『明日、もし晴れたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
明日もし晴れても私の心は晴れない、、
誰か私の心を晴らして、、
私の心はいつも嘘や強がりで雨が降っている、、
いつか私の心も晴れるといい、、
その日がいつか来ると信じて死を待つ、、
明日、もし晴れたら
「ねぇ、海行こうよ」
「は……?」
「明日、もし晴れたらさ、海行こう」
そう歪な笑みを浮かべて、彼女はこちらをじっと見つめる。
今しがた、別れ話をしたはずなのに。お互いにそれで納得したはずなのに。
彼女の考えていることがわからなくて、少しだけ怖くなる。
「いいじゃん、最後に思い出作ろうよ」
「……わかった」
そう言葉をしぼり出して、そっと息を吐く。明日だけは雨よ降れ、なんて願っていると彼女の楽しそうな声が届く。
「ねぇ、明日の天気は、晴れだってさ」
ああ、どうか明日こそ、平和に終わりますように。
明日、もし晴れたら
窓に雨の雫が当たる。雲が悲しくなって、涙を流したのだきっと。
「泣きたいのはこっちのほうなのに」
はぁーっとため息をついた。この時期は雨が多い。
毎年、毎年、雨なような気がする。
ざぁぁぁと本格的に降ってきた。私は窓に手をついて、肩を落とした。
「降らなくていいよ、本当に……明日、大事な日なのに」
窓から離れて、ベッドに向かって倒れた。
ばふんっと音を立てて、体が一瞬沈んで跳ね返る。
「毎年、雨じゃん。晴れた時、少ないよ」
枕を手に取り、顔に押し付ける。涙がじわりと出てきた。
「神様は意地悪だわ、そうよ、意地悪なのよ」
グリグリと枕に顔を擦り付けた。ヒリヒリするけど、それどころじゃない。
この抑えきれない怒りは誰にぶつければいいのか。いや、八つ当たりはよくない。
そう思いつつもイライラするのは止められない。
「年に一回しか会えないのに」
起き上がって、枕を窓に向かって投げつけた。
ばふっと虚しく床に落ちていく枕。
「晴れてほしい……明日、もし晴れてくれたら、彦星に会えるのに」
窓に近付いて、空を見つめる。そして手を組み、お願いをする。
みんなは願いを叶えるために、短冊に願いを書く。その願いが叶うならば、私のお願いも叶えてほしいものだ。
「はーれーてーくーれー」
強く強く空へと願う。明日、晴れますように――
日差しはちっとも優しくない。無遠慮に肌を焼き、目を貫く。
雪もあんまり優しくない。舞っているだけなら美しいが、積もるのは歓迎できない。晴れ渡った冬の陽に輝く光だけがほしい。
曇りもそんなに好きじゃない。でも、晴れのように痛くないし、雨のように鬱陶しくない。苛烈な吹雪は恐ろしい。ただそれでも、平穏なばかりで面白みはない。
窓のむこうに木の葉が舞う。風が強いのか。がたがたと窓が鳴るから、きっとそうなんだろう。ジャズよりクラシックの似合うような男が、それでも優雅にコーヒーすする。そのうち分かるよ、と言われ続けていたら、こんな歳になってたよ――そう言って外国の新聞をめくる。でも私は知っている。彼にその言葉は読めてはいないと。それでもその所作は優雅でさまになっているから面白い。私は氷の浮いたコーヒーを一口。やはりアイスに限る。それはともかくね、と男が笑う。悪戯でも思いついたか。
明日の天気、どうなると思う?賭けてみようじゃないか――
もちろん正解はふたりとも聞いている。だってラジオがかかっているんだから。それでも私はその賭けにのる。そして彼は、私が何に賭けるかも察している。結果ももちろん分かってる。でも、だって、だから面白いんじゃないか、こんなゲーム。
「雨と雷。晴れは0%よ」
明日、もし晴れたら
早朝の散歩に出かけようか
朝の澄んだ空気を思いっきり吸い込んで
夏の力強い朝を感じてみよう
でも雨が降ってもいいな
雨が降ると空の匂い、土の匂いが近くなる
そしたら やっぱり思いっきり深呼吸して
雨の音に耳を澄ませながらモーニングコーヒーを飲もうか
どちらでもいい日になりそうだ
오늘도 수고했어요
내일도 좋은 하루 되세요
回りは闇に包まれている。
どこを見ても黒一色の世界。
明かりはないが何処に立っていて何処が歩けるのかはわかる。
気付くと目の前にはこの世界で唯一黒以外のものがあった。
白い糸だ。
その糸は白く、細い。
風が吹いたならすぐに切れてしまいそうなくらいに頼りない。
その糸は真上から降りてきている。
黒の空から一本だけ降りた白。
まるで有名な文豪が書いた小説の場面のようだ。
まあ、上が天国とか極楽浄土とかそんなものではないと分かるからただ似ていると言うだけ。
僕はその糸を自ら千切った。
思っていたより手応えのある糸だった。
千切れた糸は黒に溶けていく。
もうこの世界に『白』は存在しない。
何処を見ても黒のまま。
何も聞こえない。
何も居ない。
自分だけ。
もし、明日が晴れたらなんて考えることはないんだ
明日も何もこの黒が晴れる事なんてないのだから。
もし晴れる事を望む時が来るのなら
あの時千切った糸を探すのだろうか?
その時には、あの糸はもうないのだろう。
「チャンスの神様は前髪しかない」と、誰かが言っていた。
僕はそのチャンスを逃したんだ。
自ら消した。
自業自得。
これこそ自作自演の悲劇のヒロインだ。
もし、明日晴れたなら…掴む事が出来るのだろうか
今日の空は霧の空。
「明日、もし晴れたらさピクニックにでも行かない?」
そう提案すると、彼女はスマホを取り出した。
「おー、明日晴れるってさ」
「雰囲気ぶち壊しやがった」
便利な時代を恨め、そう言うと彼女は明日の予定を詳しく決めだした。
明日、もし晴れたら。
あなたはここを去ってしまう。
二人きりの空間に閉じ込めたのは、あなたなのに。
あなたの声が、わたしを怖い音から守って、
あなたの色が、わたしの世界を埋め尽くして、
あなたの息が、わたしの頭上を揺らしていって。
それなのにあなたは、いとも簡単に離れていく。
今この瞬間だって、
ふっと目を開ければ、あなたはもう
溶けて消えてしまっているんじゃないかって。
溢れる涙も、あの雨のように、
いつかあなたの一部になるのなら。
どうかこのまま、雷雲よ。
「明日、春が来たら君に会いに行こう」そんな歌があった。
その歌を聴くたびに思っていたよ。
春が来ても、
夏が来ても、
秋が来ても、
冬が来ても、
どんな理由でも君に会いに行きたいと。
理由を自由に選べていた頃が懐かしい。
今、どんな理由があっても、
君に会う事は許されない。
LOOK
あなたの顔はよく見えるけど
僕の顔は見られたくない
でも、今しかないなら
次じゃあ遅いなら
とりあえず、髪を切りに行こう
もっと、良く見えるように
※明日、もし晴れたら
今年の夏で私は居なくなってしまう。
私にとっては最後の夏。
だから、憧れのあの人とお近ずきになりたい
輝く貴方に気付いてもらえるように、
周りに負けないように私は笑顔に元気に居る。
でもなんでだろう。
こんなに綺麗に咲いたって、貴方に視線を送ったって
太陽には、1輪の向日葵なんて興味無いでしょうね。
明日は何をしようか。少年は子供部屋の中を意味もなく歩き回りながら思案する。
流行りのゲームの裏ボスを倒しに冒険してもいいし、こっそり図書室で借りてきた好きなあの子が読んでいた本を読んでみるのもいいかもしれない。一度開いて断念したけれど一日掛ければ自分にも読めるかも。
そうだ。朝は少し寝坊したって構わないから今夜は夜更ししてもいいかもしれない。何かしたいことがある訳ではないけれど、窓に肘をついて少しずつ灯りを失いながら静かになっていく街の空気を眺めるのも乙なものだ。
ああ、明日が待ち遠しくて仕方がない。寝て起きる時間も惜しいほど。
でも、万が一。いや億が一。もし明日晴れてしまったら。明日の予定も今膨らみ続けているこの期待も全て泡のように消えてしまう。
ああ神様。どうかそんなつまらない結末にはしないでください。少年はベッドの上で手を組んで仰々しく祈りを捧げた。
だが、神とは残酷なものである。
「台風は逸れたから明日も学校よ。さっさと寝なさい」
部屋のドアから顔だけ覗かせた母の言葉に、少年は静かにベッドに崩れ落ちた。
/明日、もし晴れたら
#明日、もし晴れたら
屋上いこっか。
明日いっしょに帰ろうか、って言われたかと思った。それぐらい、君は滲んだ笑顔でそう言っていた。
梅雨入りした学校の中は、吸い込んだ息もじめじめしていて酸素が深く取れなかったような気がする。学校だけじゃない。世界がそうだった。どこに行っても灰色の空がぐわりと覆い被さってくる。君はずっと前から屋上に行きたがっていたから、来る日も来る日もカーテンの隙間から太陽を探そうとして、いつもため息をついていた。
それでも天気予報はずっと傘をさしていて、とうとうしびれを切らしたんだろう。君はずっとずっと屋上に行きたがっていたし、ずっとずっと我慢をしてきていたんだよね。踏み出したくても踏み出せなかった日々から、踏み出したくても踏み出せなかった日々へ、もどかしく、ゆっくりと。
「うん」
僕は君の手を取る。隣にいるから大丈夫だって、口よりも温度で伝える。離さないように。最後までずっと君といれるように。
明日、もし晴れたら。
やっと一緒に死ねるんだね。
明日、もし晴れたら、河川敷の方まで行ってみたい、なんて願掛けを梅雨の時にしてたっけ。
今は毎日が晴れで、酷暑に参って河川敷は行けずじまい。
明日、もし静かな雨だったら。行ってみようか。
「今日の天気はあいにくの雨模様です。お出かけの際には傘を忘れずにお持ちください」
天気予報はいつも変わらない。いつからだったか最早忘れてしまったけれど。観測史上初の連続の雨が世界を覆った。太陽が燦々と輝いている光景なんて、いまやテレビの特集でしか見られない。
それでも。いや、そんな世界だからこそ僕は君に恋をした。初恋だと言っても過言では無い。
テレビで見た君は太陽をしっかと見つめ続けていた。誰よりも太陽に近づこうとスラリと伸びた身体。小麦色よりも焼けた頬。全ての光を受け止め輝く黄色い髪。
「そんな迷信のような世界に恋をしているなんて馬鹿げてる」
友人や父親でさえも現実を見ろ、今日も明日も雨だと言う。きっとそうなんだろう。明日の為にレインコートとレインブーツ(最早傘をさして歩く人などいない)を用意する。大雨で仕事へ遅刻するなんて理由は通らないから、出勤予定より3本早い電車に乗っていつも通り仕事をするのだ。
それでも、世界で1人くらい太陽の下で凛々しく咲き誇る君--向日葵の姿を夢見てもいいと馬鹿みたいに信じている。
明日、もし晴れたら真っ先に君に会いに行こう。
もっと明日は可愛くなれるはず…太陽が私を照らして可愛さを100億倍にしてくれるの…その1つのハートが私の心を満たしてくれる明日晴れてとてもいい天気になったら私をもっと照らしてくれるはず
太陽に認められちゃうほど私って可愛いの
私の承認欲求は底沼奥が見えない出口が見えないトンネルくらい深く暗い
深い深い釜で鍋を作って……
あの子との初デート、動物園に行こうって約束したんだ
いっぱい写真撮って、ソフトクリームも食べようねって
でも、当日の朝起きたら雨だったんだよね
ガッカリしたけど、部屋で一緒に動画見たりして、それなりに楽しかったんだけど
で、明日、もし晴れたら、今度こそ動物園に行くよ、わーい!
…っていう妄想です
明日も関東は猛暑だっていうし、僕には恋人なんていないんで、一日部屋でグータラするよ
♯2 「明日、もし晴れたら」
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
8月の空の下。重い足取りで地面をける。
噴き出る汗をどうにかしたくて、でも何も思い浮かばなくて。
啼いた蝉に「此処から出ていけ」と言われた気がして、蒸した空気が「息をするな」と言っているみたいで。
泣きたくなった。そのまま死んでしまいたくなった。
こんな約束のせいで、夏が嫌いになりそうだ。
雑木林の中。重い足取りで地面をける。
少し開けた場所。
目的地に着く。
────────あぁ
こんなヤクソクのせイで。
炎天下。
煩い蝉を背後に、ボクはただ
明日、もし晴れたら
お花に水をたっぷりあげます
そこにみつばちが飛んできて
花の蜜をたっぷり吸うでしょう
お花もなんだか満足げに
たっぷりほほえむでしょう
晴れるって幸せ
明日、天気になぁれ
【明日、もし晴れたら】
さいきんは、ずうっと雨ばっか…
ぜんぜん、お外に出れないわ!
アタシはお外に行きたいの!
だって、お花さんやちょうちょさんが見れるでしょ?
でもね、なによりも、おかあさまやおとうさまそれからおにいさまやおねえさまと
お外に行って
ピクニックしたいの!
だから、だからね!
あした、あした、もし、本当にはれたら…
はれたらね!
みんなでピクニックが行きたいの!
もちろん、しようにんさん?もいっしょにね!