『明日、もし晴れたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
明日、もし晴れてたら、外へ出て眩しい笑顔のきみに会いたい。お気に入りの服を着て、髪も整えて、会いに行きたい。まぁ、曇りの日でも雨の日でも、きみに会いに行きたいけど。
明日、もし晴れたら
満天の星を見つめながら、君が僕に聞く。
「明日、もし晴れたらどこに行こうか?」
空には星が輝くばかりで、雲一つなく、このままいけば明日は晴れそうだった。
「それはとっても楽しみなことだけど、明日になってから決めようよ」
明日のお楽しみを作って、今日が終わる。
いつものことと言ったらそうだけど、それが幸せ。
「紘」
凍えている。
流行り病のウイルスの症状がそうさせるのだろうか。
それとも自分の脳に強く叩く言の鋼のせいか。
あるいは、その代償か。
いづにしろ、内に秘める青い炎を絶えさせては、ならないのだ。
赤はいつも去る。どんと派手に切なく。
青はいつも在る。純に確かに自直に。
―私の健康とは、暗闇を進み続ける炎なのだ。
こう言えば、時代の焔を感じさせる。
が、それでもよいのだ。
散りゆく運命を終えた後にみえる景色とは如何程だろうか。触れるが優しくすり抜け、包み込むようにぬくもりを感じさせる。そのうよな炎を想像して眠るとしよう。
明日晴れたら…秋冬のパーカーの洗濯だな。
今日半分したので、残りの半分をしよう。
あ、ドライマークの衣類の洗濯もしよう。
夏の良いところは、何でも早く乾くところだな。
ハイ、現実的な話でした(笑)。
「明日、もし晴れたら」
明日、もし晴れたら。
今更ではあるけれど全体的に暗め・ちょっぴり下の話が入ります。直接的では無いけれど、逆に直接的じゃないので嫌な人も多数いると思います。
苦手だったらごめんね。
お気に入りの服とスキニーにこんにゃく落とした。
夢だな、と気づく。
俺の姿は変わりないのに、アイツは子どもだった。
そんな同居人の朝は早い。
年数が経ちすぎて悲鳴をあげてきたシングルベッドから起きたと思えば、俺を置き去りにしてキッチンへと向かっていった。夢だと分かったのはアイツが子どもの姿だったからであって、その他は特に現実と変わりはなかった。ただ脳は夢の中でも寝ぼけるのか、妙にぼーっとした気分で身体を起こして目を擦っていると、やがて良い匂いが漂ってくる。
パンにケチャップとマヨネーズ塗りたくっただけのやつと梨と多分コーヒー。
俺も自分の部屋から抜け出しアイツの元に近づけば大正解で、オーブンに紅白の乗ったパンを入れている最中だった。夢の中だから当たったのか、でも現実でも割と当たっていたけれど。そんなことを考えつつ、手伝いもせず俺は椅子に腰掛けた。
腹は減っていない。けれど食欲はある。出された朝ごはんを手っ取り早く食べてしまえば何故かアイツは驚いていた。急いで黙々と食べ始めたアイツの姿をじっと目を凝らして見てみた。コーヒーが進んでしまった。堀も深くない、手も骨張ってない、髪が少し短い。見た目的に既に成長期は終わっているからか身長は変わっておらず、ほんの少しだけ俺の方が高かった。高校生の時か、或いは。
「今日は何処行こうか」
一通り支度を終えた後、アイツはそう言った。いつも通り少し目を伏せがちに問うてくるので、俺も適当に行き先を指定してやろうかとも思ったが、そもそも家の外は存在しているのだろうかと思い素っ気なく返した。
「何処でもいいよ」
「そう? 前夜祭って言い出したのはそっちなのに」
そういえば今日、何日だろうか。
「お前は行きたいところねぇの」
「特には……いや、海に行きたい」
「ロマンチストかよ。何処の海?」
悪戯っぽく笑い出した目の前の奴に、失言したなと思い知らされてしまった。
自転車を全速力で漕ぐ。
何故か外は土砂降りも土砂降りで、何故か雲はあるのに全体的に明るかった。
曲がっても曲がってもやってくるは坂道、それも上り坂だからすぐに俺の身体は悲鳴をあげた。自分一人ならまだいい。もう一人後ろにしがみついて乗っているからか体重が前にかけづらく、それなのにその元凶は煽ってくるものだから最悪だった。冷たいし、何故か寒くはないけど視界は悪いし、髪は濡れているのに服は濡れていないのが救いだが、逆に言えばなんてご都合主義な。体感三十分後、やっと俺たちは海岸についた。
体感十分で帰ったけれど。
下り坂を猛スピードで滑っていれば今度はアイツがそこに寄って欲しいそこが見たいと言い出すので仕方なくそれに付き合い、順路に戻り、の繰り返し。最早海よりウインドウショッピングの方が長いまであるかもしれない。飲み物が欲しくなれば金が無いからとサイダーを分けて飲み、すぐに飲み干してゴミ箱に捨てた。
結局帰ったのは夕方になる。
疲労困憊で少し横になっていた俺に、アイツは夕ご飯を用意しつつ度数の低い酒を持ってきた。曰く、「前夜祭なんだろう?」と。それを承諾すればまた嬉しそうにあれやこれやとテーブルに広げだす。酒につまみにサラダに肉に、プラスアルファに。
「……いいの?」
「いいのって、何が」
カシュ、と小気味良い音が連続で響いた。
「いつも嫌がる癖に」
「……ご無沙汰だからね、色々と」
「はぁ」
アイツの作る料理は、力が今より無いというだけのデメリットをものともしないくらいいつも通りで、とても美味しかった。
本人には言わなかったがきっと分かっている。
いつも通り、と言ってもそれこそご無沙汰であったし、手も混んでいたと思う。
本当に美味しかった。
「ピアス空けないの?」
なんとなしげに触られた耳がヒリつき、思わず声を上げた。構わず夢中になって触っているアイツの腕を掴みながら俺は溜息を吐く。
「空けない。それにさっき空けられんなくなった」
「それもそうか」
誰のせいだ。
毛布に適当に包まり身体を温めてみれば案外すぐ眠気はやってきた。だがそこまでで落ち着かず、結局諦めてモゾモゾと定位置に移動する。
「明日、もし晴れたら会いに来てよ」
同じく定位置に移動し始めたアイツがそう呟く。
「会いに来てって居るじゃん。ここに」
「まぁ、そうなんだけどね」
「ってか結局なんの前夜祭なのこれ」
「さぁ?」
「さぁってお前」
定位置に移動して数秒後、匂いのせいかうと、と軽く微睡み始める。寒いも無いのだから暑いも無い。二人分の体温に絆されながら目を瞑ると、意識がぼやけていくのを感じた。
夢の中で眠ればどうなるのだろうか。このまま眠ってしまえば明日大変じゃなかろうか。そもそも明日は大雨じゃなかったっけ。こいつどうなるんだろうな。あ、カレンダー見るの忘れた。
お腹の近くに柔い感触を感じ、まぁいいかと俺は全てを投げ出して息を潜めた。
外は雲ひとつない晴天。
鳴り響く五分毎のアラームと、不在着信だらけの電話。
何故か素っ裸で毛布ひとつ、身体中が本当に痛い。
「あーしくった、もうアイツほんと……」
丁度今出発した名古屋行きの特急列車、に乗っているであろう仕事仲間からのスタンプ連打。
鏡を見ればやはり荒らされており、隠しきれない位置に傷跡が二つ。
そして今日は、お盆。
「化けて出るなら今日出ろよ……ってか出張終わったら行くつもりだったんだけど」
もう今日は名古屋へは行かないでおこうと苦笑しつつ、適当にカップラーメンで朝ごはんを済ませて適当に身支度をした。仕事は明日で前乗りで今日行く予定だったというだけで、明日の始発で向かっても間に合いはする。線香も花も今は無いからと手持ち無沙汰に耳を触りながら外に出た。
自転車を全速力で漕ぐ。
随分と軽くなった自転車で海の横を過ぎ、アイツの居るところまで向かった。
コンビニで買った物を乱雑に並べ、夢の中で飲んだ酒を開けて真ん中に置いた。
「この寂しがり、寝坊させんじゃねぇっての」
面倒くさくなって酒を頭から注いだ。
「今日は何処行く?」
深い深い溜息をひとつ。照りつける日差しがどうも鬱陶しくて仕方がなかったが、もう連絡は済ませてあった。元々ここ暫くは働き詰めだったこともあり快く許してもらえたせいで、今日は一日何も予定が無い。
人が横を通り、妙に恥ずかしくなって首元を手で覆い隠した。
「……またウインドウショッピングは勘弁な」
風が吹く。
「はいはい」
『止まない雨はない』
古い言い伝えだ。
私が生まれてからというもの、
窓の景色からノイズが消えたことはない。
飽きもせずに形骸化した天気予報。
傘を差すことをやめた街人たち。
雨粒が降り続く原因を気にする者はいない。
漫然と、悪意もない、当たり前の光景。
「自然現象だから」
仕方のないことだと誰もが言う。
灰の上は澄んだ青色で、
綿飴のような雲が漂い、
煌々と太陽が鎮座する。
そして夜には月と星が漆黒を彩る。
私は写真やテレビでしか見たことがない。
この目で見たい、死ぬまでに。
濡れた縁側。
今日もてるてる坊主が笑ってる。
~明日、もし晴れたら~
明日、もし晴れたらあなたにLINEをする
明日、もし曇ったらあなたにプレゼントを買う
明日、もし雨が降ったらあなたに電話をする
緊張して天気予報が見れない
♯これは恋でしょうか。
明日は夏休み前最後のテスト。頑張ろう。落とす自信しかないけど
「わからない事も多々あるかもしれませんが、よろしくお願いします。」
と、引っ越し蕎麦をアパートの人に配った春。
都会にはこんな風習残ってないけど、お世話になった不動産屋さんがやっといた方がいいですよって言うんだからやっただけ。
この地で仕事があるわけない。
農業、林業、JAか、公務員くらい?しか仕事の募集はないだろう。
このアパートだって、大家さんが騙されたんじゃない?
って疑っちゃうくらい、空き部屋ばかり。まだ新しいのに。
私がここに引っ越した理由は、ちゃんとある。
仕事は辞めた。
親兄弟との連絡は取れないようにした。
住民票のブロックがいつまで効くかわからないから、なるだけ早くしないと。
引っ越しの際に、持っていたものはほとんど処分した。
そうとは思われないように白物家電と、段ボールは二箱。貴重品?と日用品。夏の服は処分した。
前に住んでいた人が付けたまんまのカーテンもあるし、エアコンもある。ベッドやソファ、机すらない私の部屋。
春先に引っ越したから、コートが布団代わり。
なんとミニマリスト。
そんなつもりはなかったけれど、結果そうなった。
テレビはもちろんない。
スマホで知りたい事はわかるから不便もない。
それより、コンビニと言えないような商店が一つあるだけで、チェーン店の様な気楽に買って食べる物がないのが困る。
キッチン雑貨も処分しちゃったばかりで、買うのは嫌。デリバリーなんてない田舎だし。
インスタントを宅配して貰うのが精一杯。
もう、毎日が明日こそはと思う。
私は理想郷としてここを選んだ。
素晴らしい景色と、ココだと感じたフィーリング。
いつの間にか梅雨明けしたらしいのに、いつ降るかわからない雨。
小雨でも嫌だ。
雲一つない晴天の日でないと嫌なんだ。
しかも、それは11:00ごろの日が登りきってない時間に。
だから、毎朝、日の上る前に窓を開けて空を見る。
天気予報なんて当てにできない。
少しでも雲があると、やる気無くす。
昼前には晴天か入道雲。
午後は、通雨、スコール、豪雨。
このパターンが多いと気がついた。
今日も、夕焼けが、綺麗。
明日も晴れるはず。
晴れて欲しい。
明日もいつもの通り、早起きして空を見る。
明日、もし晴れたら
あの綺麗な山を登る。
私が山って言ってるだけ。の小高い丘。
山の向こうは海。
凄く綺麗な断崖がある。
そこの先端に立つと、海に自分の影が映る。
私は、そこからジャンプして、空を飛ぶ鳥みたいな影を作る。
足に付けたダンベルでスッカリと海の底まで飛ぶんだ。
海の底に着いたら、自分がたてた波や泡を見る。そしたら、海の底から太陽が見えるかもしれない。
最後は一番綺麗な景色をみたいんだ。
#41【明日、もし晴れたら】
眠れない夜は
大抵、明日の予定が決まっていない。
何しようかな。
やりたいこと、やらなきゃいけないこと。
それなりにある。
明日、もし晴れたら
ちょっと遠出でもしようかしら。
お気に入りの曲を聴きながら
海沿いをびゅーんとドライブもいいな。
…でも暑いか。紫外線は辛い。焼けたくない。
ダメだ。却下。ドライブは秋にしよう。
んー。それじゃあ、やっぱりお家で過ごす?
たまには手の込んだカレーとか作るのもアリだな。
…いや、冷蔵庫に何もねぇ。
そうだ。今日鶏肉も野菜も食べちゃったよ。
買い物行くのめんどい。暑い。却下。
あーん。決まんない。
明日何しよう。
決まらなきゃ眠れな…ぃ
🍀明日、もし晴れたら
思いっきり泣きたい!
私の涙が私の心の恵の雨になる。
明後日、もし雨が降ったら
思いっきり笑いたい!
無理してでも笑ってないと抑えられなくなる。
優しいカムパネルラ
尊いカムパネルラ
君の正義は鋭利で苦しい
明日、もし晴れたら
満天の星空の下
君の名前を叫んでもいいか
「なにがしあわせかわからないです。
ほんとうにどんなつらいことでも
それがただしいみちを進すすむ中でのできごとなら、
峠とうげの上りも下りも
みんなほんとうの幸福こうふくに近づく一あしずつですから」
[燈台守の核心_『銀河鉄道の夜』ジョバンニの切符の一節より]
今の時期で晴れはやだなぁ
ちょっとお天道さまが頑張っちゃって暑いんだわァ
まァ…晴れ渡った空は嫌いじゃないしむしろ大好きだ
そういう時はいつも写真を撮る
今見た景色、目に映る世界を
その感動とともに写真の中に閉じ込めるために
明日、もし晴れたなら。
彼が行きたがっていたレストランに行こう。
美味しい料理を食べて、他愛も無いことを喋って過ごす。
その後は、最近噂の雑貨屋さんに足を運ぼう。
部屋に飾る雑貨を買って、二人でペアルックのものを買うのも良いだろう。
それで、最後に二人で広々とした草原に行って夜空を見に行こう。
彼は夜空を見るのが好きだから。
地面にゆったりと寝転がりながら、キラキラと輝く星星と、金色の月を眺めよう。
明日は二人揃っての久々の休日。
愛しの彼と過ごす明日を想像しながら、ワクワクを胸に仕舞いながら、僕はひっそりと瞼を閉じた。
『明日もし、晴れたら』
君と、歩きたい
あの何気ない道を
一緒に
歩きたい。
明日、もし晴れたら
種を植えた子に
芽が生えることを願ってしまう
芽が生えた子に
蕾ができることを願ってしまう
蕾ができた子に
花が咲くことを願ってしまう
花が咲いた子に
果実が実ることを願ってしまう
明日、もし晴れたら
君のもとに種を植えに行くよ
この恋が実ることを願って
【明日、もし晴れたら】
メイクしてめいっぱいにお洒落して出かける よりも
布団を干したい
明日
もし晴れたら
逢いに行くよ
雨でもきっと行くよ
君と逢える日の
僕の心は
いつもきまって
ピカピカの日本晴れ
「君は僕の太陽だ」
なんて
古くさい台詞だけど
でも
そのとおりなんだ
ちょっと
悔しいほどにね
# 明日、もし晴れたら (230)
お題:明日、もし晴れたら
雨の降る日は君は何故か涙を流している
梅雨の時期は毎日のように泣いている
僕は無い勇気を振り絞って
『明日、もし晴れたらまた君の笑顔を見せてくれないかな』
君は涙を流しながら
『晴れじゃなくても明日は頑張って笑顔になってみる』
その日の夜
君は死んだ
原因は交通事故だ
タイヤが濡れてブレーキが効かなくなり、そこで君が轢かれた。
僕は雨が嫌いになった。
題:明日、もし晴れたら
心の私)ねぇ最近ずっと雨が降ってるよ。
私)うん。
心の私)心当たりはある?
私)うん。でも、ありすぎて分からない。ただずーっと辛くて苦しくて悲しいの。
心の私)そっか。
私)うん。
心の私)明日、もし晴れたらどーする?
私)晴れるかな。
心の私)晴れないかもしれないね。でも、もし晴れたらどーする?
私)自分探しを…頑張る。
心の私)今はちょっと雨宿りをしてるのね。
私)うん。雨宿りをしてるの。
心の私)晴れたらまた探しに行こっか。
私)そーだね。
心の私)今はまだ、見つからないけどさ、いつか私達の傘が見つかるといいね。
私)見つかるといいな。
心の私)大丈夫。ちゃんと晴れるし、傘も見つかるよ。
私)そーだといいな。
心の私)今日も頑張ったよ。また明日。
私)また明日。