霧夜

Open App

明日、もし晴れたなら。

彼が行きたがっていたレストランに行こう。

美味しい料理を食べて、他愛も無いことを喋って過ごす。

その後は、最近噂の雑貨屋さんに足を運ぼう。

部屋に飾る雑貨を買って、二人でペアルックのものを買うのも良いだろう。

それで、最後に二人で広々とした草原に行って夜空を見に行こう。

彼は夜空を見るのが好きだから。

地面にゆったりと寝転がりながら、キラキラと輝く星星と、金色の月を眺めよう。

明日は二人揃っての久々の休日。

愛しの彼と過ごす明日を想像しながら、ワクワクを胸に仕舞いながら、僕はひっそりと瞼を閉じた。

8/1/2023, 12:14:33 PM