アオイ

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何の変哲もない僕の日常

朝起きて 着替えて ご飯食べて カバン持って
いつも通り朝の準備を終えた僕は
「いってきまーす」
誰もいない部屋に言って、ドアを開けた

緑色の宇宙人が立ってた

は?

〔]>?’”★\>◆▽#;;〕
「いや怖い怖い分からん 宇宙人とか無理なんで!」

思いっきりドアを閉めた
なんだ今のは?え、宇宙人?なんでこんなとこに?
コンコンとノックが響く
恐る恐るドアスコープを除くと

緑髪の美少女が立ってた
思いっきりドアを開けた

「なんで!?君 絶対さっきの宇宙人でしょ!」
〔宇宙人が無理らしいから人間になったよ〕

人間、なれるんだ…ちょっとゾワッとした
「だからってなんでここに?」
〔この家に住みたいの、元の家 追い出されたから〕
「追い出された?前の家?」
〔うん、あのドアの人〕

アパートの横のドアを指さした

「お隣さんかよ!」
〔今度 引っ越すけど、次の所はペット禁止なの〕
「宇宙人まさかのペット扱いなの!」
〔だから家に住まわせて〕

ペコッと頭を下げた 悪い子ではないと思うけど…

〔行くとこなくて大変なの、お願い〕

目をウルウルさせてる
見た目は本当に美少女なんだよな
でも宇宙人か…どうしよう

僕は

────────────────────

結局 僕はあの宇宙人を家に住まわせることにした

朝起きて 着替えて ご飯食べて カバン持って
いつも通り朝の準備を終えた僕は
「いってきまーす」
ミドリがいる部屋に向かって言って、ドアを開けた
〔行ってらっしゃい〕
と聞こえるのも今や日常の一つだ

これはちょっとだけ普通じゃない僕の日常



【日常】

6/22/2023, 11:47:28 PM