『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#10 星空の下で
ぼくは今も、この瞬間も星空の下に立っている。
朝でも、昼でも、宇宙に包まれている。
タワーに登っていても、階段を降りていても、地球の上に立っている。
たのしくても、かなしくても、どうでも良くても、棄ててしまいたくても、信じていても、もがいていても、何をしていても、満天の星空の下で息をしている。
うつくしいものは、実はいつもすぐそばにある。
そのことに打ちひしがれてしまうなら、込み上げる眼球の結露を拭って、星空の中にいることではなく、星空の下に立っている意味を考えてみようと思った。
みんながみんな、答えが出ないことに安心したくなれば、少しは人間もうつくしくなるのかな。
築年数の経ったマンションのそれでも最上階、ベランダに立って、数百光年前の輝きに向けて手で作った望遠鏡を覗き込んだ。
目を眇めながら、ぼくは何だか、辞めた煙草が吸いたくなった。
「星空の下で」
月が輝く日
雲ひとつない快晴の夜
空に輝く小さな光が当たりを照らしている
小さい頃、『お空へ行ってしまったのよ』って言われたんだ
それは祖母の亡くなった日
大切な人はお空へ行って、ずっと見守っているって
お空へ行ってしまった人たちは星のように遠くて見えないけれど
ずっと、ずっとそこにいるんだ
だからこの星空にあの人たちはいて、その人たちに思いを伝えるために
星に願いを込めて祈るんだ
この空一面に広がる星空の下で
どうか、どうか、見守っていて
柔らかな風が吹く丘の上。
芝生に3人寝転んで星空を眺める。
ふと、万昼が空に向かって手を伸ばして、
「いつまで一緒にいられるのかな」
そう言った。その声は微量の哀を含んでいた。
すると朝凪は万昼と同じように手を伸ばして言った。
『いつまでも。皆の気持ちが同じである間はずっと一緒』
その言葉を聞いた万昼は目を少し見開いて愛おしげに笑った。彼の頬には一筋の星が流れていた。
2人の視線は僕に集まる。
「『悠夜はどう思う??』」
【…2人と一緒にいれる未来以外僕は見てないよ。】
2人は鳩が豆鉄砲喰らったような顔してる。なんでだろ。
「…悠夜ってそういう事平然と言うよね。」
『ねー笑』
【なんかムカつく。】
そんな漫才の様な会話をして、3人で大笑いして。
そして3人で祈った。考える事は同じようだ。
「『【3人でずっと一緒にいられますように】』」
-星空の下で3人祈ったとある夏の夜。
今夜は良い天気らしい
庭で酒を呑みながらまったりと過ごすのもいい
クラシックもいいけど最近はジャズにハマっている
だから夜のバーで流れているようなお洒落な曲を聞こう
満天の星空の下、至福の時間
川沿いの住宅街のど真ん中
虫が多いし、ご近所さんの目が気になるからやっぱり家で野球見ながらビールを呑もう
これが理想と現実
暁は飛行機の中から日本を見ていた。
今回の一時帰国は次のフライトの家族への報告もあった。
こんな夜まで煌々と明るい国はない。
久しぶりの日本にホッとしている自分がいた。東京生まれの暁は明るい夜に慣れていたので滅多に見られない星が好きだった。
満天の星空は神秘的で暁にとって非日常なので余計に入れ込んだ。
宇宙飛行士に成りたいと思った子どもの時の夢を叶える時がとうとうやって来たのだった。
家族の報告を終え再びNASAに戻り、いよいよ今日がスペースシャトルの打ち上げ日となった。
地球を飛び立つ惑星を見に行ける。あんなに星に焦がれていた自分がどのような景色になるのかとワクワクが止まらなかった。
『星空の下で』
なんかちょっと前にも似たようなお題なかった?基本インドア派で判で押したような生活してるから話すことないんだけど。星空ってことは夜で周りに街灯がない状態なんでしょ?最近物騒だから早く帰った方が良いと思う。
#星空の下で
1人で空を眺めたい。
1人で。誰にも邪魔されない場所で。静かな場所。
死ぬまでに大切な人と満天の星を見てみたい...
星空の下で
星空って不思議だ。
今、見えてる星たちは過去の姿。
もうなくなったかもしれない星が、
見えている。
切ないけど、今しかないその輝き。
それが星空の価値なのかもしれない。
大切な人と笑い合いながら、
綺麗な星空の下でお酒でも飲みたいな。
【星空の下で】
一緒にいるだけ 話すだけ
星が僕らを照らしてて
なんだか少し恥ずかしい
星空の下で君に言うんだ。
『僕と結婚してください』って。
君はどんな顔するかな。
僕はすっごく楽しみなんだ。
これから先の人生僕は君がそばにいて欲しい。
ずっと横に、僕の隣に。
今まで何度も、これから何度でもそう思うんだ。
たくさん準備した。
言葉も考えたけど、シンプルがいいなって、
服や髪型もいつも通りで、いや、まぁちょっとオシャレに、、、
僕たちの初デートはプラネタリウムだったんだ。君が星見るのが好きだから。
だから僕は満天の星の下で誓い、君に伝えるよ。
喜んでくれるといいなぁ。
「なににやにやしてるの?笑」
『え!いや、来週のキャンプ楽しみだなって、、!』
(あぶない、バレないようにしなくては!サプライズサプライズ、、)
君の横で僕はいつも通りにしていなきゃ。
気持ち溢れないように、、まだ、ね。
【お題『星空の下で』】
今日は叔父様とキャンプに来てます。
天気は快晴で、星空が綺麗に見えるスポットを取ることが出来ました。
星空の下、焚き火を囲んで。私はココアを、叔父様は珈琲を飲んですごしていました。
叔父様は元軍人故の筋肉質で、服の上からもわかるくらいに大胸筋の辺りがしっかりしています。
性格はのらりくらりと昼行灯な叔父様で、いつものんびりだらだらと過ごされる方。
その叔父様の事が、私は好きで。
「星が綺麗ですね」。と、意味を込めて言ってみました。いつか見た小説の1文を思い出しながら。
緊張で声が裏返ったかな、震えてしまったかな、とドキドキしながら叔父様の反応を待ちます。
「うん、綺麗だねぇ」と叔父様は珈琲を1口呑んだ後へらりと返しました。
やっぱり、意味とかは伝わらないかな…としょんぼりしたその瞬間でした。
「…君と夜明けの明星を見たいくらいだ。」
え、と振り向いたその瞬間、叔父様の顔は至近距離にあって、信じていいのですか、と聞くと、叔父様は猫のようなお口を優しく微笑ませてこう言いました。
「信じていいさ。オジサンは最初からそのつもりだったんだから。」
そして、チュッ、という音と共に、
叔父様の珈琲の味が口いっぱいに広がりました。
ダイヤモンド ルビー サファイア エメラルド
パール トパーズ ペリドット タンザナイト
帳の中の宝石たちは今宵も顔を出す
綺麗だわ
遊んでる 泳いでる 喧嘩してる 笑いあってる
不思議…こんなにも美しさが宙をうめているはずなのに
私の心は動かない
あぁそっか…
一際目を引く月白がないのか
私のココロのように
#星空の下で
①
もう、僕は、廃れきってしまったから、
楽譜を見ても虫にしか見えないし、
音楽を聴いても雑音よりも邪魔に聴こえるし、
長三和音を長調の純正律のピアノで引いても、
不協和音になってしまうし、
楽器なんかただの金属片や木片だ。
耳なんていらない。
もう逃げたい。
繊細な世界で生きてきた僕は、
その繊細さに溺れて、
この把握しきれない美しさを忘れていた。
音なんか捨てて、
視覚にだけ集中し、
星空の下で、
星の粒に溺れる。
「星空の下で」
↓②もあります設定は全く違ったやつです
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャでは、
楽しく雑談とかしてます!!
もちろん詩の話も時々ね!!!
オープンチャットってなんやねんって方も大歓迎!
長三和音ってなんやねんって方ももちろん大歓迎!
長調の純正律って言い方なんやねんにわかがって思ったそこのあなたも大歓迎!!!!
まってます!
②
私の体の中には、
星のように大量の、
太陽のように輝かしい、
月のように穏やかな、
それが、沢山詰まっているのです。
毎晩、それを溜め込んでいて、
今はちょっと溢れるようになってしまったけれど、
それでも、輝かしく見えてしまうから、
毎晩欠かさず摂取し、
このように幸せな朝を迎えているのです。
しかし、夜にかけて、
私はどんどん幸せではなくなってしまい、
それはどんどん輝きを放ちだし、
また、今夜も私は、
星空の下で、星を見ることもなく、
星を飲み込むのです。
「星空の下で」
#22 星空の下で
地球 惑星
惑星にも誰かいる中
地球人として産まれ
様々な国があるその中で
この国から産まれ落ち
今、幸せを感じている
夏の大三角形を見ながら2人で散歩をしている
オレの中の星空で、おまえは一等星だったのに。
それをオレは、この手で消してしまった。部屋の灯りを消すように簡単ではなかったけど、完遂した。
オレは、笑いながら涙を流し、怒っている。
おまえのいない世界は、眩しくない。だから、居心地は良くなったはずだ。それなのに、夜空を見上げて、オレは慟哭している。
「ふざけんな! ふざけんなよ! おまえを消せば、オレは“正常”になれるはずだろ!」
でも、そうはならなかった。オレは、“正常”でも“普通”でもない。ただの、人殺し。
「はは…………」
乾いた笑いが漏れる。
星屑を辿った先に、おまえはいない。
「秘密だよ」
波打ち際につま先を浸して、君は言う。
「誰にも言わないでね」
満天の星というのは、ただ夜空に浮かぶ程度ではなく
何億の光が本当に夜空を埋め尽くすのだと。
海はたとえ夜になろうとも青いのだと。
「――お別れ、なんだ」
僕に教えてくれた君の目に、星ではない光。
「"星"が綺麗ですね」
夜、星空の下で、俺は言う
星が綺麗ですね=貴方は私の気持ちを知らない
貴方に憧れています
#星空の下で
「星空の下で」
この夜空の下で
愛や夢を語りあったり
喧嘩したり 出会いがあったり
別れがあったり
笑ったり泣いたり悩んだり
大昔のあの人もこの人も
令和の私も みんなおんなじ
ちょっと元気出たかも
流れ星
シャッと
私たちの目の前を通り過ぎた
彼が
私の頬に───
お題
星空の下で より
星空の下で
君は一言呟いた
「なんで、朝が来ないの?」
その声は震えていた
僕はゆっくりと優しくこう答えた、
「しょうがないさ」
それがいつくしか口癖になっていた
彼は1週間になると記憶が消えてしまう病気だ
だから、いつもこういう
こと言っている
いつになったら、君の病気が治るのだろうか
あの流れ星に向けて
君の病気が治りますように
そう答え
彼にとっては不思議なようで
私にとっては目に見えている光景
いつしかこの日が終わりますように
それが私の
一番の願いだ
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お題
星空の下で