手を繋いで』の作文集

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手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/20/2025, 3:40:04 PM

#だんだん理性が溶けていく話

■丁寧語をやめたくない人の場合


〈理性が溶けた後〉

二人だけの時間が流れ、夕闇が部屋を包み込むと
外の世界がかすかに遠ざかるような静けさが
広がっていた。
彼女はそっと彼の肩に寄り添い
彼の手を握るその感触が
まるで確かな絆のように彼女の心を満たしていった。

「こんな気持ち、初めて…」
彼女は小さな声で呟いた。
自分の言葉に驚いたように少し顔を上げると
彼と目が合った。
彼の視線には、優しさと何か特別な感情が
宿っているようで、彼女の心をさらに深く揺らした。

彼は静かに微笑むと、そっと彼女の髪に触れた。
その仕草は控えめでありながらも
そこには深い思いが込められているのがわかった。
彼女はその温もりに応えるように
再び彼の肩にもたれかかった。

「…こんな風に、ずっと一緒にいられたらいいのに。」
彼女は小さな声で漏らした。
胸の奥から溢れ出す願いに、彼女自身が戸惑いながらも、その言葉はどうしても口から零れ落ちてしまった。

彼は答えなかった。ただその代わりに
少し強く彼女の手を握り返す。
その沈黙が、言葉以上に彼女の心に響いた。
静けさの中で、二人の想いが織り成されていく。
まるで、時間の流れすら二人を包み込むように
感じられた。

その夜、二人の間には新たな何かが生まれた。
それは言葉では説明しきれないほど繊細で
けれど確かに存在するものだった。
彼女はその気持ちを胸に秘めながら
そっと目を閉じ、彼のぬくもりに身を委ねた。

終わり

3/20/2025, 3:39:08 PM

【手を繋いで】

おやこれは、「手を繋いで」の旦那じゃないですか。

この前はたしか20241210に、この妓楼の廊下でばったりお会いしましたね。

さらにその前は20231210でしたっけ……二度あることは三度ある、ってことですなあ。

最近新顔の言霊さんが多くって、あたしゃ娑婆で忙しい身ながらも、ついつい足繁く通っては軽く遊んで楽しませてもらってるんです。

今日も先ほどまで、新造出されたばかりの「どこ?」さんと愉快に過ごしてきたばかりでしてね。

これから帰るところで、こうして旦那と鉢合わせしてしまった、というわけだったんです。

旦那はこれからですか。良いですねえ、ぜひとも多いに楽しんでいって下さいよ。

もしあたしの知らない上玉の言霊さんが敵娼でしたら、今度お会いしたときにでもお話し聞かせて下されば嬉しいですねえ。どうかひとつ、頼みますよ。

それじゃお先に失礼します、旦那。ごきげんよう、楽しい春の夜を ――

3/20/2025, 3:35:34 PM

手を繋いで

離さないで。

ずっと握っていて。

離れないで。

ずっとそばにいて。

あぁ、いっそ…

死ぬまで君と私を。

鎖でずっと繋いでいて。

3/20/2025, 3:34:08 PM

No.41:『手を繋いで』

手を繋いで逃げようとした。死んだ街に降り注ぐ光は夕日だけだった。


手を離して生きるしかなかった。僕は君とはぐれて、ひとり。


手を伸ばして追いかける。面影を失うビルの森の中で、うなだれる子犬の声。


手を合わせて願いごと。明日の雨を凌げますように。


手を叩いて送り出す。蝋でできた桜は、いつまでも狂い咲き。


だからもう一度、手を繋いで 君の手をしっかり握って はじまりに戻ろう。

3/20/2025, 3:33:35 PM

手を繋いで。
いつからだろうか。
疲れた しんどい
なんて言葉を言えなくなったのは、
君の前では言わない方がいいって。
勝手に思った。
でも、よく考えてみたら私も仕事をしていて彼も仕事をしている。なのに、なんで私は気を使ってこの言葉は言わないでおこってしてるんだろうか。
何に対して気を使ってるのだろ。
相手は疲れた しんどい 眠たい 言葉を私に放つ。
それを毎回受け止めるのは私である。
我慢する必要なんてないよ。
そんな言葉を自分に放つ、
手を繋いでいた頃は初心だったのかな、
最近は手を繋いで歩くことも減ったね。
私から手を繋がないと繋げない。
前は彼から手を握ってくれたね。
半年も経てばそんな初心無くなるよね。
金曜仕事頑張ればやっと君に会える 私はうれしいよ
でも あなたはどうだろう。
また そっけなくされて ゲームされて やることはやって
喧嘩するのだろうか 話も 弱音も 吐けずに眠るのだろうか。 楽しみだけど 少し 不安でもある、
段々と薄れていくのが恋愛であり、恋であるのだろうか

3/20/2025, 3:31:27 PM

手を繋いで帰る。それが私達の日常だった。「今日も頑張ったね」「明日も頑張ろうね」なんて言う他愛もない会話をしながら帰るのが日常だったなのにある日を境にその日常が崩れ去っていくなんて考えもしなかった

3/20/2025, 3:30:42 PM

special day
"手を繋いで"
君と見た景色
記憶
二人だけの。


 そのうち書きます

3/20/2025, 3:26:47 PM

手をつないでどこまでも歩いて行こう

どこまでも

3/20/2025, 3:26:07 PM

あなたと手を繋いで歩いたあの道も
もうすっかり雪でおおわれています。

私はひとりでその道を歩きながら、1人分の足跡をつけておうちまで歩く。

あなたの面影を探しながら、まっすぐ前を見て歩いているよ。

3/20/2025, 3:25:42 PM

手を繋いで
温もりが感じれたら。
私の前に
手を繋いでくれる人がいれば。
目を瞑った中に広がるのは海。
私は浅瀬に、
そこらのへん人は沖にいた。
人間関係は広く浅く。
それが1番楽で
問題事にも巻き込まれず
安全だと思った。
実際そうだった。
挨拶だけで済ます時もあった。
いつしか
他の人には1番特別な人がいて
その人も相手のことを特別だと思ってて。
狭く深い人間関係、
海溝が綺麗だと思った。
一方沖の方は
広く深い人間関係を持った人の
群れがいくつかあった。
沖に綺麗だとは思わないけど
海溝には惹かれる。
誰かから特別を貰って
私も特別をあげたい。
その誰かからは
私を他の人と違うように扱って
特別ってことをハッキリさせて
私に特別をあげたよって
ちゃんとわかるようにして欲しいなぁとか
考えたり。
けど当然
見渡す限り名前しか知らない人だらけ。
特別って私は一生わからないままなのかな。
"Good Midnight!"
多分私は
突き放されるのが嫌で、
拗ねる自分が嫌いで、
人と距離を取ることで
安心してたのかもなぁ。
暖かくなってきた春の昼頃
机の上で突っ伏して
そよ風に吹かれてそんな事を思う。

3/20/2025, 3:23:45 PM

その日は、母の葬儀だった。

準備や諸々の手続きに忙殺され、葬儀中はお決まりの言葉や尚香の際のお辞儀に応えなければならなかった。
そのため、悲しむ余裕さえなかった。 
葬儀は残された人のためにあると思うが、僕自身のための時間は取れなかったように思う。
それが悲しいへの防衛手段だったのかもしれないが。

葬儀が終わり、僕はやっと煙草を吸うために、外に出ることができた。
身も心も疲弊した僕とは反対に、空は青く透き通っていた。

煙を吸い込み、吐く。
灰を落とす。
この一連の動作が、今の僕には何よりも必要だった。

落ちていく灰を目で追っていると、アスファルトの上を歩く2匹のてんとう虫を見つけた。
2匹は横に並んで、一生懸命に歩いていた。
その姿に親子の姿を映し見てしまうのは仕方なかった。
2匹の距離は近く、手が重なる瞬間には、手を繋いでいるように見えた。
その繋がっている手には、母子という動物本来の力強さがあった。

歩いたことに満足したのか、1匹が飛び立とうとした。
しかし、もう1匹は羽を広げることはできなかった。
何とか一緒に飛ぼうと、もう片方が懸命に手を引くが、それは叶わなかった。

少しの間2匹は、向かい合っていた。 

その後1匹は、もう1匹を残して飛び立っていった。
名前の通り、太陽へまっすぐと飛んでいった。

太陽の光が目に入ってくると同時に、涙がこぼれた。
もう1匹のてんとう虫は、手を振っているように見えた。

3/20/2025, 3:13:50 PM

「わっ、きれー…」
「好きだろ?」

車から降りると一気に目の前に海が広がっている。
「うん、凄く久しぶりに来た」

彼が手を目の前に差し出す。
「ん?」
何も言わず、ただその掌を見せている。
「何よ?この手」


「……か…カップルじゃん。手繋ぐくらい…してぇじゃん」
「カップル…」

ずっと一緒にいたけど、それは小さい頃からで、私と彼はただの幼なじみ。
そう自分の中で割り切って生きてきた。

彼を好きだとは思ってたけど。
それは私だけが想ってた感情で。

もし彼に自分の気持ちを打ち明けたとして
彼にその気が無かったら私との関係も
二度とこうして会えなくなるかもしれないと思ったら

そんな事言えなかった。

でも…この手を今握ったら…

「ね、約束して!!」
「ん?」

彼女が少し離れて彼に手を差し出す。

「私のこの手握ったら…私の事……」


「一生離さないって約束して!!」


その言葉に彼がくすっと笑うとすぐにその手を掴む。

「今更何言ってんだよ、お前!!」


「ずっとずっと…一緒にいるだろ?小さい頃から。幼稚園の頃からお前の手一回も俺は離した事ねぇよ!!」

彼の指が自分の指に一気に絡み合うと
その強い力がすぐに伝わる。


「これからもずっと離したりしねぇよ」


episode 『手を繋いで』

3/20/2025, 3:01:24 PM

お題【手を繋いで】

手を繋ぐってなんか好きなんだよね。
だって、家族とか友達と心も繋がってるような気がするから。
でも、歳をとるごとに気軽に「手を繋いでもいい?」って言えなくなってしばらく繋いでない。
恥ずかしい気持ちがあるんだと思う。
純粋で無邪気だったあの頃に戻りたいな。
なんか悲しいけどこれが大人になるってことなのかな?

3/20/2025, 3:00:53 PM

あなたと手を繋いで歩いた帰り道を、まだ覚えている。わたしはあなたの隣に恥じない人間で在れただろうか。

3/20/2025, 2:59:06 PM

手を繋いで


目を覚ますと。見覚えのない場所にいた。
真っ白で、透明な世界。心すらも透き通すほど。

私は、死んだんだ。つい、先程。

彼が優しく手を握ってくれていた。
未だに、その感覚が残っている。手を動かしてみても、ぶらぶらと足を運んでも。その感覚は付いてくる。

………?

その時、ふと違和感が湧いた。

私の手を握ってくれていたのは、彼、じゃない。弟だ。私の彼氏は、先に病死した。死んだ私の年齢は、80を超えていた。

手を見つめながら、握ったり振ったりするのをようやく辞め、私は透明なその場所を見つめた。その瞬間、私の視線は一点に集中した。

先程までいなかった彼の姿に。

彼は、私の手に彼の手を重ねた。
そして優しく握ると、私の手を引っ張りながら、そのまま透明な世界の中に走って行く。

そうして、

二人は、手を繋ぎながら透明な世界から消えた。



まるで、透明な、糸に縛られているかのように。

彼の手は私から離れない。

二人の小説はまた、始まる。

3/20/2025, 2:54:53 PM

子供と一緒に代表の最終予選の試合を見ていた。

子供の頃の夢は代表に選ばれてワールドカップに出場することだった。

もし叶うなら生きてる間に日本がワールドカップ優勝する瞬間を見たいなぁとつぶやいた。

そしたら子供がつぶやいた。
「俺がパパをワールドカップに連れていく」と。

夢と夢は手をつなぐようにつながっていくのかなと。

3/20/2025, 2:53:48 PM

手を繋いで
こうして、好きな人と手を繋いで歩くのが、小さな頃からの夢だった…
普通の何気無い帰り道、歩道を手を繋いで歩いているだけなのに、凄く幸せな気持ちでいられる…手を繋いだ影法師が、ちょっと恥ずかしくて、嬉しい…
まだ、恋人繋ぎまでは、出来ないけれど、こうして、大好きなあなたの隣にいることが出来て、あなたの温もりを感じられる…今は、これだけでも幸せ…もっと親密にはなりたいけれど、二人の歩調で、ゆっくり育てていけばいい…

3/20/2025, 2:50:03 PM

【書く練習】
[興味]
 
 寝不足でだるい
 お陰で仕事にも集中できなかった
 なんとなく不安感が付きまとう
 落ち着かない
 
 最近は不調のことばかり書いてる気がする
 もっと楽しいことを考えよう
 楽しいこと…
 
 この病気になってから
 何が楽しかったのかわからなくなった
 趣味にしていたことも、嫌いになったわけではないのだが
 興味が失せてしまった
 テレビも映画も楽しいとは思えず
 ただ付けて流しているだけ
 チャンネルなんかも数年変えてないかも
 
 小さな楽しみとか探してみようと頑張るが
 興味がないと探せない
 興味ってどうしたら持てるんだろう

3/20/2025, 2:47:56 PM

手を繋いで

触れるって凄いことと最近思うのです。まして、手を繋ぐなんて…

口下手なので思っていることの半分も伝えられない。でも、思いきって手に触れてみる。

少しふるえている私と温かいあなたの手。伝えたくて伝えられない不器用な私に力強く握り返したあなたの手。

もう何も言わなくてもわかっているよとあなたの手は語っていたの。

もう怖くない、寒くない。
歩いていく、あなたとずっと。
もう戻れない、何もかも捨ててきたから。手を離さないでね。
繋いだこの手だけが私の命。

3/20/2025, 2:47:56 PM

わたしは、わたしと真逆の性格の、もう一人のわたしとけんかをした。

そのけんかの理由は、互いに”自分では絶対にしないような言動や行動”をしていて、全く理解できないからである。  

やがて、話をしなくなった。互いにいないものだと思ってやり過ごした。

わたしともう一人のわたしは、いつまで経ってもそんな調子だった。

それをみかねたある人が、わたしたちの間に入ってきた。

その人は、わたしともう一人のわたしを足してニでわった中間にある人で、わたしともう一人のわたしの気持ちのどちらもわかっている。

わたしともう一人のわたしの話を、何度も頷きながら話をきいて、思いを受け止めてくれた。

そして、わたしともう一人のわたしは、危ないところへいくのではなく、着実に丁目いいくらいのところを目指していくことを諦めないことにした。

中間にある人は、目では見えないし耳では聞こえないが、いつも自分の心の中にいる。見守ってくれるときもあるし、見張っているときもある。

価値観に縛られることもあるけれど、それに気がついたら軌道修正していけばいい。価値観が違っても、手を繋ごう。手も心も温かい気持ちになるだろう。






______________________手を繋いで_______________。

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