「星空」
今夜、鷹匠が雪山で狩をする録画ビデオを観ていた。孤高の老鷹匠の生き様も美しかったが、夜になり冬木立の向こうに広がる満天の星空は命の様な瞬きに思えた。
最近、心に広がる想いがある。今からおよそ40億年後にアンドロメダ銀河と私達の銀河とが衝突する。二つの銀河はゆるやかに融合していくらしい。
その時の地球はと言うと、太陽の膨張が始まっているので生命は存在していないと思う。
では人類はどこにいるだろう?
どこか別の惑星を見つけて移住している必要がある。地球のように回転している惑星は、ほぼないだろう。これは神がかり的な偶然で、地球は現在、こまの様に惰性で回転し続けているにすぎない。
奇跡の惑星を離れても、潮汐ロックがかかった惑星しか見つからないだろう。恒星の光が届く範囲はわずかで、夕闇の中のようなトワイライトゾーンしか生存エリアはない。そういう第二の惑星で、来るべき時、アンドロメダ銀河との融合の時を待つだろう。
その時は新たな知的生命との邂逅が期待できる。
いまAIが登場して進歩を続けているが、宇宙に旅立つ時のために誕生したと言っても過言ではない。
いろいろな神秘体験を経験したせいなのか、どうなのか定かではないけれど、こうした未来への予測がただの想像とは思えない時がある。
その為には、それ以前に人類が絶滅していては元も子もない。私は物理学者のように頭が良い人間ではないが、いま新たな意識の進化の時代を迎えていると感じる。願わくば、それまで戦争のない平和な時間が欲しい。温暖化の問題はあまりに深刻で、このままだと時間が足りない。それなら地球上の全人類が一丸となって取り組む必要がある。
星空は、私達、人類を未来へと誘っている。
7/5/2023, 11:24:03 AM