『星が溢れる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
『星が溢れる』
星が溢れる夜に
感情が流れ出る
しんと静まった藍色の空が
またたく間に霞んで見えなくなる
星は流れ落ち
想いは溢れ出る
「星が溢れる」
君の瞳から星が溢れる。
なんで綺麗なんだろうと思わず見惚れていたら、君は、にっ、と笑った。
視界が白く弾けた気がした。
星は溢れて自らの視界は埋め尽くされる。
星の輝きに魅せられて、どうにかなってしまいそうだ。
君から生まれた光に焼き殺されることができたなら、本望だけれど。
料理鬱
誰かが作ってくれたご飯が食べたい
辛い
しんどい
日本の最北端稚内
真っ暗な空がどこまでも広がり
沢山の輝く星が溢れて手が届きそうだった
溢れた星は流れて消えた
『星が溢れる』
窓を開けて星空を見たのは、
いつぶりだろうか。
空いっぱいに広がる星々が
優しく光を放っている。
暗く寂しい夜は終わり、月明かりとともに
街をきらきらと輝かせている。
それぞれが異なる輝きを持ち、
人々を包み込む、そんな夜。
「私も、独りではないのだ。」
そう思うと、どこか心地よく
穏やかな気持ちになって。
私の心に、星が溢れる。
その小さな明かりたちは、私の心も
柔らかに照らしていた。
『星が溢れる』
俺ほどバスケが上手い奴はいない。
高校時代はインターハイ優勝と得点王の表彰に輝き、一躍スター選手として名を馳せた。
大学に進んでも変わらない。
俺のドリブルを止められる奴はいなかった。
俺のシュートはどこからでもネットを揺らした。
大学1年生でスタメンとして、インカレの優勝も果たした。
当然、気付く。
俺は稀代の大天才なのだと。
更にプレイスタイルも攻撃的で絵になる速攻性。
俺は紛れもなく、本物のスターだった。
そして、NBAへの挑戦を決意し、アメリカへ飛んだ。
ベンチにも入れなかった。
意味が、分からなかった。
自分がベンチにすら入れなかった事に、対してではない。
目の前で繰り広げられる、本物の超新星たちによる、異次元なまでの試合展開に対してだ。
あまりにも自分の理解と、能力の限界を遥かに超えていた。
無理だ。勝てない。勝てるわけが無い。
俺とは、生物が違いすぎる
当然気付く。
俺は本物のスターでは無かったのだと。
その2週間後。
俺は日本に帰国してプロチームに入り、その年の国内リーグ得点王に耀いた。
星が溢れる
たまたま、ふと通り過ぎる筈だった道すがらで
人だかりが出来ていた。
普段なら気にも留めなかったのに足を止めたのは純粋に時間があったからに過ぎない。
楽しそうに露天を覗く人々の声が気になったというのもある。
人の背中が垣根の様になっている。
女性ばかりなのかと思えばそれなりに男性もいることに不思議な安堵があったのはスーツ姿の大男が相応しくないという自責もあるのかもしれない。
目の前の後ろ頭を掻き分ける様にのぞきこむ。
そこには色とりどりの飴が並んでいた。
そうか、ホワイトデー。
日本の伝統的な手法で作ったという飴細工は
端から端まで完成度の高い逸品だった。
手毬のようなもの、まるで一輪挿しの花の様なもの、薔薇にこれは鶴だろうか。
一級品の芸術が所狭しと小さな展覧会を開いている様だ。
目の前の男性が小さな子供に選ばせて、買い与える。それを嬉しそうに見つめる子供を周りの大人が暖かく見守っている。
なんだか酷く懐かしい。
幼い頃、屋台で父にせがんで買ってもらった事を思い出す。父の大きな手を引いて祭囃子が響く人混みを掻き分けてはあれが欲しいこれが欲しいと駄々を捏ねては困らせた。
今はもう戻れないあの温かな手の温もりを探すことはできない代わりに色とりどりの飴だまを一つ手に取った。
『おかえりなさい、お父さん』
玄関前にはニコニコと待つ娘の姿があった。
『珍しいな、お出迎えなんて』
明日は雨が降るかもな、なんて笑いかけると両手を差し出す。全く我が娘ながら。
生まれたときにはあんなにも小さかった手が随分と大きくなった。成長を嬉しく思うと同時に現金さに苦笑する。
『わかってるよ。ホワイトデーだろう?』
『さすが話が早い!』
両手に紙袋を差し出すとヤッタァ!と大きく飛び跳ねた。
『ありがとう、お父さん覚えてたんだね!これが欲しかったんだ。』
数日前からわかりやすく欲しい欲しいとねだられていたものはちゃんと買っている。
奥からは妻のまた甘やかしているんだからという呆れた声がする。
娘と入れ違いにやってきた妻に鞄と外套と、それからプレゼントとは別に一つ、紙袋を渡す。
『これはなに?』
覗きこむ妻が紙袋から出したのは
色鮮やかな金平糖。
『星のかけらが落ちていたから拾ってきたんだよ、君に』
喜ぶかと思ったんだと笑いかければ
あまりにもキザ過ぎると笑い転げる姿があった。
星が溢れる
「星とピエロ」という詩が好きです。
星を銀紙にしてしまう中原中也の発想が可愛いです。
星が溢れる=銀紙がたくさん!
って、思うとなんだか微笑ましいですよね。
バコン!
「星が散る」というのは、こういうことを言うんだろうな、と衝撃を受けながら思った。
喧嘩を止めようと仲裁したぼくは、呆気なく殴られ、目の前を火花が散った。
それはまるで夜空の星々のようにキラキラとキラめき、僕の目から飛び出していった。
(あぁ、星が溢れるって、こんな感じなんだな)
3/15『星が溢れる』
目を覚ますと、優しく温かな瞳と目が合った。
「ん、なに?」
寝ぼけ眼、寝起きの声で尋ねると、彼女はくすっと笑ってささやいた。
「んー?平和だなあと思って」
優しげな瞳は僕の質問に少し目を細めた返した。
「平和?」
「あなたと過ごす穏やかな朝。こんなに平和なことが他にある?」
言葉の意味が分からず尋ね返すと、彼女は僕のことをそれは愛おしそうに見つめて言った。
3/14『安らかな瞳』
かけがえのない時間を過ごした
その帰り道は寒かったけど
星が溢れる空だった
この夜空もきっと忘れないだろう
【収穫祭】星が溢れる
今日は年に一度の収穫祭。
誰もが待ちに待ったお祭り……だそうだ。
子供達は朝早くから籠を準備してそわそわと落ち着かない様子だ。
大人達もそんな子供達を見守りながら、お祭りに思いを馳せている。
「あんた、旅の人かい? ちょうど収穫祭の日にこの街にいるなんて、ツイてるねぇ!」
不思議そうにこの街の浮き足ムードについて訊ねる私に、宿屋の女将さんが教えてくれた。
何せこの街を訪れるのは初めてで、まさか旅程が特別なお祭りと重なるなんて思ってもみなかったから。
「どうりで籠も持たずに歩いてるってわけかい」
籠を持っていないのがそんなにおかしかったのだろうか。
「この街に住んでいる人間で籠を持っていないのなんていないさ! 籠がないと星を集められないからね」
星?星とは一体何のことだろう。
「あぁ、あんたは知らないんだったね。収穫祭にはねぇ、星を収穫するのさ。星蒼花《ブルースターフラワー》って聞いたことないかい?」
星蒼花、聞いたことはある。あるが……。
その花は図鑑に載っている伝説の花ではなかったか?
「伝説? そんなのは聞いたことないがねぇ。あんたの記憶違いじゃないかい?」
女将さんは親切にも私に籠を持たせてくれた。
「まぁとにかく行ってみることさ! 見りゃ一発でわかる。収穫祭ってね! アタシも後で行くけど、早い方がいい! ほら行った行った!」
宿から送り出されて、私は人の流れる方へと歩いて行った。
収穫祭は夕方から始まるらしい。空がオレンジ色に染まってきたから、そろそろ始まるのだろう。
会場である丘は人でごった返しており、皆今か今かと収穫を待っている。
ふと誰かが声を上げた。
「星が降ってきたよ!」
その声で誰もが上を見上げて籠を掲げる。
「綺麗〜!」
「今年もこの季節がやってきたねぇ」
「ママ、お星様!!」
「ちょっとあんた早くこっち来な!」
私も見よう見まねで籠を掲げ、空を見上げると、
そこには……
たくさんの星があった。
信じられないかもしれないが、星蒼花が空から降り注ぎ、掲げられた籠に集められていく。
間違いない、これは伝説の花と呼ばれる星蒼花だ。
各国を旅した私でもこんな光景は目にしたことがない。
籠はいつしか満杯になり、入り切らなかった星蒼花が溢れ落ちている。
薄く発光した青い花。
この街に住む人は毎年これを収穫しているというのか。
こんなにたくさんあるのに、どうして伝説なんて言われているのか不思議に思った。
その答えはすぐにわかることとなる。
収穫祭の翌日、私は女将さんに見送られながら宿屋を出た。
次の街に向かうためだ。
星蒼花はせっかくだからと鞄に入れられるだけ詰めて、残りは籠のお礼も兼ねて女将さんにお裾分けした。
街を出てしばらくして、ふと鞄を見てみた。
すると……そこにあったはずの星蒼花が跡形もなく消えていた。
あぁ、この花はあの街でしか存在できないんだ。
だから伝説などと言われていたのだ。
全てを悟った私は、おそらくもう二度と入ることはできないであろう街を想いながら、旅路を進んだ。
『星が溢れる』
悩みがちっぽけになる、なんてそんな壮大な広告の言葉は信じられない。
心が動かされるのはまぁ...100歩譲ってわかる。
繊細な色使いをしている花や草木の絵、歴史を感じる建造物や町並み。
まぁ、全く知識はないのだがー
金曜の夜、明日は特に予定もないのでゴロゴロとビーズクッションにもたれ掛かりながら意味もなく永遠とネットサーフィンをする。
何かに突出してる訳でも趣味がある訳でもない
自分の人生に疑問を持ちながらも、
何かしようとする気力は無いため何時ものようにネットに逃げる。
そこで見つけたのがプラネタリウムの広告だった。
ーーー
朝、7時47分。
目覚ましよりも前に目が覚めた。普段の生活から嫌でも起きてしまう自分の身体が憎い。
ひとしきりブルーライトを浴びてから、のそのそと起き上がり口をゆすいでから歯を磨く。
前髪をダッカールでとめて洗顔をしたあと、
化粧水をつけて寝巻きから洋服へ着替えながらスマホの目覚ましをとめる。
ーーー
外に出ると鼻に香る、
冷たくも暖かい春の気配に目が覚める。
もうそんな時期なのかと時の流れを感じながら電車へ座る。
ガタガタと揺れる車内は朝早いにも関わらず人は疎らで今日が休日なことを改めて実感する。
対面の窓ガラスから溢れる光に目を細めながら、座席の下からじわじわと感じる温もりにうとうとと船を漕ぐ。
ー間もなく𓏸𓏸、𓏸𓏸。
はっと目を覚ますと降りる駅の1歩手前の駅のアナウンスが聞こえてきた。車内には人が増えて楽しげな話し声やキャリーケースの荷物が揺れる音が聞こえてくる。
ーーー
入る人と出る人々との間に押しつぶされながらホームへ出てエスカレーターに乗り改札から出る。
案内と画面を見ながら目当ての場所まで足を進める。
早く着いてしまったのかまだ店の扉は空いていない。すぐさま近くのカフェを調べて店内へ入り
温かい飲み物を1杯とホットサンドを頼む。
ゆっくりと咀嚼しながら上映作品を再度確認する。世界を旅する、というコンセプトでその名の通り世界を旅しながら星を見るというもの
...らしい。
カチャ、とカップを置き食器を下げて店へ向かう。
カウンターで座席の案内を受けながら座席を確認したが休日なのか席が3分の2ほど埋まっていた。
「あの、見やすくて隣に人がいない席...ありますか」
我ながらわがままな客だな、と思いつつ
せっかく一人で来たなら世界観に没入したい。
「この席などはいかがでしょうか。
座席は中央より少し後ろで右寄りですが全体を
見渡せますし左右と後ろには人が居ません」
プラネタリウムは中央が1番いいのかと思っていたが注文通りでしかも全体を見渡せる席ときた、ここにしよう。
お土産屋を通り過ぎて空いていたカウンター席に腰掛ける。
周りを見渡すと家族ずれやカップル...一人で来ている人もいて少し安心しながら開場を待つ。
まもなく開場です、というアナウンスに人々の
ざわめきが広がり次々に席を立つ。
そんな人々を横目に一人で来ていることもあり開場してからでいいやと、強がり画面を眺める。
開場してからしばらく経ち店内の人々もまばらになってから館内へ入る。
椅子に座りしばらくすると館内が暗くなりざわめきが止む。
映像が始まると耳心地の良い音楽と声と共に各国の景色や星空が流れる。
「これはーの星空」「ここから見える星空はー」
一つ一つの説明、音楽、映像に目を、耳を傾ける
ーーー
上映が終わり館内から出て殆どの人々がお土産屋に向かう。その光景を見て、なんとも言えない感情に心が浮き立つ。
そんな自分もお土産屋に向かい何か形に残る...思い出せるものが欲しくなった。
ーーー
背の高いオフィスビルや看板の隙間から
紺、紫、ピンクと赤、オレンジに黄色の薄明と一点の真珠。
先程併設されている売店で買った琥珀糖の様なそれに圧倒される。
なんだか自分が主人公になったような高揚感に
溢れる。街灯やグランドライトがレッドカーペットのように感じられてしまうほどに。
ーーーーー
性別は毎度の事ながら定めておりませんので
読者様の解釈に委ねております。
また、この小説に出てきたプラネタリウムは
現在も上映しているものとなっております。
コミカミノルタ プラネタリウム様より
「星の旅ー世界編」
もっと自分の感じている世界を
皆様に伝わる文字で表現していきたいです。
君に届けと願うばかりで
まだ一歩を踏み出せないまま
やるせない気持ちの帰り道
星が溢れる夜空がぼやける
〖星が溢れる〗
折り紙でぷっくりした星をつくる
たくさんの色で、何個もつくる
いつの間にか星で籠がいっぱい。
カラフルで、ちいちゃくてかわいい。
食べられない飴、「星飴」と呼んでいた
私はそれをラッピングした
虹に使われている色をひとつずついれた。
同じのが入ってたら飽きるかと思って。
そしてもうひとつ、
お空に行ってもお腹が空かないように。
私は子どもながらにそう願って
曽祖父の棺に「星飴」を入れた。
最後まで飽きずに食べてくれたかな
X(旧Twitter) @Amoon_3k
はらはらと溢れるその一雫
月の光が反射して
地上に落ちた星屑のよう
星が溢れる
人々が星を見つけたのではなく、星が人々を見つめて、その視線に気が付いたのです。
空を見ながら うたた寝
ぐっすり眠ろう 疲れを振りほどきながら
明日は どんなんだろう
「何もな…。」
そう呟いた声は、澄んでいるであろう空気に溶けていった。
私は今、真夏のど田舎の道を1人で歩いている。
なぜ田舎にいるのかと言うと、まあ、人間らしい生活をするために祖母の家に避難しているからだ。
5年くらい前、お風呂が壊れた。
でも歩いて20分くらいのところに銭湯があるから、問題ない。
3年前、洗濯機が壊れた。
でも歩いて5分くらいのところにコインランドリーがあるから、これも問題ない。
そして一昨日、とうとうトイレが壊れた。
初日は何とかなった。
水分をあまり摂らないようにして散歩や買い物ついでにお店のを借りる。
だが2日目。何だかふと、馬鹿らしいと感じて涙が出てきそうになってしまったのだ。
風呂も洗濯もトイレも、本来なら家で全て済ませられるもの。
トイレなんて特に人間の尊厳に関わる部分ではないのか?
それなのに私は、何か理由がないとトイレに行くことも出来ない。
そう考えたら、何だかたまらなくなってとうとう涙が溢れた。
もちろん働いてはいる。だが、今のご時世いくらあってもお金は足りない。
加えて私1人の給料で母も養っているため、尚更お金なんてない。
家が壊れても修理を頼めないほどに。
情けなくて、また涙が出そうになって慌てて唇を噛んだ。
そしてトイレが壊れた2日目の夜、祖母の家に避難することに決めた。
せめて人間らしく暮らしたくて、逃げたのだ。
仕事もリモートで出来るためネット環境さえ整っていれば問題ない。
何年か前におじさんが契約をしてくれていたので、仕事も休まず続けることが出来ている。
祖母の家はとても快適だった。
お風呂に入れて、洗濯もできて、何よりトイレにも行ける。
こんなことがとてつもなく幸せだと感じるほどに、私の生活は普通からかけ離れていた。
ただ一点烏滸がましいとは思うが、不便なことがある。
それは田舎故に近隣に店がないのだ。
最寄りのコンビニはトンネルを抜けてしばらく行ったところにしかない。
スーパーなんかもないため、週に一回程度おじさんが買い物に行っているらしかった。
そして私はトンネルを抜けた先にあるコンビニから帰宅している最中だった。
不運なことに、予定日より早く月のものが来てしまったのだ。何枚かは持ってきていたのだが足りない。それに3日後がおじさんが買い物へ行く日だったのでそこへ着いて行って買おうと思っていたのだ。
そしてそんな日に限って、おじさんは区か何かの集まりへ行ってしまって不在。
そのため私は今、この長い田舎道を歩いているのだ。
コンビニ以外は精米所やお菓子やゴム手袋など雑多な品揃えをしている店が一軒ある程度だった。トンネルの付近まで来てしまえばそんな店もなく、青々とした草木があるだけだが。
カシスオレンジのような空をした夕焼けの中を歩いていたはずなのに長いトンネルを抜ける頃には、すっかり濃紺色に染まっていた。
少ない街頭と時々通る車以外、明かりがなくて不安になり音楽アプリを開いて好きなアーティストの曲を大きめの音で再生する。
あと5分ほどで祖母の家に着く頃、何となく空を見上げた。
「わあ、すご。」
真っ暗な空には星が溢れていた。
そういえば小さい頃はよく、祖母の家で天体観測をしていた気がする。
小学生になると理科の教科書を持ち出して、“あれがこの星かな”なんて従姉妹と話していた。
「空なんてずっと見てなかったな。」
夜空を眺める余裕すら、私の生活にはなかったのだ。
それが今、こうやって眺めることが出来ている。
星を見て、“綺麗だな”と感じることが出来る。
それだけでも十分なのかもしれない。
きっと明日からも、母を養う生活やちょっとした不自由さは変わらないのだろう。
それでも幸せとはきっと、今、この瞬間のようなことの積み重ねなのだ。
そう思いながら流行りの音楽を歌い、星と共に幸せな普通の生活へと戻っていくのだった。
書く習慣:本日のお題「星が溢れる」
今日のお題は創作向けだなと思う。
しかし一次創作ができないので、いつものスタイルでいこうと思う。
COSMOSという有名な合唱曲がある。歌い出しの「夏の草原に銀河は高く歌う」からして、空大好きな中学生女子の心を鷲掴みにしていた。青空や夜空の柄のレターセットを見ると、今でも友人の端正な手書き文字が脳裏によみがえる。
中学校の校内合唱コンクールで、クラスの違う友人がその曲を歌っていた。友人は高く澄んだいい声をしていて、もちろんCOSMOSでもソプラノパートだった。合唱曲でもネタ曲でもとにかく高音が余裕で出せるので、本当にすごいと思う。そして音感もあって、音楽のテストは吹奏楽部だった私より運動部の友人のほうが成績がよかった。
一方の私は、アルトパートでもちょっと高いなあと感じるくらい高い音程が苦手だ。小学校の合唱でソプラノに振り分けられてしまった時は、ほぼ全て裏声で歌っていた。
友人とカラオケに行った時は、高音パートを友人にお願いしてハモリを歌わせてもらっている。ボカロ曲の『magnet』や『サンドリヨン』などがそうだ。
前述のとおり、友人には音感があって高音まで幅広く歌える。学校からの帰り道、友人は私のクラスの担当曲のソプラノを歌ってくれた。カラオケ下校タイムがとても楽しかった。
今は私が地元を離れて友人と遊ぶ機会はほぼなくなってしまったが、もしまたカラオケに行くことがあったらCOSMOSのアルトパートを歌おうかなと思い、YouTubeで練習している。
くだんのCOSMOSで、「みんな生命を燃やすんだ 星のように蛍のように」という歌詞が出てくる。中学時代は「今までずっと星の話をしているのに急に虫のたとえを出すなよ!諦めるな!雷じゃダメ?光ってる時間が短すぎ?」などと思っていた。
しかし大人になった今、歌い出しで「夏の草原に」とはっきりシチュエーションが指定されていることにやっと気がついた。
この歌の語り手は、蛍が舞う草原で星が溢れる夜空を見上げているのだ。
20年近く経って、ようやくわかることもある。
星を見上げて何億年もの歴史に思いを馳せるのは難しいけれど、たまに自分の何十年かを振り返るのは再発見があって楽しい。黒歴史にのたうち回るはめになることもあるが、それもまた一興だ。