは翔吾ぐらいで私は嬉しくなって、頷いた。
私達は近くの公園で話すことにして、公園に移動する。
公園に移動してすぐ翔吾は謝ってきた。
「あの!ごめんなさい。
今日、紗夏さんのクラスの子が紗夏さんに対して様子が変だったのは俺のせいなんです。
俺みたいなのが紗夏さんと仲良くしてるから、
だから、だから・・・・・・・」
ん?どう言うこと?何で翔吾が今日のこと知ってんの?
「どういうこと?何で翔吾がそんなこと?」
私が聞くと、翔吾は躊躇うように口を開いては閉じて、何かを言おうとしていた。
「どうしたの?何か知ってるんなら教えて?」
もう一度聞くと、翔吾は覚悟を決めたように言った。
「あの今日、紗夏さんとこのあの間、話してた時にいた子達が話していたのを聞いたんです。」
翔吾は私の様子を伺いながら、言う。
「今日、昼休みのことだったんです。」
翔吾によると、
今日翔吾が偶然私の友達の話を聞いてこう話していたらしい。
「この間はびっくりしたよね!
紗夏があの地味な男子と仲良いなんて。
しかも、めっちゃむきになってあの男子のこと庇ってたし。
紗夏ってさ、いろんな男子と仲良くしてるよね〜?いつも、自分が1番って思ってそう。
しかも、紗夏っていろんな男子に媚び売って仲良くしてるよねーいつもは私も一緒にいて楽しかったから一緒にいたけど、誰とでもあんなふうに接してそして、少し文句言われたからってこの間はムキになってイラついてきて何様だって感じだよねー自分が女王様だとでも思ってんのかねー」
「分かる、分かる!いつも自分が正しいって感じだよねー」
翔吾はそれを聞いて自分のせいって思ったんだ。
「別に翔吾のせいじゃないじゃん。
翔吾は普通に私と喋ってただけだし、ただ昨日話してた場面をたまたま見られてこの状況ってだけで。ていうか、大丈夫だよ!
そんなこと言われてたなんてね?
うわべだけだったのかよ!
とにかく絶対翔吾のせいじゃないから気にしないでよ!」
私がそう言うと翔吾は一瞬辛そうに顔を歪めたけど、頷いた。
「はい、とにかくごめんなさい。
ありがとうございます。」
ぺこりと頭を下げて去っていった。
翔吾を巻き込んじゃったな。
でも、今日の女子達の様子の理由はそう言うことだったのか。
あの時いた女子はクラスでも結構中心にいた女子だったから、すぐ女子の間ではそう言う雰囲気になる。
すぐ、手の平返された。
正直、少しショックだったけど、自分が悪いことも分かってた。
この間の翔吾のことがなくたって、私は本当の自分で接してなかったんだから。
彼女達を一方的に責めるのは違う。
男子への対応がそんなふうに見えたのも''明るくて喋りやすい自分''にこだわり過ぎてそう見えてたかもしれない。
全部、私は本物の私じゃなくて、一方的に本当の自分じゃない偽ってた私が招いてたことだ。
これは罰だったのかもしれない。
昔のことをいつまでも引きずって前に進まずただ自分を偽って、仲良くしてくれる友達に甘えてた結果がこれだ。
そういえば昔もこんなことあったな。
思えば、それが自分を偽ってただ笑顔を振りまいて、無理にみんなと笑うようになったきっかけだったような気がする。
あれは中学2年の頃だったかな。
私はクラスの中でもクラスメイトさえ、あんな子いたっけ?って言われるほど地味で目立たなかった。
更に人見知りなこともあって友達はちゃんと話せる人が3人ぐらい。
これと言った特技や好きなこともなくなんの取り柄もない自分が嫌でしょうがなかった。
まるで、劇で明るくて輝いている主人公を目立たせるための役でいえば、木。
ちっぽけな自分。
そんな私が高校生で偽って本当じゃない私を無理に演じてみんなから明るくて喋りやすいって言ってくれるような子になりたいとおもって動きだしたきっかけは恋だった。好きな男の子に少しでも見てほしい、そう思ってよく分からなかったオシャレや流行の物を気にかけたりした。
でも、今まで全然目立たなかった私が頑張ったからといって、そんなに友達は増えなかったし、あまりオシャレで可愛くもなれなかった。
それでも、私が好きだった男子は何故か告白してきてくれた。
不思議でしょうがなかったけど、好きだったから当然オッケー。私達は付き合って晴れて恋人関係になったけど、そんなに幸せの日々は続かなかった。やっぱり好きだったのは私だけだっだみたいで、付き合っていた彼氏が友達との賭けで私と付き合ってくれていたということを知った。
やっぱり。私は悲しい気持ちより納得してすっきりした気持ちの方が大きかった。
私何かが好きになってもらえる訳ない。
けれど、私はどこから出てきたのか私の意地がてで、悔しさを武器に足掻いて足掻きまくった。そうするといつしか友達も増えてて中学3年と終わりぐらいには地味で目立たなかった私ら消えて、”明るくて、みんなが喋りやすい私"
が出来上がってそのまま高校でも友達関係では困らなかった、と言う訳だ。
でも、目立ってて昔の私の理想になったって苦しかった。
私はそんな元から明るくて良い子な訳じゃないから、今もこんなにメガティブな気持ちになって落ち込むし結果、昔より変わっても上辺だけで友達に接してたからこの結果だ。
だから翔吾の姿を昔の自分に重ねてそれでも、頑張って努力してる姿を見ているのが心地よかったのかもしれない。
そして、翔吾をそれで巻き込んだのも私。
私は昔から何も変わってないな。
変わったとしたら上辺だけ。そんな自分が本当に嫌いだ。
私は理由がわかってしまったこともあって、明日の学校での日々を想像できて、ため息をついて家に帰った。
続く
読んでくれてありがとうございました。
正直、物語の構成や主人公の気持ちなどまだまだ、直すべき所が沢山あって、そんな小説を読んでくれる方がいてくれるのが本当にありがたいです。
読んで、もっと読みたいって思ってくれる人が1人でもいたら続きは頑張って書こうと思っています。
星空
星空って綺麗だよね。
でも、当たり前だけど朝にはもう消えている。
そんな儚く、綺麗な星が私は大好きだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
星空 星ってどんなの?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
星ってね
とっても大きいんだって
大きいってどんぐらい? +
この山よりも! * +
┏━━━━━━━━━━━━━
僕よりも? ┗━━━┓ ┏━━━━━
┏━━━━━ ┛ ┗━━━━━
┗━━━━━━━━┓
君よりも! + ┗━━━━━━
海よりも? + *
うん! ━━━━━━━━━━┓ *
━━━━━━┓ ┏━━━┛
━━━━━━┛ ┗━━━━━━━━┓
いつか見てみたいなぁ ━┓ ┏━━━━━┛
━━━┛ ┗━━━┓
━━━━━━━━━┛
いつか行ってみたいなぁ
... *
+
あの空にある光る宝石が星だったらなぁ
でももっともーと大きいんでしょ?
_____
_ ╱ ╲
うん! ╲ ╱ ╲
╲ ╱ ╲
╲ ╱ ╲
╲ ╱
雲達の会話 ╱
「星空」
今夜、鷹匠が雪山で狩をする録画ビデオを観ていた。孤高の老鷹匠の生き様も美しかったが、夜になり冬木立の向こうに広がる満天の星空は命の様な瞬きに思えた。
最近、心に広がる想いがある。今からおよそ40億年後にアンドロメダ銀河と私達の銀河とが衝突する。二つの銀河はゆるやかに融合していくらしい。
その時の地球はと言うと、太陽の膨張が始まっているので生命は存在していないと思う。
では人類はどこにいるだろう?
どこか別の惑星を見つけて移住している必要がある。地球のように回転している惑星は、ほぼないだろう。これは神がかり的な偶然で、地球は現在、こまの様に惰性で回転し続けているにすぎない。
奇跡の惑星を離れても、潮汐ロックがかかった惑星しか見つからないだろう。恒星の光が届く範囲はわずかで、夕闇の中のようなトワイライトゾーンしか生存エリアはない。そういう第二の惑星で、来るべき時、アンドロメダ銀河との融合の時を待つだろう。
その時は新たな知的生命との邂逅が期待できる。
いまAIが登場して進歩を続けているが、宇宙に旅立つ時のために誕生したと言っても過言ではない。
いろいろな神秘体験を経験したせいなのか、どうなのか定かではないけれど、こうした未来への予測がただの想像とは思えない時がある。
その為には、それ以前に人類が絶滅していては元も子もない。私は物理学者のように頭が良い人間ではないが、いま新たな意識の進化の時代を迎えていると感じる。願わくば、それまで戦争のない平和な時間が欲しい。温暖化の問題はあまりに深刻で、このままだと時間が足りない。それなら地球上の全人類が一丸となって取り組む必要がある。
星空は、私達、人類を未来へと誘っている。
「星空」
星空に手を伸ばす。
その星に手は届かないと知っていても。
一緒に空を見上げる友人が私の手を握る。
「何?急に」
「私を掴んでれば星を掴んだことにならない?」
「それはアンタが星子だからってこと?」
「そう」
余り冗談を言う子ではなかったので少し驚いた。
でも、今日はとってもいい日になったと思う。
昼間の熱をたっぷりと吸い込んだアスファルトはとっくに日が落ちたにも関わらずまだ熱を発し続けて靴の裏をつたう。
子が寝ついて可愛い伴侶もその隣の部屋にこもってしまったことを確認して、俺は1人家を出た。
なに、ただの散歩だ。
地面が熱を発するのと同じく俺も昼間のうだる様な熱を外に吐き出すのだ。
夜道をあてもなく歩いていくと俺の背丈より少し高い低木がしげり始める。夏の虫に加えて近くに水場があるのかカエルらがぎゃあぎゃあと騒いでいる。
ぶわりと大風が吹けばこんどは低木がガサガサと音を立てる。
もうそろそろ家からは十分距離が離れたことを確認して俺は天を仰いだ。
今日は曇り。雲が空を覆ってしまっていた。
深呼吸をして 空に浮かぶとそれまで体重を支えていた足が自由になる。
全身で風邪を受けながら丁度雲と地表の中間まで浮かんだところで今度は地面と平行に飛ぶ。
今日は曇りだしこの時間にそうそう空を拝んでいる人間はいないだろう。仮に居たとしても黒い色の服を着ているから願わくは見つけられずにいて欲しい。
地面に背を向けて飛び続けているうちに雲の切れ目を見つけて、今度はそこへめがけて方向を変える。
ずっと昔、空を飛ぶことを学び飛び始めてから学んだ。ひとつはなるべく雲の近くを飛ばないこと。
敵襲は感知できるが小さな生き物や無機物は感知が遅れて衝突する可能性がある。
向こうもひとたまりもないだろうが、お互いの速度によってはこっちも危ない。視覚と感覚のふたつで警戒すべきだ。
だからもちろん雲の中なぞ論外である。敵の目眩しに使えなくなないがリスクはある。
先日息子がカッコつけか何か知らないが雲の中から登場した時には強めに叱った。
息子がぶすくれていたせいで必要以上に叱った気がしなくも無いがこれも子育てだ。
話が脱線したが、雲の切れ間を狙ってようやっと雲の上までたどり着いた。
見事なまでの分厚い雲で、突破にわすがながら時間を要しただけあって見事な雲海が広がっていた。
雲が月明かりを反射させ、辺り一面が眩く光り輝いている。
大きく息を吸いこめば月光の香りがするようだった。
水面のように均一な雲海を眺めて意識を集中する。
見える範囲内には何もいない。
ふっと胸を撫で下ろして、とんだ。
地に背を向けて天を仰ぐと月明かりを全身に浴びられる。
七夕の夜に別れ話か?
星空を見上げるだけで
ロマンチックな気分になれるものだが
それは幸せな場合…だけかもな。
今夜の天の川は、濁流だ。