『日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たとえばあなたのことを
わたしのふたつめのからだのように
なによりも大事に想い、なによりも手放したくないと
おもう日が来ること
たとえばそのわがままが
わたしひとりでは抱えきれなくなるほどに
おおきくなり、やさしいかたちをしたものではないものに
なってゆくひびが来ること
そしてそれを受け容れてくれる場所があること
─ それを描くひび。
わたしにはなにもない
わたしになにかを与えてくれる
あなたというはっきりとした道がほしかった
なにかを大事に想いたかった
なにもないわたしに
なにかを植え付けてほしかった
『日常』
朝起きて、太陽をあびながら新しい服に着替えて
顔を洗うために水に触れる。
外を歩く時に風を感じて電車に乗って人へ些細な気配りをしながら仕事に就く。
仕事は大変だけど、合間に景色を眺めたり、ご飯を食べて、もう少し頑張って仕事を終える。
帰りは暗くなった、行きとは少し変わった景色の変化を楽しみながら帰って、ご飯を食べて、ゆっくりお風呂で温まってから好きなことをして寝る。
こんな同じような毎日の繰り返しでも、この日常を楽しめたなら、それはとても幸福である。
「おはよう」
私が登校するといつもいろんな人が
声をかけてくれる。
私は小さい頃から身体が弱くて
中学生になってからは起立性調節障害と診断され
朝から学校に行けないことが多くなった。
朝は頭が痛いし、吐き気もするし、
身体は起こせないし、毎日朝から憂鬱な気分だ。
でも、学校を休みたいと思ったことは無い。
それは私の大好きな人がいるから。
優しくて、明るくて、面白くて、努力家で、
笑顔が素敵で、可愛くて。
自分の担当の教科以外も質問したら教えてくれる。
私はそんな担任の先生のことが大好き。
学校に行ったら、まずは保健室へ。
保健の先生が職員室へ連絡をいれる。
その時間に担任の先生の授業がなければ、
授業が終わる頃にいつも来てくれる。
「○○ちゃん、おはよう!」
そう言いながら保健室に入ってくる
あなたの姿を見るたびに私はいつも安心する。
それから、保健室を出て一緒に教室まで向かう。
その間に朝の体調などの話をする。
すれ違う先生たちが
「○○さん、おはよう!」
って声をかけてくれたり、
「今日は早かったやん!体調大丈夫?」
って心配したくれたりする。
そして、教室に入ると、クラスメイトが次々に
「おはよう!」
って声をかけてくれる。
その時には朝の憂鬱な気持ちはほぼ消えている。
「おはよう!」
って返しながら、私は次の授業の準備をする。
みんながちゃんとこんな私のことを
受け入れてくれてるから落ち着いて学校生活を
送ることができているのだと思う。
私は暖かいこのクラスがとても好きだ。
下校時。
私は午後になると体調を崩すことが多く、
早退することもよくある。
その時は大体、保健の先生が見送りに来てくれる。
保健の先生はサバサバしてて
いつも私の話をしっかり聞いてくれる
優しい先生だ。
だから、安心して保健室に入ることができる。
授業が入っていなければ、担任の先生が
見送ってくれることもある。
校門までいつもいろんな話をしている。
校門に着いたら、お母さんがいつも待っている。
それを見たら、先生が
「じゃあ、また明日会えたらいいね!
今日はゆっくり休んでね」
って言ってくれる。
私は先生の優しい言葉が大好きだ。
完全下校の時刻まで残っていることができた日は
「今日は頑張ったね!体調大丈夫?」
って先生が心配しながらもほめてくれる。
それが私はとても嬉しい。
「さようなら!」
この言葉を交わしたら、
その日の私の学校生活が終わる。
家に帰ってから、先生と交わした言葉を思い返す。
「よし、明日も先生に会うために頑張ろう」
目的がおかしいと言われるけども、
私はそれを目標に頑張っている。
そんなことを考えながら、布団に入り眠りにつく。
これで、私の短いような長いような1日が終わる。
#日常
何の変哲もない僕の日常
朝起きて 着替えて ご飯食べて カバン持って
いつも通り朝の準備を終えた僕は
「いってきまーす」
誰もいない部屋に言って、ドアを開けた
緑色の宇宙人が立ってた
は?
〔]>?’”★\>◆▽#;;〕
「いや怖い怖い分からん 宇宙人とか無理なんで!」
思いっきりドアを閉めた
なんだ今のは?え、宇宙人?なんでこんなとこに?
コンコンとノックが響く
恐る恐るドアスコープを除くと
緑髪の美少女が立ってた
思いっきりドアを開けた
「なんで!?君 絶対さっきの宇宙人でしょ!」
〔宇宙人が無理らしいから人間になったよ〕
人間、なれるんだ…ちょっとゾワッとした
「だからってなんでここに?」
〔この家に住みたいの、元の家 追い出されたから〕
「追い出された?前の家?」
〔うん、あのドアの人〕
アパートの横のドアを指さした
「お隣さんかよ!」
〔今度 引っ越すけど、次の所はペット禁止なの〕
「宇宙人まさかのペット扱いなの!」
〔だから家に住まわせて〕
ペコッと頭を下げた 悪い子ではないと思うけど…
〔行くとこなくて大変なの、お願い〕
目をウルウルさせてる
見た目は本当に美少女なんだよな
でも宇宙人か…どうしよう
僕は
────────────────────
結局 僕はあの宇宙人を家に住まわせることにした
朝起きて 着替えて ご飯食べて カバン持って
いつも通り朝の準備を終えた僕は
「いってきまーす」
ミドリがいる部屋に向かって言って、ドアを開けた
〔行ってらっしゃい〕
と聞こえるのも今や日常の一つだ
これはちょっとだけ普通じゃない僕の日常
【日常】
おはよう
いってらっしゃい
ただいま
おかえり
おやすみなさい
こんな日常のあいさつに
「大好きだよ」があったら
毎日の好きが積み重なって
愛情という絆が
強くなっていくような気がします
アラームが隣でなって
目を覚ます
もう君は隣にはいなかった
毎日君よりも早く起きることを目標にしてるのに
リビングに行くと
もう君はキッチンで朝ごはんを作ってくれていた。
おはよう
そう声をかけると
君は笑顔で返事をくれる
顔を洗って戻ると君は僕を待ってくれていた。
2人でご飯を食べる
今日の予定話したり
夢の話をしながら
今日のスタートをきる
君と僕の2人の日常
─────『日常』
君がふと横を向いたとき私の頭が視界に入ってるといいな。いつしかそれが当たり前になって君がきょろきょろしているところを遠くから眺めていたい。私が土にかえったとき、そのことを忘れた君がふと横を見る瞬間が見たい。そこに私はいないのに、いるかのように振る舞って欲しい。そこに私はいないのに。
"日常"
いつものように気怠い朝だった。
温められた湿度は、洋服からはみ出している体の一部をまんべんなく包み込んでいく。
顔も例外ではなく、たった一晩の汗を、一瞬で生ぬるい分厚い膜に変えた。
「だるい」
「ぬるい」
一歩を歩くたびに自然と愚痴がこぼれた。
「だるい」
「ぬるい」
「だ…」
それ以上の愚痴が浮かばなかった。
「花占いかよ」
男はくすりと笑った。
いつものように朝支度を始めた。
「日常」
忙しなく動き回る日常で
ふと、自分の腕の細さに気付いた。
内側にこもった考えに
支配されないように
必死で、掃除に明け暮れている。
仕事から離れて半年を
過ぎようとしている、いま…
玄関先に辿り着くなり
倒れ込むように居眠りをして
少しの薬と、忙しさ、やり甲斐で
心身をすり潰してきたのが
半年前までの、日常だった。
あの日々に、戻れるか
戻りたいかと、自問自答してみるが
心が、ギュッと苦しくなり
また、シンクを磨き続ける。
指先がひび割れても。
爪がはげても。
私は、何を求めているの?
私は、何?
答えは、何処にあるのか。
【お題:日常】
振り返るといつも後悔
「おはよう。」「おやすみ。」「ありがとう。」「ごめんね。」
「どうして、、。」
淡々と流れ行く日常に、感謝と後悔。
そう、いつだって。
〜日常〜
たまには思い切り遊んだり
旅行に行ってみたり
普段はしないことをしたり
日常があるから非日常は映えるし
非日常があるから日常は彩られる
だから毎日大変だけど頑張れる
ってそんな風に思えてたら
まだ少し幸せになれたのかな
~日常~
『日常』
いつも通りの日
何も変わりなく
ただ、いつものように過ごす
日常はいつか崩れるかもしれないと
そう、恐れを抱きながら
例え、何物かによって日常が崩されても
僕は必ず元の日常を取り戻す
私は私が嫌いだ
それが日常
それが日々
もう、疲れた
独りに してくれ。
_ ₇₈
大好きなスーパースター様の日常は毎日がジェットコースターに乗ってるみたいに目まぐるしかった。
常に他人の目に晒され続ける彼の一挙手一投足はセンセーショナルに連日テレビで報道されていた。
プライバシーやプライベートの侵害甚だしい日常。
人はそれを有名税だから仕方ないと言う。
宿命みたいなもんだって。
話題になって有難いことだと簡単に言う。
嫌なら辞めたらいーじゃんって。
所詮、他人事。
辞めたらって、○ねって言ってるのと同じことでは?
息をするように歌う人でした。
歌でしか会話を許されてないような人でした。
その人からそれを取り上げたら終わりだよ。
そして終わりは突然やって来た。
彼は50歳で天に召されました。
薬の過剰投与による心臓発作と報道されていたっけ。
薬飲まないとやってらんない日常だったのでしょう。
青天の霹靂だと思った。
人間五十年という敦盛のフレーズが同時に頭の中に流れた。
生命を燃やし尽くしてしまう程の激情の中で生きていたスーパースター様らしい最期ともいえるが、あまりにも、あんまりだと思った、短すぎた。
私は今ものらりくらり生きている。
なんてことない日常を細く長く生きるであろう一般人だもの。
この前の健康診断では超健康ですねって言われました。何かの数値が人より高くて長生きするねって。
そういや祖母は100歳まで生きて天寿をまっとうしたっけな。
【日常】#9
ルーティン化できれば楽なのにと思うけど、そのルーティンに飽きてきて結局ちょっとずつは変化させざるのは致し方ないと思っている。
日常は、意外とすぐに壊されてしまうもの。
大事に生きて、なんて言わない。
けど、もう少し、生きてみない?
「日常」
私は日常という日常が無かった。
私の普通は普通じゃなくて。
私の友達は友達じゃない。
私の朝ご飯は朝ご飯じゃなくて。
いつからか、私の日常や普通はなんだっけ…と思うようになっていた。
私は…日常を忘れかけていた。
全てを捨てて毎日生きていた。
別に日常がなくったって、生きてればそれでいいよね?許されるよね?
きっと
~終わり~
突然ですが、みなさまは「アンチパイラシースクリーン」というのを聞いたことがございますでしょうか。
アンチパイラシースクリーンとは、ゲームの違法コピーが検出された時に出てくる画面のことで、
「もうこれ以上先へは進むことができません」
という警告のようなものです。
違法行為を咎める、というものなので、ホラーチックに仕上げられているものが多いのが特徴です。
さて、このアンチパイラシースクリーンですが、ゲームの中にだけ存在すると思っていませんか?
ゲームの中の普通の日常が、突然出てきた警告のせいで豹変する。
豹変したら、二度と戻れない。
これって、現実世界にもありませんか?
今のところ、現実世界には、人生の「違法コピー」というものはありません。
ですが、「違法行為」はありますよね。
それを咎められる...誰に?
警察に。
咎められたら...どうなる?
日常が豹変する。
なんだか似ているな、と思っていただけましたでしょうか?
アンチパイラシースクリーンは何をしても消えることはありません。
日常は、二度と戻ってこないんだよ。
今回のテーマは日常ということで、日常の儚さ、そしてアンチパイラシースクリーンの怖さ(現実世界Ver.も)についての僕なりの意見を書かせて頂きました。
強引に話を繋げてしまったところもあります。
そこはご了承ください🥺
いってきます
いってらっしゃい
おはよう
ただいま
おかえり
おやすみ
僕はこの言葉を発する事が無い
施設の子供は皆微妙に尖ってるからね
でも、言わないんだったら此方から言おうと思った
言われる立場
言う立場
僕はその言う立場になりたいと思った
皆と同じ日常を手に入れるために
# 41
【日常】
日常は人それぞれだ。彼女にキスするのが日常な人からしたら私と人生入れ替えたらリップは買わなくて済むだろう。十人十色の日常は、常に誰かの非日常である。