『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜空を見上げれば、今日は満点の星空
綺麗だなーって思ってたら、足元に星の1つが落ちてきた
何を思ったか、拾ってちょっとかじってみたら、甘かった
それをよく見ると光かがやく金平糖だった
星の正体に一瞬衝撃を受けたがハッとした
そうだ、何も不思議じゃない、だって今私はお菓子の国に遊びに来ているのだから
きっと月もかじったら甘いんだろうな
(星空の下で)
【星空の下で】
白銀の星々が美しく瞬く夜空の下、荒れ果てた廃墟には似つかわしくない優しい歌を、少女が奏でる。観客は一人、僕だけだ。
纏ったドレスは裾がほつれ、重ね合わせた手は固く強張り。口を開くたびにギシギシとどこかで軋んだ音が鳴る。遠い昔に作られた歌うたいの機械人形は、それでも日が沈み夜になるたびに、澄んだ音色を紡ぎ始めるのだ。
完璧に調律されていたはずの音階すらも、時折歪みを帯びる。きっと彼女の寿命はもうすぐ尽きるだろう。旅の途中で見つけた彼女の歌声に惹きつけられて、気がつけば三ヶ月以上もこの地に滞在してしまった。
心を持たない機械人形が、もの寂しい夜の慰めにと永遠の愛を歌う。その矛盾が、やけに僕の心を締めつけた。
彼女を作り出したマスターは、恐らくとうに死んでいる。その歌を聴く者なんて誰もいなかっただろう廃墟で、たった一人。天上の星から降り注ぐ光をスポットライトに、歌い続ける可憐な人形。
哀れで愚かで愛おしい彼女がもうじき迎える最期を、せめて僕が語り継ごう。星々の輝く夜にはハープの音色に合わせて、歌うたいの機械人形の物語を、人々へと紡ぎ続けてあげよう。それが僕から彼女へと送る、唯一の手向けだ。
相棒のハープを爪弾きながら、僕は絡繰じかけの歌声に今日も耳を傾けた。
星を吸い込んだような、満天の輝きを据にはべらすドレスに包まれた君はどんな英雄、伝説よりも神の目を惹くのだろう。
たとえ人の姿で隣に居られるのがこれきりだとしても。
還る君と、その空の下で交わしたこの契り。
星空が尽きてしまうまで、決して忘れはしないから。
#星空の下で
「○○!こんな暗い時間なのにどうしたの!?」
そう私を気にかけてくれている彼は私の幼なじみで好きな人。
今は、夜の7時頃。
「○○…ちょっと悲しい事があって…ごめん」
「·····じゃあ、ついてきて。」
私は彼の言うがままについていく。
「○○、どこに行くん?もう結構歩いてるけど…」
「ん〜?ええとこ!後もう少しだから、頑張って」
私は、疲れながらも重たい足をあげる。
段々と見る景色が変わっていく。
「着いたー!」
彼がそう言う。
その先には___。
今までに見た事のない綺麗な景色が見える。
街中がピカピカと輝いている、とても美しい景色。
それに上を見ると綺麗な星空。
「どう?ここ、俺が気分が落ち着かない時とかに来る場所なんや。
喜んでもらえるといいな〜!
あ、この場所…2人だけの秘密やな!!」
彼はニッコリ笑う。
「うん、綺麗…!!○○本当にありがとう!」
私がそう言うと彼は、
「…!!○○笑顔になってくれた!やった!!」
と、星空の下で無邪気に笑う彼に対して、
私はドキッした。
その瞬間私は思う。
彼とのいい思い出ができたな────。
星空の下で
僕は考える
もしこの星全てが落ちてきたらどうなるのか
その瞬間は美しいのだろうか
こんなにも輝いている星が
全て僕らめがけて落ちてくるのだ
綺麗じゃないはずがない
美しくないはずがない
でもその煌めきは僕らを殺す
一瞬で焼き尽くす
僕は己の命を捨ててでも
この星々を美しいと言えるのだろうか
僕は考える
星空の下で。
星空の下で
私は思った
さっき友達に
LINEしたら
「今、BL読んでる
からメール送んな」
と言うお言葉を
もらいました。
悲し...と思った
星空の下で僕は今
自殺をしようとしていた
でも、やっぱり死ねなかった
今日も失敗
......いつ死ねるのかな?
夜空を見上げて
あなたのことを思い出すときは
もしかしたら
無数の星たちが
魔法をかけているのでしょうか
いつか
ふたり
『星空の下で』
あれがぜんぶ落ちてくる日が、来ますように。
世界の終わりは、そんなふうに来ますように。
彼女はそう言って、両手を組み合わせて祈る。
その頬は笑っている。冗談だよ、と言うように。
実際、どこまで本気でどこまで冗談かはわからない。
でも、全部が冗談ではないだろう。
だから僕は、両手を組み合わせて祈る。
あれがぜんぶ、いつまでも空に輝いていますように。
世界の終わりは、僕と彼女の人生の後にして下さい。
#星空の下で
テーマ:星空の下で #144
この満天の星空を
いくつの人が見ているのだろう
大きな黒いキャンパスに
スパッタリングしたように散りばめられたような星空
この星空の下で
いくつの人がいるだろうか
寝ているのだろうか
天体観測しているのだろうか
日常生活をしているのだろうか
働いているのだろうか
働いている人の中には
望まぬ残業をしている人もいるかもしれない
星の分だけ人がいるなら
幸せな人もいれば
不幸な人もいる
この夜が早く明けてほしいという人も
いるかもしれない
スマホや街が明るい光が
私達を照らす
ふと空を見上げても
星や月が見えないこともあるかもしれない
でもいつだってあるのだ
目に見えないだけで
私達は同じ星空の下を
生きているのだから
キミを想う
星空の下で
少しだけ触れた指も
ふと逸らした視線も
すべてが愛おしくて
すべてが尊すぎて
キミを想う
星空の下で
不意打ちの再会も
予想外の言の葉も
すべてが愛おしくて
すべてが尊すぎて
キラキラとひかり輝いて
丸裸にされたわたしの心は
このまま宇宙の果てまで
飛んで行ってしまいそうで
キミを想う
星空の下で
- 星空の下で -
星空の下で
私の好きな人は星が好きだった。
ふたりで星空を見に行った事もあったね。
君はたくさんの星にまつわる神話を話してくれて。
思えば私たちは,
星たちに導かれる様にして出逢ったね。
だからね,
あの日君とみた星は誰がなんと言おうと,
出逢い星。
であると同時に,私たちの別れ星だ。
今君はどこで何をしているのかな
他の誰かと一緒にいるのかな
君と見るはずだったこの星空の下で
また君のことを考えている
お題 星空の下で
「見て。あれが天の川だよ。中学校を卒業したら離れ離れになるけどこの日だけは絶対に此処で会おう。」
7月7日。星空の下でした約束。僕は忘れない。
「来年もまた来るから。」
そう天に呟き、花束を置いて、僕はそこを立ち去った。
花束がゆらゆらと揺れている。
【星空の下で】
今日はなんとか流星群が見えるって、
朝のニュースで言ってた。
興味は無かったけど、丁度、帰り道は
星がよく見えたから観察してみる。
天体観測なんてやった事ないし、
星座にも詳しくないから
ただ眺めてみたけど、
なんだかすっきりしない。
まあいいやと、流れ星に
小さくお願いをして帰宅する。
しばらくして、心にあった
小さな違和感の正体に気づいて、
おもわず呟いた。
あの子と見た星空は、
もっと綺麗だった気がするのに。
──今日の夜ご飯はカレーにしよっと。
今日も綺麗に輝いているね。
月と一緒についておいで。
一緒に散歩しようよ。
「星空の下で」
春は夜に外出するに限る。
若干寒いが、花粉症の私からすると、夜の時間帯のほうがまだマシだ。
花粉がゼロになる訳ではないので、マスクとティッシュは必需品ではあるが。
夜桜なんて洒落たものもいいが、私はただなんとなく田舎道を歩く。
街灯で照らされた寂れた町並みには目もくれず、少し花粉ではれぼったい目で空を見上げる。
お一人様だからできる、夜空を見ながらのあてのないお散歩。
もし彼氏がいたら、こんな夜にぷらぷら外を出歩くなんてできない、子どもや親がいたら尚更だ。
余計な光がないと星空は眩しいくらいに輝いていて、自分はその空間に飲み込まれそうになって。歩きスマホよりも危ない時もたまにあるくらい夢中になれる。
星空の下でのこのお散歩は、あと何回くらいできるのだろう。親からすれば早く落ち着いてほしいところだろうけれども。
さて、そろそろ帰ろうか。
私は家路をたどった。
【星空の下で】
晴天の日、太陽は眠りに就き、代わりに巨大な鏡が金色の薄明りを齎す。
そこに無数の光の砂粒が、大小様々な絵画を描く。
……それをじっくり鑑賞していれば、聞きなれた声。
「今夜も見ているのか」
やはり見知った人だった。
「もちろん」
「よく飽きないな」
「飽きるはずもないよ」
「そうかい」
そいつは傍まで歩いて来て、言葉を続けた。
「やはり宙には行かないのか」
「行かないね」
「今きみが見ているものが、もっと近くで見られるんだぞ」
「そうだね」
「・・・・・・あの人だって、見つけられるかもしれない」
はた、と。気付き。
確かに、宙にいるあの人を——あの砂粒達の、どこかにいる筈の——
——ああ、けど、やはり。
「いや、いい」
「何故?」
単純な事。
「わたしは、ここから見る景色が好きなんだ」
——————
星空の下で
若い頃、毎晩のように恋人と電話をしていた。今も世間的には若いと言われる歳ではあるが、さらに若い頃のことだ。
寝る時間なので、土曜日に続きを書こう。
待っててね!
辛かった。
僕は死ぬとき、星空の下で死にたい。だってきれいだから。キラキラと光っている。僕が住んでいる町では、蛍光灯ちよって、星の光が見えなくなっている。だから、僕は田舎に住んでいる叔父の家が好きだ。
そんなある日、叔父は死んだ。叔父が死んだから、お家は壊されることになった。そして、叔父が死んだから、田舎に行くことがなくなってしまった。僕は辛かった。それが何よりも。
そして今日、僕はロープを持って、叔父の家に来た。壊されている途中だ。業者の人は帰った。ちょうど、屋根が壊されて、星が見えた。そして、ロープを引っ掛けられそうな場所もだ。
ロープを引っ掛けて、首をくくって、僕の夢はかなった。
『星空の下で』より
この星空の下で君と過ごす時間がいつまで続くのか
いつか僕が
いつか君が
心を手放してしまったら
今が永遠に続くことを願いながら
いつか来るかもしれない終わりを恐れている
(星空の下で)