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たとえばあなたのことを

わたしのふたつめのからだのように

なによりも大事に想い、なによりも手放したくないと
おもう日が来ること

たとえばそのわがままが

わたしひとりでは抱えきれなくなるほどに

おおきくなり、やさしいかたちをしたものではないものに
なってゆくひびが来ること

そしてそれを受け容れてくれる場所があること

─ それを描くひび。



わたしにはなにもない

わたしになにかを与えてくれる

あなたというはっきりとした道がほしかった

なにかを大事に想いたかった

なにもないわたしに
なにかを植え付けてほしかった

6/23/2023, 12:32:17 AM