旅路の果てに』の作文集

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旅路の果てに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/31/2024, 7:16:18 PM

今日は、木こりの日
今日は木曜日じゃーってかあ(´^ω^)

1/31/2024, 6:58:21 PM

旅路の果てに
──────
────
──

 そういえば……
 このあいだ、面白い願い事をされたの。
 走馬灯を見てみたいって。
 その人、わがままでね?
 走馬灯は見たいけど死にたいわけじゃないから、絶対に死なず、後遺症も残らない魔法薬にしてくれ、って。
 良い機会だから、試作した即死効果のある魔法薬、使ってもらおうと思ったのに。
 嫌がられちゃった。
 別に私たち、死んだって拠点に戻るだけなのにね。
 ……というか後遺症ってなぁに? 失礼じゃない?
 私、あとに残るような効果のある魔法薬、売ったことないんだけど。
 ……色がよくなかったのかなぁ。紫はだめかぁ。

 それでね。
 その走馬灯が見られる魔法薬、試作してみたの。
 これなんだけど──
 あらあら。
 逃げられないのはわかっているでしょう、お客さん。
 うちの暖簾(のれん)をくぐったからには、なにか置いていってもらわないとねぇ。
 【魔法薬専門店 置いてけ堀】は、そういうお店だもの。
 差し出せるアイテムもゼニーもないなら、別のものを代わりに頂きますよ。
 って、表の看板に書いてあったはずだけど。
 あはは、怖くない怖くない。
 お口をあけてー。
 はい、あーん。

 …………よしよし、状態異常"睡眠"を確認っと。
 ここまでは想定通りかな。
 あとは起きてからのお楽しみね。

 それにしても。
 旅路の果てになにがあるのかを知るために、走馬灯を見てみたい。
 だなんて、ずいぶん変わったお客さんだったな。
 ゲームからログアウトできなくなってから変な人が増えたけど、あの人もそうだったのかなぁ。

 ──あ。
 いらっしゃい。
 どうぞこちらへ……ああ、この人?
 寝ているだけなので、お構い無く。
 ……ふふ。
 どうやらあちこちで、うちの店の悪口を言っていたらしくて。
 鬱陶しいし、そろそろどうにかしないとなぁと思っていたのだけれど。
 まさか、わざわざここまで悪口を言いにやって来てくれるとはねぇ。

 ところで、お客さんも試してみる?
 なにをって……これ。
 走馬灯が見られる魔法薬。
 あ、いらない?

 ……そう、それは残念。

1/31/2024, 6:48:06 PM

砂浜に一匹の黒い鯨が打ち上げられた。照りつける太陽の下、巨大な翼のよう鰭を必死にばたつかせ、もがき続けた。だが、もがけばもがくほど、その巨体は砂に飲み込まれていく。やがて太陽は西に傾き、鯨はピクリとも動かなくなった。鯨の大きな目には、どこまでも続く砂丘の果てに沈んでいく太陽が映っていた。
 無念だ。
 鯨は呟いた。
 儂もじゃ。
 どこからかしわがれた声がする。
 鯨は力なく目を動かす。その口元には一匹の白い猫がいた。猫は老いて艶を失った毛を海風に靡かせながら、どこまでも続く大海の向こうから登ってくる満月を見つめていた。
 私は、世界の果てを目指した。
 鯨は消え入りそうな声で話し始めた。
 私が幼かった頃、群の長老が教えてくれた。太陽が沈むところに世界の果てがある、と。世界の果てが見たかった私は群から離れ、旅に出た。百年、たった独りで。氷の海を越え、嵐の海を渡ってここにたどり着いた。だが、私にはもう、この砂の大海を泳ぐ力は残っていない。
 鯨の目から涙がこぼれた。
 儂も世界の果てを目指した。
 猫が話し始めた。
 儂が子猫だった頃、母猫が教えてくれた。月が登るところに世界の果てがある。世界の果てが見たかった儂は母猫と別れ、旅に出た。八回、生まれ変わって。灼熱の地を越え、千尋の谷を渡ってここまで来た。だが、儂は知ってしまったじゃ。
 猫は大きな溜め息をついた。
 太陽が沈むところにも、月が昇るところにも世界の果てはない。大海と大地はここで繋って巨大な玉となっておる。太陽と月はその周りをくるくると回っているに過ぎぬのじゃ。
 何だって!
 鯨は目を見開いた。
 本当の世界の果ては、あそこにあるのじゃ。
 猫は鯨の巨体に飛び乗ると、その瞼の上に立ち、針金のような尻尾で空の一点を指し示した。
 鯨はその尻尾の先に目を動かす。暗くなり始めた空には、星が輝いていた。
 見えるか?
 猫は金色の目で星を見上げた。
 北の空に輝く不動の星。星々の王。そここそが世界の果てじゃ。
 鯨は最後の力を振り絞って鰭を上げ、星に触れようとした。 
 あそこが世界の果て。 
 だが、その鰭は大きな音を立てて砂浜に落ちた。
 うぅ、うぅ、うぅ
 鯨は力なく泣いた。
 のぅ、生まれ変わる覚悟はあるか?
 鯨を見ていた猫が口を開いた。
 猫には九つの命がある。儂には、もう一つだけ命が残っている。それをお前さんにやろう。その代わり、お前さんは儂にその体をよこせ。幾千里の幾千里のそのまた幾千里を越えていける体をな。
 鯨は一つまばたきをした。
 猫は鯨の大きな口の中へと潜り込んだ。
 鯨はゴクリと猫を飲み込んだ。そして静かに目を閉じた。
 満月が中天にさしかかる。月光に照らされた鯨の体は激しく波打ち始めた。黒い羽毛が生全身を覆う。細長い口は巨大な嘴となり、腹からは巨大な鋭い爪が生えた二本の脚突き出す。そして鰭は巨大な翼となった。
 巨大な鳥となった鯨は二本の脚でゆっくりと立ち上がり、その目を開いた。金色の鋭い瞳が不動の星を捉える。 
 きぇえええーっ
 鳥は大海と大地を揺るがす鳴き声を上げ、翼を広げた。鳥は空一面を覆い尽くす巨大な翼を羽ばたかせ、満月を吹き飛ばすほどの風を巻き起こしながら、北の空へ消えていった。

1/31/2024, 6:21:36 PM

「お久しうございます。我が主君よ。」

「嗚呼、久しいな。遂に私を主君と認めたか。なんの心変りだ。」

「わたくしは、かつての貴方様からの仕打ちを忘れ訳では御座いません。

 しかし、其れ以上に貴方様から賜わった恩が御座います。

 ですから、わたくしは貴方様を主君と崇め、尽力させて頂きます。」

「かつての仕打ちについて謝罪させてほしい。本当に済まなかった。」

「はい。貴方様からの謝罪、聢と受け取らせて頂きます。」

1/31/2024, 6:15:27 PM

駆け落ちをしよう。私達が許されることはないんだ。

きっと父君はたくさん人を寄越すだろう。私はきっと振り切ってみせる。

君は小柄だから、騒ぎに紛れて街を出ると良い。

海に行こう。海風に揺られながら、そこで一生を過ごすんだ。

大丈夫。もしお互いが分からなくなっても、きっと出会えるように約束をしよう。

“会いたいと海に向かって欲しい”

それだけだと不安?

ふふ、それなら

“木に名前を書いて見せて欲しい”

これなら、声の出せない君でも出来るだろう?

炭がなければ?削る刃がなければ?

うーん…

うん?血で書く?

君の美しい手が傷つくのは嫌だけれど、会えないのはもっと嫌だものね。その傷でさえ、愛の証だ。

じゃあ、きっと会いにいくよ。海辺で。




あの約束からどれだけ経ったのだろう。どれだけ歩いたのだろう。果てのない独り旅をしているようだ。

けれど、きっと。きっと出会える。

約束したじゃないか。

とれだけ経っても私は彼女を迎えに行くよ。

それにしても、今日の夕日は一等に美しい。彼女と見たかったものだ。上から差し迫る夜の闇が、沈む前の陽をより輝かせて見える。

知らずに入っていたのか、潮が満ちてきたのか。海水が疲れきった足に心地いい。ここは穏やかだ。ここで彼女を待つのも良いのではないだろうか。あぁ、足が鉛のように重たい。

途端に、背中が燃えるように熱くなった。

そこからは、身体がなぜだか浮くように軽い。頭にも靄がかかっているみたいなのに、ただ、彼女を迎えに行くことだけは覚えている。彼女との、約束も。

もし、

あなたが私のイトシイ人かい?

それとも君?

木片に、血の願い、海辺、でも君の顔だけが思い出せない。でも、いつまでも待つから…

長い長い旅路の果てに、今君に会いに行くよ。

1/31/2024, 6:07:19 PM

今日のテーマを見た時、「旅路」は好きだが「果て」は嫌いだと…ものすごく拒否反応が出た。「今日マジで書くのやめようかな」とも思っていた。
今年は悲しいニュースが多い。まだ始まったばかりの2024年という旅路。おまけに冬はセロトニンの分泌が減るようで暗く考える傾向になるとネットやテレビで観たことがある。
そのダブルパンチに「果て」とか見ると気分が下がる。
でもここで下げたら読者の皆さんの気持ちも下げてしまう。それは避けたい。

旅路の終わりはゴールやピリオドみたいにキリのいい区切りと考えればちょっと重く考えなくて済むかもしれない。
人生は有限だけど、可能性は無限大。
どうせ一度きりの人生という旅路なら自分のためにも人のためにも微力であってもできることをして歩みたい。そしてほんの少し強く優しくありたい。

ほんの2日前まで「あーもう何やっても無駄ならやらねぇ!」とふて腐れにも似た心境で悲しい出来事を見つめていたけど、いろんな人達の声や勇気に触れて大きな波を感じたら、戦う気力が湧いてきた。
まだ諦めてない人達がいる限り、果て…しない無限大の未来を思い描く。前を向く。




テーマ:旅路の果てに

1/31/2024, 5:53:06 PM

旅路の果ては新天地

そこで咲くか吹き抜けるか

次は何の果てを見よう


[旅路の果て]

1/31/2024, 5:43:37 PM

花にとまる虫に、空気が美味しい自然。
周りを見渡すとほとんどが畑で、懐かしい団地に思い耽る。
足を動かす度に温かいご飯を楽しみにする。
「懐かしい味」に辿り着くまで、もうそう長くはない。


「ただいま」
ガラガラッという音ともに玄関に響く声。

『おかえりなさい。』

何度も聞いたはずの言葉と声が一気に私を安心に包ませた。
何年も前まではハンバーグが目の前にあったはずなのに、今目の前にするのは味噌汁と白米、焼き魚だった。

「いただきます。」
手を合わせて母を見た瞬間茶碗を持って箸を動かした。
『母の味』というやつなのだろうか。飽きるほど食べたはずのご飯は思わず涙が溢れるほど温かく久しぶりの味だった。



田舎に旅をしてみてよかったと、旅路の果てにやってきて思った。

1/31/2024, 5:41:56 PM

おれの旅路の果てでは、きっとあいつが待っている
おれより何十歳も若いままの姿で
おれの名前を呼ぶのだ

1/31/2024, 5:39:35 PM

旅路の果てに

人生とは旅路だと思う。
旅には終わりがある。
人生も生まれたその瞬間から
死に向かっていて、いつかは終わる。
旅路でいろんな人に出会って
いろんなことを経験して
たくさん喜んで怒って哀しみ楽しんで
私達は人生という旅を終える。
旅路の果てに私達は思い出や経験という
お土産を得ることができるのでは
ないだろうか。

1/31/2024, 5:32:23 PM

旅路の果て。
そう考えて到着した先は始まりの地だった。
てっきり知り合いのいない辺鄙な場所をなんとなく想像していた。いや、期待していた。
憧れていた。
だからこそ自分への失望感があった。
こんな場所ではないはずだ。果てというからのは。
行かなければ。
私は再び果てを目指すのだ。

1/31/2024, 5:29:57 PM

旅路の果てに、
彼がたどり着いた、旅路の果てに
彼は何を見るだろうか

後悔、懺悔、失望、諦念、
どれも彼1人が抱えるには大きすぎる

それでも彼は、
それらを抱え、愛で、慈しんでゆくのだろう

それならば、
私は彼を、
支え、励まし、護ってゆくのが、
務めではないだろうか。

1/31/2024, 5:27:40 PM

旅路の果てに


ここは何処なのでしょう

真白な空間で 私はふとそんなことを思いました

わかった きっとここは 絵を描くところなんだわ

だってこんなにも真っ白で まるでキャンパスで

好きなように色を塗れるのですから

だから私は 思うがままに色を塗るのです

綺麗で確実な虹色を



ここは何処だろう

色のない空間で 僕はそんなことを思った

でも ここは多分 僕の標本たる場所だ

だって こんなにも彩りがなくて 僕だけがいて

好きにされるがままに 僕は閉じ込められているから

だから僕は 過去を謎る様に紡ぐんだ

嫌悪で透明な虹色を



旅路の果てに出会った世界で

私たちはどんな虹を立てられるのだろう

旅路の果てに行き着いた世界で

僕らはどんな宝物をご拝見出来るのだろう

少なくとも 君が果てで終わるほど 僕な私じゃない

1/31/2024, 5:03:09 PM

旅先で行方不明になった妻を探すために、
仕事も辞め捜索に明け暮れる日々を送っていました。

現地の警察にも相談して、
彼女が行きそうな場所はくまなく探しましたが、
一向に手がかりが掴めません。

途方もなく町を歩いていると、
とある見世物小屋を見つけました。

私は何か惹き付けられるものがあり、
興味本位で中へ入ってみることにしました。

そこにはステージ上で踊る猫と
それを見て歓声をあげる人々がいました。

キピキピキャパキャパルビルビラバラバ♪

あれは猫…いや、人間?
私は目を見張りました。

はっぴはっぴはっぴぃ♪はぴはぴはぴはぴはぴぃ♫

見間違えるはずがありません。
そこには狂ったように飛び跳ね踊る
妻がいたのです。

その姿は私が今まで見た中で、
一番美しく愛らしかったのでした。

お題「旅路の果てに」

1/31/2024, 5:00:38 PM

始まりがあれば、それに相応しい終わりがある。

私達は全く別の世界から召喚された寄せ集めのパーティーだった。

そこに住む人間の王に魔王討伐という汚れ仕事を押し付けられて、よくわからない奴等とよくわからない縁もゆかりもない世界の、クソどうでも良い闘いに強制的に参加させられた。

元の世界に帰る為、慣れない異世界で私達はガムシャラに武器を振い、目の前の「敵」といわれた者を屠った。

数十人居たパーティーは半月で私を含めて五人になった。

魔王の城に近付くにつれ物資の供給が滞るようになり、仕方なく殺した敵の肉を焼いて飢えを凌ぐ。

生き血を啜り、死骸をバラして肉を食い荒らす。不味い。

見知らぬ魔王よりも、この世界の人間に腹が立った。


魔王の死体を土産に王都へと帰還する。

良く研いだ長剣の刃が陽を浴びて青く閃いた。


テーマ「旅路の果てに」

1/31/2024, 4:58:16 PM

旅路の果てにあるものはいつも「別れ」だけだった。

世界から世界を渡り歩き、記録し、記憶し、語り継ぎ、その創世から終焉を見届けたのは数え切れない。
喜びも悲しみも、切なさも、遣る瀬無さも、全ての感情を揺り動かす出来事は忘れることなく覚えている。

けれど、ひとつの世界を去る間際の…あの何とも言えない空虚な思いだけは、未だに慣れることはない。
どこまで行っても自分はその世界では異端なのだと、本来存在すべきものではないと、思い知らされる。

故郷などない、帰る場所もない、止まる術さえなく、ひとつが終わればまたひとつと渡り行く風のように。

風はいつか止む。
この旅路にもいつか終わりは来るのだろう。

それまでにどれほどの別れと出会いを繰り返し、数多の人々とすれ違い、恋人たちを置いて行くのだろうか。
風が止んだ世界の果てでは、幾多の世界に置き去りにしたみなを振り返らなくてはならない瞬間が来る。

旅の終わりを願いながら、その瞬間がひたすら怖い。
まだ、終わらないで…。もう、終わらせて…。
君の隣で笑いながら、君との別れとその先に抱える不安が、静かに、ゆっくりと、胸を黒く侵食していく。

そのたびに「別れ」はもうすぐなのだと悟ってしまう。


【旅路の果てに】

1/31/2024, 4:46:23 PM

旅路の果てに辿り着くには。この怒りを棄てさらなければならないか。この悲しみと和解しなければならないか。和するとは何か。棄てるとは何か。巡り巡って再び拾うしかなくなったあの日棄てた怒りが、均されず歪さが増された悲しみが。向き合い方がわからない。向き合い方がわからなくて今はただ抱きしめるしかない。そのくらいの停滞は許してくれ。果てなどなくていいと、辿り着けなくていいと、今はただこの身が痛いだけでいいと、私が私に赦させてくれ。

1/31/2024, 4:35:44 PM

旅の果てにあるものは…

新たな発見
新たな自分
新たな出会い

この旅で
私は
変われたのだろうか

1/31/2024, 4:19:12 PM

私は、人生とは、長い旅路である、と思っている。もちろんその中で様々な壁に当たったり、躓いたりして、先に進むのが億劫になる時もあると思う。
 それでも、先へ進もうとする意思がある限り、人の旅路は終わらないのだとも、思う。その果てに何を見るのかは、きっと個々人で違うのだろう。
 何もなかった、と嘆く人もいれば、何かを手に入れて幸福そうにする人もいるだろう。
 願わくば、自分も何かを手に入れられる人間でありたい。そう願いながら、今日も果ての見えない旅路を行くのだ。

1/31/2024, 4:13:18 PM

旅路の果てに

色んな景色を見て色んな経験をしてきた。
もちろんその場その時の感動は素晴らしい物だ。
でもそんな体験をしてきた後の、我が家のおんぼろ布団に包まれて自分の家の空気を思い切り吸い込む時間が1番好きかもしれない

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