見知らぬ世界

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#星空の下で

「○○!こんな暗い時間なのにどうしたの!?」

そう私を気にかけてくれている彼は私の幼なじみで好きな人。

今は、夜の7時頃。

「○○…ちょっと悲しい事があって…ごめん」

「·····じゃあ、ついてきて。」

私は彼の言うがままについていく。

「○○、どこに行くん?もう結構歩いてるけど…」

「ん〜?ええとこ!後もう少しだから、頑張って」

私は、疲れながらも重たい足をあげる。

段々と見る景色が変わっていく。

「着いたー!」

彼がそう言う。

その先には___。

今までに見た事のない綺麗な景色が見える。

街中がピカピカと輝いている、とても美しい景色。

それに上を見ると綺麗な星空。

「どう?ここ、俺が気分が落ち着かない時とかに来る場所なんや。
喜んでもらえるといいな〜!
あ、この場所…2人だけの秘密やな!!」

彼はニッコリ笑う。

「うん、綺麗…!!○○本当にありがとう!」

私がそう言うと彼は、

「…!!○○笑顔になってくれた!やった!!」

と、星空の下で無邪気に笑う彼に対して、

私はドキッした。

その瞬間私は思う。

彼とのいい思い出ができたな────。

4/5/2023, 12:25:03 PM