水滴が一筋、天を仰いだ私の頬を伝った
タオルで拭って、天道様の下で笑ったわ
...目元の赤みは、見て見ぬフリをして
--二作目--
ポツリ、っと、其処に君が立っていた
唯静かに、雨が降っている事を知らないかの様に
ふと、君が此方に振り向いて、
ニコッと、太陽の様に明るい笑を浮かべた
そうして、君は何も言わずに其処を去ってしまった
...それ以降、君は自分の元から姿を消した
__空は未だ、陰り泣いている
...最後、君の頬を伝った水滴は
果たして、本当に雨水だったのだろうか__
#空が泣く
414作目
毎日の様に顔を合わせて、毎日の様に声が聞きたい
けれど、それは叶わないから
今は間は、文面だけで我慢するね
私の事を考えながら、返信をする君の事を想いながら
--二作目--
なんて事ない、日常会話
直接会って話せば良い様な、雑談ばかりのLINE画面
けれど、僕はこれを見る度に、頬が緩んで仕方が無い
君と一緒に居たと言う証が
手元に残ってゆく事か嬉しくて
#君からのLINE
413作目
この灯火を、貴方に捧げましょう
私の命等、どうでも良い
只々、貴方が生きてさえ居てくれれば
--二作目--
命の灯火が消え入るその時まで
君への愛情も尽きさせず、ずっとずっと灯していたい
#命が燃え尽きるまでに
412作目
貴方だけを、見詰めていたんです
他の誰かに、目移りする間もなく
貴女の為なら、何でも出来ると思ったんです
--二作目--
成り行き任せの、恋とも言えない何かだった。
唯疲れてたから、唯癒しが欲しかったから、
辛さを紛らわしたくて、寂しさを掻き消したくて
今思えば、どんな思いで身体を重ねたか、俺もあいつも覚えてない
だけど
そんな関係がダラダラと続いたお陰で
今の俺がある
毎日に「ただいま」と「おかえり」がある
寂しさの後には、必ず幸せがある
嗚呼、もうお前無しじゃ生きられない
#本気の恋
411作目
貴方が「さよなら」っと、背中を見せた時
嗚呼、私は君が好きだったんだな
...なんて、今更ながらに思ったんです
--二作目--
心にポッカリ、空いた穴。
そこから見える景色には、貴方の笑顔は映らない
#喪失感
410作目